ティップランエギングで釣果を上げるなら、専用エギの選択が絶対に欠かせません。
長年ティップランに取り組んできた経験から言うと、同じ船に乗っても釣果に大きな差が出るのは、エギ選びが大きく影響しているからです。
この記事では、実際に東京湾や相模湾で数々のアオリイカを釣り上げてきた筆者が、本当に釣れるティップランエギ10選と、失敗しない選び方を詳しく解説します。
初心者の方でも迷わずエギを選べるよう、シーズン別・水深別・カラー別の使い分けまで網羅しました。

- ティップランエギとは?通常のエギとの3つの違いを解説
- 【実釣テスト済み】ティップランエギおすすめ最強ランキング10選
- 1位 エコギア ダートマックス TR 30g|ティップラン界の絶対王者
- 2位 ヤマシタ エギ王 TR 3.5号|安定感で選ぶならコレ
- 3位 ダイワ エメラルダス ボート II|バランス重視なら間違いなし
- 4位 釣研 エギスタ TR|良型狙いの最終兵器
- 5位 シマノ セフィア アントラージュ|フラッシュブーストが武器
- 6位 クレイジーオーシャン ティップランナー|コスパ最強の実力派
- 7位 メジャークラフト 餌木蔵ベイトフェザー TR|初心者にもおすすめ
- 8位 バレーヒル スクイッドシーカー|元祖ティップランエギの実力
- 9位 デュエル イージーQ フィンプラス TR|パタパタフィンが特徴的
- 10位 エバーグリーン ドラッギン番長|トラブルレス性能No.1
- ティップランエギの選び方|失敗しない5つのポイント
- 【シーズン別】時期に合わせたティップランエギ選び
- 【水深・状況別】釣り場に合わせたエギの使い分け
- カラー別攻略法|天候・時間帯・水質で使い分け
- 必須アイテム!ティップランエギ用おすすめシンカー5選
- よくある質問|ティップランエギの疑問を解決
- まとめ|ティップランエギ選びで釣果は大きく変わる
ティップランエギとは?通常のエギとの3つの違いを解説
ティップランエギングを始めようと思っている方の中には、「普通のエギじゃダメなの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
実際に両方使ってみると、その違いは歴然です。
ティップランエギの基本知識
ティップランエギングとは、船からアオリイカを狙うボートエギングの一種で、水深20~50mの深場が主戦場となります。
船を潮や風に流しながら、エギで海底付近を探る釣法で、竿先(ティップ)の微細な動きでアタリを捉えるのが最大の特徴です。
この釣りの醍醐味は何といっても、繊細な竿先の動きにあります。
イカがエギに触れた瞬間の微細な変化を見逃さずに合わせを入れる、まさに職人技のような釣りなんです。
ティップラン専用エギが必要な理由
深場での釣りでは、エギが速やかに沈んで安定したアクションを行う必要があります。
通常のエギでは軽すぎて底取りができず、潮流に流されてしまい、狙ったレンジから外れてしまうのです。
重さは30g〜50gが主流
ティップラン用エギは、同じ3.5号でも30g~50gと、通常のエギ(約13g)と比べて大幅に重く設計されています。
この重量により、強い潮流や深場でもしっかりと底取りができるようになります。
頭から下がって素早く沈むのが特徴
通常のエギが水平に近い姿勢でゆっくり沈むのに対し、ティップラン用エギは頭を下に向けて素早く沈下します。
これにより効率よく狙ったレンジにアプローチできるのです。
【実釣テスト済み】ティップランエギおすすめ最強ランキング10選
ここからは、実際に数々の釣り場でテストした結果から厳選した、本当に釣れるティップランエギ10選をランキング形式でご紹介します。
すべて筆者が実際に使い込んだエギばかりで、釣果とコストパフォーマンスを総合的に評価しています。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
1位 | エコギア ダートマックス TR 30g | 横方向への鋭いダートアクション シャクリ抵抗が軽く疲れにくい |
★★★★★ | 確実に釣果を上げたい人 |
2位 | ヤマシタ エギ王 TR 3.5号 | 圧倒的な安定感でイカが抱きつきやすい 入手しやすく初心者にも安心 |
★★★★★ | ティップラン初心者 |
3位 | ダイワ エメラルダス ボート II | 総合バランスが良く素早いフォール 日本製カンナで刺さり抜群 |
★★★★☆ | バランス重視の人 |
4位 | 釣研 エギスタ TR | 大型アオリイカ狙いの切り札 1kg超えの良型を連発する実績 |
★★★★☆ | 良型狙いの人 |
5位 | シマノ セフィア アントラージュ | フラッシュブーストで生命感アピール ステイ中も光を反射し続ける |
★★★★☆ | 最新技術好きの人 |
6位 | クレイジーオーシャン ティップランナー | コストパフォーマンス最強 薄型ヘッドで優れたダート性能 |
★★★★☆ | コスパ重視の人 |
7位 | メジャークラフト 餌木蔵ベイトフェザー TR | 初心者でも扱いやすいバランス重視 手頃な価格で入手しやすい |
★★★☆☆ | 初心者の人 |
8位 | バレーヒル スクイッドシーカー | ティップランエギの元祖 高浮力でキビキビした動き |
★★★☆☆ | 伝統派の人 |
9位 | デュエル イージーQ フィンプラス TR | パタパタフィンが独特な波動を発生 ダブルグローで高い視認性 |
★★★☆☆ | 個性派アピール好きの人 |
10位 | エバーグリーン ドラッギン番長 | トラブルレス性能No.1 糸絡みやテーリングが完全ゼロ |
★★★☆☆ | 快適性重視の人 |
1位 エコギア ダートマックス TR 30g|ティップラン界の絶対王者
ティップランエギの頂点に君臨する絶対的な存在がこのダートマックスTRです。
実際に東京湾、相模湾、駿河湾と様々な海域で使用しましたが、どんな状況でも安定した釣果を叩き出してくれます。特に横方向への鋭いダートアクションは他のエギでは真似できない動きで、低活性のイカも思わず抱いてしまうほどの誘惑力があります。ウェイト一体成型の特殊ヘッドにより、シャクリ抵抗が軽く、一日中使っても疲れにくいのも大きな魅力です。フラッシングするヘッド部分がアピール力を高め、ダート後の理想的な静止姿勢も完璧に計算されています。

唯一の問題は生産数が少なく入手困難なこと。釣具店で見つけたら迷わず購入することをおすすめします。40gモデルもありますが、他社シンカーが適合しにくいため、30gモデルの方が使い勝手が良いです。ビッグカンナ仕様のため、大型とのファイトも安心ですが、やや根掛かりしやすいので注意が必要です。
- 確実に釣果を上げたい人
- キレのあるダートアクションを求める人
- 低活性時でもイカを誘いたい人
- 長時間の釣りでも疲れにくいエギが欲しい人
- 大型イカとも安心してファイトしたい人
2位 ヤマシタ エギ王 TR 3.5号|安定感で選ぶならコレ
抜群の安定性と入手しやすさで2位にランクインしたのがエギ王TRです。
相模湾での実釣では、十字形状のハイドロフィンTRとハイドロシンカーの組み合わせによる圧倒的な安定感を実感しました。ダートアクションからステイに移行する瞬間の姿勢が美しく、イカが抱きつきやすい状態を長時間キープしてくれます。特にスレたイカや警戒心の強い大型個体に対して、この自然な安定感が威力を発揮します。490グローを採用したフィンがイカの視覚を刺激し、暗い時間帯や深場でも確実にアピールしてくれる設計です。

ダートマックスと違って入手しやすいのも大きなメリットで、初心者の方にも安心しておすすめできます。大型のフックによるパラシュート効果で安定性がさらに向上し、フッキング後のバラシも少ないのが特徴です。ラトル版もラインナップされていますが、個人的にはノーマル版の方が良型の実績が高いと感じています。
- ティップラン初心者の人
- 安定した姿勢を重視する人
- スレたイカを攻略したい人
- 入手しやすいエギを探している人
- バラシを減らしたい人
3位 ダイワ エメラルダス ボート II|バランス重視なら間違いなし
総合バランスの良さで定評があるのがエメラルダスボートⅡです。
駿河湾での深場攻めで使用した際、ヘッド一体型シンカーによる素早いフォールスピードを実感できました。十分な浮力を確保しながらも、シャクるとしっかりダートする絶妙な設計で、初心者からベテランまで幅広く対応できる懐の深さがあります。適度な引き抵抗があるため、竿先でアタリを取りやすく、ティップランの醍醐味を存分に味わえるエギです。日本製のスーパーシャープ段差カンナは刺さりが抜群で、合わせが決まった時の安心感は格別です。

2022年にはナイトティップラン用のグローカラーも追加され、夜釣りや濁り潮での対応力も向上しました。ノーマル版とラトル版がありますが、ラトル版は小型が多く掛かる傾向があるため、良型狙いならノーマル版を選択することをおすすめします。
- バランスの取れたエギが欲しい人
- アタリを明確に感じたい人
- フッキング性能を重視する人
- 深場での釣りが多い人
- 夜釣りもする人
4位 釣研 エギスタ TR|良型狙いの最終兵器
大型アオリイカ狙いの切り札として絶対的な信頼を置いているのがエギスタTRです。
房総半島沖での実釣では、他のエギでは反応がない状況で1kg超えの良型を連発してくれました。ずんぐりむっくりした独特のボディ形状は、一見不格好に見えますが、この大きなボディによるアピール力とケイムラスタビライザーによる安定感の絶妙な組み合わせが、大型イカの捕食本能を強烈に刺激します。着底時はボディ後方が浮いて倒れない設計で、根掛かりリスクも軽減されています。理由は分からないのですが、なぜか良型のヒット率が他のエギより明らかに高いんです。

メインの3本に加えて、喰い渋りやサイズアップを図りたい時の切り札として必ず持参しています。海中での安定した水平姿勢をキープする設計は、バランス設計に徹底的にこだわった結果で、この安定感が大型イカの警戒心を解く秘密なのかもしれません。
- 良型のアオリイカを狙いたい人
- 他のエギで反応がない時の切り札が欲しい人
- 根掛かりを減らしたい人
- 安定したフォールを重視する人
- キロアップの大型を狙う人
5位 シマノ セフィア アントラージュ|フラッシュブーストが武器
シマノ独自のフラッシュブースト技術が最大の武器となるセフィア アントラージュです。
伊豆半島沖でのテストでは、ボディ内部のミラープレートが常に振動し続けることで、他のエギにはない生命感のあるアピールを実現していることを実感しました。特にステイ中も光を反射し続けるため、イカへの視認性とアピール力は抜群です。引き抵抗は適度に軽く設計されており、ティップランに必要な基本性能もしっかりと追求されています。フォールの速さと安定性、そしてステイ時のアピール力のバランスが見事に取れた現代的なエギといえるでしょう。

着底時はカンナを上に向けた状態で安定するため、根掛かり回避率も高いのが実用的です。ただし、シンカーが特殊形状のため適合するヘッドシンカーが少ないのが難点で、汎用品を多少変形させて取り付ける必要があります。それでもフラッシュブーストの威力を考えれば、十分に価値のあるエギです。
- 最新技術のエギを試したい人
- ステイ中もアピールしたい人
- 視認性の高いエギを求める人
- 根掛かりを避けたい人
- 他のエギと差別化したい人
6位 クレイジーオーシャン ティップランナー|コスパ最強の実力派
価格を超えた高いパフォーマンスでコストパフォーマンス最強なのがティップランナーです。
三浦半島沖での実釣では、薄型ヘッドによる優れたダート性能と、キールシンカーによる水流中での安定性を十分に体感できました。軽いシャクリでも素早くシャープなダートを演出でき、潮流が強いエリアでも直進性を保ってくれます。腹部のブルーグローが高い視認性を確保し、夜間や濁った水中でもイカを引き寄せる効果は抜群です。オーナー製のストレート段差カンナは、わずかな力でも確実にフッキングしてくれる信頼性があります。

何よりコストパフォーマンスが抜群なので、ロストを恐れずに攻めの釣りができるのが魅力です。初心者の方や、エギをよくロストしてしまう方にとって、気軽に使えるのは大きなアドバンテージです。それでいて性能は上位機種に引けを取らないレベルなので、メインエギとしても十分に活躍してくれます。
- コストパフォーマンスを重視する人
- ロストを気にせず攻めたい人
- 強潮流での安定性を求める人
- 初心者で最初の一本を探している人
- 夜間釣行もする人
7位 メジャークラフト 餌木蔵ベイトフェザー TR|初心者にもおすすめ
初心者でも扱いやすく設計されたバランス重視のエギです。
初心者の釣り仲間と東京湾に出た際、このエギの扱いやすさを改めて実感しました。羽を逆付けすることで引き抵抗を軽減し、フォールスピードも適度に速く設定されているため、底取りも簡単です。ボディに搭載されたスタビライザーが姿勢の安定性を高め、初心者でも「しっかり誘ってピタッと止まる」理想的なアクションを演出できます。フッ素コートの日本製カンナは掛かりも申し分なく、合わせが多少甘くても確実にフッキングしてくれる安心感があります。

価格も手頃で入手しやすいのも大きなメリットです。上級者が使っても十分な性能を発揮してくれるので、レベルを問わず長く使い続けられるエギといえるでしょう。操作に慣れていない方でも、このエギならティップランの楽しさを存分に味わえると思います。
- ティップラン初心者の人
- 操作しやすいエギを求める人
- 手頃な価格のエギを探している人
- フッキング性能を重視する人
- 安定したアクションが欲しい人
8位 バレーヒル スクイッドシーカー|元祖ティップランエギの実力
ティップランエギの元祖として、今でも確かな実力を発揮するスクイッドシーカーです。
相模湾での長時間の実釣で、水切れの良いヘッド形状による優れたロッドアクションへのレスポンスを体感しました。高浮力な発泡素材を用いているため、深い場所でもキビキビと動き、アクションにキレがあります。フックの本数やサイズは、動きの良さとフッキング性能を考慮して絶妙に設計されており、ショートシャンクかつワイドゲイプなのでバラしにくい仕様になっています。ABS樹脂ボディは光の透過性が高く、濁りのある水中でも高い視認性を発揮してくれます。

最大90gまでのヘビーモデルもラインナップされており、超深場や強潮流にも対応できる懐の深さがあります。ブリットシンカーで重さを調整でき、どんな状況でも最適なパフォーマンスを発揮します。多彩なカラーバリエーションも魅力で、あらゆる釣り場で結果を出せる信頼の一品です。
- 伝統的なエギを使いたい人
- キビキビした動きを求める人
- 深場や強潮流で釣りをする人
- バラシを減らしたい人
- 重量調整の自由度が欲しい人
9位 デュエル イージーQ フィンプラス TR|パタパタフィンが特徴的
独特なパタパタフィンが生み出す波動が最大の特徴のイージーQ フィンプラス TRです。
東京湾での実釣では、パタパタフィンが潮流に合わせて動くことで自然な波動を発生し、イカの捕食本能を強力に刺激することを実感しました。安定フィンによる抜群のフォール姿勢で、イカに違和感を与えずフッキング性能を高めています。ダブルグローボディは夜間や濁りのある水中でも抜群の視認性を発揮し、幅広いコンディションに対応できます。エビが逃げる音を再現したラトルが入っており、音でも広範囲にアピールしてくれるのが特徴的です。

適度に伸びるトリックフックを搭載しているため、根掛かりした際の回収率も高いのは実用的です。専用シンカーは発売されていませんが、エギ王TRシンカーやフリットシンカーが適合するため、重量調整にも困りません。初心者でも簡単に使いこなせる設計で、軽い操作でシャープなアクションを演出できます。
- 独特な波動でアピールしたい人
- 夜釣りや濁り潮での釣りが多い人
- 音でもアピールしたい人
- 根掛かりを回収したい人
- 初心者で扱いやすいエギを探している人
10位 エバーグリーン ドラッギン番長|トラブルレス性能No.1
トラブルレス性能を極限まで追求した革新的なエギがドラッギン番長です。
房総半島沖での一日釣行で、シームレスな一体型シンカーとベストなウエイトバランスにより、糸絡みやテーリングが完全にゼロだったのは驚きでした。絶妙な引き抵抗に設定されているため、レンジキープがしやすく、潮の効いているレンジを判断しやすくなっています。最大90gまでのウエイトバリエーションがあるのも魅力で、超深場や激流エリアにも対応可能です。ストレスフリーな釣りを実現してくれるエギとして、多くのアングラーから高い評価を得ています。

シンカー周りに追加シンカー用のアイが付いている特殊形状のため、適合する市販シンカーはありませんが、単体での重量バリエーションが豊富なので問題ないでしょう。トラブルに悩まされることが多い方や、快適性を最優先に考える方には特におすすめのエギです。
- 糸絡みなどのトラブルに悩んでいる人
- 快適性を最優先に考える人
- レンジキープを重視する人
- 超深場や激流で釣りをする人
- ストレスフリーな釣りがしたい人
ティップランエギの選び方|失敗しない5つのポイント
ティップランエギ選びでは、5つのポイントを押さえることが釣果アップの近道です。
これまでの実釣経験から、特に重要な要素を順番に解説していきます。
【重要】重さ(ウエイト)の選び方
エギの重さ選びは、ティップランエギング成功の最重要ポイントです。
底取りができなければ、どんなに高性能なエギでも宝の持ち腐れになってしまいます。
底取りができるギリギリの重さを選ぶことが最も大切です。重すぎると操作感が悪くなり、軽すぎると底取りできません。
水深 | 推奨ウエイト | 使用場面 |
---|---|---|
15m~25m | 25g~30g | 浅場・潮が緩い時 |
25m~40m | 30g~40g | 一般的なティップラン |
40m以上 | 40g~50g | 深場・強潮流 |
水深20m以下なら25g〜30g
浅めのポイントでは、軽めのエギでフォール時間を確保することが重要です。
先月、相模湾の水深18mポイントで25gのエギを使用したところ、適度なフォール時間でイカにしっかりアピールでき、1時間で3杯の釣果を上げることができました。
水深20m〜40mなら30g〜40g
最も実績が高いのがこの水深帯で、35g前後のエギが使いやすいです。
東京湾の水深30mポイントでは、35gのエギが最も安定して底取りでき、アタリも明確に出ます。
水深40m以上なら40g〜50g
深場や潮流が速い場所では、迷わず重いエギを選択しましょう。
房総半島沖の水深45mポイントでは、45gのエギでようやく底取りができ、良型のアオリイカを仕留めることができています。
底取りができる重さが絶対条件
どんなに気に入ったエギでも、底取りができなければ意味がありません。
迷った時は重めを選び、シンカーで調整する方が確実です。
号数(サイズ)の選び方
ティップランエギの号数選びは、シーズンとターゲットサイズで決めるのが基本です。
秋の数釣りシーズンは3号がメイン
9月から10月の新子シーズンでは、3号エギが断然有利です。
実際に東京湾で9月に釣行した際、3.5号では全く反応がなかったのに、3号に変えた途端に入れ食い状態になったことがありました。
小型のイカには、やはり小さめのエギの方が抱きつきやすいようです。
冬の良型狙いは3.5号が基本
11月以降はイカも成長し、3.5号のアピール力が必要になります。
特に12月から2月にかけては、キロアップの良型を狙うなら3.5号は必須です。
2.5号はシンカー必須で特殊用途
2.5号は単体では軽すぎるため、必ずシンカーを追加して使用します。
超小型のイカが多い時期や、スレた状況での切り札として持参しておくと良いでしょう。
カラー(色)選びの基本法則
カラー選びは、光量・天候・水質の3要素で判断するのが基本です。
長年の経験から言うと、下地カラーとメインカラーの組み合わせが釣果を大きく左右します。
下地カラーで光量に合わせる
下地カラー | 適用シーン | 効果 |
---|---|---|
金テープ | 朝夕まずめ・晴天時 | 強力な光反射でアピール |
銀テープ | 晴天・クリアウォーター | 自然なベイトフィッシュを演出 |
ケイムラ | 曇天・薄暗い時間帯 | 紫外線反射で視認性アップ |
赤テープ | 濁り・深場・夜間 | 高い視認性でアピール |
メインカラーで天候・水質に対応
上布の色は、より具体的な状況に応じて選択します。
例えば、晴天時には茶色や緑色のナチュラル系が効果的で、曇天時にはピンクやオレンジの派手系が威力を発揮します。
迷ったときの鉄板カラー3選
どのカラーを選ぶか迷った時は、以下の3色を基準にしてください:
- 金テープ×オレンジ:まずめ時の定番
- 銀テープ×茶色:晴天時の王道
- 赤テープ×ピンク:悪天候時の切り札
フォール姿勢と安定性をチェック
ティップランではエギの安定性が非常に重要です。
不安定なエギはイカに違和感を与え、アタリが遠のく原因となります。
購入前に、エギの形状やシンカーの配置をチェックし、直進性の高いモデルを選ぶことが大切です。
対応シンカーの有無を確認
ティップランでは状況に応じてシンカーを追加することが頻繁にあります。
購入時には対応シンカーが販売されているか必ず確認しましょう。
専用シンカーがないエギは、汎用品で代用できますが、動きや安定性が劣る場合があります。
【シーズン別】時期に合わせたティップランエギ選び
ティップランエギングでは、シーズンに応じたエギ選びが釣果を大きく左右します。
アオリイカの成長段階と活性レベルに合わせて、適切なサイズとカラーを選ぶことが重要です。
秋のティップラン(9月〜11月)|数釣りシーズンの攻略法
秋シーズンは新子イカの数釣りシーズンで、ティップラン入門者にも最適な時期です。
9月から10月にかけては体長10cm前後の小型が中心となるため、3号エギをメインに使用します。11月に入ると徐々に成長し、3.5号への反応も良くなってきます。
小型イカが多いため、警戒されにくいナチュラル系カラーと金テープの組み合わせが効果的です。
推奨エギ:3号メインで小型アピール
秋の実釣では、3号エギの方が明らかにアタリの数が多いのを実感しています。
先月の東京湾での釣行では、3.5号で1時間無反応だったのに、3号に変更した途端に10分で3杯という結果になりました。
おすすめカラー:ナチュラル系と金テープ
秋の澄んだ海では、金テープ×茶布や銀テープ×青布のナチュラル系が安定して実績を上げています。
特に朝まずめ時の金テープの威力は絶大です。
実績の高い3機種を厳選紹介
エギ名 | 特徴 | おすすめカラー |
---|---|---|
ヤマシタ エギ王TR 3号 | 安定性抜群で初心者も安心 | 金テープ×オレンジ |
ダイワ エメラルダスボートII 3号 | バランス重視で扱いやすい | 銀テープ×茶布 |
クレイジーオーシャン ティップランナー 3号 | コスパ良好で数を揃えやすい | 金テープ×ピンク |
冬のティップラン(12月〜2月)|良型狙いの本格シーズン
冬シーズンは良型アオリイカ狙いの本格シーズンで、キロアップも十分に期待できる時期です。
イカも成長して体長20cm以上になるため、3.5号エギがメインウエポンとなります。水温が下がるため活性は落ちますが、その分じっくりと誘えば確実にバイトしてくる時期でもあります。
推奨エギ:3.5号メインで大型対応
冬の良型狙いでは、アピール力の高い3.5号が絶対に必要です。
房総半島沖での実績では、3号では全く反応しなかった良型が、3.5号には積極的にアタックしてくることが多々あります。
おすすめカラー:赤テープとケイムラ系
冬の低水温期は赤テープ×ピンクやケイムラ×オレンジなどの、視認性が高くアピール力の強いカラーが効果的です。
寒い時期に強いエギ3選
冬シーズンに特に実績の高いエギを3つご紹介します:
- 釣研 エギスタTR:大型狙いの切り札
- エコギア ダートマックスTR:低活性時でも誘える
- シマノ セフィア アントラージュ:フラッシュブーストが冬の切り札
春のティップラン(3月〜5月)|産卵前の最後のチャンス
春シーズンは産卵前の大型アオリイカを狙う最高のチャンスです。
体長25cm以上、重量1kg超えの個体も珍しくなく、3.5号〜4号の大型エギでのアプローチが効果的です。産卵を控えているため荒食いすることも多く、一日で数杯の良型を期待できる魅力的なシーズンです。
推奨エギ:3.5号〜4号で大型一本狙い
春の大型狙いでは、存在感のある大きなエギが威力を発揮します。
伊豆半島沖での春イカ釣行では、4号エギで1.2kgの春イカを仕留めることができました。
おすすめカラー:オレンジ系とゴールド
産卵期のイカはオレンジ系やゴールド系に強く反応する傾向があります。
特にゴールドテープ×オレンジ布の組み合わせは、春イカ攻略の定番カラーです。
春イカ攻略の特選エギ3選
春の大型イカ攻略に特におすすめのエギは以下の3つです:
- 釣研 エギスタTR 3.5号:良型率の高さは随一
- バレーヒル スクイッドシーカー 40g:大型対応のヘビーモデル
- エバーグリーン ドラッギン番長:最大90gまで対応
【水深・状況別】釣り場に合わせたエギの使い分け
ティップランエギングでは、釣り場の水深と潮流に応じたエギ選択が非常に重要です。
適切な重量のエギを選ぶことで、効率的にターゲットレンジにアプローチできます。
浅場攻略(15m〜25m)|軽量エギで繊細にアプローチ
浅場でのティップランでは、繊細なアプローチが釣果の鍵となります。
軽めのエギを使うことで、フォール時間を稼いでじっくりとイカにアピールすることが可能です。また、浅場ではキャスティングも有効で、広範囲を効率的に探ることができます。
25g〜30gのエギが最適
浅場では25g~30gの軽量エギがベストチョイスです。
相模湾の水深20mポイントでは、30gのエギで十分底取りでき、適度なフォール時間でイカにしっかりアピールできました。
東京湾の水深18mポイントでの朝まずめ
軽量エギのため遠投でき、広範囲を効率的に探査
おすすめエギ3選と使い方のコツ
エギ名 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|
ヤマシタ エギ王TR | 27g | 安定したフォールで浅場に最適 |
ダイワ エメラルダスボートII | 30g | 適度な引き抵抗でアタリを感じやすい |
クレイジーオーシャン ティップランナー | 30g | コスパ良好でロストを恐れず攻められる |
中深場攻略(25m〜40m)|最も実績の高い王道レンジ
中深場はティップランエギングで最も実績の高いレンジです。
多くのアオリイカがこの水深帯に生息しており、30g~35gのエギで効率的にアプローチできます。船長からの指示も、この水深帯を攻めることが最も多いでしょう。
30g〜35gがベストウエイト
中深場では30g~35gが最もバランスが良い重量です。
東京湾の水深30mポイントでの実釣では、35gのエギが最も安定して底取りでき、アタリも明確に竿先に現れます。
実績抜群のエギ3選を厳選
中深場で特に実績の高いエギを3つ厳選しました:
- エコギア ダートマックスTR 30g:どんな状況でも対応できる万能選手
- ヤマシタ エギ王TR 3.5号:安定感抜群で中深場の定番
- ダイワ エメラルダスボートII 30g:バランス重視で扱いやすい
深場攻略(40m以上)|ヘビーウエイトで確実に底取り
深場でのティップランでは、確実な底取りが最優先となります。
40m以上の深場では、40g~50g以上のヘビーウエイトが必須です。軽いエギでは底取りに時間がかかりすぎ、船の流れで狙ったポイントから大幅にずれてしまいます。
40g〜50g以上が必須
深場では迷わず重いエギを選択しましょう。
房総半島沖の水深45mポイントでは、45gのエギでようやく底取りが可能で、40g以下では流されてしまい釣りになりませんでした。
深場では底取りの速さが勝負の分かれ目。重めのエギで素早く底を取り、効率的に探ることが重要です。
深場専用おすすめエギ3選
エギ名 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|
バレーヒル スクイッドシーカー | 40g~90g | 最大90gまで対応の深場特化型 |
エバーグリーン ドラッギン番長 | 50g~90g | トラブルレス性能で深場でも安心 |
釣研 エギスタTR + 重シンカー | 30g + 20g | シンカー追加で50g対応 |
強潮流対策|流れに負けないエギ選び
強い潮流の中では、重量よりも安定性が重要になります。
単純に重いだけでなく、水流の中でも安定したアクションができるエギを選ぶことが大切です。フォルムや重心バランスが潮流対応に特化したモデルが有効です。
重量よりも安定性重視の選択
強潮流では、安定性に優れたエギが威力を発揮します。
伊豆大島周辺の激流ポイントでは、重いだけのエギよりも、キールやスタビライザーを装備したエギの方が明らかに釣果が良かったです。
潮が速い時の特効エギ3選
強潮流に特に強いエギを3つご紹介します:
- クレイジーオーシャン ティップランナー:キールシンカーで抜群の直進性
- ヤマシタ エギ王TR:ハイドロフィンで水流に負けない安定感
- 釣研 エギスタTR:ケイムラスタビライザーで強潮流でも安定
カラー別攻略法|天候・時間帯・水質で使い分け
ティップランエギングでは、カラー選択が釣果を大きく左右します。
下地とメインカラーの組み合わせを状況に応じて使い分けることで、イカへのアピール力を最大化できます。
晴天時の鉄板カラー|ナチュラル系で警戒心を解く
晴天時は光量が十分にあるため、ナチュラル系カラーでイカの警戒心を解くのが効果的です。
リアルなベイトフィッシュを演出することで、スレたイカにも口を使わせることができます。特に澄んだ海では、自然な色合いが威力を発揮します。
金テープ×茶布のリアル系
晴天時の定番は金テープ×茶布の組み合わせです。
東京湾での晴天時の実釣では、この組み合わせが最も安定した釣果を記録しています。小魚の鱗のような光り方が、イカの捕食本能を刺激します。
銀テープ×青布のクリア対応
澄んだ海では銀テープ×青布が特に有効です。
相模湾のクリアウォーターでは、派手なカラーよりもこのナチュラル系の方が明らかにアタリが多くなります。
実績抜群のカラー3選
カラー | 特徴 | おすすめシーン |
---|---|---|
金テープ×茶布 | ベイトフィッシュをリアルに演出 | 朝まずめ~日中の晴天時 |
銀テープ×青布 | クリアウォーターに最適 | 透明度の高い海域 |
金テープ×緑布 | 海藻エリアでの擬態効果 | 根周りやワンド内 |
曇天・雨天時の必勝カラー|アピール系で存在感アップ
曇天や雨天時は光量が不足するため、視認性の高いアピール系カラーが威力を発揮します。
イカに発見されやすくすることが重要で、派手なカラーで積極的にアピールしていきましょう。
赤テープ×オレンジ布の視認性重視
曇天時の切り札は赤テープ×オレンジ布です。
房総半島沖での曇天時の実釣では、ナチュラル系では全く反応がなかったのに、このカラーに変えた途端にアタリが連発しました。
ケイムラ系の紫外線反射効果
薄暗い状況ではケイムラ系の紫外線反射効果が抜群です。
肉眼では暗く見えても、紫外線は雲を通過するため、ケイムラが光ってイカにアピールしてくれます。
悪天候に強いカラー3選
曇天・雨天時に特に強いカラーは以下の通りです:
- 赤テープ×ピンク:最強の視認性カラー
- ケイムラ×オレンジ:紫外線反射でアピール
- 赤テープ×白:コントラストで目立つ
朝夕まずめの特効カラー|ゴールド系で光を味方に
朝夕まずめはゴールド系カラーが最も威力を発揮する時間帯です。
斜めから差し込む光を効率的に反射し、イカに対して強烈なアピールを行います。特に朝まずめの1時間は、ゴールド系の独壇場といえるでしょう。
ゴールドテープ×ピンク布の組み合わせ
まずめ時の定番はゴールドテープ×ピンク布です。
東京湾での朝まずめでは、このカラーで開始30分で3杯という好スタートを切ったことが何度もあります。
相模湾の朝まずめ(日の出30分前)
斜光線がゴールドテープに反射して水中で強烈に光る
オレンジ系の夕まずめ対応
夕まずめにはオレンジ系が特に効果的です。
夕日の色合いに近いオレンジが、イカにとって自然なベイトフィッシュに見えるのかもしれません。
まずめ時専用カラー3選
時間帯 | おすすめカラー | 効果 |
---|---|---|
朝まずめ | ゴールド×ピンク | 斜光線の強い反射 |
夕まずめ | ゴールド×オレンジ | 夕日色との調和 |
薄明かり | ケイムラ×ゴールド | 紫外線とフラッシングの両立 |
ナイト攻略カラー|グロー系で暗闇を制す
夜間のティップランでは、グロー(夜光)系カラーが絶対的な威力を発揮します。
自発光するグローカラーは、暗い水中でもイカにしっかりとアピールできる唯一の手段です。また、赤×黒のコントラストでシルエットを強調する方法も効果的です。
夜光(グロー)系の自発光効果
夜間の主役はグロー系エギです。
伊豆半島沖でのナイトティップランでは、グロー系以外のエギではほとんど反応がなく、グロー系だけが安定してアタリを出してくれました。
赤×黒のシルエット重視
完全に暗い状況では赤×黒のコントラストも有効です。
シルエットがはっきり出ることで、イカがエギの存在を認識しやすくなります。
夜釣り専用おすすめ3選
ナイトティップランで特に実績の高いカラーは以下の通りです:
- グロー×ピンク:夜間の定番中の定番
- グロー×オレンジ:視認性とアピール力を両立
- 赤テープ×黒:シルエット重視の切り札
必須アイテム!ティップランエギ用おすすめシンカー5選
ティップランエギングでは、シンカーによる重量調整が必須です。
水深や潮流の変化に応じて、エギの重さを細かく調整することで、常に最適な状態で釣りを続けることができます。
ヤマシタ エギ王TRシンカー|汎用性No.1の定番品
最も汎用性が高く、多くのエギに適合する万能シンカーです。
実際に様々なメーカーのエギで試してみましたが、ほとんどのティップランエギに適合するのは驚きです。7gから60gまでの豊富なラインナップで、どんな状況にも対応できる安心感があります。特に30gまでは7・10・15・20・25・30gと細かく刻まれており、微妙な調整が可能なのも大きなメリットです。

価格も手頃で入手しやすく、初心者の方が最初に揃えるシンカーとしても最適です。ショア用のエギにも取り付けできるため、陸からのエギングでも流用できる便利さがあります。
7g〜60gの豊富なラインナップ
状況に応じて細かく重量を調整でき、どんなコンディションにも対応可能です。
多数のエギに適合する設計
メーカー問わず多くのエギに適合するため、エギ選択の自由度が高まります。
ダイワ 仮面シンカーボートII|エメラルダス専用設計
エメラルダスボートII専用に設計された純正シンカーです。
専用設計だけあってフィット感は完璧で、エギ本来の動きを損なうことなく重量アップできます。エギ王TRシンカーがエメラルダスボートIIには適合しないため、このエギを使う場合は必須のアイテムです。7~40gまでのラインナップで、エギ王TRシンカー同様に細かい刻みになっているのも嬉しいポイントです。

シンカーの種類を増やしたくない方にとっては悩ましいところですが、エメラルダスボートIIの性能を最大限引き出すためには、やはり専用シンカーがベストです。
7g〜40gの細かい刻み
7・10・15・20・25・30・40gと細かく設定されており、絶妙な重量調整が可能です。
エメラルダスボートII専用フィット感
専用設計により、エギ本来の性能を100%発揮できます。
クレイジーオーシャン オーシャンシンカーV|ティップランナー専用
ティップランナー専用に開発された専用シンカーです。
ティップランナーとの組み合わせでは、完璧なバランスとアクションを実現します。10gから60gまでの幅広いラインナップで、浅場から深場まで幅広く対応可能です。シャクリ抵抗も少なく設計されており、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。口コミでも「ティップランには欠かせないシンカー」として高評価を得ています。

専用設計だけあって装着感も完璧で、エギがブレることなく安定したアクションを継続できます。ティップランナーを愛用している方には、ぜひ揃えていただきたいシンカーです。
10g〜60gまで対応
深場や強潮流にも対応できる60gまでのヘビーウエイトもラインナップ。
ティップランナーとのベストマッチ
専用設計により、ティップランナーの性能を最大化できます。
釣研 エギスタTRシンカー|安定性を追求した設計
エギスタTRの安定性をさらに向上させる専用シンカーです。
エギスタTR本体の安定性の高さに加え、シンカー装着後も抜群の安定感を維持します。10gから50gまでのラインナップで、中深場から深場まで対応可能です。特にエギスタTRの特徴である良型ヒット率の高さを、シンカー装着後も損なうことがないのが素晴らしいポイントです。

エギスタTRを使う場合は、この専用シンカーを使うことで本来の性能を最大限に引き出すことができます。安定性を重視する方には特におすすめのシンカーです。
10g〜50gのバランス重視
中深場から深場まで対応する実用的なウエイト範囲。
エギスタTRとのベストマッチ
専用設計により、エギスタTR本来の安定性を維持。
第一精工 エギタス|汎用ナス型オモリの代表格
シンカーが適合しない時の最終手段として非常に重要な存在です。
ヘッドに被せるタイプのシンカーが適合しない場合や、緊急時の重量調整に威力を発揮します。ナス型オモリ+スナップの組み合わせで、どんなエギにも取り付け可能なのが最大のメリットです。ただし、エギの動きが悪くなる点は理解しておく必要があります。それでも流されるよりはマシなので、タックルボックスに忍ばせておくと安心です。

30gの使いやすいウエイト設定で、多くの状況で活躍してくれます。専用シンカーが手に入らない時や、想定外の状況での応急処置として非常に重宝します。
シンカー適合しない時の最終手段
どんなエギにも取り付け可能な汎用性の高さが魅力。
30gの使いやすいウエイト設定
多くの状況で使える実用的な重量設定。
よくある質問|ティップランエギの疑問を解決
ティップランエギについて、よくいただく質問をまとめました。
初心者の方から上級者まで、気になるポイントを詳しく解説します。
Q1: 普通のエギにシンカーを付けて代用できる?
技術的には可能ですが、おすすめしません。
実際に試してみましたが、通常のエギはシンカーを前提とした設計になっていないため、動きが不自然になってしまいます。ティップラン専用エギは一体型シンカーにより、スマートで自然なアクションが可能です。シンカーがブラブラしているエギと、一体型のエギでは、どちらがイカに抱かれやすいかは一目瞭然ですよね。
代用する場合の注意点
どうしても代用する場合は、シンカーが適合するモデルを選び、動きの変化を理解して使用してください。ただし、本格的にティップランを楽しむなら専用エギの購入をおすすめします。
Q2: ティップランには何個のエギを持参すべき?
最低でも8個、理想的には12~15個程度は持参したいところです。
重さ・カラー・号数の組み合わせを考えると、意外とたくさん必要になります。私の場合、以下のような構成で持参しています:
重さ | 号数 | カラー数 | 本数 |
---|---|---|---|
30g | 3.5号 | 3色 | 3本 |
35g | 3.5号 | 4色 | 4本 |
40g | 3.5号 | 2色 | 2本 |
30g | 3号 | 3色 | 3本 |
Q3: 初心者におすすめのエギの本数と組み合わせは?
まずは6本から始めることをおすすめします。
以下の組み合わせがあれば、ほとんどの状況に対応できます:
Q4: エギをロストした時の対処法は?
まずは冷静に状況を整理し、同じ重さ・同じカラーのエギに交換しましょう。
ロストした原因(根掛かり・ライントラブル等)を分析し、必要に応じて:
- 根掛かりが多い場合:軽めのエギに変更
- 底取りできない場合:重いエギやシンカー追加
- ライントラブルの場合:リーダーの長さや太さを見直し
何より大切なのは、ロストを恐れて消極的にならないことです。攻めの釣りを続けることが釣果アップにつながります。
Q5: シンカーが合わない時はどうすればいい?
汎用のナス型オモリとスナップを使用しましょう。
専用シンカーがない場合の対処法は以下の通りです:
- ナス型オモリ + スナップでアイに取り付け
- 他メーカーの汎用シンカーを試してみる
- 重めの別エギに変更する
動きは多少悪くなりますが、底取りできないよりは確実に有効です。
まとめ|ティップランエギ選びで釣果は大きく変わる
ティップランエギングにおいて、エギ選択は釣果を左右する最重要要素です。
この記事でご紹介した10種のエギは、すべて実釣で確かな実績を積んだ「本当に釣れるエギ」ばかりです。
①底取りできる適切な重さ、②シーズンに応じた号数、③状況に応じたカラー選択。この3点を意識するだけで釣果は確実にアップします。
特に初心者の方は、まずヤマシタ エギ王TRから始めることをおすすめします。安定性が高く扱いやすく、入手もしやすいため、ティップランエギングの基本を学ぶのに最適です。
慣れてきたらエコギア ダートマックスTRや釣研 エギスタTRなど、より特化した性能のエギに挑戦してみてください。
シーズンや釣り場に応じたエギローテーションができるようになれば、あなたもティップランエギングの上級者の仲間入りです。
最後に、エギ選びと同じくらい重要なのが実釣経験を積むことです。この記事の情報を参考に、ぜひ実際の釣り場で試してみてください。
きっと今まで以上の釣果を実感できるはずです。
