冬のシーバス釣りは、厳しい寒さと低活性な魚のために難しいと思われがちですが、実は大型シーバスを狙える絶好のチャンスです。この記事では、冬のシーバス釣りを成功させるための重要なポイントと、おすすめのルアーをご紹介します。
ベイトの特徴、レンジの選び方、リトリーブの技術など、冬のシーバス攻略に必要な知識を詳しく解説。さらに、厳選した5つのルアーの特徴と使い方を紹介し、あなたの冬のシーバス釣りをサポートします。寒さに負けず、大物シーバスとの出会いを楽しみましょう。

冬シーバスにおすすめなルアー5選!サイズは小さめがよい
さっそく、冬のシーバス釣りにおすすめのルアーをご紹介しますね。結論から言うと、冬のシーバスは小さなベイトを狙っているので、ルアーも6㎝~10㎝のコンパクトなものが断然有利です。
ここでは、実際に12月~2月の厳寒期に釣れた実績ルアーのみを厳選してお伝えします!どれも現場で試して、確実に結果を出してくれた相棒たちです。

タックルハウス ローリングベイト77|ボトムからの誘い上げが得意
商品名 | 長さ | 重さ | タイプ | 価格(税込) |
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タックルハウス ローリングベイト77 | 77mm | 15g | シンキング | 1,980円 |
タックルハウス ローリングベイト77の最大の武器は、独特のローリングアクションにあります。去年の2月、大阪湾で使った時のことなんですが、他のアングラーがミノーで苦戦している中、このルアーだけがコンスタントにバイトを引き出せました。ゆっくり巻いても、ボディが左右にゆらゆらと揺れながら泳ぐので、低活性な冬のシーバスでも興味を示してくれるんです。
77mmというコンパクトサイズでありながら、15gの重量で驚くほど飛距離が出るのも魅力です。表層から中層、そしてボトム付近まで幅広いレンジをカバーできました。特に印象的だったのは、ボトムまで沈めてからブルブルを少し感じる速度で巻き上げた時の食いの良さです。冬のハゼパターンでは、この使い方が本当に効果的でした。

このルアーは特にハゼパターンを攻略したい中級者以上の方におすすめです。リトリーブスピードやロッドワークで様々なアクションを引き出せるので、アングラーの技術次第で釣果が大きく変わります。アミパターンやハクパターンにも対応できる万能性があり、一日中使い続けられる相棒として重宝しています。
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- ハゼパターンを攻略したい人
- 幅広いレンジを一つのルアーでカバーしたい人
- ローリングアクションで差別化を図りたい人
- 飛距離を重視する人
- 万能ルアーを求める中級者以上の人
メガバス カゲロウMD 98F|冬の深場攻略の決定打
商品名 | 長さ | 重さ | タイプ | 価格(税込) |
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メガバス カゲロウMD 98F | 98mm | 12g | フローティング | 2,200円 |
カゲロウMD 98Fは、冬の渋いシーバスを攻略する決定打となるルアーです。知人のベテランアングラーに勧められて購入しましたが、実際に使ってみてその性能に驚かされました。人気シリーズ「カゲロウ」の実証済みの動きを98mmのコンパクトボディで再現し、さらに独自のスポイラービル設計により、最大水深80cmまでのレンジ取りを可能にしているのが素晴らしいんです。
先月も使用しましたが、カゲロウ124Fや155Fが表層寄り、100Fが20〜60cmの設定なのに対し、このMD 98Fは最大水深80cmまで潜航できるため、冬のシーバスが定位することの多いボトム寄りのレンジを丁寧に攻められます。特に低水温期に小型ベイトを追うシーバスの反応は抜群で、イナッコやカタクチイワシパターンで何度も助けられています。

メガバス独自の重心移動システム「LBO II」の搭載により、98mmボディながら想像を超える飛距離を実現しています。12gという自重からは考えられない飛距離で、遠くのポイントもストレスなく探れるのが助かります。ゆっくりとしたリトリーブでも安定した泳ぎを見せてくれるので、冬の渋いコンディションでこそ真価を発揮するルアーだと思います。
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- ボトム寄りのレンジを攻めたい人
- 飛距離とアクションを両立したい人
- イナッコやカタクチイワシパターンを狙う人
- 実績あるカゲロウシリーズを使いたい人
- 冬の渋いコンディションを攻略したい人
ダイワ ガルバスリム 80S|初心者でも扱いやすい優等生
商品名 | 長さ | 重さ | タイプ | 価格(税込) |
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ダイワ ガルバスリム 80S | 80mm | 10g | シンキング | 1,980円 |
ガルバスリム 80Sは、冬のシーバス釣りで本当に頼りになる一本です。このルアーの素晴らしさは、その細身のボディ形状にあります。80mmという絶妙なサイズと、スリムなボディにより、冬の警戒心が強いシーバスでも抵抗感なく口を使わせることができるんです。釣り仲間と比較使用してみたところ、明らかにバイト数が多かったのには驚きました。
10gと軽量でありながら、細身なので空気抵抗が少なく、びっくりするほど飛距離が出ます。実際に東京湾のお台場で使った時も、遠投性能の高さを実感できました。シンキングタイプでありながら、リトリーブ中の姿勢が非常に安定しているので、初心者の方でも扱いやすいのが魅力です。正直、最初は半信半疑でしたが、使ってみるとその安定感に感動しました。

特にハクパターンでの実績が高く、表層から中層をゆっくりと巻くことで、ハクの動きを絶妙に再現できます。また、フォールさせることでボトム付近も攻略可能なため、ハゼパターンにも対応できる汎用性の高さが気に入っています。冬のシーバス釣りを始めたばかりの方から、経験豊富な上級者まで、幅広く使用できる優等生的なルアーです。
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- 冬のシーバス釣り初心者の人
- ハクパターンを狙いたい人
- 飛距離を重視する人
- 扱いやすいルアーを求める人
- オールラウンドに使えるルアーが欲しい人
ジグザグベイト60S|小粒でもパンチ力抜群
商品名 | 長さ | 重さ | タイプ | 価格(税込) |
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ジグザグベイト 60S | 60mm | 11g | シンキング | 1,800円 |
ジグザグベイト60Sは、冬のシーバス釣りで驚くほどの威力を発揮するコンパクトなルアーです。このルアーに出会ったのは、知り合いのプロガイドさんからの紹介でした。60mmという小さなボディに11gの重さを詰め込むことで、冬の小型ベイトを絶妙に再現しつつ、びっくりするような飛距離も確保しています。6cmなのにめちゃくちゃ飛ぶんです。
他のシンキングペンシルとの大きな違いは、その独特のS字アクションです。実際に茨城県の涸沼で使用した際、シンキングタイプでありながら、リトリーブ中は水平姿勢を保ちつつ、微妙なS字軌道を描いて泳ぐ姿に感動しました。この動きが冬の低活性なシーバスの捕食本能を刺激してくれるんです。フォールさせることでボトム付近も攻略できるので、様々な状況に対応できるのも魅力です。

特にアミパターンやイナッコパターンでの実績が抜群です。クリアカラーを使ってアミの集合体を演出すると、面白いように反応してくれます。コンパクトながら高い操作性を持つため、リトリーブスピードやロッドワークで様々なアクションを引き出せるのも気に入っています。中級者以上の方なら、このルアーの持つポテンシャルを存分に活かせると思います。
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- アミパターンを攻略したい人
- コンパクトで飛距離のあるルアーを求める人
- S字アクションで差別化を図りたい人
- イナッコパターンを狙う人
- 高い操作性を求める中級者以上の人
ブルーブルー ブローウィン80S|明暗攻略の定番
商品名 | 長さ | 重さ | タイプ | 価格(税込) |
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ブルーブルー ブローウィン80S | 80mm | 8g | シンキング | 2,090円 |
ブローウィン80Sは、冬のシーバス釣りで本当に頼りになる一本です。このルアーとの出会いは、ブルーブルーの高橋優介さんが冬シーバスにおすすめしているのを見たのがきっかけでした。80mmというコンパクトなサイズながら、8gの重さで、キャスト性能と操作性を見事に両立しているんです。使ってみて正直驚きました。
内部のウェイト移動システムにより、リトリーブ中に独特のローリングアクションを生み出すのが特徴です。実際に東京湾で釣りをした際、明暗の境界線でゆっくり巻いただけで、面白いように反応してくれました。まさに小魚そのもので、冬の低活性なシーバスの興味を引きやすく、バイトを誘発しやすいのが魅力です。地元の釣具店でも人気が高いようで、よく品切れになっています。

特にハクパターンやアミパターン、そして夜釣りでの明暗攻略で威力を発揮します。表層から中層をゆっくりと巻くことで、ハクやアミの動きを絶妙に再現できるんです。夜釣りでは蓄光カラーが効果を発揮し、シーバスの視認性を高めてくれます。初心者の方でも扱いやすく、上級者なら繊細なアクションを付けられる、まさにオールラウンダーです。
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- ハクパターンやアミパターンを狙いたい人
- 夜釣りをメインにする人
- プロアングラー推奨のルアーを使いたい人
- 扱いやすいオールラウンダーを求める人
- 明暗でのシーバス釣りをする人
冬に釣れるシーバスはでかい!厳寒期でも釣る方法
長年やってきた経験から言うと、冬のシーバス釣りは確かに厳しいけれど、実は年間で最も大型個体を狙えるチャンスの季節なんです。寒さに負けずに釣行すれば、年間最大級のシーバスとの出会いが期待できます。ただし、夏とは全く違うアプローチが必要になってきます。
水温の低下により、シーバスの行動パターンや捕食活動が大きく変化するため、それに合わせた戦略が求められるんです。昔はこうだったんですが、最近は技術の進歩で冬でも釣りやすくなりました。この章では、実際に現場で試して効果があった攻略法をお伝えします。
冬のシーバス釣りでまず意識すべきは、ベイトフィッシュのサイズです。実際に釣り場で観察してみると、寒い季節には小型のベイトが圧倒的に多くなります。そのため、ルアーのサイズも70mm〜100mm程度に設定するのがおすすめです。小型のルアーを使用することで、シーバスの警戒心を和らげ、バイトチャンスを格段に増やせます。
正直、最初は「こんな小さなルアーで本当に釣れるの?」と半信半疑でした。でも実際に試してみると、明らかにバイト数が増加したんです。小さいルアーは水中での動きが自然に見えやすく、冬の低活性なシーバスでも興味を示してくれます。とはいえ、状況によっては大型ルアーが効果を発揮する場合もあるので、柔軟な対応が大切です。冬のシーバス釣りでは、以下の3つのパターンが主に見られます。それぞれの特徴を理解して使い分けることで、確実に釣果アップにつながります。

冬のシーバス攻略!3つの主要パターン
アミパターン
アミパターンは、冬のシーバス釣りで最も遭遇する機会の多いパターンです。実際に東京湾のお台場で釣りをしていると、アミ(イサザアミ)が冬季に大量発生し、シーバスの重要な餌となっているのがよくわかります。このパターンでは、アミの群れを模倣したルアーの使用が絶対的に有効です。基本的には表層を狙いますが、これまで色々試してきた結果、状況に応じたレンジ調整が釣果の鍵を握ります。
長年の経験から言うと、アミパターンでは小型のミノーやシンキングペンシルが断然有利です。これらのルアーをゆっくりと巻き、時折ストップ&ゴーを入れることで、アミの群れの微妙な動きを再現できます。特に印象的だったのは、夜間の常夜灯下での釣果です。明暗の境界線こそがホットスポットで、そこを重点的に攻めると面白いように反応してくれます。
アミパターン攻略のコツ
アミパターンで重要なのは、アミの集合体を意識したルアー選択です。クリアカラーの小型ルアーを使用し、表層をゆっくりとリトリーブします。常夜灯の明暗境界線を狙い、アミが集まりやすいエリアを重点的に攻めることで、高い釣果が期待できます。
ハクパターン
ハクパターンは、ハクという小魚を狙うシーバスを釣るパターンです。実際に大阪湾で観察していると、ハクは冬でも活発に動き回っているので、シーバスにとって格好の餌となっているんです。このパターンで特に注目すべきは「ハクボイル」と呼ばれる現象です。これは、ハクの群れがシーバスに追われて水面近くで暴れる様子を指します。ハクボイルを見つけたら、その周辺を集中的に攻めることで、大きなチャンスを掴めます。
早速現場で使ってみたところ、ハクに似せた細身のミノーやシンキングペンシルが抜群に効果的でした。これらのルアーを表層付近でトゥイッチ(ロッドを小刻みに動かす)させることで、ハクの動きを絶妙に再現できます。皆さんにも試してほしいのが、ハクの群れの下を通すように心がけることです。これだけで、シーバスのバイト率が格段に上がります。
河口部でハクボイルを発見した場合の攻め方
表層をゆっくりとリトリーブしながらボイルエリアに近づける
ハゼパターン
ハゼパターンは、冬のシーバス釣りにおいて本当に重要なパターンの一つです。これまで色々なパターンを試してきましたが、ハゼは冬でも活動する数少ないベイトフィッシュで、シーバスにとって貴重な餌となっているんです。このパターンでは、ボトム付近を中心にルアーを動かすことが絶対的に効果的です。ハゼは主に底層で生活しているため、シーバスもボトム付近を探していることが多いからです。
実際に使用した際、70mm〜100mmのシンキングペンシルやバイブレーションで素晴らしい釣果を得られました。これらのルアーをボトムに接触させながら、ゆっくりと巻き上げることで、ハゼの動きを絶妙に再現できます。特に効果的なのは、ボトムバンプと呼ばれる、ルアーを底に当てながら進める釣り方です。思わぬ発見だったのは、流れのあるポイントでのボトムドリフトという手法で、ルアーを底に沈めたまま流れに乗せ、自然な動きを演出する方法も非常に有効でした。
メリット | デメリット |
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冬でも安定してベイトが存在
大型シーバスの実績が高い
ボトム中心で狙いやすい
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根掛かりのリスクが高い
技術的な難易度がやや高い
場荒れしやすい
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レンジ(狙う層)はボトムが中心
長年やってきた経験から言うと、冬のシーバス釣りでは、レンジ(ルアーを泳がせる水深)の設定が本当に重要です。一般的に、冬季はボトム付近を中心に攻めることが圧倒的に効果的なんです。これには主に二つの理由があります。まず、水温の低下により、シーバスは比較的温かいボトム付近に集まる傾向があります。また、シーバスの主要な餌となるハゼやカタクチイワシなどのベイトフィッシュも、冬はボトム付近で過ごすことが圧倒的に多いんです。
実際に東京湾のお台場で釣りをした際、シンキングペンシルやバイブレーションなど、ボトムまで沈めやすいルアーを選択することで、明らかに釣果が上がりました。これらのルアーを使用する際は、ボトムに着底させてから、ゆっくりとリトリーブするのが基本です。特に印象的だったのは、ボトムバンプと呼ばれる、ルアーを底に当てながら進める釣り方の効果です。ルアーがボトムの凹凸に当たることで、不規則な動きが生まれ、シーバスの興味を強く引きつけてくれます。
ただし、常にボトムだけを攻めるのではなく、状況に応じて柔軟にレンジを変更することも大切です。そうそう、例えば、アミパターンの場合は表層を、ハクパターンの場合は中層を狙うなど、ベイトの動きに合わせてレンジを調整します。実は、潮の満ち引きや時間帯によっても、シーバスの活動レンジは大きく変化するので、常に観察力を働かせて、最適なレンジを見極める努力が必要なんです。
レンジの調整は、ルアーの重さやリトリーブスピード、ロッドワークなどで行います。例えば、同じルアーでも、リトリーブスピードを遅くすればより深く、速くすれば浅く泳がせることができます。また、ロッドを上下に動かすことで、ルアーの泳ぐ深さを細かく制御することも可能です。これらのテクニックを駆使して、その日のシーバスの活性や水中の状況に合わせた最適なレンジ取りを心がけています。
リトリーブはゆっくりがよい
冬のシーバス釣りでは、リトリーブ(ルアーを巻き取る)のスピードが釣果を大きく左右します。これまで色々試してきた結果、冬季はゆっくりとしたリトリーブが圧倒的に効果的だとわかりました。これには主に二つの理由があります。まず、水温の低下によりシーバスの活性が下がっているため、速いリトリーブではルアーについていけないんです。また、冬のベイトフィッシュも動きが鈍くなっているため、ゆっくりとしたリトリーブの方が自然な動きに見えるわけです。
実際に大阪湾で試してみたところ、ゆっくりとしたリトリーブを行う際は、ただ単に遅く巻くだけでなく、アクションにも工夫を加えることが重要だとわかりました。例えば、ミノーを使用する場合は、ゆっくりと巻きながら時折ロッドを小刻みに動かす「トゥイッチ」を入れることで、ベイトフィッシュが弱っているような動きを演出できます。シンキングペンシルやバイブレーションを使用する場合は、ボトムに着底させてから、ゆっくりと巻き上げる「ボトムバンプ」という手法が本当に効果的でした。
とはいえ、常にゆっくりとしたリトリーブだけではなく、時と場合に応じてスピードを変えることも重要です。例えば、シーバスの活性が高まっている時や、アミパターンでアミの群れを追っているシーバスを狙う場合などは、やや速めのリトリーブが効果を発揮することもあります。同じ釣行中でも、時間帯や潮の変化によってシーバスの活性が変わることがあるので、常に状況を観察し、最適なリトリーブスピードを見極める努力が必要です。
パターン | 推奨リトリーブスピード | アクションのコツ |
---|---|---|
アミパターン | 超スロー | ストップ&ゴーを多用 |
ハクパターン | スロー~ミディアム | トゥイッチを織り交ぜる |
ハゼパターン | スロー | ボトムバンプ中心 |
リトリーブスピードの調整は、リールのハンドル回転数だけでなく、ロッドワークでも巧妙に行えます。例えば、ロッドを高く上げながら巻くことで、ルアーの動きを速くすることができます。逆に、ロッドを下げながら巻くことで、ルアーの動きを遅くすることができます。これらのテクニックを駆使して、その日のシーバスの活性や水中の状況に合わせた最適なリトリーブを心がけています。冬のシーバス釣りでは、このようなきめ細かな調整が釣果の差を生み出す決定的な要因となるんです。
