沖の魚を狙える投げ釣りに挑戦したくても、どの投げ竿を選べばよいかわからず迷ってしまいますよね。
結論、本格的な投げ釣りにおすすめの投げ竿はダイワ トーナメント サーフTです。
長年の投げ釣り経験から、安いちょい投げ竿と本格的な投げ竿では釣果に明らかな差が生まれることを実感しています。
特に100m超の遠投が必要なサーフでの大型キス釣りや、カレイ釣りでは投げ竿の性能が直接釣果に影響してきます。
この記事では、実際に現場で使用してきた経験をもとに、本格的な投げ釣りで確実に結果を出せる高性能な投げ竿を厳選してご紹介します。
本格投げ釣りにおすすめの投げ竿ランキング7選
投げ釣りで安定した釣果を上げるには、遠投性能に優れた本格的な投げ竿が欠かせません。
長年の実釣経験から厳選した、本格投げ釣りにおすすめの投げ竿7選をランキング形式でご紹介します。
ダイワ トーナメント サーフT｜トーナメント仕様の本格派
ダイワのトーナメントシリーズで、競技レベルの高性能を誇るプロ仕様の投げ竿です。
知人のトーナメント常連アングラーに勧められて購入しましたが、SVFナノプラスの高弾性カーボンによる軽量化と、AGSガイドシステムによる感度向上が素晴らしく、キスの微細なアタリも確実にキャッチできます。
実際に千葉の一宮海岸で使用した際、従来の竿では感じ取れなかったキスの前アタリまで手に取るように伝わり、結果として20cm超の良型キスを連発することができました。
- 高感度でアタリを確実に取りたい人
- 軽量な投げ竿を求める人
- キス釣りを本格的に楽しみたい人
- 競技レベルの性能が欲しい人
- 一日中投げ続けても疲れにくい竿が欲しい人
シマノ スピンパワー｜バランスの良い遠投モデル
遠投性能と扱いやすさのバランスが絶妙で、幅広い釣り場に対応できる万能性の高い投げ竿です。
釣り仲間の間でも評価が高く、実際に湘南の茅ヶ崎海岸で借りて使用してみたところ、25号オモリで安定して90m前後の飛距離を確保でき、キャストの安定性も抜群でした。
ハイパワーXとスパイラルXの組み合わせにより、十分な遠投性能を持ちながらも振りぬきやすく、投げ釣り中級者のステップアップにも最適です。
ダイワ プライムサーフT｜高コスパの本格投げ竿
本格的な投げ釣り性能を手頃な価格で実現した、コストパフォーマンス抜群のモデルです。
正直、最初は価格帯から期待していませんでしたが、実際に静岡の御前崎海岸で使用してみると、その性能の高さに驚きました。
ブレーディングXとV-ジョイントの採用により、上位機種に迫る遠投性能を発揮し、25号オモリで80m超の飛距離を安定して記録できています。
- 本格投げ釣りを手頃な価格で始めたい人
- コストパフォーマンスを重視する人
- 初心者から中級者にステップアップしたい人
- 予算を抑えて性能の良い竿が欲しい人
- 投げ釣り入門用の竿を探している人
シマノ サーフチェイサー｜振出式で高性能な万能竿
振出式でありながら並継竿に迫る高性能を実現し、持ち運びの便利さも兼ね備えた優秀なモデルです。
電車釣行が多い自分にとって、仕舞寸法の短さは大きなメリットで、神奈川の平塚海岸への釣行でも電車移動が楽でした。
ハイパワーXとスパイラルXの搭載により、振出式とは思えない張りと遠投性能を発揮し、20号オモリでも70m以上の飛距離を安定してマークできています。
- 電車釣行が多い人
- 携帯性を重視する人
- 振出式で高性能な竿が欲しい人
- 準備や片付けを手軽にしたい人
- 車載スペースに制約がある人
がまかつ がま投 バトルサーフ｜抜群の反発力
がまかつ独自の調子設計により、強烈な反発力と遠投性能を発揮する、玄人好みの一本です。
ベテランアングラーに勧められて購入しましたが、キャスト時のタメの効かせやすさと、リリース時の弾き出すような反発力は他では体験できない独特の感覚です。
実際に福島のいわき海岸で使用した際、慣れるまで少し時間がかかりましたが、マスターできると30号オモリで110m超の飛距離を記録できました。
シマノ ホリデースピン｜初心者からステップアップに
扱いやすさと本格的な投げ釣り性能を両立した、投げ釣りステップアップに最適なモデルです。
これまで色々試してきましたが、初心者でも扱いやすく、かつ本格的な遠投も可能な絶妙なバランスに仕上がっています。
先月の房総半島での釣行でも、投げ釣り初心者の同行者がこの竿でキャストをマスターし、15号オモリで50m以上の飛距離を達成していました。
プロマリン サーフレイダー｜エントリーモデルの定番
投げ釣り入門に必要な基本性能を低価格で実現した、エントリーモデルの定番商品です。
価格を考えると驚くほどしっかりとした作りで、投げ釣りの基本動作を覚えるには十分すぎる性能を備えています。
実際に息子の釣りデビューで愛知の田原海岸に持参しましたが、12号オモリで40m程度の飛距離を安定して出すことができ、小型のキスやハゼを問題なく釣り上げることができました。
投げ距離別｜おすすめ投げ竿の使い分け
投げ釣りでは狙う距離に応じて適切な投げ竿を選ぶことが、釣果向上の重要なポイントです。
距離別の使い分けを理解することで、より効率的で快適な投げ釣りが楽しめます。
| 投げ距離 | 推奨号数 | 竿の長さ | 主な対象魚 | 適した釣り場 |
|---|---|---|---|---|
| 100m超 | 30-35号 | 4.2m以上 | 大型キス・カレイ・ヒラメ | サーフ・大型漁港 |
| 50-100m | 25-30号 | 4.0-4.2m | キス・カレイ・イシモチ | サーフ・中型堤防 |
| 50m以内 | 15-25号 | 3.6-4.0m | キス・ハゼ・カワハギ | 堤防・波止・河口 |
100m超の大遠投向け投げ竿
100mを超える大遠投では、竿の性能がダイレクトに飛距離に影響します。
実際に遠州灘での大型キス狙いでは、ダイワ トーナメント サーフTクラスの高性能竿でないと、沖のポイントまで届きません。
特に印象的だったのは、愛知の豊浜海岸での釣行で、30号オモリを120m先まで正確に投げ込めた時の爽快感でした。
遠州灘での大型キス狙い、100m超のポイント攻略
結果：120m地点で25cm超の大型キス連発
50〜100mの中距離投げ向け投げ竿
50〜100mの中距離投げは、最もスタンダードな投げ釣りの距離帯です。
この距離帯ではシマノ スピンパワーやダイワ プライムサーフTのような、バランスの良い投げ竿が活躍します。
湘南の茅ヶ崎海岸では、この距離帯で安定してキスの群れを見つけることができ、効率的な釣果を上げられました。
50m以内の近距離投げ向け投げ竿
50m以内の近距離投げでは、扱いやすさと感度を重視した竿選びが重要です。
シマノ ホリデースピンのような、適度な張りと柔軟性を持った竿が最適で、繊細なアタリも確実にキャッチできます。
東京湾の若洲海浜公園では、この距離帯でハゼやキスの数釣りを楽しむことが多く、軽快なキャストと高感度が釣果に直結しています。
釣り場別｜投げ竿のおすすめセレクト
投げ釣りでは釣り場の特性に合わせた投げ竿選びが、快適性と釣果の両立に欠かせません。
長年の経験から、それぞれの釣り場で最適な投げ竿をご紹介します。
サーフ・砂浜での投げ釣りにおすすめの投げ竿
サーフでの投げ釣りでは、遠投性能と風の影響を受けにくい特性が求められます。
実際に九十九里浜での釣行では、ダイワ トーナメント サーフTの圧倒的な遠投性能により、他のアングラーが届かない沖のブレイクラインで大型キスを連発できました。
特に風が強い日でも、重いオモリと長い竿による安定したキャストが可能で、想像以上の釣果を得られています。
4.2m以上の長竿、30号以上の錘負荷、先調子の張りのある竿が基本。風の影響を最小限に抑える高い遠投性能が必須。
堤防・波止での投げ釣りにおすすめの投げ竿
堤防や波止での投げ釣りでは、扱いやすさと適度な遠投性能のバランスが重要です。
静岡の清水港では、シマノ スピンパワーを使用して、足元から沖まで幅広くポイントを探ることができ、キスからカワハギまで多彩な魚種を楽しめました。
堤防という限られたスペースでも、4m前後の竿なら無理なくキャストでき、安全性も確保できます。
磯場での投げ釣りにおすすめの投げ竿
磯場での投げ釣りでは、足場の不安定さを考慮した竿選びが必要です。
伊豆半島の磯場では、シマノ サーフチェイサーの振出式を重宝しており、仕舞寸法の短さと組み立ての簡単さが、足場の悪い磯場でのセッティングに非常に便利でした。
また、根がかりのリスクも考慮して、あまり高価すぎない実用性重視の竿を選ぶのが賢明です。
本格投げ竿を選ぶときに絶対見るべき5つのポイント
本格的な投げ釣りで結果を出すには、投げ竿選びの基本ポイントをしっかり押さえることが重要です。
これまでの実釣経験から学んだ、失敗しない投げ竿選びの重要ポイントをご紹介します。
ポイント1｜号数（錘負荷）は使用オモリに合わせて選ぶ
号数選びは投げ竿性能を最大限引き出すための最重要ポイントです。
オモリが軽すぎると竿の反発力を活かせず、重すぎると竿に負担をかけて飛距離も伸びません。
| 使用オモリ | 推奨号数 | 用途 | 代表的な釣り |
|---|---|---|---|
| 15-20号 | 15-25号竿 | 近距離投げ | 堤防キス・ハゼ |
| 25-30号 | 25-33号竿 | 中距離投げ | サーフキス・カレイ |
| 35号以上 | 30-40号竿 | 大遠投 | 大型キス・ヒラメ |
実際に静岡の浜松海岸で27号オモリを使用する際、25号竿では少し物足りなく、30号竿では丁度良いタメが効いて理想的な飛距離を実現できました。
ポイント2｜長さは4m以上の遠投向きを基本とする
竿の長さは遠投性能に直結する重要な要素です。
本格的な投げ釣りでは4m以上を基本とし、大遠投を狙う場合は4.2m以上を選択するのがセオリーです。
これまでの経験では、4.05mの竿で安定して90m前後、4.25mの竿で100m超の飛距離を記録できています。
ポイント3｜並継と振出の特性を理解して選ぶ
継ぎ方の違いは、性能と利便性に大きな影響を与える要素です。
並継竿は性能重視、振出竿は携帯性重視という基本を理解して選択することが重要です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
並継：高い遠投性能 並継：優れた感度 振出：コンパクト収納 振出：簡単セッティング | 並継：長い仕舞寸法 並継：組み立ての手間 振出：性能面で劣る 振出：感度がやや鈍い |
ポイント4｜調子（アクション）は先調子が基本
調子選びは、キャストのしやすさと感度に大きく影響します。
本格投げ釣りでは先調子が基本で、竿先の反発力を活かした効率的な遠投が可能になります。
実際に胴調子の竿と先調子の竿を使い比べた経験では、先調子の方が明らかに飛距離で勝り、アタリの伝達も鮮明でした。
ポイント5｜素材とガイド性能で遠投性が決まる
竿の素材とガイドシステムは、最終的な性能を決定する重要な要素です。
高弾性カーボンの採用や、SiCガイドなどの高性能ガイドシステムは、飛距離と感度の向上に直結します。
特にラインが通るガイドの性能は想像以上に重要で、摩擦抵抗の少ない高品質ガイドほど飛距離に差が現れることを実感しています。
高性能ガイドシステムとは？
SiC（炭化ケイ素）やチタンフレームを採用したガイドで、軽量化とライン抵抗軽減を実現。特にトップガイドとファーストガイドの性能が飛距離に大きく影響する。
投げ竿の種類と特徴｜本格投げとちょい投げの違い
投げ釣りの竿には大きく分けて本格投げ竿とちょい投げ竿があり、それぞれ明確な用途の違いがあります。
適切な竿選びのために、その違いと特徴を詳しく解説します。
本格投げ竿とは｜遠投特化の高性能ロッド
本格投げ竿は、80m以上の遠投を前提とした高性能な専用竿です。
これまでの経験では、本格投げ竿でないと到達できない沖のポイントで、明らかに大型の良い魚が釣れる傾向があります。
特に印象的だったのは、千葉の九十九里浜でダイワ トーナメント サーフTを使用して120m先で釣った25cmの大型キスで、この距離はちょい投げ竿では絶対に届かない範囲でした。
4m以上の長さ、25号以上の錘負荷、先調子の張り、高弾性カーボン素材、SiCガイドシステムが基本装備。遠投性能と感度を最優先に設計されている。
ちょい投げ竿との違い｜用途と性能の差
ちょい投げ竿との違いは、設計思想と性能に明確に現れます。
実際に両方を使い分けている経験から言うと、ちょい投げ竿は手軽さ重視、本格投げ竿は性能重視という根本的な違いがあります。
| 項目 | ちょい投げ竿 | 本格投げ竿 |
|---|---|---|
| 飛距離 | 20-50m | 80-120m以上 |
| 錘負荷 | 5-15号 | 25-40号 |
| 竿の長さ | 2.7-3.6m | 4.0-4.5m |
| 価格帯 | 3千-1万円 | 1万-20万円 |
| 対象魚 | 小型キス・ハゼ | 大型キス・カレイ・ヒラメ |
並継vs振出｜それぞれのメリット・デメリット
並継と振出の選択は、釣行スタイルと求める性能によって決まります。
車での釣行が多く性能を重視する場合は並継、電車釣行や手軽さを重視する場合は振出がそれぞれ適しています。
個人的には用途に応じて使い分けており、遠征での本格的な投げ釣りには並継、近場での気軽な釣行には振出を選択しています。
同一オモリ（25号）での飛距離テスト比較
振出竿：シマノ サーフチェイサー振出 → 平均85m
投げ竿に合わせるリールの選び方
投げ釣りでは竿とリールの組み合わせが釣果に大きく影響します。
本格的な投げ釣りに適したリール選びのポイントをご紹介します。
遠投リールの基本｜大口径スプール搭載モデル
遠投リールは、飛距離向上に特化した専用設計のスピニングリールです。
実際にシマノのパワーエアロを使用している経験では、通常のスピニングリールと比較して明らかに飛距離が向上し、同じ投げ竿でも10m以上の差が生まれることを実感しています。
特に大口径の浅溝スプールにより、ラインの放出抵抗が大幅に軽減され、効率的な遠投が可能になります。
大口径スプール（直径45mm以上）、浅溝設計、ライン容量PE1.5号250m以上、ドラグ性能5kg以上が基本スペック。
ドラグ有り・無しの使い分け
ドラグの有無は、狙う魚種と釣り方によって選択が分かれる重要なポイントです。
キス釣り専門の場合はドラグ無しで十分ですが、カレイやヒラメなど大型魚も視野に入れる場合はドラグ有りが安心です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
ドラグ有り：大型魚対応 ドラグ有り：ライン切れ防止 ドラグ無し：キャスト時安全 ドラグ無し：感度良好 | ドラグ有り：指切れリスク ドラグ有り：やや重い ドラグ無し：大型魚に不安 ドラグ無し：選択肢少ない |
投げ竿に関するよくある質問
Q. 投げ竿は他の釣りにも使える？
投げ竿は意外に汎用性の高い竿で、様々な釣りに応用可能です。
実際にぶっこみ釣り、アジの泳がせ、サーフトローリングなどで使用していますが、特にアナゴ釣りでの置き竿には最適な性能を発揮します。
ただし、繊細なアタリを取る必要がある釣りには専用竿の方が適している場合もあります。
Q. 初心者は何号の投げ竿から始めるべき？
投げ釣り初心者には20-25号対応の投げ竿がおすすめです。
この号数なら15-25号のオモリを使い分けでき、近距離から中距離まで幅広い投げ釣りに対応できます。
最初から30号以上の硬い竿を選ぶとキャストが困難になり、投げ釣りの楽しさを感じにくくなる可能性があります。
Q. 高い投げ竿と安い投げ竿の違いは？
価格差は主に素材、製造精度、ガイドシステムの違いに現れます。
高価な竿ほど高弾性カーボンや軽量素材を使用し、飛距離や感度で明確な差が生まれます。
ただし、初心者のうちは中価格帯の竿でも十分な性能があり、技術向上とともにグレードアップしていくのが理想的です。
実際の経験では、5万円クラスの竿と1万円の竿では、同条件で10-15mの飛距離差が生じることを確認しています。
