エギングを旅行先や遠征で楽しみたいけれど、ロッドの持ち運びが大変…そんな悩みを解決してくれるのがパックロッドです。
結論、エギングにおすすめのパックロッドはシマノ セフィアエクスチューンMBです。
パックロッドなら、飛行機の機内持ち込みサイズに収まるコンパクトさで、いつでもどこでもエギングを満喫できます。最近では2ピースロッドに匹敵する高性能なモデルも続々登場しており、メインロッドとして使う釣り人も増えています。
この記事では、長年エギングを続けてきた経験から、本当におすすめできるパックロッドを厳選してご紹介します。振出タイプとマルチピースタイプの違いから、失敗しない選び方まで詳しく解説していきます。

パックロッドとは?振出竿とマルチピースの違いを解説
エギング用パックロッドには、構造の違いによって大きく2つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、自分の用途に合ったものを選ぶことが重要です。
振出竿(テレスコピック)は入れ子構造でコンパクト
振出竿は望遠鏡のような入れ子構造で、太いバット部分に細いティップ部分が収納される仕組みになっています。昔からある釣竿の構造で、海釣りのエサ釣り用ロッドでは一般的な方式です。
実際に和歌山の磯でエギングをしていた際、振出竿を使っている釣り人を見かけましたが、セッティングの手軽さは確かに魅力的でした。ガイドにラインを通したまま伸び縮みできるため、準備時間が大幅に短縮できます。
しかし、構造上どうしても重量が増加し、感度の面では劣ってしまうのが正直なところです。特にエギングのような繊細なアタリを感じ取る釣りでは、この差を実感することがあります。
初めて振出竿を使った和歌山の釣行
ただし、2ピースロッドと比べてイカのアタリが分かりにくく感じました
マルチピースは分割式で性能重視
マルチピースタイプは2ピースロッドを4〜5ピースに細かく分割したもので、使用時にはそれらを継いで使用します。最近の技術進歩により、2ピースロッドとほとんど変わらない性能を実現したモデルも登場しています。
先月、知人のベテランアングラーに勧められてシマノ フリーゲームXTを試したところ、その軽さと感度に驚かされました。マルチピースであることを忘れるほど自然な曲がり方で、エギのフォール中のアタリもしっかりと手元に伝わってきます。
デメリットとしては、5つ程の部品に分かれるため組み立てに時間がかかることと、部品の紛失リスクがある点が挙げられます。

【比較表】どちらを選ぶべき?用途別の選び方
項目 | 振出竿 | マルチピース |
---|---|---|
仕舞寸法 |
非常にコンパクト(40-60cm)
|
やや長め(50-70cm)
|
準備時間 |
約30秒(ガイド通し不要)
|
約3分(ガイド通し必要)
|
性能・感度 |
劣る
|
2ピース並み
|
重量 |
重い(130-160g)
|
軽い(100-130g)
|
価格 |
安い(5,000-15,000円)
|
高い(10,000-50,000円)
|
初心者・コスパ重視・手軽さ優先なら振出竿
本格派・性能重視・メインロッド使いならマルチピース
失敗しないエギング用パックロッドの選び方
パックロッドを選ぶ際は、通常のエギングロッド選びとは異なるポイントに注意が必要です。長年の経験から、失敗しない選び方を5つのポイントに分けて解説します。
長さは8.3~8.6ftがベスト!飛距離と操作性の黄金バランス
エギング用パックロッドの長さは8.3〜8.6ftが最も汎用性が高く、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。これまで様々な長さのロッドを試してきましたが、8ft台は本当にバランスが良いと感じています。
先月、三浦半島の城ヶ島で8.6ftのパックロッドを使った際、十分な飛距離を確保しながら、細かなエギ操作も快適に行えることを改めて実感しました。堤防から沖のシモリ際まで3.5号エギを楽々キャストできましたし、岸壁際の縦の釣りでも取り回しが良好でした。
長さ | 特徴 | 適した釣り場 |
---|---|---|
7ft台 | 操作性重視・軽量 | 小規模漁港・テトラ際 |
8ft台 | バランス型・万能 | 堤防・漁港・小磯 |
9ft台 | 遠投性重視・パワフル | 大規模堤防・サーフ・磯 |

硬さ(パワー)はMがオールマイティ!春イカも秋イカも対応
パワー設定はM(ミディアム)クラスが最もオールマイティで、春の親イカから秋の新子まで幅広く対応できます。これまでML、M、MHと様々なパワーを使い分けてきましたが、1本だけ選ぶならMクラス一択です。
昨年の春シーズン、長崎の平戸で1kg超えの親イカを狙った際も、Mクラスのパックロッドで問題なくやり取りできました。一方で、秋の新子シーズンには2.5号エギも軽快に扱えるため、年間を通して活躍してくれる頼もしい相棒といえるでしょう。
パワー | 対応エギサイズ | 適したシーズン |
---|---|---|
ML(ミディアムライト) | 2.0〜3.0号 | 秋の新子メイン |
M(ミディアム) | 2.5〜3.5号 | オールシーズン |
MH(ミディアムヘビー) | 3.0〜4.0号 | 春の親イカメイン |
重さは120g以下が目安!1日中シャクっても疲れない軽さ
エギングは1日中シャクリ続ける釣りなので、ロッドの重量は非常に重要なポイントです。2ピースのエントリーモデルが平均120g程度なので、この数値を基準として考えると良いでしょう。
以前、150gを超える重いパックロッドで一日中エギングをした際、手首への負担が想像以上に大きく、午後には集中力が明らかに低下していました。ロッドが軽いほど感度も向上するため、イカの微細なアタリも捉えやすくなります。
パックロッドは構造上、どうしても2ピースより重くなりがちです。継ぎ目の補強や複数のガイドが必要になるためですが、最近では軽量化技術の進歩により、100g台前半のモデルも登場しています。
100-120g:一日中使っても疲れにくい
120-140g:午後に少し疲れを感じる
140g超:長時間使用はきつい
仕舞寸法で選ぶ移動手段別ガイド
パックロッドの最大のメリットである携帯性を活かすため、移動手段に合わせた仕舞寸法の選択が重要です。特に飛行機での釣行を考えている方は、事前に航空会社の規定を確認しておきましょう。
先日、沖縄への釣行で機内持ち込みを試みた際、55cm以下のロッドケースであれば問題なく持ち込めました。ただし、航空会社によって基準が異なるため、確実に持ち込みたいなら50cm以下が安心です。
移動手段 | 推奨仕舞寸法 | 注意点 |
---|---|---|
飛行機(機内持込) | 50cm以下 | 航空会社により基準が異なる |
新幹線・電車 | 60cm以下 | 網棚に収まるサイズ |
自家用車 | 70cm程度でもOK | 車内レイアウト次第 |
バイク・自転車 | 50cm以下 | リュックに収納する場合 |
エギング専用 vs 汎用モデルどっちがいい?
パックロッドには「エギング専用モデル」と「汎用モデル」があり、それぞれに明確な特徴があります。本格的にエギングを楽しみたいなら専用モデル、他の釣りも楽しみたいなら汎用モデルが適しているでしょう。
実際に両方使い比べてみると、専用モデルは確かにエギングに特化した調子設定になっており、シャクリやジャークの際の反発力が心地よく感じられます。一方、汎用モデルは少し硬めの傾向がありますが、シーバスやタチウオなど他の魚種にも対応できる万能性が魅力です。
項目 | エギング専用モデル | 汎用モデル |
---|---|---|
調子・アクション |
エギング最適化
|
やや硬め
|
重量 |
軽量
|
重め
|
選択肢の豊富さ |
少ない
|
豊富
|
汎用性 |
エギングのみ
|
多魚種対応
|
【エギング専用】最強パックロッドおすすめ5選
エギング専用に設計されたパックロッドは、軽量性と専用調子を兼ね備えた本格派モデルです。メインロッドとしても十分使える性能を持つ、厳選した5モデルをご紹介します。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
1位 | シマノ セフィアエクスチューンMB S86M | パックロッドの最高峰、自重102gで5ピース構造 スパイラルXコア&カーボンモノコックグリップ搭載 |
★★★★★ | メインロッドとして使いたい人 |
2位 | テイルウォーク エギストTZ 83M-P4 | チタンフレーム&トルザイトリング搭載の高級仕様 PEラインの放出がスムーズでトラブルレス |
★★★★★ | ガイド性能にこだわりたい人 |
3位 | メジャークラフト 三代目クロステージパックロッド | コスパ最強の定番、1万円台前半で専用設計 マイクロピッチクロスフォース技術搭載 |
★★★★☆ | コスパ重視・パックロッド初心者 |
4位 | プロックス エギンガーパック 865ML | 5000円前後の激安価格、セミハードケース付属 5ピースで仕舞寸法57cm、入門者に最適 |
★★★☆☆ | エギング初心者・予算を極力抑えたい人 |
5位 | ノリーズ オーシャントラベラー OTE844M | 海外釣行を想定した本格仕様、バスロッドのノウハウ メインロッド級の性能と携帯性を両立 |
★★★★☆ | 海外釣行・離島遠征を計画している人 |
シマノ セフィアエクスチューンMB S86M|パックロッドの最高峰モデル
エギング専用パックロッドの中でも最高峰に位置する、シマノの技術力を結集した究極のモデルです。2ピースロッドと遜色ない性能を5ピース構造で実現した、まさに技術の結晶といえるでしょう。
実際に和歌山の田辺湾で使用した際、その軽さと感度に心底驚かされました。パックロッドであることを忘れるほど自然なキャストフィールと、明確に伝わってくるエギのフォール感は、さすがセフィアブランドの名に恥じない仕上がりです。スパイラルXコアやカーボンモノコックグリップなど、上位機種の技術が惜しみなく投入されています。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft6in |
自重 | 102g |
継数 | 5本 |
仕舞寸法 | 55.5cm |
エギ適合 | 2〜4号 |
PEライン | 0.5〜1号 |
- パックロッドをメインロッドとして使いたい人
- 最高性能のエギング専用パックロッドが欲しい人
- 機内持ち込みサイズで本格的なエギングを楽しみたい人
- 軽量性と感度を重視する人
- シマノブランドに信頼を置く人
テイルウォーク エギストTZ 83M-P4|チタンフレーム&トルザイトリング搭載
フラッグシップモデルのエギストTZを4ピース化した、テイルウォークの技術力が光る専用パックロッドです。ガイドには最高峰のチタンフレーム&トルザイトリングを採用し、軽量性と感度を両立しています。
山口県の萩での釣行で実際に使用してみると、そのガイド性能の高さを実感できました。PEラインの放出が非常にスムーズで、トラブルレスなキャストが可能です。また、高弾性カーボン素材の採用により、細身でありながら十分なパワーを秘めています。
83Mという長さは、取り回しの良さと飛距離のバランスが絶妙で、4号までの幅広いエギサイズに対応できる懐の深さも魅力的です。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft3in |
自重 | 110g |
継数 | 4本 |
仕舞寸法 | 67cm |
ルアー重量 | MAX30g |
PEライン | 0.5〜1号 |
- ガイド性能にこだわりたい人
- 軽快な操作性を重視する人
- 幅広いエギサイズを使い分けたい人
- テイルウォークブランドのファンの人
- 高級感のあるロッドが欲しい人
メジャークラフト 三代目クロステージパックロッド CRX-864E|コスパ最強の定番
エギング専用パックロッドの中でも抜群のコストパフォーマンスを誇る、メジャークラフトの定番モデルです。価格は手頃でありながら、2ピースモデルと同じマイクロピッチクロスフォース技術が搭載されています。
静岡の伊豆半島で地元のアングラーと一緒に釣りをした際、多くの人がこのロッドを愛用していることに気付きました。実用性重視の設計で、パックロッド初心者でも扱いやすい特性になっています。
4ピース構造のため仕舞寸法は70cmとやや長めですが、それでも十分にコンパクトです。何よりこの価格でエギング専用設計が手に入るのは非常に魅力的でしょう。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft6in |
継数 | 4本 |
仕舞寸法 | 70cm |
エギ適合 | 2.5〜3.5号 |
PEライン | 0.4〜1.2号 |
価格帯 | 1万円台前半 |
- コストパフォーマンスを重視する人
- パックロッド初心者の人
- メジャークラフトの信頼性を求める人
- エギング専用設計にこだわりたい人
- 予算を抑えて本格的なエギングを始めたい人
プロックス エギンガーパック 865ML|激安でも専用設計の入門モデル
5000円前後という激安価格でありながら、エギング専用設計を採用した入門者向けの優秀なモデルです。低価格帯のロッドで有名なプロックスが手がけた、コストパフォーマンス重視の一本となっています。
初心者の友人に勧めて実際に使ってもらったところ、この価格でセミハード仕様の専用ケースが付属することに驚いていました。5ピース構造で仕舞寸法53.5cmという コンパクトさも魅力で、電車での移動にも便利です。
性能面では上位モデルには及びませんが、エギングの基本動作を覚えるには十分な性能を持っています。最初の一本として、またはサブロッドとしての活用がおすすめです。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft6in |
自重 | 127g |
継数 | 5本 |
仕舞寸法 | 57cm |
エギ適合 | 2〜3.5号 |
PEライン | 0.6〜1.2号 |
- エギング初心者の人
- 予算を極力抑えたい人
- サブロッドが欲しい人
- 専用ケース付きを求める人
- 気軽に持ち運びたい人
ノリーズ オーシャントラベラー OTE844M|海外釣行を想定した本格仕様
バス釣りで名高いノリーズが海外釣行を想定して開発した、本格的なソルトルアーゲーム専用のモバイルロッドです。海外釣行が好きな開発陣が手がけただけあり、コンパクト性と性能のバランスが絶妙に取れています。
石垣島への釣行で実際に使用した際、その完成度の高さに感動しました。メインロッドとして使える程の性能でありながら、海外への持ち運びを前提とした設計思想が随所に感じられます。
ノリーズファンにはもちろん、海外釣行や離島遠征を計画している方には特におすすめしたい逸品です。バス釣りメーカーならではの繊細な調子設定も魅力的です。

- 海外釣行を計画している人
- ノリーズブランドのファンの人
- 高品質なパックロッドを求める人
- 離島遠征を楽しみたい人
- 繊細な調子設定を好む人
【振出タイプ】持ち運び最優先のおすすめパックロッド5選
振出タイプは何といってもコンパクト性と手軽さが最大の魅力です。準備時間を短縮したい方や、とにかく持ち運びやすさを重視する方におすすめの7モデルをご紹介します。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
1位 | メジャークラフト ソルパラフリダシ SPXT-83M | 初心者が選ぶべき鉄板モデル、8,000円前後の激安 振出とは思えないキャストのしやすさ、ライントラブル少ない |
★★★★☆ | パックロッド初心者・コストを抑えたい人 |
2位 | ダイワ モバイルパック 866TMLS | 大手ダイワの安心品質、SiCトップガイド搭載 仕舞寸法56cmで機内持ち込み可能、信頼のアフターサービス |
★★★★☆ | ダイワブランド信頼・品質安定性重視 |
3位 | ダイワ クロスビートSW 836TML | 2020年発売の最新技術搭載、仕舞寸法52cm 1万円以下でモバイルパックより軽快なキャスト感 |
★★★★☆ | 最新技術搭載・超コンパクト収納を求める人 |
4位 | アルファタックル トラギアTIPTOP S806M | 仕舞寸法48cmの超コンパクト、トップカバー&竿袋付属 リュックに収まる極限の携帯性、高級感あるデザイン |
★★★★★ | 極限コンパクト性・機内持ち込み重視 |
5位 | シマノ フリーゲーム S86ML | 2ピース並みの美しい曲がり方、シマノの技術力の結晶 多魚種対応の汎用性、エギング・アジング・メバリングに最適 |
★★★★☆ | ロッドの曲がり感重視・多魚種対応希望 |
メジャークラフト ソルパラフリダシ SPXT-83M|初心者が選ぶべき鉄板モデル
振出タイプの中でも特にコストパフォーマンスが高く、初心者からベテランまで幅広く支持される定番モデルです。メジャークラフト初の振出ロッドとして開発され、キャストのしやすさに焦点を当てた設計が特徴です。
友人の初心者アングラーにも勧めることが多いのですが、皆一様にその扱いやすさを評価してくれます。振出ロッドとは思えないほどキャストしやすく、ライントラブルも少ないのが印象的です。遊動式ガイドの配置やリールシートの形状など、細部への配慮が光ります。
価格も1万円以下と非常にリーズナブルで、パックロッド入門者には最適な選択肢といえるでしょう。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft3in |
ルアー重量 | 7〜35g |
PEライン | 0.6〜1.5号 |
アクション | レギュラーファースト |
価格帯 | 8,000円前後 |
- パックロッド初心者の人
- コストを抑えたい人
- 扱いやすさを重視する人
- メジャークラフトブランドを信頼する人
- エギング以外の釣りも楽しみたい人
ダイワ モバイルパック 866TMLS|大手ダイワの安心品質
釣り具大手ダイワが手がける振出式モバイルロッドで、信頼性の高い品質管理と安心のアフターサービスが魅力です。価格は1万円前後とやや高めですが、大手メーカーならではの安定した品質を求める方におすすめです。
伊豆の下田港で使用した際、SiCトップガイドによる安定したライン放出性能を確認できました。ただし、ガイド形状がやや古めで、最新のモデルと比べるとキャスト感に若干の硬さを感じる部分もあります。
とはいえ、旅先で十分にエギングを楽しめるスペックは備えており、ダイワブランドの信頼性を重視する方には安心しておすすめできる一本です。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft6in |
自重 | 116g |
継数 | 6本 |
仕舞寸法 | 56cm |
ルアー重量 | 5〜28g |
適合ライン | 6〜12lb |
- ダイワブランドを信頼する人
- 品質の安定性を重視する人
- アフターサービスを重要視する人
- 機内持ち込みサイズを求める人
- 大手メーカーの安心感が欲しい人
ダイワ クロスビートSW 836TML|2020年発売の最新技術搭載モデル
2020年にダイワから発売された比較的新しい振出式モバイルロッドで、最新の技術が惜しみなく投入されたコスパ抜群のモデルです。モバイルパックと比較してよりルアーフィッシング向けの設計となっています。
神奈川の三崎港で実際に使ってみると、モバイルパックより明らかに軽快なキャスト感を味わえました。最新の技術により、性能面で大幅な向上を実現しながら、価格は1万円以下という驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。
仕舞寸法52cmという コンパクトさも魅力で、大手メーカーの信頼できるパックロッドを安く手に入れたい方には最適な選択肢でしょう。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft3in |
自重 | 155g |
継数 | 6本 |
仕舞寸法 | 52cm |
ルアー重量 | 5〜28g |
PEライン | 0.6〜1.2号 |
- 最新技術を搭載したロッドが欲しい人
- ダイワの新しいモデルを試したい人
- 超コンパクトな収納を求める人
- ルアーフィッシング特化設計を好む人
- コスパと性能のバランスを重視する人
アルファタックル トラギアTIPTOP S806M|仕舞寸法48cmの超コンパクト
振出ロッドの中でもトップクラスのコンパクト性を誇り、仕舞寸法48cmという驚異的な収納力を実現したモデルです。用途に合わせた専用リールシートの採用など、細部へのこだわりも光ります。
北海道への釣行で飛行機の機内持ち込みを試した際、このコンパクトさの恩恵を強く感じました。リュックサックにすっぽりと収まり、持ち運びのストレスが皆無です。また、トップカバーと専用竿袋が付属するのも親切な配慮といえます。
デザインも非常に高級感があり、価格も1万円前後と非常にリーズナブルです。今回紹介する振出式コンパクトロッドの中で最もコストパフォーマンスが高いロッドといっても過言ではありません。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft |
自重 | 116g |
継数 | 6本 |
仕舞寸法 | 48cm |
ルアー重量 | 5〜40g |
PEライン | MAX4号 |
- 極限のコンパクト性を求める人
- 飛行機の機内持ち込みを重視する人
- 高級感のあるデザインを好む人
- 付属品の充実を求める人
- コスパ最強のロッドが欲しい人
シマノ フリーゲーム S86ML|2ピース並みの美しい曲がり方
2ピースロッドのような美しい曲がり方を振出ロッドで実現した、シマノの技術力が光るフリースタイルロッドです。モバイルならではのガイドセッティングで、軽量化と高感度を両立しています。
実際に房総半島の勝浦で使用してみると、その自然な曲がり方に感動しました。振出ロッドとは思えないほど滑らかなベンドカーブで、魚とのやり取りが非常に楽しめます。ブランクスには適度な張りがあり、シャープなキャストも可能です。
エギングだけでなく、アジングやメバリングなど様々な釣りに対応できる汎用性の高さも魅力的です。1本で多くの釣りを楽しみたい方には特におすすめです。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft6in |
自重 | 130g |
継数 | 4本 |
仕舞寸法 | 74.1cm |
ルアー重量 | 5〜35g |
PEライン | 0.6〜1.2号 |
- ロッドの曲がり感を重視する人
- 多魚種対応の汎用性を求める人
- シマノブランドを信頼する人
- 1本で様々な釣りを楽しみたい人
- 技術力の高いロッドが欲しい人
【マルチピース】性能と携帯性を両立したおすすめ7選
マルチピースタイプは2ピースロッドに匹敵する性能を持ちながら、コンパクトに収納できる理想的なパックロッドです。本格的なエギングを楽しみたい方におすすめの7モデルをご紹介します。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
1位 | シマノ フリーゲームXT S86ML | 専用ロッドベースの本格派、自重115gで5ピース構造 2ピース並みの性能、ハイパワーX&CI4+技術搭載 |
★★★★★ | メインロッドとして使いたい人 |
2位 | アブガルシア ソルティースタイルカラーズ STCS-805MT | 番手別カラフルデザイン、KRコンセプトガイド搭載 仕舞寸法53.5cm、ファミリーフィッシングに最適 |
★★★★☆ | おしゃれなデザイン・ファミリー向け |
3位 | テイルウォーク アウトバック NS705ML | モバイルロッドの王道ブランド、仕舞寸法47cm 大手上位機種並みの軽量性と感度、海外釣行対応 |
★★★★★ | 定番・海外釣行を計画している人 |
4位 | パームス クワトロ 75ML | 黄色いトラベラー、変則4ピースで仕舞寸法51cm 15,000円台でオールSiCリング、コスパ抜群 |
★★★★☆ | 個性的デザイン・コスパ重視の人 |
5位 | がまかつ ラグゼパックスタイルA4 S66ML | A4用紙サイズ(仕舞寸法26.5cm)の驚異的コンパクト性 9ピース構造、自重100gで秋イカに最適 |
★★★★★ | 究極のコンパクト性・秋のエギング |
シマノ フリーゲームXT S86ML|専用ロッドをベースにした本格派
エギングやシーバスなど各釣りの専用ロッドをベースに設計し、マルチピース化したシマノの技術力が結集されたモデルです。ハイパワーXによる強化構造で、パックロッドとは思えない軽さと曲がりの良さを実現しています。
実際に伊豆大島で一週間使い込んでみると、その完成度の高さに驚かされました。2ピースロッドと遜色ないキャスト感とエギ操作性で、メインロッドとしても全く問題ありません。CI4+などの上位機種技術も惜しみなく投入されています。
全機種仕舞寸法60cm以内に設計されているため、飛行機機内への持ち込みやスーツケースへの収納も容易です。コスパ最強のロッドとして近年注目を集めているのも納得の仕上がりです。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft6in |
自重 | 115g |
継数 | 5本 |
仕舞寸法 | 56.4cm |
ルアー重量 | 6〜28g |
PEライン | 0.4〜1.2号 |
- パックロッドをメインロッドとして使いたい人
- 軽量性と性能を両立したい人
- シマノの技術力を信頼する人
- 機内持ち込みサイズを求める人
- 確実に良いロッドを手に入れたい人
アブガルシア ソルティースタイルカラーズ STCS-805MT|カラフルでおしゃれ
番手ごとに色分けされた、カラフルで可愛らしい見た目が特徴のマルチピースパックロッドです。見た目だけでなく、富士工業のKRコンセプトガイドを搭載するなど、性能面でも妥協がありません。
家族での釣行で妻が使用していますが、その鮮やかな赤色のデザインは釣り場でも目を引きます。PEラインを使用したルアーフィッシングにも問題なく対応でき、805MTにはレッドとブルーの2色が用意されています。
デザインだけでなくKRコンセプトガイドなどを採用しており、性能面でも非常に良いスペックになっています。お子様用としても好きなカラーを選ばせてあげやすく、ファミリーフィッシングにもおすすめです。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 8ft |
自重 | 169g |
継数 | 5本 |
仕舞寸法 | 53.5cm |
ルアー重量 | 7〜30g |
PEライン | 0.8〜1.5号 |
- おしゃれなデザインを求める人
- ファミリーフィッシングを楽しむ人
- お子様用のロッドを探している人
- 機内持ち込みサイズが欲しい人
- 人と違うロッドを使いたい人
テイルウォーク アウトバック NS705ML|モバイルロッドの王道ブランド
「モバイルロッドといえばアウトバック」と言われるほど人気が高く、性能と価格のバランスが高水準で取れた最強のロッドです。軽さと感度は大手メーカーの上位機種とほとんど同等レベルに達しています。
宮崎県の延岡での釣行で初めて使った際、そのブランクスの質の高さに感動しました。軽量性と感度は大手メーカーの上位機種とほとんど同じものになっており、マルチピースであることを忘れてしまうほど自然な使用感です。
海外での釣行も視野に入れて開発されているため、エギングのみならず多くの魚を狙うことができるスペックとなっています。モバイルロッドの定番として多くのアングラーに愛用されているのも納得です。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 7ft |
自重 | 120g |
継数 | 5本 |
仕舞寸法 | 47cm |
ルアー重量 | MAX30g |
適合ライン | MAX14lb |
- モバイルロッドの定番が欲しい人
- 軽量性と感度を重視する人
- 海外釣行を計画している人
- 多魚種対応を求める人
- テイルウォークブランドを信頼する人
パームス クワトロ 75ML|4ピース構造の黄色いトラベラー
2020年に発売されたパームスの最新パックロッドで、4ピースであることを意識させないことを目標として開発されたモデルです。メインロッドとしても十分に使用できるスペックを実現しています。
全身黄色という特徴的なデザインは、他のロッドにはない珍しさを持っています。実際に使ってみると、15000円前後という価格ながらオールSiCリングを使用するなど非常にコストパフォーマンスが高い仕上がりです。
バット部分がテレスコピックになった変則4ピース構造により、4ピースながらも仕舞寸法51cmというコンパクトさを実現しています。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 7ft5in |
自重 | 124g |
継数 | 4本 |
仕舞寸法 | 51cm |
ルアー重量 | 7〜20g |
適合ライン | 5〜14lb |
- 個性的なデザインを求める人
- 4ピース構造を好む人
- コンパクトな収納を重視する人
- コスパの良いロッドが欲しい人
- パームスブランドを信頼する人
がまかつ ラグゼパックスタイルA4 S66ML|A4用紙サイズに収まる驚異のコンパクト性
A4用紙サイズ(29.7cm)に収まるように設計された、パックロッドの中でも最高峰の持ち運びやすさを誇る製品です。9ピース構造という驚異的な分割数で、このコンパクトさを実現しています。
実際に手に取ってみると、その収納力は感動的です。コピー用紙A4サイズに収まる超モバイル性能でありながら、あえて自由度が高い並継構造を採用し、初心者からベテランまで満足度の高い釣りが可能です。
ただ単にコンパクトなだけではなく、番手に応じて調子を使い分けるなど本格的な仕様となっています。S66MLは最大21gまでのルアーをキャストできるので、2.5号や3号のエギを使った秋イカシーズンにおすすめの番手です。

スペック項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 6ft6in |
自重 | 100g |
継数 | 9本 |
仕舞寸法 | 26.5cm |
ルアー重量 | 5〜21g |
PEライン | 0.3〜1号 |
- 究極のコンパクト性を求める人
- 技術力の高いロッドが欲しい人
- がまかつブランドを信頼する人
- 秋のエギングメインの人
- 他にはないロッドが欲しい人
長持ちさせるパックロッドのメンテナンス術
パックロッドは通常のロッドより継ぎ目が多いため、適切なメンテナンスが長寿命の秘訣です。これまでの経験から、効果的なメンテナンス方法をお伝えします。
釣行後は必ず真水で洗浄!塩分除去が長寿命の秘訣
海でのエギング後は、必ず真水でロッド全体を洗浄することが最も重要なメンテナンスです。特にガイドや継ぎ目部分は塩分が蓄積しやすく、腐食の原因となります。
以前、メンテナンスを怠って継ぎ目が固着してしまったロッドを見たことがありますが、その修理は困難でした。使用後すぐに洗浄すれば、こうしたトラブルは確実に防げます。ガイド内側も忘れずに水を通し、塩分を完全に除去しましょう。
ロッド全体を真水で流す
継いだ状態で、まずはロッド全体に真水をかけて塩分を洗い流します
ガイド内側も忘れずに洗浄
ガイド内側に水を通し、ライン通し部分の塩分も完全に除去します
水分を完全に拭き取り
柔らかいタオルでロッド全体の水分を丁寧に拭き取ります
自然乾燥で完全ドライ
風通しの良い場所で、継いだ状態のまま自然乾燥させます
継ぎ目の汚れ除去と注油メンテナンス
パックロッドの継ぎ目は定期的な清掃と適度な注油が必要です。継ぎ目に砂や汚れが蓄積すると、抜き差しが困難になったり、最悪の場合は破損の原因となります。
月に一度程度、継ぎ目を分解して清掃しています。綿棒やクロスで継ぎ目の汚れを丁寧に除去し、薄くリールオイルを塗布することで、スムーズな抜き差しが維持できます。
汚れ除去:綿棒で継ぎ目の隙間の汚れを丁寧に除去
注油:リールオイルを薄く塗布(付けすぎ注意)
動作確認:数回抜き差しして動作をチェック
保管時は継いだままNG!分解して湿気を防ぐ
パックロッドの保管時は必ず分解し、各パーツを独立した状態で保管することが重要です。継いだまま保管すると、継ぎ目に湿気がこもり、カビや腐食の原因となります。
専用のロッドケースを使用し、各パーツが接触しないよう配置しています。湿度の低い場所での保管を心がけ、除湿剤を一緒に入れておくとより安心です。
継いだまま半年保管してしまったロッド
無理に外そうとしてティップ部分が折れてしまいました
パックロッドでもバッチリ!エギング実釣のコツ
パックロッドでのエギングを成功させるには、通常のロッドとは少し異なるテクニックが必要です。実釣での経験から得たコツをお伝えします。
釣行中の継ぎ目緩み対策|定期チェックが鍵
パックロッドの最大の注意点は、使用中の継ぎ目の緩みです。キャスト時の振動やエギのシャクリ動作により、徐々に継ぎ目が緩んでくることがあります。
実際に千葉の館山で釣りをしていた際、2時間ほど経過したところで継ぎ目が緩んでいることに気付きました。30分に一度は継ぎ目をチェックし、緩んでいたらしっかりと締め直す習慣をつけることが重要です。特にキャスト回数が多い日は、より頻繁なチェックが必要になります。
継ぎ目が緩んだ状態でのキャストは、ロッドの破損や飛距離低下の原因となるため、必ず定期的な確認を心がけましょう。
釣り開始前:セッティング直後に全ての継ぎ目を確認
釣行中:30分〜1時間ごとに定期チェック
激しいファイト後:大型イカとのやり取り後は必ずチェック
パックロッドに合わせたシャクリ方の調整
パックロッドは2ピースロッドと比べて若干重いため、シャクリ方を調整することで疲労を軽減できます。力任せではなく、ロッドの反発力を活かしたシャクリを心がけることが大切です。
長時間の釣行で感じたのは、小刻みで軽いシャクリを多用する方が、パックロッドには適しているということです。大きなシャクリは手首への負担が大きくなるため、エギの重さとロッドの反発を活かした効率的な動作を意識しています。

リールとのバランス調整で疲労軽減
パックロッドの重量増を補うため、軽量リールを選択することでバランスを調整します。また、リールの取り付け位置を微調整することで、重心バランスを最適化できます。
実際に様々な組み合わせを試した結果、ロッド重量+30g程度の軽量リールが最もバランスが良いと感じています。重心がグリップエンド寄りになるよう調整すると、長時間の使用でも疲れにくくなります。
パックロッドのよくある疑問を解決【Q&A】
パックロッド選びでよく聞かれる質問について、実経験に基づいてお答えします。
パックロッドは2ピースより性能が劣るって本当?
昔はその通りでしたが、現在の高性能パックロッドは2ピースと遜色ないレベルに達しています。特にシマノのセフィアエクスチューンMBやテイルウォークのエギストTZなどは、ブラインドテストでは区別がつかないほどの完成度です。
確かに1万円以下の格安モデルでは性能差を感じることもありますが、2万円以上のモデルであれば実用上の差はほとんどありません。継ぎ目の技術進歩により、この常識は完全に覆されています。
飛行機の機内持ち込みで注意すべきポイントは?
航空会社によって基準が異なるため、事前確認が必須です。一般的には55cm以下が安全ラインですが、確実に持ち込みたいなら50cm以下のモデルを選ぶことをおすすめします。
また、ロッドケースの材質も重要で、ハードケースよりもソフトケースの方が受け入れられやすい傾向があります。金属製のガイドが多いロッドは、セキュリティチェックで時間がかかる場合もあります。
主要航空会社の手荷物サイズ規定
JAL・ANA:55cm×40cm×25cm以内
LCC各社:多くが55cm以内だが要確認
国際線:航空会社により異なるため必ず事前確認
初心者が最初に買うべきパックロッドはどれ?
予算1万円以内ならメジャークラフト ソルパラフリダシ、予算2万円程度ならシマノ フリーゲームXTがおすすめです。
ソルパラフリダシは振出タイプで準備が簡単、フリーゲームXTはマルチピースながら扱いやすく、どちらも初心者には最適です。エギング専用にこだわるなら、プロックス エギンガーパックも選択肢に入ります。
まとめ
エギング用パックロッドは、旅行や遠征での釣りを格段に身近なものにしてくれる優秀なアイテムです。
振出タイプは手軽さとコンパクト性が魅力で、マルチピースタイプは2ピース並みの高性能が特徴です。用途や予算に合わせて選択することで、きっと満足のいく一本に出会えるでしょう。
技術の進歩により、パックロッドの性能は飛躍的に向上しています。特にシマノ セフィアエクスチューンMBのような高性能モデルは、メインロッドとしても十分に活用できる完成度を誇ります。
パックロッドがあれば、突然の釣行チャンスも逃すことなく、いつでもどこでもエギングを楽しめます。ぜひ自分にぴったりの一本を見つけて、エギングライフをさらに充実させてください。
