シーバス釣りで水の中に立ち込んでウェーディングをしたい人におすすめの「ウェーダー」。岸から届かないポイントにアプローチして、今まで以上の釣果を狙うのに役立つ防水ウェアです。ダイワ・シマノ・マズメなどから販売されていますが、チェストハイ・ウエストハイの形状に加えて、素材や靴底の種類も豊富なのでどれがよいか迷いますよね。
そこで今回は、シーバス釣り用ウェーダーの選び方を解説。さらに、おすすめのシーバス用ウェーダーを価格帯別に24選ご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。

シーバス釣りでウェーダーが必要な理由とメリット
シーバス釣りにおいて、ウェーダーは単なる防水ウェアではありません。釣果を大きく左右する重要なタックルの一つといえるでしょう。ここでは、なぜシーバス釣りにウェーダーが必要なのか、その理由とメリットを詳しく解説します。

岸から届かないポイントを攻略できる
シーバス釣りの最大の魅力は、岸からでは絶対に届かないポイントにルアーを送り込めることです。河川の流心部や潮目、ストラクチャー周りなど、シーバスが潜んでいる一級ポイントに直接アプローチできます。
特に都市部の河川では、対岸からのプレッシャーが少ない場所も多く存在します。多くのアングラーが岸から狙えない場所だからこそ、スレていないシーバスに出会える確率が高まるのです。
また、潮の動きや流れの変化を肌で感じながら釣りができるため、シーバスの回遊パターンや活性を把握しやすくなります。これは岸釣りでは得られない大きなアドバンテージといえるでしょう。
シーバスにより近づいてアプローチできる
ウェーダーを着用してウェーディングすることで、シーバスとの距離を大幅に縮められるのが大きなメリットです。岸から50メートル先のポイントも、ウェーディングすれば20メートル程度まで近づくことができます。
近距離でのアプローチには以下のようなメリットがあります。
岸釣りでのアプローチ | ウェーディングでのアプローチ |
---|---|
飛距離に制限がある
風の影響を受けやすい
ルアーコントロールが困難
|
ピンポイントキャストが可能
細かなルアーアクションができる
ファイト時の主導権を握りやすい
|
さらに、シーバスのバイトからランディングまでの一連の流れをより確実にコントロールできるため、ランディング成功率の向上も期待できます。特大サイズがヒットした際の安心感は、岸釣りとは比べものになりません。
ウェーダーの基本的な仕組みと防水性能
ウェーダーは、完全防水の胴長靴のような構造になっており、水中に入っても体が濡れない仕組みになっています。素材や縫製技術の向上により、現在のウェーダーは高い防水性能を実現しています。
防水性能を支える主な技術は以下の通りです。
ただし、ウェーダーを着用する際は必ずライフジャケットとセットで使用することが重要です。万が一転倒した場合や水流に流された際の安全確保のため、フローティングベストは必須アイテムとなります。
ウェーディングとは?
ウェーダーを着用して水中に入り、立ち込みながら釣りをすることを「ウェーディング」といいます。海や河川、湖などで行われ、特にシーバス釣りやトラウト釣りで人気の釣法です。
シーバス釣り用ウェーダーの選び方【6つのポイント】
シーバス釣り用のウェーダーを選ぶ際は、いくつかの重要なポイントがあります。価格だけで選んでしまうと、釣行中の快適性や安全性に大きく影響してしまうため、用途に応じた最適な選択が必要です。ここでは、失敗しないウェーダー選びの6つのポイントを詳しく解説します。

形状はチェストハイがおすすめ
シーバス釣りでウェーダーを使うなら、迷わずチェストハイタイプを選びましょう。胸元まで丈があるチェストハイウェーダーは、腰の深さまでの水深に対応でき、シーバスが潜む様々なポイントを攻略できます。
ウェーダーには丈の長さで3つのタイプがありますが、シーバス釣りには以下の理由でチェストハイが最適です。
チェストハイ | ウエストハイ | ヒップ |
---|---|---|
腰まで立ち込み可能
様々なポイントに対応
シーバス釣りに最適
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動きやすい
浅場のみ対応
波で浸水リスク
|
軽量で脱着簡単
膝下程度まで
本格ウェーディング不向き
|
特に河川でのシーバス釣りでは、流心部や深場へのアプローチが釣果を左右します。チェストハイでなければ攻略できないポイントが数多く存在するため、本格的にシーバス釣りを楽しみたいならチェストハイ一択といえるでしょう。
「動きにくそう」と心配になるかもしれませんが、現在のチェストハイウェーダーは立体裁断や軽量素材の採用により、快適な動きやすさを実現しています。リトルプレゼンツ N3 チェストハイウェーダーやマズメ ゲームウェイダー Ver.2 タイドマニアなどは、動きやすさでも高く評価されているモデルです。
素材選びで快適性が決まる
ウェーダーの素材は、釣行の快適性と使用する季節を大きく左右します。シーバス釣りでは長時間の使用が多いため、素材選びは特に重要なポイントです。主な素材は透湿防水素材・クロロプレン・ナイロンの3種類があります。
透湿防水素材:蒸れにくく快適
予算が許すなら、透湿防水素材のウェーダーが最もおすすめです。防水性を保ちながら体から発生する水蒸気を外に逃がすため、長時間の釣行でも蒸れによる不快感を大幅に軽減できます。
透湿防水素材の主なメリットは以下の通りです。
薄くて軽い素材のため、陸上での移動時も快適です。保温性はそれほど高くありませんが、インナーウェアで調整すれば冬場でも使用可能。オールシーズン対応できる汎用性の高さが魅力です。
ただし、擦れに弱いのが難点。藪漕ぎや磯歩きの際は注意が必要で、鋭利な岩や枝に引っかけないよう慎重な行動が求められます。ダイワ スーパーブレスウェーダーやプロックス ブリザテック ポリカウェダーチェストは、透湿防水素材でありながらコストパフォーマンスに優れたモデルです。
クロロプレン:冬の保温性に優れる
寒い季節のシーバス釣りには、クロロプレン(ネオプレン)素材が最適です。ウェットスーツにも使用される合成ゴム素材で、優れた保温性を発揮します。
クロロプレン素材の特徴は以下の通りです。
12月の河川でのナイトシーバス
厚みのある素材が冷たい水をしっかりシャットアウト
一方で、透湿性がほぼないため夏場の使用には不向きです。また、重量があり動きにくいのもデメリット。冬専用と割り切って使用するのがおすすめです。マズメ ハイブリッドウェーダーは、クロロプレン素材の代表的なモデルとして人気があります。
ナイロン:コスパ重視で始めやすい
ウェーディングを気軽に始めてみたい人には、ナイロン素材のウェーダーがおすすめです。1万円以下で購入できるモデルが多く、初期投資を抑えながらウェーディングを体験できます。
ナイロン素材の主な特徴は以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安い
耐久性が高い
メンテナンスが簡単
|
透湿性がない
夏場は蒸れやすい
保温性は低い
|
透湿性がないため暑い時期の使用には向きませんが、春や秋の涼しい日であれば十分使用可能です。1万円程度で本格的なウェーディングを始められるのは大きな魅力といえるでしょう。
DRESS チェストハイウェーダー AIRBORNEやマズメ ゲームウェイダー Ver.2 タイドマニアは、ナイロン素材でありながら品質の高いエントリーモデルとして評価されています。
靴底(ソール)は釣り場に合わせて選ぶ
ウェーダーの靴底選びは、安全性と快適性を左右する最重要ポイントです。釣り場の地形や底質に合わない靴底を選ぶと、滑って転倒するリスクが高まります。主な靴底タイプとその特徴を詳しく解説します。
フェルトソール:汎用性が高い
最初の一足におすすめなのがフェルトソールです。コンクリート護岸からヌメリのある岩場まで、幅広い釣り場で安定したグリップ力を発揮します。
フェルトソールが適している釣り場は以下の通りです。
フェルト繊維が地面にしっかりと食い込むため、コケや海藻が付着した滑りやすい場所でも安心して歩けます。ただし、海藻の上など地面とフェルトが接しない場所では滑りやすくなるので注意が必要です。
また、使用後の乾きが遅いのも難点。しっかりと乾燥させてから保管しないと、カビや臭いの原因となってしまいます。ダイワ フィッシングウェーダーやプロックス ブリザテック ポリカウェダーチェストは、フェルトソールの定番モデルです。
フェルトスパイク:滑りやすい場所に最適
磯場やテトラ帯でのシーバス釣りが多い人には、フェルトスパイクがうってつけです。フェルト地に金属製のスパイクピンが埋め込まれており、ゴツゴツした岩場でも確実なグリップを提供します。
フェルトスパイクの主な特徴は以下の通りです。
適した場所 | 注意点 |
---|---|
磯場・テトラ帯
ゴロタ場
コケの多い岩場
|
船上では使用不可
コンクリートで滑る場合あり
スパイク部分の摩耗
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スパイクが床を傷つけてしまうため、船での釣りでは使用を避ける必要があります。また、スパイクが地面に刺さらない平滑な場所では、逆に滑りやすくなることもあるので注意しましょう。
DRESS チェストハイウェーダー AIRBORNEやマズメ ゲームウェイダー Ver.2 タイドマニアでは、フェルトスパイクモデルも選択できます。
ラジアルソール:砂浜や護岸で安定
サーフ(砂浜)でのシーバス釣りが中心なら、ラジアルソールが最適です。長靴によく使われるゴム底に溝が刻まれた靴底で、砂地や土の上、コンクリート護岸で優れた安定性を発揮します。
ラジアルソールのメリットは以下の通りです。
ただし、ヌメリや海藻が多い場所では非常に滑りやすく危険なので使用を避けましょう。釣り場を事前に確認し、適した場所でのみ使用することが重要です。
Pykes Peak チェストハイウェーダーやUmibozu チェストハイウェーダーは、ラジアルソールでコストパフォーマンスに優れたモデルです。
ソックス(ストッキング)タイプ:靴底カスタマイズで万能
様々な釣り場に対応したい人には、ストッキングウェーダーがおすすめです。ブーツの代わりに防水性の靴下がついており、専用のウェーディングシューズと組み合わせて使用します。
ストッキングタイプの最大のメリットは、釣り場に応じて靴底を使い分けられることです。フェルト・スパイク・ラジアルなど、複数のウェーディングシューズを用意すれば、1着のウェーダーで様々なフィールドに対応できます。
また、ブーツがない分水洗いや乾燥といったメンテナンスが非常に楽になるのも大きなメリットです。ただし、ウェーディングシューズを別途購入するコストがかかる点は考慮が必要です。
Goture ストッキングウェーダーやマズメ フルオープンストッキングウェイダーは、ストッキングタイプの代表的なモデルです。
動きやすさを重視したサイズ選び
ウェーダーのサイズ選びは、快適性と安全性の両方に直結する重要なポイントです。大きすぎると水の抵抗が増して転倒リスクが高まり、小さすぎると動きにくさや蒸れが悪化してしまいます。
適切なサイズ選びのポイントは以下の通りです。
水中では想像以上に水圧がかかるため、陸上での感覚とは大きく異なります。また、厚手のインナーや靴下を着用する季節も考慮して、適度なゆとりを持たせたサイズを選ぶことが重要です。
特に重要なのは以下の2点です。
チェックポイント | 適切なサイズの目安 |
---|---|
ブーツサイズ
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普段+0.5~1.0cm余裕
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股下のゆとり
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しゃがんでも突っ張らない
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サイズが合わないウェーダーを使い続けると、縫い目に負荷がかかり破損の原因にもなります。長く使い続けるためにも、適切なサイズ選びは欠かせません。
耐久性と補強部分をチェック
シーバス釣りでは、岩場や護岸での使用が多いため耐久性が重要です。膝や股下、ブーツとの接合部は特に擦れやすく、破れやすいポイントとなります。
耐久性の高いウェーダーを選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。
一般的に、ナイロン素材は耐摩耗性に優れているとされていますが、厚みのあるクロロプレン素材も摩耗に強い特性があります。ただし、素材だけでは判断が困難なため、メーカーの耐摩耗性表示や実際の使用者の口コミも参考にしましょう。
プロックス Pプルーフ ウェダー チェストは、汚れがつきにくく摩耗にも強い生地を使用していることで評価されているモデルです。
あると便利な機能性
基本機能に加えて、あると便利な機能性もチェックしておきましょう。特にシーバス釣りでは長時間の使用が多いため、快適性を高める機能は重要です。
主な便利機能は以下の通りです。
機能 | メリット |
---|---|
胸ポケット
|
スマホやキーの収納に便利
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フロントジッパー
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着脱が楽で換気も可能
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サスペンダー調整
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体型に合わせてフィット調整
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ポケットがある場合は、防水仕様かどうかも確認しておきましょう。濡らしたくない小物を入れる際は、防水ポケットでないと意味がありません。
また、近年増えているフロントジッパー付きモデルは、スムーズな着脱と蒸れ対策の両方に効果的です。特に夏場の使用では、ジッパーを開けることで換気ができるため快適性が大幅に向上します。

【価格帯別】シーバス釣りにおすすめのウェーダー24選
ここからは、シーバス釣りにおすすめのウェーダーを価格帯別に詳しくご紹介します。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、それぞれの特徴と適したユーザーを解説しますので、あなたの予算と用途に合った一着を見つけてください。

【1万円未満】初心者におすすめのエントリーモデル8選
ウェーディングを始めてみたい初心者の方には、1万円未満のエントリーモデルがおすすめです。基本的な防水性能を備えながら、気軽に始められる価格設定が魅力。まずはウェーディングの楽しさを体験してみましょう。
DRESS チェストハイウェーダー AIRBORNE【ナイロン】
DRESSのチェストハイウェーダー AIRBORNEは、軽量設計とインナーメッシュでムレを軽減した初心者向けモデルです。フェルトスパイクソールとラジアルソールの2タイプから選択でき、釣り場に応じて使い分けができます。
このウェーダーの特徴は、エントリーモデルでありながら実用性の高い機能を備えていることです。胸ポケット付きで小物収納にも便利で、8,000円前後という手頃な価格でウェーディングデビューが可能です。
フェルトスパイクモデルは滑りやすい磯場やテトラ帯で威力を発揮し、ラジアルモデルはサーフや護岸での使用に適しています。初めてのウェーダー選びで迷っている人にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。
- 初めてウェーダーを購入する人
- コストパフォーマンスを重視する人
- フェルトスパイクを試してみたい人
- 軽量なウェーダーを求める人
- 胸ポケット機能がほしい人
プロックス Pプルーフ ウェダー チェスト【ナイロン】
プロックスのPプルーフ ウェダー チェストは、汚れがつきにくく摩耗にも強い生地を使用したコストパフォーマンス重視のモデルです。フェルトソールを採用しており、様々な釣り場でオールマイティに使用できます。
このウェーダーの最大の魅力は、サイズラインナップが豊富で女性でも使用できるサイズが用意されていることです。価格も7,000円台と非常にリーズナブルで、これからウェーディングを始めたいアングラーにぴったりです。
生地の耐久性に配慮した設計により、エントリーモデルでありながら長期間の使用に耐える品質を実現。メンテナンスも簡単で、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
- 耐久性を重視する人
- 女性や小柄な体型の人
- 汚れやすい釣り場で使う人
- メンテナンスの簡単さを求める人
- フェルトソールを試したい人
Umibozu チェストハイウェーダー【ナイロン】
Umibozuのチェストハイウェーダーは、軽量かつしなやかな素材で動きやすさを追求したエントリーモデルです。シンプルでスタイリッシュなデザインが人気で、機能性と見た目の両方を重視する人におすすめです。
ラジアルソールを採用しており、サーフや護岸での釣りに最適。6,900円という手頃な価格ながら、基本性能はしっかりと確保されています。インナーメッシュ仕様で蒸れ対策も考慮されており、快適な着用感を実現しています。
5サイズ展開で幅広い体型に対応し、初めてのウェーダー選びでも安心です。シンプルな設計で扱いやすく、ウェーディング初心者にとって理想的な入門モデルといえるでしょう。
- デザイン性を重視する人
- 軽量で動きやすいウェーダーを求める人
- サーフメインで釣りをする人
- シンプルな機能で十分な人
- 価格を抑えて始めたい人
Goture ストッキングウェーダー【透湿防水素材】
Gotureのストッキングウェーダーは、別途ウェーディングシューズと組み合わせて使用するタイプで、付属品が充実したモデルです。透湿防水素材を使用しながら4,370円という驚きの低価格を実現しています。
このウェーダーの最大の特徴は、防水スマホケースなどの付属品が完備されていることです。通気性と防水性を両立した素材により、エントリーモデルでありながら快適な着用感を提供します。
ストッキングタイプのため、釣り場に応じてシューズを使い分けられるのも大きなメリット。将来的に様々なフィールドでの釣りを考えている人にとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
- ストッキングタイプを試してみたい人
- 透湿防水素材を安く体験したい人
- 付属品の充実を求める人
- 将来的に様々な釣り場で使いたい人
- メンテナンス性を重視する人
Pykes Peak チェストハイウェーダー【PVC】
Pykes Peakのチェストハイウェーダーは、PVC×内側メッシュで手入れ簡単&快適な使用感を実現したモデルです。ラジアルソールを採用し、胸ポケットや肩ベルト調整など機能性も充実しています。
5,933円という低価格ながら、内側がベタつかない工夫が施されており、エントリーモデルとしては十分な快適性を提供します。完全防水仕様で、基本的な防水性能はしっかりと確保されています。
PVC素材のため耐久性も高く、ハードな使用にも耐える設計となっています。選べる2タイプの展開で、用途に応じて選択できるのも魅力の一つです。
- 手入れの簡単さを重視する人
- 肩ベルト調整機能がほしい人
- PVC素材の耐久性を求める人
- 胸ポケットを活用したい人
- コスパ重視で選びたい人
エクセル フェルトスパイクソール チェストハイ ウェーダー OH-860【ナイロン】
エクセルのフェルトスパイクソール チェストハイ ウェーダーは、フェルトスパイクソールで磯場やテトラ帯に対応したエントリーモデルです。滑りやすい場所でのグリップ力を重視し、安全性を確保しています。
このウェーダーは、フェルトスパイクの効果を手頃な価格で体験できる貴重なモデルです。ナイロン素材による耐久性と、スパイクによる確実なグリップ力で、初心者でも安心して磯場での釣りを楽しめます。
エントリーモデルでありながら、本格的なウェーディングに必要な基本性能をしっかりと備えています。磯場でのシーバス釣りを始めたい人にとって、理想的な入門モデルといえるでしょう。
- 磯場での釣りを始めたい人
- フェルトスパイクを試したい人
- 滑りやすい場所での安全性を重視する人
- テトラ帯での釣りをする人
- エントリーモデルで本格機能を求める人
アングラーズデザイン トライアル ブーツフット ウェーダー ADW-11【ナイロン】
アングラーズデザインのトライアル ブーツフット ウェーダーは、トライアル(試用)の名前通り、ウェーディング入門に最適なモデルです。基本的な機能を押さえながら、手頃な価格で提供されています。
このウェーダーは、ブーツ一体型で履きやすく、初心者でも扱いやすい設計となっています。ナイロン素材による耐久性と、シンプルな構造による信頼性で、安心してウェーディングを始められます。
機能を必要最小限に絞ることでコストを抑えながら品質を確保し、これからウェーディングを始める人にとって理想的な選択肢となっています。
- ウェーディング初心者の人
- シンプルな機能で十分な人
- 履きやすさを重視する人
- 基本性能重視で選びたい人
- コストを最優先する人
ダイワ フィッシングウェーダー チェストハイ・フェルトソール【ナイロン】
ダイワのフィッシングウェーダーは、大手釣り具メーカーの品質を手頃な価格で体験できるエントリーモデルです。フェルトソールでオールマイティに使用でき、ブーツがショート丈のため動きやすさにも配慮されています。
このウェーダーの特徴は、スタイリッシュなカラーと見た目の良さです。機能性だけでなく、おしゃれに釣りを楽しみたい人にもおすすめできます。ダイワブランドの安心感もあり、初心者でも信頼して使用できます。
ショート丈ブーツにより動きやすく機動力に長けており、ランガンスタイルのシーバス釣りにも適しています。価格と品質のバランスが取れた、理想的なエントリーモデルです。
- 大手メーカーの安心感を求める人
- 動きやすさを重視する人
- デザイン性も考慮したい人
- ランガンスタイルで釣りをする人
- フェルトソールで様々な場所を攻めたい人
【1~3万円台】中級者向けバランス重視モデル8選
ウェーディングに慣れてきて、より快適性と機能性を求める中級者には、1~3万円台のバランス重視モデルがおすすめです。透湿防水素材を中心とした高機能素材と、実用的な機能を兼ね備えたモデルが揃っています。
ダイワ スーパーブレスウェーダー【透湿防水素材】
ダイワのスーパーブレスウェーダーは、防水透湿素材を採用し、ムレを抑えながら高い防水性能を実現したミドルレンジの人気モデルです。足首周りもフィットし、シーバスゲームでの機動性を確保しています。
このウェーダーの最大の特徴は、ダイワ独自の透湿防水技術により、長時間の使用でも快適な着用感を維持できることです。19,750円という価格で本格的な透湿防水ウェーダーを体験できます。
ストッキングタイプとブーツ一体型の両方が用意されており、用途に応じて選択できるのも魅力。中級者のステップアップモデルとして、非常にバランスの取れた一着です。
- 透湿防水素材を試したい人
- 大手メーカーの中級モデルを求める人
- 長時間の釣行をする人
- 機動性を重視する人
- バランスの取れた性能を求める人
マズメ ゲームウェイダー Ver.2 タイドマニア【ナイロン】
マズメのゲームウェイダー Ver.2 タイドマニアは、シーバスフィッシングギアで人気の高いマズメのエントリーモデルです。立体裁断により動きやすく、またスリムなため潮流を受けにくい設計となっています。
このウェーダーは、シーバスアングラーのニーズを熟知したマズメが開発した専用モデルです。フェルトスパイクソールで磯場やテトラ帯でのグリップ力を確保し、初心者でも安心して水に入れます。
裏地はメッシュ仕様でベタつかず快適で、エントリーモデルでありながら本格的な機能を備えています。シーバス専用ブランドならではの配慮が随所に感じられる一着です。
- マズメブランドを愛用する人
- シーバス専用設計を求める人
- スリムなデザインを好む人
- 立体裁断による動きやすさを重視する人
- 磯場やテトラ帯での釣りをする人
リトルプレゼンツ N3 チェストハイウェーダー【透湿防水素材】
リトルプレゼンツのN3 チェストハイウェーダーは、軽量かつ透湿性に優れる素材で快適な着心地を実現したミドルレンジモデルです。肩のベルト調整やポケット位置も使いやすく、様々なフィールドで活躍します。
このウェーダーの特徴は、細部にわたる使いやすさへの配慮です。28,566円という価格に見合った高い品質と、長期間使用できる耐久性を備えています。
透湿防水素材により夏場でも快適に使用でき、オールシーズン対応できるのが大きなメリット。中級者が長く愛用できる、信頼性の高いモデルです。
- 軽量性を重視する人
- 使いやすさにこだわる人
- オールシーズン使いたい人
- 高い透湿性を求める人
- 長期間使える品質を重視する人
リバレイ RBB アクアマックスウェーダー【透湿防水素材】
リバレイのRBB アクアマックスウェーダーは、アクアマックス素材で耐久性と透湿性を両立したミドルレンジモデルです。シンプルなカラーリングながら、サーフや河川でのシーバス狙いに対応する設計となっています。
このウェーダーの魅力は、独自のアクアマックス素材による高いバランス性能です。20,830円という価格で、透湿防水素材の快適性と十分な耐久性を両立しています。
シンプルながら実用的な設計で、長時間の釣行でもストレスなく使用できます。中級者が求める機能性と信頼性を兼ね備えた、バランスの取れたモデルです。
- 耐久性と透湿性の両立を求める人
- シンプルなデザインを好む人
- サーフでの釣りが多い人
- 長時間の釣行をする人
- 信頼性の高いブランドを選びたい人
パズデザイン BS チェストハイウェーダー【透湿防水素材】
パズデザインのBS チェストハイウェーダーは、脚回りのフィット感を重視したパターン設計が特徴のモデルです。腰や膝への負担を考慮し、シーバスロッド操作時の動きやすさをしっかりキープしています。
このウェーダーは、アングラーの動きを徹底的に研究した設計により、快適なキャスティングとファイトを可能にします。27,930円という価格で、本格的な機能性を体験できます。
透湿防水素材による快適性と、人間工学に基づいた動きやすさを両立。中級者から上級者まで満足できる、高い完成度を誇るモデルです。
- フィット感を重視する人
- 長時間のキャスティングをする人
- 動きやすさにこだわる人
- 人間工学設計を求める人
- 本格的な機能性を追求する人
シマノ ハイパーウェーダー チェストハイ・カットピンフェルトソール FF-055T【ナイロン】
シマノのハイパーウェーダーは、カットピンフェルトソールで滑りにくさと歩きやすさを両立したモデルです。フェルトに切れ込みが入っていることでソールに柔軟性があり、様々な地形に対応できます。
このウェーダーの最大の特徴は、カットピンフェルトによる優れたグリップ力と柔軟性です。裏地がメッシュ仕様で蒸れても快適に使用でき、長時間の釣行をサポートします。
シマノの信頼性の高い品質で、ナイロン素材でありながら高い機能性を実現。中級者のスキルアップに最適な、バランスの取れたモデルです。
- カットピンフェルトを試したい人
- シマノブランドを信頼する人
- 柔軟性のあるソールを求める人
- 様々な地形で釣りをする人
- 快適性と機能性を両立したい人
プロックス ブリザテック ポリカウェダーチェスト フェルト PX320【透湿防水素材】
プロックスのブリザテック ポリカウェダーチェストは、透湿素材を使用しながらコストパフォーマンスに優れたモデルです。透湿素材により蒸れにくく、暑い時期でも快適に使用できます。
このウェーダーの魅力は、透湿防水素材でありながら手頃な価格を実現していることです。透湿素材のウェーダーは通常高価ですが、このモデルは中級者でも手が届く価格設定となっています。
フェルトソールでオールマイティに使用でき、透湿防水素材の入門モデルとして最適。コストパフォーマンスを重視しながら、快適性も追求したい人におすすめです。
- 透湿素材を安く体験したい人
- コストパフォーマンスを重視する人
- 夏場の快適性を求める人
- フェルトソールで様々な場所を攻めたい人
- 透湿防水素材の入門モデルを探している人
マズメ フルオープンストッキングウェイダー MZST-295【透湿防水素材】
マズメのフルオープンストッキングウェイダーは、フルオープンジッパーで着脱がスムーズなストッキングタイプのモデルです。透湿防水素材を使用し、蒸れを抑えながら高い防水性能を実現しています。
このウェーダーの最大の特徴は、フルオープンジッパーによる着脱の容易さです。ストッキングタイプのため靴底をカスタマイズでき、様々な釣り場に対応できる汎用性も魅力です。
透湿防水素材による快適性と、マズメならではのシーバスアングラー目線の設計で、中級者の要求を満たす高機能モデルです。
- 着脱の簡単さを重視する人
- ストッキングタイプを使いたい人
- 靴底をカスタマイズしたい人
- マズメブランドを愛用する人
- 透湿防水素材の快適性を求める人
【3万円以上】上級者向けハイエンドモデル8選
本格的にシーバス釣りを楽しむ上級者には、3万円以上のハイエンドモデルがおすすめです。最高級の素材と技術を駆使し、快適性・耐久性・機能性のすべてを高次元で実現したモデルが揃っています。
シマノ ドライシールド+4 ストレッチウェーダー【透湿防水素材】
シマノのドライシールド+4 ストレッチウェーダーは、伸縮性の高いストレッチ素材を採用し、身体の動きに追従する最高級モデルです。高い防水透湿性能でシーバスをはじめ、あらゆるソルトウォーターゲームを快適にサポートします。
このウェーダーの最大の特徴は、ストレッチ素材による抜群の動きやすさです。47,630円という価格に見合った最高級の快適性を提供し、プロアングラーも愛用する品質を実現しています。
シマノ独自のドライシールド技術により、防水性と透湿性の完璧なバランスを実現。長時間の過酷な釣行でも、常に快適な状態を維持できます。
- 最高級の動きやすさを求める人
- プロレベルの品質を求める人
- 長時間の過酷な釣行をする人
- ストレッチ素材を体験したい人
- シマノの最高技術を体験したい人
ダイワ タイトフィットブレスラジアルジップウェーダー【透湿防水素材】
ダイワのタイトフィットブレスラジアルジップウェーダーは、ジッパー付きで着脱が容易で、脚まわりのフィット感をしっかり確保したハイエンドモデルです。ラジアルソールで泥や砂地の多いポイントでも安定した足元をサポートします。
このウェーダーの特徴は、タイトフィット設計による水中での優れた機動性です。45,738円という価格で、ダイワの最高技術を体験できます。
ジッパー機能により着脱が楽になるだけでなく、換気調整も可能で、あらゆる条件下での快適性を追求。上級者が求める全ての機能を備えた完成度の高いモデルです。
- タイトフィットの機動性を求める人
- ジッパー機能を活用したい人
- サーフでの釣りが多い人
- 着脱の簡単さを重視する人
- ダイワの最高技術を体験したい人
双進 RBB フロントオープンウェーダー【透湿防水素材】
双進のRBB フロントオープンウェーダーは、フロントジッパー搭載で着脱がスムーズなハイエンドモデルです。透湿・防水機能に優れた素材を使用し、釣行中のストレスを軽減してくれます。
このウェーダーの魅力は、フロントオープン機構による革新的な着脱性です。41,772円という価格で、従来にない快適性を実現しています。
高い透湿防水性能と、使いやすさを追求した機能設計で、上級者の厳しい要求に応える品質を提供。革新的な機能を求める人に最適なモデルです。
- 革新的な機能を求める人
- 着脱の簡単さを最重視する人
- 最高級の透湿防水性能を求める人
- ストレス軽減を重視する人
- 他にない機能を体験したい人
フォックスファイヤー エアロポーラス ソックスフットウェーダー【透湿防水素材】
フォックスファイヤーのエアロポーラス ソックスフットウェーダーは、独自生地”エアロポーラス”を使用し、蒸れにくく快適なハイエンドモデルです。フィット感の高いソックスフット仕様で、靴の選択幅が広がり利便性も高くなっています。
このウェーダーの最大の特徴は、エアロポーラス素材による抜群の透湿性です。40,789円という価格で、最高レベルの快適性を体験できます。
ソックスフット仕様により様々なウェーディングシューズとの組み合わせが可能で、用途に応じた最適なセッティングを実現できます。
- 最高レベルの透湿性を求める人
- ソックスフットタイプを使いたい人
- 靴のカスタマイズ性を重視する人
- 独自技術を体験したい人
- 快適性を最重視する人
マズメ ハイブリッドウェーダー【クロロプレン】
マズメのハイブリッドウェーダーは、ブーツフットタイプとストッキングタイプのメリットを融合させた独自構造のモデルです。耐久性・防水性ともにハイレベルで、激しい立ち込み釣りにおすすめです。
このウェーダーの革新的な点は、2つのタイプの良いところを合わせたハイブリッド設計です。31,544円という価格で、従来にない新しい機能性を実現しています。
クロロプレン素材により優れた保温性と耐久性を提供し、冬場のシーバス釣りでも快適に使用できます。マズメならではの革新的なアプローチが光るモデルです。
- 革新的な設計を求める人
- 冬場の保温性を重視する人
- 激しい立ち込み釣りをする人
- マズメの最新技術を体験したい人
- 従来にない機能を求める人
リトルプレゼンツ ウェーダー N3 チェストハイウエーダー W-46【透湿防水素材】
リトルプレゼンツのウェーダー N3 チェストハイウエーダー W-46は、耐久性と透湿性に優れた3レイヤー構造を採用したハイエンドモデルです。シーバスゲームでの長時間ウェーディングでも蒸れを最小限に抑え、快適な釣行が可能です。
このウェーダーの特徴は、3レイヤー構造による高次元でのバランスです。32,222円という価格で、プロフェッショナルレベルの性能を提供します。
長時間の使用でも快適性を維持し、上級者の厳しい要求に応える品質を実現。リトルプレゼンツの技術力が結集された最高級モデルです。
- 3レイヤー構造の高性能を求める人
- 長時間の快適性を重視する人
- プロフェッショナルレベルの品質を求める人
- 耐久性と透湿性の両立を求める人
- リトルプレゼンツの最高技術を体験したい人
ダイワ タイトフィットソルトウェーダー【透湿防水素材】
ダイワのタイトフィットソルトウェーダーは、ソルトウォーター専用設計で海水に対する耐久性を重視したハイエンドモデルです。先丸設計により足先の動きやすさも確保し、シーバス釣りに最適化されています。
このウェーダーの魅力は、ソルトウォーター専用設計による高い耐塩性です。海水での使用を前提とした素材選択と設計で、長期間の使用でも性能劣化を抑制します。
タイトフィット設計により水中での抵抗を最小限に抑制し、効率的なウェーディングを可能にします。海でのシーバス釣りを本格的に楽しむ人に最適なモデルです。
- 海での釣りがメインの人
- ソルト専用設計を求める人
- 耐塩性を重視する人
- タイトフィットの機動性を求める人
- 足先の動きやすさを重視する人
シマノ XEFO・ドライシールド・ストッキングウェーダー XT WA-220K【透湿防水素材】
シマノのXEFO・ドライシールド・ストッキングウェーダーは、シマノのソルトウォーター専用ブランドXEFOの最高級モデルです。ドライシールド技術とストッキング仕様を組み合わせ、究極の快適性と汎用性を実現しています。
このウェーダーの最大の特徴は、XEFOブランドの技術力を結集した最高峰の性能です。シマノの持つ全ての技術を投入し、プロアングラーも認める品質を提供します。
ストッキング仕様により靴底のカスタマイズが自由自在で、あらゆる釣り場に対応可能。シマノの最高技術を体験したい上級者に最適なモデルです。
- シマノの最高技術を体験したい人
- プロレベルの品質を求める人
- ストッキングタイプの汎用性を求める人
- XEFOブランドを愛用する人
- 究極の快適性を追求する人

季節別シーバスウェーダーの使い分け方法
シーバス釣りを快適に楽しむためには、季節に応じたウェーダーの使い分けが重要です。水温や気温の変化に合わせて最適な素材を選ぶことで、一年中快適にウェーディングを楽しめます。

春・秋におすすめの素材と選び方
春と秋は最もウェーディングに適した季節で、透湿防水素材のウェーダーが最適です。気温も水温も適度で、長時間の釣行でも快適に過ごせます。
春・秋シーズンのウェーダー選びのポイントは以下の通りです。
この季節は一日の中での気温差が大きいため、インナーウェアでの調整が重要です。朝晩は冷え込むことが多いので、フリースやメリノウールなどの保温性インナーを重ね着し、日中暖かくなったら調整できるようにしておきましょう。
ダイワ スーパーブレスウェーダーやリトルプレゼンツ N3 チェストハイウェーダーなどの透湿防水素材モデルが、春・秋シーズンには最適です。
夏場の蒸れ対策に最適な素材
夏場のウェーディングで最も重要なのは蒸れ対策です。透湿防水素材一択で、できるだけ薄手で軽量なモデルを選びましょう。
夏場のウェーダー選びで注意すべきポイントは以下の通りです。
適した素材 | 避けるべき素材 |
---|---|
透湿防水素材
薄手のナイロン(短時間使用)
|
クロロプレン
厚手のナイロン
PVC
|
夏場は早朝や夕方の涼しい時間帯での釣行がおすすめです。日中の暑い時間は避け、フロントジッパー付きモデルであれば換気も可能なため、さらに快適に過ごせます。
フォックスファイヤー エアロポーラス ソックスフットウェーダーのような最高レベルの透湿性を持つモデルや、マズメ フルオープンストッキングウェイダーのようなフルオープンジッパー付きモデルが夏場には最適です。
冬の保温性を重視した素材選び
冬場のシーバス釣りでは保温性が最重要となります。クロロプレン素材のウェーダーが最適で、厚みのある素材が冷たい水から体を守ってくれます。
冬場のウェーダー選びと対策は以下の通りです。
12月の河川でのナイトシーバス(水温8℃)
厚手のインナーと組み合わせれば更に保温効果アップ
クロロプレン素材がない場合は、透湿防水素材でも厚手のインナーとの組み合わせで対応可能です。発熱インナーやメリノウール、フリースなどを重ね着し、保温性を高めましょう。
冬場におすすめのモデルは以下の通りです。
推奨度 | 素材・モデル |
---|---|
最適
|
マズメ ハイブリッドウェーダー(クロロプレン)
|
対応可能
|
透湿防水素材+厚手インナー
|
また、冬場は転倒時のリスクも高いため、安全装備の充実と無理のない釣行計画が重要です。
シーバスウェーダー使用時の安全対策と注意点
ウェーディングは水中での釣りとなるため、陸からの釣り以上に危険が伴います。楽しい釣りを安全に行うためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。ここでは、シーバスウェーダー使用時の重要な安全対策を詳しく解説します。

必須の安全装備(ライフジャケット・ウェーディングスタッフ等)
ウェーディング時には、ウェーダーと同じくらい重要な安全装備があります。これらの装備は万が一の事態に命を守る重要なアイテムです。
必須の安全装備は以下の通りです。
ライフジャケットは国土交通省認定品を選び、必ず正しく着用しましょう。ウェーディングベストなら小物収納も可能で、実用性も高くなります。
その他の推奨装備は以下の通りです。
装備 | 役割・重要性 |
---|---|
ホイッスル
|
緊急時の合図・救助要請
|
防水スマホケース
|
緊急連絡・118番通報
|
ナイフ
|
ラインが絡まった際の脱出用
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ヘッドライト
|
夜間・早朝の視界確保
|
これらの装備はすべて手の届く場所に装着し、いざという時にすぐ使えるようにしておくことが重要です。
エイ対策の基本的な歩き方
ウェーディング時の事故で最も多いのがアカエイによる刺傷事故です。正しい歩き方を身につけることで、リスクを大幅に軽減できます。
エイ対策の基本的な歩き方は以下の通りです。
ズリ足のポイントは以下の通りです。
足を高く上げず、地面を滑るように移動することで、エイに人間の存在を知らせます。
急な動きは避け、エイが逃げる時間を与えながらゆっくりと歩きます。
歩きながら時々地面を軽く蹴ることで、エイに振動を伝えて警戒させます。
エイの多い場所では、エイガードの着用で刺傷被害を最小限に抑えられます。
万が一エイに刺された場合は、すぐに陸に上がり45度程度のお湯に患部を浸し、速やかに病院で治療を受けてください。エイの毒は熱に弱いため、温めることで痛みが和らぎます。
潮汐チェックと入水タイミング
安全なウェーディングのためには、潮汐(潮の満ち引き)の把握が不可欠です。潮位の変化を無視した入水は、帰路で水位が上がり戻れなくなるリスクがあります。
安全な入水タイミングの基本ルールは以下の通りです。
タイミング | 安全度と注意点 |
---|---|
下げ潮時の入水
|
最も安全・水位が下がるため
|
上げ潮時の入水
|
危険・早めの撤収が必要
|
干潮前後
|
水位変化が緩やか・初心者向け
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満潮前後
|
注意が必要・短時間の釣行推奨
|
特に注意すべきは大潮の時期です。干満差が大きく、短時間で大幅な水位変化が起こるため、釣りに夢中になっていると帰れなくなるリスクが高まります。
潮汐情報は以下の方法で確認できます。
緊急時の対処法
万が一の緊急事態に備えて、正しい対処法を事前に把握しておくことが重要です。パニックにならず冷静に対応することが、命を守ることにつながります。
主な緊急事態と対処法は以下の通りです。
緊急連絡先として覚えておくべき番号は以下の通りです。
緊急連絡先 | 用途 |
---|---|
118番
|
海上保安庁・水難事故専用
|
119番
|
消防・救急・陸上での事故
|
110番
|
警察・行方不明等
|
スマートフォンのロック画面からでも緊急電話は可能なので、防水ケースに入れて必ず携帯しましょう。
シーバスウェーダーのメンテナンス方法
せっかく購入したウェーダーを長く愛用するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。特に海水での使用後は、塩分による劣化を防ぐためのケアが重要となります。

使用後の正しい乾燥・保管方法
使用後のメンテナンスは、ウェーダーの寿命を大きく左右する重要な作業です。正しい手順で行うことで、防水性能と耐久性を長期間維持できます。
基本的なメンテナンス手順は以下の通りです。
海水や汚れを真水でしっかりと洗い流します。特に靴底とブーツ部分は念入りに洗浄してください。
ウェーダー内部の湿気をタオルで拭き取り、可能な限り水分を除去します。
直射日光を避け、風通しの良い場所で裏返して陰干しします。完全に乾燥するまで十分な時間をかけてください。
完全に乾燥後、湿度の低い場所でハンガーにかけて保管します。折り曲げての保管は避けてください。
特に注意すべきポイントは以下の通りです。
やってはいけないこと | 推奨される方法 |
---|---|
直射日光での乾燥
高温での乾燥
湿ったままの保管
|
陰干しでの自然乾燥
室温での乾燥
完全乾燥後の保管
|
透湿防水素材は特にデリケートなため、洗剤の使用は避け、真水だけで洗浄することを推奨します。どうしても洗剤が必要な場合は、中性洗剤を薄めて使用してください。
穴あき・破損時の応急処置
釣行中にウェーダーに穴が開いてしまった場合、適切な応急処置で釣りを続行できることがあります。ただし、安全を最優先に判断することが重要です。
応急処置の方法は以下の通りです。
応急処置用として携帯しておくと便利なアイテムは以下の通りです。
本格的な修理は、メーカーのアフターサービスやウェーダー専門の修理業者に依頼することをおすすめします。素人修理では防水性能が完全に回復しない場合があります。
まとめ:シーバス釣りに最適なウェーダーを選ぼう
シーバス釣り用ウェーダーの選び方から、おすすめモデル24選、安全対策まで詳しく解説してきました。最適なウェーダー選びは、快適で安全なシーバス釣りの第一歩となります。
ウェーダー選びの重要ポイントをまとめると以下の通りです。
初心者の方は1万円未満のナイロン素材から始め、慣れてきたら透湿防水素材にステップアップするのがおすすめです。中級者以上は用途に応じて複数のウェーダーを使い分けることで、より快適なシーバス釣りを楽しめるでしょう。
何より重要なのは安全を最優先にすることです。適切な装備と知識を身につけて、今まで届かなかったポイントで大型シーバスとの出会いを楽しんでください。
