ロックフィッシュ釣りを始めたいけど、どのロッドを選べばいいか迷っていませんか?
カサゴやキジハタ、アイナメなどの根魚を狙うロックフィッシュゲームでは、根に潜ろうとする魚を強引に引き剥がせるパワーと、海底の変化を感じ取れる繊細な感度が求められます。
長年ロックフィッシュ釣りを楽しんできた経験から言うと、ロッドの選び方ひとつで釣果は大きく変わります。
実際に九州の地磯で50cmオーバーのアイナメを釣り上げた時も、ロッドのパワーがなければ確実に根に潜られていたでしょう。
この記事では、これまで数々のロックフィッシュロッドを試してきた経験をもとに、初心者から上級者まで満足できるおすすめモデルを厳選してご紹介します。

ロックフィッシュロッドおすすめ人気ランキング10選
これまで様々なロックフィッシュロッドを実際に使い込んできた経験をもとに、性能・コスパ・使いやすさを総合的に評価したランキングをご紹介します。
各モデルの特徴や実釣での使用感、どんな釣り人におすすめかも詳しく解説していきますね。
順位 | 商品名 | 価格帯 | おすすめ度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
1位 | ダイワ HRF SX 86MHS | 4万円台 | ★★★★★ | 軽量・高感度・万能 |
2位 | シマノ ハードロッカーBB S83MH | 1.5万円台 | ★★★★★ | 初心者向け・扱いやすい |
3位 | メジャークラフト ロックライバー 5G | 2.5万円台 | ★★★★☆ | プロ仕様・コスパ良 |
4位 | アブガルシア ソルティースタイル | 1.7万円台 | ★★★★☆ | 2024年新モデル |
5位 | ダイワ ハードロック X 83MB | 1.3万円台 | ★★★★☆ | 入門者向け・安い |
1位 ダイワ HRF SX 86MHS|130gの軽さで遠投も楽々、感度抜群の万能モデル
ダイワのロックフィッシュロッドの最高峰とも言えるHRF SX 86MHSは、軽量性と感度の両立という難しい課題を見事にクリアしたモデルです。
先月、和歌山の地磯でこのロッドを使った際、40gのテキサスリグでも130gという軽さを全く感じさせず、一日中キャストを続けても疲労感がありませんでした。特に印象的だったのは、海底の小さな起伏や障害物の変化を手に取るように感じられる感度の高さです。

SVFナノプラスとX45フルシールドという先進技術により、キャスト時のブレや魚とのファイト中のネジレを徹底的に抑制。結果として、正確なルアー操作と確実なフッキングを実現してくれます。
- 長時間の釣行でも疲れたくない人
- 海底の変化を正確に把握したい人
- 遠投性能を重視する人
- 品質にこだわりたい中・上級者
- 1本で様々なフィールドに対応したい人
2位 シマノ ハードロッカーBB S83MH|釣り仲間が絶賛する使いやすさNo.1
初心者からベテランまで幅広く愛用されているシマノ ハードロッカーBBは、バランスの良さが最大の魅力です。
釣り仲間の初心者にこのロッドを勧めることが多いのですが、「こんなに魚の引きが分かりやすいなんて」と驚かれることがほとんど。実際に瀬戸内海の堤防でカサゴ釣りをした際も、20cmほどの小さなカサゴのアタリでもしっかりと伝わってくる感度に感心しました。
特に注目すべきは、マイルドな調子を採用していることで、ラインテンションの調整を自動的に行ってくれる点です。これにより、フッキングのタイミングが掴みにくい初心者でも、自然と適切なやり取りができるようになります。

兵庫県の波止でのカサゴ釣り
このロッドなら微細な変化も逃さず、確実にフッキングまで持ち込めました。
- ロックフィッシュを始めたい初心者
- コスパ重視で選びたい人
- 扱いやすいロッドを求める人
- 堤防メインで釣りをする人
- シマノブランドに信頼を置く人
3位 メジャークラフト ロックライバー 5G RV5-962MH|プロ愛用の本格派がこの価格で
瀬戸内でキジハタを釣りまくるプロアングラーが監修したロックライバー 5Gは、実戦で鍛え上げられた設計が光るモデルです。
トレカT1100Gという高級カーボン材を使用していながら、この価格帯で手に入るのは驚きの一言。実際に山口県の地磯で使用した際、35cmのキジハタが根に潜ろうとする瞬間も、ロッドのパワーで一気に浮上させることができました。
R360構造により、感度・パワー・粘りという相反する要素を高次元で融合。特にボトムの変化を感じ取る能力は、金属的な感度と表現したくなるほど鋭敏です。

- 本格的な性能を求める中級者以上
- キジハタ狙いがメインの人
- コスパと性能の両立を求める人
- プロ仕様のロッドに興味がある人
- 遠投を多用する人
4位 アブガルシア ソルティースタイル ロックフィッシュ SYRS-862M|2024年リニューアルで大幅進化
アブガルシア ソルティースタイル ロックフィッシュ SYRS-862M
2024年にフルリニューアルされたソルティースタイル ロックフィッシュは、従来モデルから約20%の強度向上を実現しながら軽量化も果たした注目モデルです。
新たに採用されたXカーボンテープラッピングの効果は絶大で、キャスト時やファイト中のロッドのネジレが大幅に軽減されています。先日、和歌山県の磯でこのロッドを使った際、30gのフリーリグでも正確無比なキャストコントロールができ、狙ったポイントにピンポイントでルアーを送り込めました。
特筆すべきは、SICトップガイドの採用により、ライン抜けが従来モデルより格段に向上していること。これにより飛距離の向上と共に、感度面でも大きなメリットを感じられます。

- 最新技術を試したい人
- 軽量性と強度を両立したい人
- アブガルシアブランドが好きな人
- コスパを重視する中級者
- フリーリグをよく使う人
5位 ダイワ ハードロック X 83MB|1万円台で買える入門者の強い味方
ロックフィッシュ入門者にとって最も心強い味方となるのが、ダイワ ハードロック X 83MBです。
1万円台前半という価格帯でありながら、BRAIDING X構造により必要十分なパワーと感度を確保。初心者の息子にこのロッドを持たせて大阪湾の堤防で釣りをした際、初回から25cmのカサゴを釣り上げることができ、「こんなに引くんだ!」と興奮していました。
握りやすいFUJI製リールシートと、糸絡みを軽減するKガイド仕様により、初心者でもストレスなく扱える設計になっています。何より、最初の1本で失敗したくない人にとって、この価格なら気軽にチャレンジできるのが大きなメリットです。

- ロックフィッシュを始めたい完全初心者
- 予算を抑えたい人
- 最初の1本選びで失敗したくない人
- 堤防や漁港メインの人
- ダイワブランドに信頼を置く人
6位 シマノ ハードロッカー SS B92H+-3|険しい磯にも持ち込める3ピース設計
3ピース構造で仕舞寸法わずか97.9cmというコンパクト性が最大の武器となるハードロッカー SS B92H+-3。
険しい地磯へのアプローチが必要な釣り場で、その真価を発揮します。先月、足場の悪い沖縄の磯場でこのロッドを使った際、両手を使って岩場を登る場面でも、短い仕舞寸法のおかげでザックに楽々収納でき、機動力の高さを実感しました。
3ピースながらスパイラルX構造により継目の違和感は皆無で、ワンピースロッドと変わらない操作感とパワーを実現しています。H+というパワー設定により、大型のハタ類にも余裕で対応できるのも心強いポイントです。

- 地磯や険しい釣り場に挑戦したい人
- 遠征釣行が多い人
- 携行性を重視する人
- 大型魚を狙いたい人
- ベイトタックルが得意な人
7位 アルファタックル クレイジーヘビーロックフィッシュ C762H|1万円を切る驚愕コスパ
1万円を切る価格でありながら本格的な性能を誇るクレイジーヘビーロックフィッシュは、まさにコスパの化け物です。
Fuji工業社製のガイドとリールシートを採用しており、価格からは想像できないほどの高品質な作り。実際に神奈川県の磯でこのロッドを使った際、32cmのメバルが掛かった瞬間から、しっかりとしたバットパワーで主導権を握ることができました。
特にベイトモデルとしての基本性能は申し分なく、重めのテキサスリグでも正確なキャストが可能です。初期投資を抑えつつ、本格的なロックフィッシュゲームを楽しみたい人にとって、これ以上ない選択肢でしょう。

- とにかく安く済ませたい人
- サブロッドを探している人
- ベイトタックル入門者
- コスパ重視の実用派
- 予算1万円以下で探している人
8位 メガバス 礁楽 SL-92HS|沖の根まで届く圧倒的飛距離
遠投性能に特化した設計が光るメガバス 礁楽 SL-92HSは、誰も攻めていない沖のポイントを狙い撃つためのロッドです。
9フィート2インチというロングレングスと絶妙なロッドバランスにより、40gクラスのテキサスリグでも楽々100m超えの遠投が可能。実際に静岡県のサーフでこのロッドを使った際、他のアングラーが届かない沖の根周りで連続ヒットを記録し、その遠投力の威力を痛感しました。
ロッドを保持した際にティップが上がるようなバランス設計により、テキサスリグの縦さばきが驚くほどスムーズに行えます。コアなロックフィッシュファンから絶大な支持を受けているのも納得の仕上がりです。

- 遠投重視の釣りをしたい人
- サーフや遠浅エリアで釣りをする人
- メガバスブランドが好きな人
- 他人とは違うポイントを攻めたい人
- スピニングロッドで大型を狙いたい人
9位 ヤマガブランクス アーリーフォーロック 86MH|所有感を満たす高級ブランクス
職人気質のヤマガブランクスが手がけるアーリーフォーロック 86MHは、所有する喜びと実釣性能を高次元で両立したモデルです。
高感度ブランクスによる情報伝達能力は秀逸で、海底の小石一つ一つまで感じ取れるほど。和歌山県の地磯でこのロッドを使った際、着底の瞬間から根の形状が手に取るように分かり、効率的にポイントを絞り込むことができました。
軽量リールシートと高性能ガイドの組み合わせにより、長時間の使用でも疲労感を感じにくい快適性も大きな魅力。価格は高めですが、それに見合う確かな品質と性能を提供してくれます。

- 品質にこだわりたい上級者
- 所有感を重視する人
- 感度を最重要視する人
- ヤマガブランクスファン
- 長く使える一本を探している人
10位 プロックス 根魚権蔵 頑固 782MHC|パープルカラーが目を引く個性派
他とは一線を画するパープルデザインが印象的な根魚権蔵 頑固は、見た目だけでなく性能面でも個性的なロッドです。
クロスラッピングを施した「頑固」なシャフトは確かに強靭で、先日の三浦半島での釣行では35cmのアイナメが根に潜ろうとする力を、余裕を持って制することができました。この価格帯でこれだけのパワーを持つロッドは珍しく、実用性は申し分ありません。
Fuji社製のKガイドを多点搭載により糸絡みが軽減され、風の強い日でもストレスなくキャストできるのが大きなメリット。個性的なデザインながら、基本性能はしっかりと押さえられています。

- 個性的なデザインが好きな人
- 人とは違うロッドを使いたい人
- コスパと性能を両立したい人
- 風の強い釣り場でよく釣りをする人
- ベイトタックル中級者
そもそもロックフィッシュロッドって普通のロッドと何が違うの?
ロックフィッシュ釣りを始めたばかりの頃、「普通のロッドじゃダメなの?」と疑問に思ったことがあります。
実際に様々なロッドを使い比べてみて分かったのは、ロックフィッシュロッドには根魚釣り特有の要求に応える独特な設計が施されているということです。
根魚の引きに負けない「強靭なバットパワー」が命
ロックフィッシュロッドの最大の特徴は、強靭なバットパワーです。
カサゴやキジハタ、アイナメなどの根魚は、フッキングした瞬間に元いた根や障害物に戻ろうとして強烈な引きを見せます。この時、一瞬でも主導権を魚に渡してしまうと根に潜られて確実にバレてしまうのが根魚釣りの厳しいところ。
先月、四国の地磯で45cmのキジハタが掛かった際も、フッキングの瞬間からロッドを立てて一気に浮上させることで、魚が根に向かう前に主導権を握ることができました。
根魚は瞬発力があり、一度根に潜られると取り込みは困難。フッキング直後の数秒が勝負を決める重要な局面となるため、強靭なバットパワーが不可欠です。
海底の変化を感じ取る「高感度ティップ」も重要
根魚釣りでは海底の地形変化を正確に把握することが釣果に直結します。
ロックフィッシュロッドのティップは、ルアーが海底を這う感触や、小さな根の存在、さらには魚の前アタリまで明確に伝えてくれる高感度設計。実際に和歌山県の磯で釣りをした際、テキサスリグが小さな窪みに落ちる瞬間の「ストン」という感触から、魚の潜み場所を特定できた経験があります。
特に、根魚特有の「コツッ」という前アタリを感じ取れるかどうかで、フッキング成功率は大きく変わってきます。
障害物から一瞬で引き剥がせるかが勝負
根魚釣りは時間との勝負です。
フッキングから魚を浮上させるまでの数秒間で勝負が決まるため、ロッドには瞬発的なパワーが求められます。通常のシーバスロッドやエギングロッドでは、この瞬発的なパワーが不足することが多く、せっかく掛けた魚を根に潜られてしまうリスクが高まります。
ロッドタイプ | バットパワー | 感度 | 根魚釣り適性 |
---|---|---|---|
ロックフィッシュロッド | ◎ | ◎ | 最適 |
シーバスロッド | ○ | ○ | 代用可能 |
エギングロッド | △ | ◎ | 小型のみ |
失敗しないロックフィッシュロッドの選び方を絶対見るべき5つのポイント
これまで数多くのロックフィッシュロッドを使ってきて痛感するのは、最初のロッド選びがその後の釣果に大きく影響するということです。
実際に、適切でないロッドを使っていた時期は、せっかくの魚を根に潜られて逃がすことが頻繁にありました。
そうした失敗経験も踏まえて、絶対に外せない選び方のポイントを5つご紹介します。
【最重要】スピニングかベイトか迷ったらこう選ぶ
スピニングとベイト、どちらを選ぶかで釣りのスタイルが大きく変わります。
長年両方を使い分けてきた経験から言うと、それぞれに明確な得意分野があり、釣り場や狙う魚種に応じて使い分けるのがベストです。
スピニング:初心者や遠投重視なら迷わずコレ
スピニングロッドは扱いやすさが最大のメリットです。
バックラッシュのリスクがほとんどなく、初心者でも安心してキャストできます。また、軽量ルアーの遠投性能に優れており、5g程度のジグヘッドでも100m近い飛距離を出すことが可能です。
実際に紀伊半島の地磯で8gのジグヘッドを使った際、スピニングタックルなら他のアングラーが届かない沖のポイントまでルアーを届けることができ、結果的に良型のキジハタをキャッチできました。
ベイト:パワーファイト派や手返し重視ならコレ
ベイトロッドはパワーとコントロール性能が抜群です。
太いラインを使用できるため大型魚にも対応でき、ピンポイントキャストの精度はスピニングを上回ります。特に、30g以上の重いリグを使う場面では、その威力を存分に発揮してくれます。
山口県の磯で40gのテキサスリグを使った際、ベイトタックルなら狙ったスポットに正確にルアーを撃ち込めるため、効率的に魚を探ることができました。
項目 | スピニング | ベイト |
---|---|---|
初心者向け | ◎ | △ |
遠投性能 | ◎ | ○ |
パワー | ○ | ◎ |
コントロール | ○ | ◎ |
軽量ルアー対応 | ◎ | △ |
長さ選びで釣果が変わる!フィールド別の最適解
ロッドの長さは釣り場の特性に合わせて選ぶのが鉄則です。
これまで様々な長さのロッドを使い分けてきて実感するのは、適切な長さを選ぶことで釣りの快適性と釣果が大きく向上するということです。
7〜8ft:堤防の足元攻めや取り回し重視
堤防や漁港での釣りには7〜8ftが最適です。
足元のテトラ周りを丁寧に探る際も、短めのロッドなら正確なルアーコントロールが可能。実際に神戸の波止でカサゴ釣りをした際、7.6ftのロッドを使うことで、狭い隙間にも正確にルアーを送り込むことができ、他のアングラーが攻めきれないポイントで連続ヒットを記録しました。
8〜9ft:どこでも使える黄金サイズ
迷ったら8〜9ftを選んでおけば間違いありません。
遠投性能と操作性のバランスが最も優れており、堤防から磯まで幅広いフィールドに対応できます。初心者が最初の1本を選ぶなら、この長さが最も汎用性が高いと断言できます。
9ft〜:磯の遠投や大型狙いの必須アイテム
磯場での遠投や大型魚狙いには9ft以上が必要です。
沖縄の磯で50cmオーバーのアイナメを狙った際、9.6ftのロッドを使うことで、他のアングラーが届かない沖の根まで40gのテキサスリグを送り込み、見事に45cmのアイナメをキャッチすることができました。
硬さ(パワー)は狙う魚種で決める鉄則
ロッドの硬さは狙う魚種のサイズに直結する重要な要素です。
適切でない硬さを選んでしまうと、小さな魚でも取り込めなかったり、逆に大型魚に対応できなかったりします。
ML〜M:カサゴ・小型ソイなど20cm台まで
20cm台までの小型根魚がメインターゲットならML〜Mが最適です。
繊細なティップが小さなアタリも確実に捉え、軽量リグでのテクニカルな釣りが楽しめます。実際に伊豆の堤防で15cmほどのカサゴを狙った際、MLパワーのロッドなら魚の引きを存分に楽しめ、小さな魚でもスリリングなファイトを味わえました。
MH:アイナメ・キジハタなど30〜40cm狙い
30〜40cmクラスの中型根魚を狙うならMHが鉄板です。
パワーと感度のバランスが良く、最も汎用性の高い硬さ。和歌山の磯で35cmのキジハタが掛かった際も、MHパワーなら魚を根から確実に引き離しつつ、過度な負荷をかけずに取り込むことができました。
H〜XH:50cmオーバーの夢サイズ対応
50cmを超える大型根魚を本気で狙うならH〜XHが必須です。
大型魚の強烈な引きにも負けない強靭なパワーを持ち、重いリグも軽々と操れます。四国の地磯で60cmのアイナメが掛かった際は、Hパワーのロッドだからこそ、魚の引きに対抗して確実に浮上させることができました。
ルアーウェイトは使うリグに合わせて慎重に
使用するルアーの重さとロッドの適合ウェイトを合わせることは基本中の基本です。
適合ウェイトを無視してしまうと、キャスト時にロッドが折れるリスクがあるだけでなく、ルアーの操作性も大幅に悪化します。
ルアーウェイト選択の目安
5〜15g:ジグヘッドリグ、軽量テキサスリグ
15〜30g:中量テキサスリグ、フリーリグ
30g〜:重量テキサスリグ、メタルジグ
実際に、適合ウェイト10〜30gのロッドで5gのジグヘッドを使った際、軽すぎてロッドの性能を活かしきれず、キャスト精度と感度が大幅に低下した経験があります。
感度の差は釣果に直結する!見逃せないポイント
ロックフィッシュ釣りでは感度の良し悪しが釣果を左右します。
海底の地形変化、障害物の存在、そして魚のアタリ——これらすべてを正確に把握できるかどうかで、釣果は雲泥の差となります。
高感度ロッドを使うようになってから、これまで気づかなかった微細な地形変化や、魚の前アタリまで感じ取れるようになり、釣果が格段に向上しました。
根魚のアタリは非常に繊細で、「なんとなく重い」程度の微妙な変化から始まることが多い。この初期の変化を感じ取れなければ、確実なフッキングは困難です。
【予算・レベル別】あなたにピッタリのロックフィッシュロッド
ロックフィッシュロッドは価格帯によって性能に大きな差があり、自分のレベルと予算に合った選択をすることが成功の鍵となります。
これまで初心者から上級者まで様々なレベルの人にロッドを紹介してきた経験から、レベル別のおすすめモデルをご紹介します。
初心者が最初の1本に選ぶべきおすすめ3選
初心者にとって最初の1本選びは非常に重要です。
扱いやすく、失敗しにくいモデルを選ぶことで、ロックフィッシュ釣りの楽しさを存分に味わうことができます。
ダイワ ハードロック X 83MB|まずはコレで間違いなし
初心者が迷ったらこのロッドを選んでおけば間違いありません。
1万円台前半という手頃な価格でありながら、BRAIDING X構造により必要十分なパワーを確保。知人の息子(中学1年生)にこのロッドを使わせた際、初回の釣行から25cmのカサゴを3匹キャッチし、「釣りってこんなに楽しいんだ!」と目を輝かせていました。
Kガイド仕様により糸絡みトラブルが少なく、初心者が陥りがちなライントラブルを大幅に軽減してくれるのも大きなメリットです。

シマノ ハードロッカーBB S83MH|安心のシマノ品質
シマノブランドの安心感を求める初心者にピッタリです。
マイルドな調子により、フッキングのタイミングが掴みにくい初心者でも自然と適切なやり取りができるよう設計されています。実際に近所の釣り初心者の方にこのロッドを貸した際、「こんなに魚の引きが分かりやすいなんて驚きです」と喜んでもらえました。
メジャークラフト ソルパラ ハードロック SPX-832M/S|コスパ重視派の定番
とにかくコストを抑えつつ本格的な釣りを楽しみたい人におすすめです。
エントリーモデルながら、宙層から海底まで幅広いレンジに対応できる設計。初期投資を抑えて始めたい人には最適な選択肢です。
予算1万円台で狙う激安コスパ最強3選
限られた予算でも妥協したくない人のための厳選モデルです。
1万円台でありながら、上位モデルに迫る性能を発揮するコスパ抜群のロッドをご紹介します。
アルファタックル クレイジーヘビーロックフィッシュ C762H|安いのに本格性能
1万円を切る価格でFuji工業社製パーツを採用した驚異のコスパモデル。
神奈川県の磯でこのロッドを使った際、32cmのメバルが掛かった瞬間から、価格からは想像できないほどしっかりとしたバットパワーを感じました。「安かろう悪かろう」の常識を覆す品質の高さに正直驚かされました。

プロックス 根魚権蔵 頑固 782MHC|見た目も性能もユニーク
パープルカラーの個性的なデザインが目を引く実力派モデル。
クロスラッピングによる強化構造で、見た目以上にタフな設計。Kガイド多点搭載により、風の強い日でも糸絡みを気にせずキャストできます。
メジャークラフト ロックライバー 1G RV1-862MH|プロ監修の入門モデル
プロアングラー監修でありながらエントリー価格を実現した注目モデル。
上位機種の5Gシリーズで培った技術を惜しみなく投入し、1万円台でプロ仕様の性能を体験できます。
本気で根魚を極めたい上級者向け3選
妥協を許さない上級者のための最高峰モデルをご紹介します。
価格は高めですが、それに見合うだけの圧倒的な性能と所有感を提供してくれます。
ダイワ HRF AIR 90M/MH|軽量・高感度の頂点
ダイワの最先端技術を結集した至高のモデルです。
X45構造とHVF NANOPLUSカーボンの組み合わせにより、軽量性と強度を高次元で両立。和歌山県の地磯で使用した際、90Mというロングレングスでありながら、一日中使っても疲労感をほとんど感じませんでした。
エアセンサーシートによる操作性の向上も素晴らしく、海底の小さな変化まで手に取るように感じられる感度は圧巻です。

シマノ ハードロッカー エクスチューン|シマノ最高峰の技術
シマノのロックフィッシュロッド最高峰モデルです。
スパイラルXコアとハイパワーXによる強化構造で、大型魚とのファイトでも安心感抜群。カーボンモノコックグリップによる感度向上も特筆すべき点です。
ヤマガブランクス アーリーフォーロック 86MH|職人気質のブランクス
職人の手によって丁寧に作られた特別なロッドです。
高感度ブランクスによる情報伝達能力は他の追随を許さず、所有する喜びも味わえる逸品。価格は高めですが、一生物のロッドを求める人には最適です。
釣り場別!こんな場所にはこのロッドが最強
ロックフィッシュが生息する環境は多様で、釣り場の特性に応じたロッド選びが釣果アップの近道となります。
様々なフィールドでの実釣経験をもとに、場所別の最適なロッド選択をご紹介します。
堤防・漁港なら足元重視のショートロッドが正解
堤防や漁港での根魚釣りは、正確性と取り回しの良さが重要です。
足元のテトラポッドや敷石周りを丁寧に探る際、長すぎるロッドは逆に扱いにくくなります。実際に神戸港の堤防でカサゴ釣りをした際、7.6ftのショートロッドを使うことで、狭いテトラの隙間にも正確にルアーを送り込むことができ、1時間で8匹の釣果を上げることができました。
長さ:7〜8ft / パワー:ML〜MH / ルアーウェイト:5〜25g
特に、人工構造物が多い環境では、ピンポイントキャストの精度が釣果を左右します。短めのロッドなら狙ったスポットに確実にルアーを届けることができ、根掛かりのリスクも軽減できます。
大阪湾の堤防でのカサゴ釣り
テトラポッドの隙間を狙い撃ちし、足元5m以内のエリアを集中攻略。
磯場では遠投力とパワーの両立が生命線
磯場でのロックフィッシュ釣りは、遠投力と強靭なパワーが不可欠です。
沖の根まで確実にルアーを届け、掛けた魚を荒々しい根から強引に引き剥がすためには、9ft以上のロングロッドが必要になります。和歌山県の地磯で45cmのキジハタが掛かった際、9.2ftのHパワーロッドだからこそ、魚が根に潜る前に一気に浮上させることができました。
磯の種類 | 推奨ロッド長 | 推奨パワー | 主なターゲット |
---|---|---|---|
低い磯・ゴロタ場 | 8.5〜9ft | MH〜H | キジハタ・アイナメ |
高い磯 | 9〜10ft | H〜XH | 大型ハタ・ソイ |
サラシの立つ荒磯 | 9.5ft以上 | XH | モンスタークラス |
磯場では風の影響も受けやすいため、重めのリグを遠投できるパワーのあるロッドが必須となります。30〜50gのテキサスリグでも余裕でキャストできるスペックを選びましょう。
ボート釣りは短くて感度の良いモデルを
ボートからのロックフィッシュ釣りでは、感度と操作性が最重要です。
バーチカルな釣りが中心となるため、長いロッドは必要なく、むしろ6〜7ftの短めのロッドが扱いやすくなります。実際に相模湾のボート釣りで6.8ftのMパワーロッドを使った際、海底の微細な変化を手に取るように感じることができ、40cmのアイナメの繊細なアタリも逃さずキャッチできました。
ボート釣りでは、ソリッドティップモデルがおすすめ。根魚特有の「コツコツ」とした前アタリを明確に捉えられるため、フッキング率が格段に向上します。
サーフや遠浅エリアは長さが武器になる
サーフや遠浅のゴロタ場では、圧倒的な遠投力が勝負を分けます。
魚が潜む根まで50〜100m以上の距離があることも珍しくないため、9.5ft以上のロングロッドが必須。静岡県のサーフで9.6ftのロッドを使った際、他のアングラーが届かない120m沖の根周りで35cmのヒラメとキジハタのダブルヒットを経験しました。
長いロッドで遠投し、誰も攻めていないエリアを狙うことで、プレッシャーの低い魚に出会える確率が大幅に向上します。
特に朝夕のマズメ時には、沖の根周りに回遊してくる良型の根魚を狙い撃ちできるチャンスがあります。遠投力のあるロッドでこのチャンスを確実にモノにしましょう。
知らないと損する!メーカー別の特色と選び方
ロックフィッシュロッドを製造するメーカーには、それぞれ独自の特色と強みがあります。
これまで様々なメーカーのロッドを使い込んできた経験から、各メーカーの個性と、どんな人におすすめかを詳しく解説します。
ダイワ:軽さと感度にこだわる技術派
ダイワのロックフィッシュロッドは軽量性と感度の高さが際立ちます。
SVFナノプラスやX45といった先進技術を積極的に投入し、他社を一歩リードする性能を実現。実際にHRF SXシリーズを使った際、130gという軽さでありながら40gのテキサスリグを一日中操作しても疲労感がほとんどありませんでした。
特に、長時間の釣行でも疲れたくない人や、感度を最重視する人にはダイワのロッドが最適です。技術的な裏付けがしっかりしているため、性能に対する信頼性も抜群です。

シマノ:バランス重視で初心者も安心
シマノのロッドは性能バランスの良さと扱いやすさが魅力です。
スパイラルXやハイパワーXなどの独自技術により、強度と操作性を高次元で両立。ハードロッカーシリーズは特に初心者からの評判が良く、マイルドな調子により自然と適切なやり取りができるよう設計されています。
実際に釣り初心者の友人にハードロッカーBBを使わせた際、「シマノのロッドは安心感が違う」と話していました。初心者から上級者まで、誰でも扱いやすいロッド作りがシマノの真骨頂です。
メジャークラフト:コスパ番長の異名は伊達じゃない
メジャークラフトは圧倒的なコストパフォーマンスが最大の武器です。
プロアングラー監修のロックライバーシリーズは、実戦で培われた経験を惜しみなく反映した実用的な設計。実際にロックライバー 5Gを使った際、2万円台でありながら上位機種に匹敵する感度とパワーを実感しました。
R360構造やトレカT1100Gなど、高級素材を惜しみなく使用しながらも価格を抑える企業努力は見事。コストを抑えつつ本格的な性能を求める人には最適なメーカーです。
アブガルシア:アメリカ生まれの実戦派
アブガルシアのロッドは実戦性能の高さが光ります。
ソルティースタイルシリーズの2024年リニューアルでは、Xカーボンテープラッピングの採用により強度が約20%向上。実際に新型を使った際、従来モデルと比べて明らかにネジレが少なく、キャスト精度が向上していることを実感しました。
アメリカ生まれのブランドらしく、タフな釣り環境でも確実に結果を出せる信頼性の高さが魅力。実戦重視で確実な性能を求める人におすすめです。
個性派メーカーも見逃せない隠れた名品
大手メーカー以外にも注目すべきブランドが存在します。
ヤマガブランクスは職人気質の丁寧な作りで、所有感と実釣性能を高次元で両立。アルファタックルは驚異的なコスパで、Fuji製パーツを使いながら1万円を切る価格を実現しています。
メーカー | 特徴 | 価格帯 | おすすめユーザー |
---|---|---|---|
ダイワ | 軽量・高感度 | 1〜5万円 | 技術派・長時間釣行 |
シマノ | バランス・扱いやすさ | 1.5〜4万円 | 初心者・安定性重視 |
メジャークラフト | コスパ・実用性 | 1〜3万円 | コスパ重視・実用派 |
アブガルシア | 実戦性能・タフさ | 1.5〜3.5万円 | 実戦派・信頼性重視 |
「ロックフィッシュロッドって他の釣りにも使えるの?」に答えます
ロックフィッシュロッドを購入する際、「他の釣りにも使えるかどうか」は重要な判断材料となります。
実際に様々な釣りでロックフィッシュロッドを使ってきた経験から、代用の可能性と注意点を詳しく解説します。
シーバスロッドとの使い分けポイント
ロックフィッシュロッドとシーバスロッドは意外と代用が利きます。
実際にロックフィッシュロッドでシーバス釣りをした際、M〜MHクラスのロッドなら70cmのシーバスでも十分に対応でき、むしろパワーがある分、安心してやり取りできました。ただし、遠投性能はシーバス専用ロッドに一歩譲る部分があります。
逆にシーバスロッドでロックフィッシュを狙う場合は、パワー不足に注意が必要です。大型の根魚を根から引き剥がすパワーが不足する可能性があります。
エギングロッドでも代用できる?実際のところ
エギングロッドでのロックフィッシュ釣りは条件付きで可能です。
小型のカサゴやメバル程度なら問題ありませんが、30cmを超える根魚になると厳しくなります。実際にエギングロッドで25cmのキジハタが掛かった際、ロッドが入りすぎて魚に主導権を握られそうになり、ヒヤヒヤした経験があります。
エギングロッド | シーバスロッド | ロックフィッシュロッド |
---|---|---|
軽量ルアー得意
パワー不足
大型魚に不安
|
バランス良好
遠投性能良
感度はやや劣る
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パワー抜群
高感度
根魚に最適
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バスロッドを流用するメリット・デメリット
バスロッドはロックフィッシュ釣りに意外と適しています。
特にヘビーなバスロッドは、ロックフィッシュロッドと似たコンセプトで設計されているため、代用が効きます。実際にH〜XHクラスのバスロッドでキジハタを狙った際、十分なパワーで魚を根から引き離すことができ、専用ロッドとほぼ変わらない使用感でした。
海水での使用後は必ず真水で洗浄し、塩分を完全に除去することが重要。海水仕様でないロッドは錆びやすいため、メンテナンスを怠らないよう注意しましょう。
1本で複数の釣りを楽しみたい人への提案
1本のロッドで複数の釣りを楽しみたいなら、8.5〜9ftのMHクラスがおすすめです。
この長さとパワーなら、ロックフィッシュはもちろん、シーバス、軽めのショアジギング、エギングまで対応可能。実際に9ftのMHロッドを1本だけ持って釣行した際、キジハタ、シーバス、アオリイカの3魚種をキャッチすることができました。
汎用性を最重視するなら、やや長めで中程度のパワーを持つロッドが最適解となります。専用ロッドには劣りますが、十分に楽しめるレベルの性能は確保できます。
ロッドだけじゃダメ!一緒に揃えたいタックル選び
ロックフィッシュ釣りで釣果を上げるには、ロッドだけでなくリール、ライン、リグまでトータルでのタックルバランスが重要です。
これまでの経験から、ロッドの性能を最大限に引き出すための最適な組み合わせをご紹介します。
相性抜群のリール選びで釣果アップ
ロックフィッシュ釣りでは、強いドラグ力と巻き上げ力を持つリールが必須です。
スピニングなら3000〜4000番、ベイトなら200〜300番のサイズが基本。特に重要なのはギア比で、エクストラハイギア(XG)モデルを選ぶことで、魚を一気に浮上させることができます。
ロッドタイプ | リール番手 | 推奨ギア比 | ドラグ力目安 |
---|---|---|---|
スピニング(軽量) | 2500〜3000番 | XG(6.0以上) | 3〜5kg |
スピニング(本格) | 3000〜4000番 | XG(6.0以上) | 5〜8kg |
ベイト | 200〜300番 | XG(7.0以上) | 6〜10kg |
実際に和歌山県の磯で40cmのキジハタが掛かった際、XGリールの威力を実感しました。フッキング直後から全力で巻き上げることで、魚が根に潜る前に水面まで一気に持ち上げることができました。
ラインはPE一択?フロロの出番は?
ロックフィッシュ釣りのメインラインはPEラインが基本です。
細くて強く、感度に優れるPEラインは根魚釣りに最適。ただし、根ズレ対策としてフロロカーボンリーダーを1〜2ヒロ(約1.5〜3m)結ぶことが必須となります。
ライン選択の目安は以下の通りです:
ライン選択の詳細ガイド
堤防・漁港:PE 0.8〜1.2号 + フロロ 3〜4号
磯場:PE 1.5〜2.5号 + フロロ 5〜6号
大型狙い:PE 2〜3号 + フロロ 6〜8号
最初に揃えるべきリグ・ルアーの鉄板セット
ロックフィッシュ釣りで最初に揃えるべきリグは3つだけで十分です。
多くのルアーを揃える必要はありません。基本的なリグをしっかりマスターする方が、確実に釣果に繋がります。
実際に初心者の方に指導する際も、まずはこの3つのリグだけで練習してもらい、それぞれの特性を理解してから他のリグに挑戦してもらっています。
【テキサスリグ】
最も基本的なリグ。根掛かりしにくく、あらゆる場所で使える万能リグ。重さは10〜30gを基本に数種類用意。
【ジグヘッドリグ】
フッキング率が高く、スイミングアクションが得意。5〜15gでスタート。フックが剥き出しなので根掛かりに注意。
【フリーリグ】
魚がシンカーの重みを感じにくく、ナチュラルなアクションが可能。底を這わせる釣りに最適で、食わせ能力が高い。
ワームは、シャッドテール系(小魚模倣)とクロー系(甲殻類模倣)を各2〜3種類ずつ揃えておけば十分です。カラーは、クリア系、ダーク系、チャート系の3色があれば、ほとんどの状況に対応できます。
実際に大分県の磯で釣りをした際、この基本的な組み合わせだけで6時間の釣行中に12匹の根魚をキャッチできました。道具の多さよりも、基本リグの使い分けと的確なポイント選択の方がよほど重要だと実感しています。

購入前の疑問をスッキリ解決!よくある質問集
ロックフィッシュロッドを選ぶ際、多くの人が同じような疑問を抱きます。
これまで数多くの釣り人からの質問に答えてきた経験から、特によく聞かれる質問とその回答をまとめました。
「初心者だけどスピニング?ベイト?どっちがいいの?」
釣り初心者なら迷わずスピニングロッドを選んでください。
バックラッシュのリスクがほとんどなく、キャストやライン操作が簡単なため、釣りそのものに集中できます。実際に初心者の方を指導する際も、スピニングから始めて基本をマスターしてからベイトに挑戦してもらうのが一般的な流れです。
ただし、以下のような場合はベイトタックルも検討してみてください:
迷った時は、まずスピニングで始めて、物足りなくなったらベイトを追加するのが確実な方法です。
「1本でいろんな魚を狙いたいんだけど…」
汎用性を求めるなら、8.5〜9ftのMHパワーがベストチョイスです。
この仕様なら、ロックフィッシュをメインにしながら、シーバス、エギング、軽めのショアジギングまで対応可能。実際に私も遠征時はこのスペックのロッド1本で様々な釣りを楽しんでいます。
和歌山県の釣行では、朝はキジハタ、昼はアオリイカ、夕方はシーバスと、1本のロッドで3魚種をキャッチした経験もあります。
釣りもの | 対応可能度 | 注意点 |
---|---|---|
ロックフィッシュ | ◎ | 最適設計 |
シーバス | ○ | やや短いが実用的 |
エギング | ○ | 操作性はやや劣る |
ライトショアジギング | ○ | 40g程度まで対応 |
「高いロッドと安いロッド、何がそんなに違うの?」
価格差は主に軽量性、感度、耐久性の違いに現れます。
1万円台のロッドでも基本的な釣りは十分楽しめますが、4〜5万円のハイエンドモデルになると、使用感が別次元になります。実際に両方を使い比べてみると、以下のような違いを実感できます:
同じ釣り場で1万円台と4万円台のロッドを使い比べ
4万円台:小石の存在や根の形状まで明確に感じ取れる。重量130gで一日中使っても疲れ知らず。
ただし、初心者のうちは価格差のメリットを実感しにくいのも事実です。まずは手頃な価格のモデルで始めて、技術が向上してから高級モデルに移行するのが賢明でしょう。
「長く使うためのメンテナンス方法は?」
海釣り用ロッドのメンテナンスは、塩分除去が最重要です。
使用後は必ず真水でしっかりと洗浄し、特にガイド部分は念入りに塩分を除去してください。私のロッドは10年以上使い続けているものもありますが、毎回の洗浄を怠らないおかげで、今でも購入時とほぼ変わらない状態を保っています。
【使用直後の洗浄】
釣行後すぐに真水でロッド全体を洗浄。特にガイド、リールシート周りは念入りに。
【乾燥と保管】
完全に乾燥させてから専用ケースに保管。湿気の多い場所は避ける。
【定期チェック】
月1回程度はガイドの破損やフレームの緩みがないかチェック。早期発見が重要。
「中古品を狙ってるけど注意点ある?」
中古ロッドを購入する際は、ブランクの状態とガイドの確認が重要です。
特に注意すべきは目に見えないクラック(ひび割れ)の存在。一見問題なく見えても、使用中に突然折れるリスクがあります。実際に友人が中古で購入したロッドが、3回目の使用で負荷をかけた瞬間にバットセクションから折れてしまったケースを目の当たりにしています。
ブランクの傷・ガイドの破損・継目の緩み・グリップの状態・付属品の有無などを必ず確認。可能なら実際に手に取って曲げてみることも重要です。
初心者の場合は新品購入をおすすめします。中古品の状態を正確に判断するには、ある程度の経験が必要だからです。
まとめ|あなたの相棒となるロックフィッシュロッドを見つけよう
ここまで様々な角度からロックフィッシュロッドの選び方とおすすめモデルをご紹介してきました。
最も重要なのは、あなたの釣りスタイルと予算に合ったロッドを選ぶことです。高価なロッドが必ずしも良いわけではなく、適切な選択こそが釣果向上の近道となります。
これまで数多くのロックフィッシュロッドを試してきた経験から言えるのは、道具選びよりも実釣経験を積むことの方がよほど重要だということです。
まずは今回ご紹介したモデルの中から気になるロッドを選んで、実際にフィールドで使ってみてください。きっと根魚釣りの奥深さと面白さを実感できるはずです。
良いロッドは長年にわたってあなたの釣りを支えてくれる、まさに「相棒」のような存在となるでしょう。
