アキアジ釣りで理想的な1匹に出会えるかどうかは、ロッド選びにかかっていると言っても過言ではありません。
サーフでの遠投が必要な場面もあれば、繊細なアタリを感じ取る感度も求められるアキアジ釣りでは、専用設計のロッドが釣果を大きく左右します。
結論、アキアジにおすすめのロッドはパームス レラカムイ RKSS-136H+です。

なお、アキアジ釣りのマナーやルールについては北海道が公表している『フィッシングのルールとマナー(漁業管理課)水産林務部水産局漁業管理課』を必ず確認しましょう。
- アキアジロッドを選ぶときに絶対見るべき5つのポイント
- アキアジにおすすめのロッド10選|価格帯別ランキング
- パームス レラカムイ RKSS-136H+|感度と遠投のバランス最強モデル
- ダイワ シルバークリーク AK130H|ウキルアー・ぶっこみ・フカセ対応マルチロッド
- メジャークラフト クロステージ北海道サーモンモデル CRX-1203Salmon|1万円台で買える専用ロッド
- テイルウォーク KEISON GINSEI PLUS 126H|プロ推奨の実戦仕様
- シマノ エンカウンター S106MH|初心者から上級者まで使える万能竿
- ダイワ ピュアリスト AK 126H-3|誰でも曲げやすい専用設計
- アブガルシア NORTHFIELD AKIAJI NFAS-1002MH|コスパ重視の専用モデル
- シマノ ネッサ BB S1102MMH|サーフでの遠投特化型
- ダイワ プライムサーフT 33号-425・W|35号オモリ対応の本格投げ竿
- シマノ サーフリーダー 425BXT|置き竿メインのぶっこみ専用
- 12ftのアキアジロッドおすすめ3選|ウキルアー釣りに最適
- 13ftのアキアジロッドおすすめ3選|ぶっこみ釣りで威力発揮
- アキアジの釣り方別ロッド使い分け完全ガイド
- アキアジロッドに最適なリールとラインの組み合わせ
- 予算別アキアジロッドの選び方|失敗しない価格帯ガイド
- アキアジロッドを長持ちさせる3つのメンテナンス術
- まとめ
アキアジロッドを選ぶときに絶対見るべき5つのポイント
アキアジロッド選びで失敗しないためには、まず基本的な選び方のポイントを押さえておく必要があります。
長年アキアジを狙ってきた経験から言うと、5つのポイントを理解しておけば、初心者でも適切なロッドを選べるようになります。
ロッドパワーはM~H|アキアジの繊細なアタリを取るコツ
アキアジのロッドパワーはM(ミディアム)からH(ハード)が基本になります。
意外に思われるかもしれませんが、大型の鮭を狙うからといってガチガチに硬いロッドを選ぶのは逆効果です。
実際に釣り場で使ってみるとわかりますが、アキアジのアタリは魚体に見合わず非常に繊細で、ついばむような前アタリが多いんです。
硬すぎるロッドだとこの微細なアタリを弾いてしまい、せっかくのチャンスを逃すことになります。
特にウキフカセ釣りでは、穂先の柔軟性が釣果に直結するため、MHクラスがおすすめです。
ルアーウェイト30~70g対応|仕掛けの重さに合わせた選択
アキアジ釣りでは釣り方によって仕掛けの重さが大きく異なるため、適合ルアーウェイトの確認は必須です。
主な釣り方別の重さの目安は以下の通りです:
釣り方 | 仕掛けの重さ | 推奨ルアーウェイト |
---|---|---|
ウキルアー | 30~50g | MAX 60g以上 |
ウキフカセ | 20~50g | MAX 50g以上 |
ぶっこみ | 25~45号(94~169g) | 鉛負荷対応 |
ロッドの適合範囲を超えた重さの仕掛けを使うと、ロッドの破損につながる危険性があります。
余裕を持ったスペック選択が、長期間安心して使うコツですね。
長さは釣り場の水深と波の高さで決める
アキアジロッドの長さ選びは、メインで使う釣り場の特徴を考慮することが重要です。
サーフでは波にラインが取られないよう、4m(13ft)以上の長さが基本になります。
一方で港内や穏やかな海域では、3~3.6m(10~12ft)程度の取り回しの良い長さがおすすめです。
実際に長竿を一日中振り続けると、想像以上に体力を消耗するので、自分の体力と釣行スタイルに合わせた選択が大切になります。
PEライン対応SiCガイド|トラブル回避の必須条件
近年のアキアジ釣りではPEラインが主流になっているため、ガイドの素材選びも重要なポイントです。
SiC(シリコンカーバイド)リングのガイドなら、PEラインでも摩擦によるダメージが少なく、長期間使用できます。
特に遠投を多用するウキルアー釣りでは、ガイドの性能が飛距離にも影響するため、Kガイドなどのライントラブル軽減機能があるモデルを選ぶと安心です。
EVAグリップvsコルクグリップ|汚れと匂い対策
アキアジ釣りでは餌の匂いが強いイクラなどを使うことが多いため、グリップ素材の選択は実用性に直結します。
EVA素材のグリップは水洗いできるため、汚れや匂いを簡単に落とせて衛生的です。
コルクグリップは感度や握り心地に優れますが、匂いが染み付きやすいのが欠点ですね。
置き竿での使用が多いぶっこみ釣りでは、EVAグリップの方が実用的だと感じます。
アキアジにおすすめのロッド10選|価格帯別ランキング
これまで様々なアキアジロッドを使ってきた経験から、価格帯別におすすめの10本を厳選しました。
専用設計のモデルから汎用性の高いロッドまで、それぞれの特徴と適した釣り方を詳しく解説していきます。
パームス レラカムイ RKSS-136H+|感度と遠投のバランス最強モデル
数あるアキアジ用ロッドの中でも、特にアタリの取りやすさで定評のあるモデルがレラカムイです。
ブランクスはがっしりとした設計ながら、ティップに絶妙な柔軟性があり、アキアジの繊細なアタリをはじきにくい設計になっています。実際に石狩浜で使用した際も、微細な前アタリをしっかりと手元に伝えてくれて、見逃しがちなバイトをものにできました。このティップの柔軟さはキャスティング時の気持ちよさにも寄与しているので、ウキルアー釣りでも快適に使えるでしょう。

鮭釣りの限られたチャンスを活かすために、強い味方になってくれる一本です。
- アタリの感度を重視したい人
- ウキルアーとぶっこみ両方をやりたい人
- 専用ロッドでコスパを求める人
- 長時間の釣行が多い人
- 初めてのアキアジ専用ロッドを探している人
ダイワ シルバークリーク AK130H|ウキルアー・ぶっこみ・フカセ対応マルチロッド
多様化するアキアジ釣りのスタイルすべてに対応できるマルチなスペックを持つ専用モデルです。
高強度ながら長時間の釣りでも疲れにくい軽量化が図られており、一日中振り続けてもストレスを感じません。十勝港で夜明け前から夕方まで使い続けた時も、手首への負担が少なく集中して釣りを続けられました。PEライン対応のガイド設計に加えて、グリップには臭いの強い餌の汚れを簡単に洗い流せるEVA素材を採用するなど、細部へのこだわりも光ります。

アキアジ専用にロッドを用意するなら、満足感の高い選択肢になるでしょう。
- 複数の釣り方を1本でこなしたい人
- 軽量なロッドを求める人
- ダイワブランドにこだわりがある人
- 清潔性を重視する人
- 長期間使える専用ロッドが欲しい人
メジャークラフト クロステージ北海道サーモンモデル CRX-1203Salmon|1万円台で買える専用ロッド
アキアジ専用ロッドとしては破格の価格でありながら、必要な機能をしっかりと備えたおすすめモデルです。
サーフからの遠投を前提に設計されているため、特にウキルアー仕掛けとの相性が抜群で、適合ルアーウエイトも70gまでと余裕があります。釧路のサーフで重めの仕掛けをフルキャストした際も、しっかりとした反発力で安心して投げ込めました。アキアジ釣りが盛んな北海道向けの商品ですが、通販で全国どこでも入手できるのも嬉しいポイントです。

コストを抑えながら専用ロッドを試してみたい方には最適な選択です。
- 初めてアキアジ専用ロッドを購入する人
- 遠投性能を重視する人
- コストパフォーマンスを求める人
- サーフでの釣りがメインの人
- 複数本購入を考えている人
テイルウォーク KEISON GINSEI PLUS 126H|プロ推奨の実戦仕様
一から十までアキアジ釣りのことを考え抜いて設計された、まさに専用ロッドの名に恥じない逸品です。
投げやすいバットパワーを確保しながら、ティップには柔軟性も考慮され、アキアジとのやり取りに最適化されたセッティングになっています。苫小牧東港で大型とのファイト時も、ロッド全体がしなやかに曲がってくれて、バラシを防いでくれました。また、人気ポイントが混雑しやすいアキアジ釣りの現状まで考慮し、ロッドの傷つきにくさや耐衝撃性まで配慮されているのは流石です。

実戦で得られたデータと経験を盛り込んだこだわりが随所に感じられる一本です。
- 本格的にアキアジ釣りに取り組みたい人
- 耐久性を重視する人
- 混雑した釣り場で釣ることが多い人
- 大型とのファイトを楽しみたい人
- 専用設計にこだわりたい人
シマノ エンカウンター S106MH|初心者から上級者まで使える万能竿
様々なシチュエーションに対応する汎用性の高さが魅力の、一本は持っておきたいロッドです。
アキアジ釣りでは釣り場が混雑したり、思うように釣れずに場所を移動することも多いため、この汎用性は大きなメリットになります。SICガイド搭載でPEラインとの相性も良く、適度な柔軟性がありながら芯のある使い心地も鮭釣りに適しています。網走港でシーバス狙いから急遽アキアジに変更した際も、何の違和感もなく使えて、結果的に良型をキャッチできました。

キャスティングのしやすさから、特にウキルアー釣りに適したロッドと言えるでしょう。
- 他の魚種にも使いたい人
- 取り回しの良いロッドを求める人
- 信頼できるブランドを選びたい人
- ウキルアー釣りがメインの人
- 移動の多い釣りスタイルの人
ダイワ ピュアリスト AK 126H-3|誰でも曲げやすい専用設計
従来のロッドよりも実釣性能にこだわった調子が特徴の、使いやすさを追求したモデルです。
ベリー部の張りを適度に抑えることで、力のない方でも曲げやすく遠投できるよう設計されています。フッキング後はロッド自体がアキアジの引きをいなしてくれるため、魚が暴れにくくランディングもスムーズに行えます。帯広在住の釣り仲間にも勧めたところ、「今まで使ったロッドの中で一番投げやすい」と好評でした。3ピース仕様なので、遠征時の持ち運びも楽になります。

誰もが快適に使える専用ロッドを探しているなら、注目してほしい一本です。
- 扱いやすいロッドを求める人
- 遠征釣行が多い人
- バラシを減らしたい人
- 投げやすさを重視する人
- 3ピースの利便性を求める人
アブガルシア NORTHFIELD AKIAJI NFAS-1002MH|コスパ重視の専用モデル
アキアジ専用モデルが欲しいけれど価格も抑えたいという方にピッタリのモデルです。
ノースフィールドシリーズは北海道での釣りにフィッティングしたシリーズで、その中で満を持して登場したのがこのAKIAJIモデルです。Abu Garciaらしいガッシリとした作りながら、販売価格は抑えられており、初心者から上級者まで納得できる仕上がりになっています。やや短めの設計なので、混雑しがちなウキフカセ釣りでも使いやすく、取り回しの良さが光ります。

コストパフォーマンスに優れた専用ロッドを探しているなら見逃せない選択肢です。
- 専用ロッドを安く手に入れたい人
- 取り回しの良いロッドを求める人
- ウキフカセ釣りがメインの人
- アブガルシアブランドが好きな人
- 頑丈な作りを重視する人
シマノ ネッサ BB S1102MMH|サーフでの遠投特化型
遠投と感度のバランスを重視した設計で、アキアジ用ロッドとして適したスペックを有しています。
バットパワーは強めで遠投しやすい反発があり、軽量でウエイトバランスも良いので振りぬきやすく、まさに遠投設計といえるでしょう。それでいてティップは柔らかで、ついばむようなアキアジのアタリへの感度も良好です。浦河のサーフで使用した際は、他のアングラーよりも明らかに飛距離が出て、沖の回遊魚にルアーを届けることができました。SICガイド搭載でPEラインも使いやすく、価格も抑えめなのが嬉しいポイントです。

サーフでの遠投性能を求める方には特におすすめしたいロッドです。
- 遠投性能を最重視する人
- サーフでの釣りがメインの人
- 軽量なロッドを求める人
- 感度も重視したい人
- コスパの良いロッドを探している人
ダイワ プライムサーフT 33号-425・W|35号オモリ対応の本格投げ竿
低価格ながらDAIWAのこだわりが随所に感じられる、ぶっこみ釣り専用の投げ竿です。
ぶっこみ釣りでは30号以上のオモリを使いたいシーンも多いですが、低価格帯のロッドでその重さに耐えられるものは限られています。プライムサーフTは低価格ながら35号まで対応するため、仕掛けに組み込むスプーンなどを加味しても十分な強度を確保できます。根室のサーフで重いシンカーを思い切り投げ込んだ時も、全く不安を感じませんでした。強度の余裕はロッドの寿命にもつながるので、長期間使えるコスパの良いロッドです。

本格的にぶっこみ釣りに挑戦したい方におすすめのスペックを持つロッドです。
- ぶっこみ釣りがメインの人
- 重いオモリを使いたい人
- 耐久性を重視する人
- コスパを求める投げ竿ユーザー
- 複数本揃えたい人
シマノ サーフリーダー 425BXT|置き竿メインのぶっこみ専用
ミドルクラスのロッドながら、随所にこだわりが感じられる高コスパなモデルです。
仕掛けの重さを感じながら投げ込めるマイルドチューン設計で、投げ心地にクセのある鮭用仕掛けも快適に投げられるでしょう。ラバーグリップなので、サーフスタンドを使って置き竿する場合にも気兼ねなく扱えるのも嬉しいポイントです。えりも岬周辺でぶっこみ釣りをした際も、一日中ロッドスタンドに立てかけていても全く問題ありませんでした。価格を抑えながらも使い心地にはしっかりとこだわった、バランスの良いロッドです。

価格を抑えながら使い心地も重視したい方には、ぜひチェックしてほしいおすすめモデルです。
- 置き竿での釣りがメインの人
- 投げ心地を重視する人
- コスパの良い投げ竿を探している人
- ぶっこみ釣り初心者の人
- 複数本購入を検討している人
12ftのアキアジロッドおすすめ3選|ウキルアー釣りに最適
12ftクラスのロッドは取り回しの良さと遠投性能のバランスが取れた長さとして人気があります。
長いロッドほど遠投に有利とされることもありますが、長さに比例して重さやロッドパワーも変わるため、実際は12ftの方が飛ばしやすいという方も多いです。
常にロッドを手に持ってキャスティング回数も多いウキルアー釣りでは、12ft台のロッドの方が疲労軽減につながります。
項目 | 12ftロッドの特徴 | 適した釣り方 |
---|---|---|
取り回し | 軽快で疲れにくい | ウキルアー、ウキフカセ |
遠投性能 | 十分な飛距離を確保 | サーフ、港内 |
感度 | 手元への伝達が良好 | アタリ重視の釣り |
パームス レラカムイ RKSS-126H+|30g軽量化で疲労軽減
この価格帯のアキアジ専用ロッドで、1ft差でラインナップしているこだわりの商品です。
基本的なスペックは13.6ftモデルと同様ながら、30g以上も軽量化されているのが大きな特徴です。キャスティングを繰り返すことを考えると、1ft短く軽量化もされているなら、明確な違いを感じられるでしょう。実際に苫小牧西港で朝から夕方まで使い続けた時も、手首への負担が格段に少なく、集中力を最後まで維持できました。
これらの特性を考えると、ウキルアーでアキアジを狙うなら見逃せないおすすめモデルの一つと言えます。
メジャークラフト クロステージ北海道サーモンモデル CRX-1203Salmon|遠投性能重視設計
近年の鮭釣りで重要になりやすい遠投性能を重視した設計で、ウキルアー仕掛けで何度もキャスティングを繰り返すことも前提に考えられています。
軽量なブランクスを採用しているのも、このモデルの魅力的なポイントの一つでしょう。EVAグリップなので置き竿にも抵抗がなく、ウキルアーだけでなくぶっこみ釣りにも使用したい一本です。函館港で使用した際も、70gの重めのルアーでも問題なくフルキャストでき、沖の潮目まで届けることができました。
アキアジ用ロッドとしては低価格ながら、魅力的なスペックを持つおすすめモデルです。
テイルウォーク KEISON GINSEI PLUS 126H|耐衝撃ブランクスで安心ファイト
一から十までアキアジ釣りのことを考え抜いて設計された、まさにアキアジ専用ロッドと言える一本です。
投げやすいバットパワーを確保しながら、柔軟性も考慮され、アキアジとのやり取りに最適化されたセッティングになっています。また、人気ポイントが混雑しやすいアキアジ釣りのシチュエーションまで考え、ロッドの傷や耐衝撃性まで考え抜かれています。白老港の混雑した釣り場でも、他のアングラーとの接触を気にせず安心して使えました。
実戦の中で得られたデータと経験を盛り込んだこだわりが感じられる逸品です。
13ftのアキアジロッドおすすめ3選|ぶっこみ釣りで威力発揮
13ftクラスのロッドは遠投に有利であるほかに、高さを稼げるので根掛かりに強いというメリットがあります。
逆に扱いに体力が必要になるため、何度も投げる釣りでは扱いにくさを感じることもあります。それらを総合的に考えると、13ft台のロッドは投げる回数が少なく、置き竿が前提になるぶっこみ釣りに向いています。
体力に自信がある方なら、根掛かりが心配なポイントでのウキルアー釣りでも、長竿のメリットが生きてきます。
項目 | 13ftロッドの特徴 | 適した釣り方 |
---|---|---|
遠投性能 | 最大級の飛距離 | ぶっこみ釣り |
根掛かり回避 | 高い位置でライン操作 | ゴロタ場、岩礁帯 |
パワー | 大型魚とのファイト有利 | 置き竿での釣り |
パームス レラカムイ RKSS-136H+|ティップの柔軟性でアタリを明確化
数あるアキアジ用ロッドの中でも、特にアタリの取りやすさに定評があるモデルです。
ブランクスはがっしりとした設計ながら、ティップに柔軟性があり、アキアジのついばむようなアタリをはじきにくいよう考えられています。ティップの柔軟さはキャスティングの気持ちよさにも寄与しているので、ウキルアー釣りにも適したモデルと言えるでしょう。釧路港での夜釣りでも、微細なアタリをしっかりと捉えることができました。
鮭釣りの少ないチャンスをものにするために、強い味方になってくれる一本です。
ダイワ シルバークリーク AK130H|多様な釣り方に対応
ウキルアーやぶっこみ、ウキフカセと、多様化する鮭釣りのスタイルに対応するマルチなスペックを持つ鮭釣り専用モデルです。
高強度ながら、長時間の釣りでも快適に扱えるよう軽量化も重視されています。鮭釣りで主流になりつつあるPEラインに対応し、グリップも臭いの強い餌の汚れを洗い流せるようEVAを採用する細かなこだわりも光ります。室蘭港でのぶっこみ釣りでも、一日中使っていて疲れを感じませんでした。
アキアジ専用にロッドを用意するなら、満足感の高い選択肢になるでしょう。
プロマリン トレンドキャスター 30-450|複数本揃えられる激安価格
格安な投げ竿ですが、鮭釣りにも使える商品です。
重さはありますが、置き竿ならそう気にならないですし、硬さもあり初心者の方にはむしろ投げやすい感覚でしょう。実際に丸1日使ったことがありますが、多少飛距離は犠牲になるものの、扱いにくさや強度的な不安はありませんでした。アキアジ狙いのぶっこみ釣りでは複数のロッドを用意することも多いので、この安さなら複数購入するのにもおすすめです。
本格的な投げ竿ではありませんが、予算を抑えて複数本揃えたい方には魅力的な選択肢です。
アキアジの釣り方別ロッド使い分け完全ガイド
アキアジ釣りには主に3つの釣り方があり、それぞれに適したロッドの特徴が異なります。
釣り方を理解してロッドを選ぶことで、より効率的で楽しいアキアジ釣りが可能になります。
ウキルアー釣り|12ft前後で取り回し重視
常にロッドを手に持ってキャスティングを繰り返すウキルアー釣りでは、取り回しの良さが最重要です。
12ft前後の長さで、適合ルアーウェイト50~70gのロッドが理想的です。軽量なブランクスと感度の良いティップを持つモデルを選ぶことで、一日中快適に釣りを続けられます。
頻繁なキャスティングが必要なため、軽量で疲れにくいロッドを選ぶことが長時間の釣行の鍵になります。
おすすめはメジャークラフト クロステージやシマノ エンカウンターなどの取り回しに優れたモデルです。
ぶっこみ釣り|13ft以上で根掛かり回避
重いオモリを遠投して置き竿で待つぶっこみ釣りでは、遠投性能と根掛かり回避能力が重要になります。
13ft以上の長さで、鉛負荷30号以上に対応する投げ竿タイプのロッドが適しています。置き竿での使用が前提なので、多少重くても問題ありません。
高い位置でラインを保持できる長いロッドにより、根掛かりのリスクを大幅に軽減できます。
ダイワ プライムサーフTやシマノ サーフリーダーのような専用投げ竿がおすすめです。
ウキフカセ釣り|短めロッドで繊細なアタリをキャッチ
最も繊細なアタリが出るウキフカセ釣りでは、感度を最重視したロッド選びが必要です。
10~11ft程度の短めで、柔軟なティップを持つロッドが理想的です。釣り場が混雑することも多いため、取り回しの良さも重要な要素になります。
アキアジの微細な前アタリを感じ取るため、ティップの感度と柔軟性が釣果を大きく左右します。
アブガルシア NORTHFIELD AKIAJIのような短めで感度の良いモデルが適しています。
アキアジロッドに最適なリールとラインの組み合わせ
アキアジロッドの性能を最大限に引き出すためには、適切なリールとラインの組み合わせが不可欠です。
釣り方や釣り場の状況に応じた最適なセッティングを詳しく解説します。
リールは4000~5000番|ノーマルギアがおすすめの理由
アキアジ釣りに使用するリールは4000~5000番の剛性の高いスピニングリールが基本になります。
スローリトリーブが中心になるため、ギア比はノーマルギアがおすすめですが、他の釣りに兼用できるハイギアモデルも人気です。ヒット後に走ることが多い魚であるため、ドラグはしっかりとしたリールを選びましょう。
番手 | 適した釣り方 | 特徴 |
---|---|---|
4000番 | ウキルアー、ウキフカセ | 軽量で取り回し良好 |
5000番 | ぶっこみ、遠投重視 | 大容量でパワフル |
予算を抑えたい場合は、シマノのナスキーやダイワのレガリスなどのコスパモデルでも十分対応できます。
PEライン2~3号が基本|混雑する釣り場での太さ選択
アキアジ釣りに使用するラインはPEラインの2~3号が定番です。
アキアジ狙いは釣り場が非常に混み合うため、強めのラインセッティングが必要になります。PEラインはスローリトリーブ時にラインのテンションが抜けやすいため、釣りの初心者は4号前後のナイロンラインもおすすめです。
リーダーの必要性とナイロンライン4号という選択肢
PEラインを使用する場合は20~30lbのリーダーが必要になりますが、アキアジ用の仕掛けには最初からリーダーが付いているため、事前に用意する必要はありません。
ライントラブルを避けたい初心者には、4号前後のナイロンラインという選択肢もあります。感度は若干劣りますが、扱いやすさは格段に向上します。
PEラインとナイロンラインの比較
PEライン:飛距離と感度に優れるが、風に弱くトラブルが起きやすい
ナイロンライン:扱いやすく初心者向きだが、飛距離と感度で劣る
予算別アキアジロッドの選び方|失敗しない価格帯ガイド
アキアジロッドは価格帯によって性能や耐久性に大きな差があります。
予算と釣行頻度に応じた適切な価格帯のロッドを選ぶことで、満足度の高いアキアジ釣りが楽しめます。
1万円以下|代用ロッドで始めるアキアジ釣り
アキアジ釣りを始めてみたいけれど、いきなり専用ロッドを購入するのは気が引けるという方におすすめの価格帯です。
シーバスロッドやショアジギングロッドの中から、適合ルアーウェイト50g以上のモデルを選べば十分代用できます。ただし、専用設計ではないため、細かな使い勝手では専用ロッドに劣ります。
初めてのアキアジ釣りで様子を見たい
苫小牧東港でウキルアー釣りに挑戦
1~3万円|専用ロッドで本格派デビュー
本格的にアキアジ釣りに取り組みたい方に最もおすすめの価格帯です。
この価格帯なら専用設計のロッドが多数ラインナップされており、アキアジ釣りに必要な機能がすべて揃っています。メジャークラフト クロステージやアブガルシア NORTHFIELD AKIAJIなど、コスパに優れたモデルが選択できます。
価格帯 | 代表的なモデル | 特徴 |
---|---|---|
1万円台 | メジャークラフト クロステージ | 専用設計で基本性能充実 |
2万円台 | パームス レラカムイ | 感度と耐久性のバランス良好 |
3万円台 | ダイワ シルバークリーク | 高級素材で長期間使用可能 |
3万円以上|プロ仕様の高性能モデル
最高の性能を求める上級者や、長期間使用することを前提とした本格派におすすめの価格帯です。
カーボン素材や製造技術にこだわった高性能モデルが揃っており、感度、軽量性、耐久性すべてにおいて妥協がありません。ダイワ シルバークリークやテイルウォーク KEISON GINSEI PLUSなどの上級モデルが選択できます。
年間を通じてアキアジ釣りを楽しむ方なら、長期的に見てコストパフォーマンスも良好です。
アキアジロッドを長持ちさせる3つのメンテナンス術
アキアジロッドは適切なメンテナンスを行うことで、購入時の性能を長期間維持できます。
特に海水や餌の汚れにさらされるアキアジ釣りでは、こまめなケアが欠かせません。
釣行後の真水洗いと完全乾燥
釣行後は必ず真水でロッド全体を洗浄することが、ロッドを長持ちさせる最も重要なポイントです。
特にガイド周りやリールシート部分は塩分が蓄積しやすいため、念入りに洗い流しましょう。洗浄後は風通しの良い場所で完全に乾燥させることで、腐食や劣化を防げます。
【ロッド全体の真水洗い】
ガイドとリールシートを重点的に、ぬるま湯で優しく洗浄する
【水分の完全除去】
柔らかいタオルで水滴を拭き取り、継ぎ部分も忘れずに乾燥
【風通しの良い場所で自然乾燥】
直射日光を避けて、完全に乾燥するまで時間をかける
ガイドの糸絡み点検とリールシート清掃
ガイドリングの傷やリールシートの固着は性能低下の原因になるため、定期的な点検が必要です。
ガイドリングに傷があるとラインが切れやすくなり、リールシートが固着するとリールの着脱に支障をきたします。特にPEラインを使用している場合は、小さな傷でもラインブレイクの原因になるため注意が必要です。
ガイドリングを指で触って引っかかりがないか確認し、リールシートは定期的にグリスアップすることで動作をスムーズに保てます。
オフシーズンの正しい保管方法
オフシーズン中の保管方法がロッドの寿命を大きく左右します。
高温多湿を避け、ロッドケースに入れて立てかけて保管するのが理想的です。継竿の場合は分解せずに組んだ状態で保管することで、継ぎ部分の固着を防げます。
保管環境 | 適切 | 不適切 |
---|---|---|
温度 | 常温(15-25℃) | 高温(30℃以上) |
湿度 | 低湿度(50%以下) | 高湿度(70%以上) |
保管姿勢 | 立てかけ | 横倒し |
また、年に一度はロッド全体の詳細点検を行い、異常があれば早めに修理やメンテナンスに出すことをおすすめします。
まとめ
アキアジロッド選びは釣果に直結する重要な要素で、釣り方と予算に応じた適切な選択が成功の鍵になります。
12ftクラスはウキルアー釣りでの取り回しに優れ、13ftクラスはぶっこみ釣りでの遠投と根掛かり回避に威力を発揮します。
専用ロッドならパームス レラカムイやメジャークラフト クロステージが特におすすめで、代用ロッドから始めて徐々にステップアップしていくのも良い方法です。
適切なメンテナンスを行うことで、お気に入りのロッドを長期間愛用できるので、釣行後のケアも忘れずに行いましょう。
きっと理想の一本が見つかって、アキアジ釣りがより楽しくなりますよ。