アジングでクーラーボックスがあれば、釣ったアジを新鮮なまま持ち帰れて最高ですよね。
結論、アジングにおすすめのクーラーボックスはシマノ フィクセルライト90です。
この記事では、長年アジングを楽しんできた経験から、実際に現場で使って本当に使いやすかったクーラーボックスを厳選してご紹介します。
軽量でランガンしやすく、それでいて必要十分な保冷力を備えたモデルを価格帯別に整理しているので、あなたの釣行スタイルと予算にぴったり合うクーラーボックスが見つかるはずです。

アジングにクーラーボックスが必要な理由

アジングを始めたばかりの頃は「小さなアジにクーラーボックスって大袈裟かな?」と思っていました。
しかし実際に使ってみると、アジの鮮度管理において絶対に欠かせない道具だと実感しています。
アジは非常に鮮度劣化が早い魚で、釣った直後の処理と保存状態によって食味が大きく変わります。
特に夏場の釣行では、クーラーボックスなしでは30分もしないうちにアジの身が軟らかくなり、せっかくの釣果が台無しになってしまうことも。
また、アジングはランガンスタイルが基本のため、移動しながらでも使いやすい機能性が重要です。
頻繁にポイント移動するアジングでは、投入口付きのモデルやロッドホルダー付きのクーラーがあると、効率良く釣りを展開できます。
これまで色々なクーラーボックスを試してきましたが、適切なクーラーがあるだけで釣行の快適性と釣果の鮮度が格段に向上するのを実感しています。
アジング用クーラーボックスの選び方

アジング用クーラーボックスを選ぶ際は、容量・断熱材・軽量性・機能性の4つのポイントを重視しましょう。
容量・サイズの選び方(6L~12L前後が最適)
アジングでは6L~12L前後の容量がもっとも使いやすいサイズです。
一般的なアジ(15~25cm)なら6Lでも十分ですが、尺アジを狙う場合や長時間の釣行では10L前後あると安心できます。
| 容量 | アジ収納目安 | 適した釣行スタイル |
|---|---|---|
| 6L | 20cm級 5~8匹 | ショートランガン(2~3時間) |
| 9~10L | 20cm級 10~15匹 | 半日釣行・バランス重視 |
| 12L | 20cm級 15~20匹 | 一日釣行・大型狙い |
実際に地元の漁港でアジングをする際、6Lのクーラーで平均的な釣果なら十分対応できますが、調子の良い日は容量不足を感じることもあります。
そのため、初めてのクーラー選びなら9~10L前後のモデルがおすすめです。
断熱材の種類と保冷力の違い
クーラーボックスの保冷力は断熱材によって大きく左右されます。
| 断熱材 | 保冷力 | 重量 | 価格 | アジングでの用途 |
|---|---|---|---|---|
| 発泡スチロール | △ | 軽量 | 安い | 短時間釣行・初心者 |
| 発泡ウレタン | ○ | やや重い | 中程度 | 半日釣行・バランス重視 |
| 真空パネル | ◎ | 重い | 高い | 一日釣行・夏場 |
これまでの経験では、発泡ウレタン製が最もバランスが良いと感じています。
発泡スチロールでも短時間なら問題ありませんが、夏の夕マズメから夜中にかけての釣行では保冷力不足を感じることが多いです。
真空パネル搭載モデルは確かに保冷力は抜群ですが、その分重量が増すため、頻繁に移動するアジングでは疲労が蓄積しやすくなります。
軽量性と持ち運びやすさ
アジングの機動力を活かすには、軽量で持ち運びやすい設計が欠かせません。
ショルダーベルト付きのモデルなら、ロッドケースやタックルバッグと一緒に持ち運びしやすく、両手を自由に使えます。
実際に夜間のアジングでは、懐中電灯を持ったり仕掛けを準備したりと手が塞がりがちなので、肩掛けできるクーラーは重宝しています。
また、ハンドルの形状も重要で、握りやすく手に食い込まないものを選ぶと長時間の移動でも疲れにくくなります。
ロッドホルダーや投入口などの便利機能
アジング専用として考えるなら、ロッドホルダーと投入口は非常に便利です。
以前、ロッドホルダーなしのクーラーを使っていた時は、仕掛け交換のたびにロッドを地面に置くか、近くの手すりに立てかけるかで悩んでいました。
ロッドホルダー付きに変えてからは、そうしたストレスから解放され、釣りにより集中できるようになりました。
【価格帯別】アジングにおすすめのクーラーボックス10選

実際に使用した経験を踏まえ、価格帯別にアジングに最適なクーラーボックスを厳選しました。
シマノ ホリデークール 6L|軽量でお手頃価格
軽量・コンパクト設計でアジング入門者に最適なエントリーモデルです。
知人のアジング初心者にもよく勧めるのですが、シマノ製では最もリーズナブルながら基本性能はしっかりしています。実際に近所の漁港で使用した際、2~3時間程度の釣行なら保冷力も十分でした。1.1kgという軽量性も魅力で、移動の多いアジングでも疲れにくく、ショルダーベルト付きで両手が自由に使えるのも便利です。

- アジングを始めたばかりの人
- 短時間釣行がメインの人
- 軽量性を重視したい人
- コストを抑えたい人
- 基本機能で十分な人
ダイワ ミニクール S850|自転車釣行にも最適
自転車のカゴに入るサイズ感で電車・自転車釣行に抜群の相性を誇るコンパクトモデルです。
釣り仲間と自転車でアジング釣行した際に使ってみたところ、8.5Lの容量でも500mlペットボトルが縦置きできて実用性の高さに驚きました。実際に湾奥のアジングポイントで使用しましたが、底面の滑り止めゴムのおかげで不安定な足場でも安心して座ることができ、ロングハンドルとショルダーベルトの両方が付属しているため持ち運びも楽でした。

- 自転車や電車で釣行する人
- コンパクトなクーラーが欲しい人
- 座れる頑丈さを求める人
- 多機能なエントリーモデルが欲しい人
- カラーバリエーションを楽しみたい人
シマノ フィクセルライト90|アジング定番モデル
アジンガーから絶大な支持を得る定番中の定番モデルで、バランスの取れた性能が魅力です。
地元の釣具店でも一番人気と聞いて購入しましたが、使ってみて納得の使いやすさでした。実際に夜間のアジングで使用した際、9Lという容量は20cm前後のアジなら10匹以上は余裕で入り、発泡ポリスチレンながら一晩中しっかり保冷してくれました。1.5kgという重量バランスも絶妙で、長時間のランガンでも疲労感が少なく、ショルダーベルトでの持ち運びも快適です。

- 定番モデルを使いたい人
- バランスの良い性能を求める人
- 半日釣行がメインの人
- 軽量性と容量を両立したい人
- 信頼性を重視する人
ダイワ クールラインα S1000X LS|ランガン特化設計
ライトソルト専用設計でアジングの機動性を最大限に活かすランガン特化モデルです。
ベテランアングラーから「ランガンならこれが一番」と勧められて使い始めましたが、確かにアジングにピッタリの機能が詰まっています。実際に磯場でのアジング釣行で使用しましたが、10Lという程よい容量に加え、スチロール断熱でも十分な保冷力を発揮してくれました。特に印象的だったのは軽量性で、長距離移動の多いランガンでも疲労が蓄積しにくく、釣りに集中できました。

- ランガンメインの人
- 軽量性を最優先したい人
- ライトソルト専用モデルが欲しい人
- 移動距離の長い釣行をする人
- 機動力を重視する人
ダイワ クールライン GU800X|ウレタン断熱で保冷力UP
ウレタン断熱材採用で保冷力と機動性を両立した上位モデルです。
夏場のアジングで保冷力不足を感じていた時に購入しましたが、ウレタン断熱の効果を実感できました。実際に炎天下の昼間から夜中までの長時間釣行で使用した際、朝に入れた氷が夜まで残っていて驚きました。2kgという重量は若干重めですが、ロングハンドル仕様のおかげで持ち運びは思ったより楽で、ブルーとライムグリーンの鮮やかなカラーも釣り場で目立って便利です。

- 保冷力を重視したい人
- 夏場の釣行が多い人
- 長時間釣行をする人
- ウレタン断熱を試したい人
- カラーバリエーションを楽しみたい人
シマノ フィクセルリミテッド90|真空パネル搭載
3面一体型真空パネル搭載で小型クーラー最高峰の保冷力を実現したプレミアムモデルです。
シマノ製クーラーの中でも最上位クラスの保冷性能に惹かれて購入しましたが、期待を上回る性能でした。実際に真夏の一日釣行で使用した際、朝に入れた保冷剤が夕方まで完全に凍ったままで、真空パネルの威力を実感しました。内部にトレーが付属しているのも便利で、小物の整理がしやすく、投入口付きなので頻繁な開閉による冷気ロスも最小限に抑えられます。

- 最高峰の保冷力が欲しい人
- 真空パネルを体験したい人
- 長時間・炎天下釣行をする人
- 内部トレーが欲しい人
- 投入口の利便性を求める人
シマノ フィクセルプレミアム120|最高峰の保冷力
5面真空パネル搭載でシマノクーラー最高峰の保冷性能を誇る究極モデルです。
遠征でのアジング釣行用に購入しましたが、その保冷力には驚愕しました。実際に2日間の遠征で使用した際、初日の朝に入れた氷が2日目の夜まで残っていて、真空パネルの効果は想像以上でした。12Lという容量もアジング用としては大容量で、好調時の釣果にも余裕で対応できます。3kgという重量は確かに重めですが、その分しっかりした作りで安心感があり、水栓付きで清掃もしやすいのが助かります。

- 最高峰の保冷力を求める人
- 遠征釣行が多い人
- 大容量クーラーが欲しい人
- 長期間の鮮度保持をしたい人
- 本格的なアジング装備を揃えたい人
ダイワ クールラインα3 VS1000X|5面真空パネル
5面真空パネル+ウレタンで最強レベルの保冷力をコンパクトに実現したダイワ最上位モデルです。
ダイワ製クーラーの最高峰として購入しましたが、シマノ フィクセルプレミアム120に匹敵する保冷力を10Lのコンパクトサイズで実現している点に感動しました。実際に真夏の日中から深夜までの釣行で使用しましたが、保冷力はスペック通り約2倍の効果を実感でき、氷の減り方が明らかに違いました。5面真空パネル搭載クーラーの中では最もコンパクトで、アジングでの機動性も損なわない絶妙なサイズ感です。

- 最高峰保冷力とコンパクト性を両立したい人
- ダイワ製最上位を使いたい人
- 真空パネルをコンパクトサイズで体験したい人
- 夏場の長時間釣行をする人
- 妥協したくない本格派の人
シマノ フリーガベイシス200|大容量対応
20Lの大容量でアジング以外の釣りにも対応できる万能モデルです。
アジング専用としては大きめですが、他の釣りとの兼用や船アジングを考えて購入しました。実際に船でのアジング釣行で使用した際、20Lという容量は数釣りが期待できる船釣りでも余裕で対応でき、底面の真空パネルのおかげで長時間の保冷も安心でした。3kgという重量はランガンには重めですが、その分しっかりした作りで、大きな魚にも対応できる安心感があります。

- 大容量クーラーが欲しい人
- 船アジングをする人
- 他の釣りとも兼用したい人
- 数釣りを楽しみたい人
- 万能クーラーを求める人
ダイワ ソフトクール800|折りたたみ可能
折りたたみ可能で使わない時は非常にコンパクトになる特殊なソフトクーラーです。
普段はほとんどクーラーを使わない釣り仲間に勧められて試してみましたが、確かに特殊な用途には便利です。実際に電車でのアジング釣行で使用した際、行きは折りたたんで鞄に入れ、魚が釣れた時だけ展開して使うという使い方ができました。インナー部分は取り外して丸洗いできるため、魚を直接入れても清掃が楽で、短時間の保冷なら十分な性能を発揮してくれます。

- 収納性を最優先したい人
- 電車釣行が多い人
- 普段はクーラーを使わない人
- 短時間釣行がメインの人
- 軽装で釣行したい人
アジングスタイル別おすすめクーラーボックス
釣行スタイルに応じて最適なクーラーボックスを選ぶことで、より快適なアジングが楽しめます。
ショートランガン(2~3時間)におすすめ
短時間のアジングなら軽量性と機動性を最優先に選びましょう。
シマノ ホリデークール 6Lやダイワ ミニクール S850のような6~8Lクラスが最適です。
保冷力は発泡スチロールでも十分で、軽量なため疲労が少なく、頻繁なポイント移動もストレスになりません。
ロングランガン(半日以上)におすすめ
半日以上の釣行では保冷力と容量のバランスが重要です。
シマノ フィクセルライト90やダイワ クールライン GU800Xのような9~10Lクラスで、ウレタン断熱以上のモデルがおすすめです。
一日中釣りを楽しんでも鮮度を保てる保冷力と、調子の良い日の釣果にも対応できる容量を備えています。
車移動メインの方におすすめ
車移動がメインなら保冷力重視で選ぶことができます。
シマノ フィクセルプレミアム120やシマノ フリーガベイシス200のような高性能・大容量モデルが最適です。
重量を気にする必要がないため、真空パネル搭載の高保冷モデルで確実な鮮度管理ができます。
電車・自転車釣行におすすめ
公共交通機関や自転車での釣行では軽量性とコンパクト性が最重要です。
ダイワ ミニクール S850やダイワ ソフトクール800のような軽量・コンパクトモデルがおすすめです。
特にソフトクーラーは折りたたみ可能で、行きの荷物を最小限に抑えられるメリットがあります。
アジング用クーラーボックスの使い方とメンテナンス
効果的な氷・保冷剤の使い方
アジングでクーラーボックスを最大限活用するには、氷と保冷剤の使い方が重要です。
夏場の夕マズメから夜中までのロングアジング
釣行中:アジは氷で締めてから保冷剤の上に収納
保冷剤だけでも効果的ですが、氷を併用することでより安定した低温環境を作り出せます。
特に長時間釣行では、氷で魚を締めることで鮮度の劣化を大幅に遅らせることができます。
アジの締め方と保存方法
釣ったアジの鮮度を保つには、適切な締め方と保存が欠かせません。
【ステップ1:締める】
釣ったらすぐに氷水で締めて神経を麻痺させる
【ステップ2:血抜き】
エラの付け根を切って海水で血抜きする
【ステップ3:保存】
氷の上に新聞紙を敷いてアジを並べる
【ステップ4:密閉】
上からも新聞紙をかけて冷気を逃さない
これまでの経験では、この手順で処理したアジは翌日でも刺身で食べられるほど鮮度を保つことができています。
清掃とメンテナンスのコツ
クーラーボックスを長く愛用するには、適切な清掃とメンテナンスが重要です。
アジを入れた後は帰宅後すぐに清掃し、血や鱗が付着したまま放置しないよう注意しています。
中性洗剤で内部を丁寧に洗い、パッキンの隙間やフタの溝まで清掃することで、雑菌の繁殖や臭いの発生を防げます。
洗浄後はしっかり乾燥させてから保管することで、カビの発生も抑制できます。
塩素系漂白剤を使用する場合は必ず希釈し、十分にすすいでください。換気も忘れずに行い、素材を傷めないよう注意が必要です。
よくある質問|アジング用クーラーボックス
何リットルがアジングに最適?
アジングには6L~12Lが最適です。短時間釣行なら6L、半日以上なら9~10L、一日釣行や大型狙いなら12L前後を選びましょう。
サイズ選びの詳細
アジの平均サイズ(15~25cm)を考慮すると、6Lでも十分ですが、調子の良い日や尺アジ狙いを考えると9~10Lあると安心です。12L以上になると機動性が損なわれるため、アジング専用としては大きすぎる場合があります。
真空パネルは必要?
夏場の長時間釣行や遠征では真空パネルの効果を実感できますが、短時間釣行なら発泡スチロールやウレタンでも十分です。
真空パネルのメリット・デメリット
真空パネルは確実に保冷力が向上しますが、重量増加と価格上昇がデメリットです。釣行時間と予算を考慮して選択しましょう。
ロッドホルダー付きのメリットは?
仕掛け交換時にロッドを安全に保管でき、地面に置いて傷つける心配がありません。アジングは仕掛け交換が頻繁なため、あると非常に便利です。
ロッドホルダーの活用法
ロッドホルダーがあると、予備ロッドの保管や休憩時のロッド置き場としても活用できます。後付けも可能ですが、最初から付属しているモデルの方が安定性に優れています。
まとめ|アジングを快適にするクーラーボックス選び
アジングにおすすめのクーラーボックスを価格帯別に紹介してきましたが、最も重要なのはあなたの釣行スタイルに合ったモデルを選ぶことです。
| 釣行スタイル | おすすめ容量 | おすすめモデル |
|---|---|---|
| ショートランガン | 6~8L | シマノ ホリデークール 6L |
| 半日釣行 | 9~10L | シマノ フィクセルライト90 |
| 一日釣行・遠征 | 10~12L | シマノ フィクセルプレミアム120 |
初めてのクーラー選びなら、シマノ フィクセルライト90のようなバランス型モデルがおすすめです。
予算を抑えたい方はダイワ ミニクール S850、最高の保冷力を求める方はダイワ クールラインα3 VS1000Xを選択すると良いでしょう。
適切なクーラーボックスがあれば、釣ったアジを最高の状態で持ち帰ることができ、アジングの楽しみが格段に広がります。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのクーラーボックスを見つけてください。

































































































































