イカメタルは近年人気急上昇中の船釣りジャンルですが、リール選びが釣果を大きく左右する釣りでもあります。
長年船釣りに携わってきた経験から言うと、イカメタルほどリールの性能差が釣果に直結する釣りは珍しいですね。
特に重要なのが軽量性とカウンター機能で、これらを軽視すると思うような釣果が得られません。
この記事では、初心者から上級者まで満足できるイカメタルリール15選を価格帯別に紹介し、選び方のポイントを詳しく解説します。

イカメタルリールの基本知識と選び方
イカメタルで使用するリールは主にカウンター付きベイトリールとスピニングリールの2種類があります。
それぞれに特徴があり、釣り方や狙うシチュエーションによって使い分けることが重要です。
ベイトリールとスピニングリールの違いとは?
実際に両方を使い込んできた経験から、それぞれの特徴をお伝えします。
ベイトリールの特徴は、なんといっても巻き上げ力の強さです。
構造上、スピニングリールよりも力強く仕掛けを巻き上げることができ、重いスッテや深場での釣りに威力を発揮します。
一方でスピニングリールの特徴は、キャスティング性能の高さとライン放出のスムーズさです。
ベイトリール | スピニングリール |
---|---|
巻き上げ力が強い
カウンター機能搭載可能
深場に適している
キャストが難しい
|
キャストしやすい
軽量スッテに適している
ライン放出がスムーズ
巻き上げ力がやや劣る
|
カウンター付きベイトリールが最強な理由
長年イカメタルを続けてきて確信しているのは、初心者ほどカウンター付きベイトリールを選ぶべきだということです。
カウンター機能があることで、イカのいるタナを正確に把握できます。
先月も東京湾でイカメタルをしましたが、カウンターで水深30mをキープしていた時だけアタリが集中しました。
このような経験から、カウンター機能は釣果に直結する重要な機能だと実感しています。
水深の正確な把握により再現性の高い釣りが可能になり、一度ヒットパターンを見つけると同じタナを効率的に攻めることができます。
軽量性が釣果に直結する理由
イカメタルは長時間の細かいアクションが必要な釣りです。
重いリールを使っていると、徐々に腕が疲れてきて、アクションが雑になったり、アタリを感じ取りにくくなります。
実際に250gのリールから180gのリールに変えた時、操作性の向上を明確に感じました。
特に一日中釣りを続ける船釣りでは、この差は想像以上に大きいです。
ギア比選択のポイント(ハイギア vs パワーギア)
ギア比の選択は、釣り方や狙うシチュエーションによって変わります。
ハイギア(HG/XG) | パワーギア(PG) |
---|---|
手返しが早い
仕掛け回収がスムーズ
広範囲を効率よく探れる
|
巻き上げ力が強い
重いスッテに適している
巻き過ぎを防げる
|
個人的にはハイギアを推奨します。
イカメタルでは手返しの良さが釣果に直結するため、素早い仕掛け回収ができるハイギアの方が有利だと感じています。
適切な糸巻き量とPEライン対応
イカメタルではPEライン0.6〜0.8号を200m巻ける容量が基本です。
これまでの経験から、PE0.6号で200m確保できれば、ほとんどのイカメタルシーンに対応できます。
リールタイプ | 推奨番手 | 糸巻き量目安 |
---|---|---|
ベイトリール | 100〜150番 | PE0.6号 200m |
スピニングリール | 2500〜3000番 | PE0.6号 200m |
ダブルハンドルとシングルハンドルの使い分け
ハンドルの選択も釣りスタイルに大きく影響します。
ダブルハンドルは繊細な操作がしやすく、リールのブレが少ないため、微細なアタリを取りやすいのが特徴です。
一方シングルハンドルは巻き上げ力が強く、パワーを重視する釣りに適しています。
個人的にはダブルハンドルを愛用していますが、これは好みの問題も大きいですね。
価格帯別イカメタルリールおすすめ15選
ここからは実際に使用した経験をもとに、価格帯別におすすめのイカメタルリールを紹介します。
それぞれの特徴や使用感を詳しくお伝えしますので、リール選びの参考にしてください。
【エントリーモデル】1〜2万円台のコスパ重視リール6選
初めてイカメタルを始める方や、コストを抑えたい方におすすめのエントリーモデルを紹介します。
シマノ バルケッタBB 150DH-HG|初心者に優しい基本性能重視モデル
シマノのカウンターリール入門機として、基本性能を確実に押さえた信頼のモデルです。
知人の初心者アングラーにも勧めることが多いのですが、実際に使ってみると価格以上の完成度に驚かされます。特に印象的だったのはスプールフリー性能で、仕掛けの落下がとてもスムーズです。
先月も相模湾のイカメタル船で使用しましたが、LEDバックライト付きのカウンター機能が夜釣りでも見やすく、タナの管理がしやすかったです。

初心者からステップアップを目指すアングラーまで、幅広く対応できる万能なリールです。
- イカメタル初心者の人
- 基本性能重視の人
- コストを抑えたい人
- メンテナンスを自分でしたい人
- 夜釣りメインの人
ダイワ ライトゲーム X IC 150-DH|剛性とコスパを両立したエントリー機
アルミフレーム採用により、エントリーモデルとは思えない剛性を実現した実力派です。
ベテランアングラーに勧められて購入しましたが、スーパーメタルフレームの恩恵で負荷がかかってもパワフルな巻き上げができます。実際に30号のスッテを使った深場攻略でも、安定した性能を発揮してくれました。
実際に東京湾の深場で使用した際、高精度なエコノマイザーのおかげで下巻きが不要だったのも地味に助かりました。

剛性を重視する方や、将来的に他の釣りにも使いたい方におすすめです。
- 剛性を重視したい人
- 深場メインで釣りをする人
- 他の釣りとも兼用したい人
- パワフルな巻き上げを求める人
- コスパを重視する人
アブガルシア フネ DLC H|電池交換可能な入門向けカウンターリール
リーズナブルな価格設定でありながら、電池交換可能な実用性の高いカウンターリールです。
釣り仲間と使ってみたところ、独自のカーボンマトリックスドラグワッシャーによる滑らかなドラグパフォーマンスに感心しました。特に印象的だったのは価格を考えると十分すぎる基本性能で、入門機として必要な機能をしっかりと備えています。
先日も房総半島の船宿で使用しましたが、カウンターの精度も悪くなく、十分実用的でした。

とにかく安くカウンターリールを試してみたい方に最適な選択肢です。
- とにかく安く始めたい人
- 電池交換を自分でしたい人
- 入門機を探している人
- シンプルな機能で十分な人
- サブリールを探している人
テイルウォーク ヴィレイヤーDG 100-DH|スプール交換機能搭載の個性派
スプールのワンタッチ交換機能を備えた、他にはないユニークな発想のカウンターリールです。
実際に使ってみて正直驚きました。高切れが発生した際に、予備スプールに瞬時に交換できるのは想像以上に便利です。実際に相模湾でのイカメタル中、根掛かりで仕掛けを失った時も、すぐに釣りを再開できました。
大型ディスプレイとLEDバックライトも見やすく、夜間でも視認性は抜群です。

個性的な機能を求める方や、効率を重視する方におすすめです。
- 効率を重視したい人
- 個性的な機能が欲しい人
- 高切れが心配な人
- 視認性を重視する人
- 他人と違うリールを使いたい人
シマノ バルケッタ 100DH-HG|軽量性重視の小型カウンターリール
CI4+素材採用により、シマノ製カウンターリールでは最軽量を実現したコンパクトモデルです。
手に取った瞬間から違いを感じます。190gという軽さは長時間の釣行でも疲れにくく、操作性が格段に向上しました。実際に一日中使っていても、腕の疲労が明らかに少なかったです。
実際に駿河湾のイカメタルで使用しましたが、ドラグサウンド機能により、やりとりの際のドラグ調整を感覚的にしやすいのも好印象でした。

軽量性を何より重視する方に強くおすすめしたいリールです。
- 軽量性を最重視する人
- 長時間の釣行が多い人
- 操作性を重視する人
- 疲れにくいリールが欲しい人
- コンパクトなリールを好む人
ダイワ ライトゲーム RX IC 150-DH|耐久性アップのミドルグレード
ライトゲームXの上位機種として、耐久性と機能性を大幅に向上させた高コスパモデルです。
長期間使っていても安心感があります。ハイパーアームドハウジングの採用により、高負荷でもパワフルな巻き上げができるようになっています。実際に潮流の速いエリアで重いスッテを使った際も、安定した性能を維持してくれました。
セルフ電池交換可能やドラグ引き出しクリックなど、上位機種並みの機能も魅力的です。

長く使える耐久性の高いリールを求める方におすすめです。
- 耐久性を重視する人
- 高機能を求める人
- 長期間使いたい人
- パワフルな巻き上げが欲しい人
- 電池交換を自分でしたい人
【ミドルクラス】2〜4万円台の高性能バランス型リール5選
性能と価格のバランスが取れた、中級者以上におすすめのミドルクラスリールを紹介します。
ダイワ ライトゲーム IC 150-DH|ハイパードライブデジギア搭載の実力派
ハイパードライブデザインに基づく新設計で、滑らかな回転と高耐久性を実現した信頼のモデルです。
使ってみて納得しました。ハイパードライブデジギアによる滑らかな回転は、長期間使用してもほとんど劣化を感じません。実際に2年以上使い続けていますが、購入時と変わらぬスムーズな巻き心地を維持しています。
実際に東京湾の深場で使用した際、新しいクラッチシステムにより、塩ガミによる故障も一度も経験していません。

長期間安心して使える高品質なリールを求める方に最適です。
- 高耐久性を求める人
- 滑らかな巻き心地が欲しい人
- メインリールを探している人
- 塩ガミを避けたい人
- 長期間使いたい人
シマノ バルケッタ Fカスタム 150DH|フォールレバー搭載の多機能モデル
フォールレバー搭載により、フォールスピードを自在にコントロールできる技術派向けのモデルです。
期待していた通りの効果でした。フォールレバーによるフォール速度の調整は、イカの活性に合わせた細かなアプローチを可能にします。実際に相模湾で使用した際、活性の低いイカに対してスローフォールで誘うことで、他の人より多くのヒットを得ることができました。
アルミボディによる剛性の高さも魅力で、力強い巻き上げが可能です。

技術的なアプローチを重視する中上級者におすすめです。
- フォール調整にこだわりたい人
- テクニカルな釣りが好きな人
- 多機能リールが欲しい人
- 剛性を重視する人
- 中上級者の人
ダイワ ティエラ A IC 150H-DH|ライトジギング兼用の剛性重視モデル
ハイパーダブルサポート搭載により、高負荷時でも軽い力で巻き上げられる汎用性の高いモデルです。
思った以上に楽に巻けるリールです。ピニオンギアの両端をベアリングで支持する構造により、重いスッテや深場からの巻き上げも驚くほどスムーズに行えます。実際に50m超の深場で30号スッテを使った際も、疲労を感じることなく一日中釣りを楽しめました。
130mmロングハンドルの恩恵も大きく、巻き上げ効率が格段に向上しています。

深場メインの釣りや他の釣りとの兼用を考えている方におすすめです。
- 深場メインで釣りをする人
- ライトジギングも楽しみたい人
- 汎用性を重視する人
- 楽に巻き上げたい人
- パワーを求める人
シマノ 炎月 CT 150HG|タイラバ兼用可能な汎用性抜群リール
タイラバ専用設計でありながら、イカメタルにも最適な性能を持つ汎用性の高いモデルです。
想像していたより遥かに良かったです。タイラバ専用機としての設計思想が、イカメタルでも非常に有効に働きます。実際に房総半島でタイラバとイカメタルの両方で使用しましたが、どちらの釣りでも期待以上の性能を発揮してくれました。
軽量なアルミフレームとカーボンクロスワッシャーにより、耐久性と快適な操作感を両立しています。

複数の釣りを楽しみたい方に特におすすめしたいリールです。
- タイラバも楽しみたい人
- 汎用性を重視する人
- 1台で複数の釣りをしたい人
- コスパを重視する人
- 手返し重視の人
ダイワ キャタリナ IC 100SH|メタルフレーム採用の高剛性モデル
剛性の高いメタルフレーム採用により、オフショアでの多彩な釣りに対応する本格派モデルです。
作りの良さが伝わってきます。メタルフレームによる高い剛性は、負荷がかかる場面でも安定した性能を発揮します。実際に潮流の速いエリアでの釣りでも、リール本体にたわみを感じることなく、確実な巻き上げができました。
最大ドラグ力5kgという余裕のあるスペックも、大型のイカとのやりとりで安心感を与えてくれます。

本格的なオフショア釣りを楽しみたい方におすすめです。
- 本格的なオフショア釣りをする人
- 剛性を最重視する人
- 大型狙いの人
- 潮流の速いエリアで釣りをする人
- 長期間使える丈夫なリールが欲しい人
【ハイエンドモデル】4万円以上の最高峰リール4選
最高の性能を求める上級者向けのハイエンドモデルをご紹介します。
ダイワ ティエラ AIR IC 100H|165g超軽量カウンターリールの頂点
わずか165gという驚異的な軽さを実現した、カウンターリール最軽量モデルです。
これはいいですね、使った瞬間から違いがわかります。ザイオン製フレームによる軽量化は圧倒的で、長時間の釣行でも疲労をほとんど感じません。実際に丸一日使っても、腕の疲れが明らかに少なく、最後まで集中して釣りを楽しむことができました。
糸ガミを軽減するスプール設計により、PE0.6号でもトラブルが非常に少ないのも魅力です。

軽量性を何より重視する上級者に強くおすすめしたいリールです。
- 軽量性を最重視する人
- 長時間の釣行が多い人
- 最高の操作性を求める人
- 細いラインを多用する人
- プレミアムなリールが欲しい人
シマノ バルケッタプレミアム 150DH|マイクロモジュールギアⅡの滑らかさ
バルケッタシリーズの最上位機種として、極上の滑らかさを追求したプレミアムモデルです。
滑らかな巻心地を追求した設計思想が見事に結実しています。マイクロモジュールギアⅡによる巻き心地は、まさにシルキーという表現がぴったりです。実際に使ってみると、これまで使っていたリールとの差は歴然で、巻き始めから巻き終わりまで一貫して滑らかな感触を楽しめます。
振動の少なさも特筆すべき点で、微細なアタリも確実に手元に伝わってきます。

最高の巻き心地を求める贅沢志向の方におすすめです。
- 最高の巻き心地を求める人
- 感度を重視する人
- プレミアムなリールが欲しい人
- 長期間愛用したい人
- 細かいアタリを取りたい人
シマノ オシアコンクエスト CT 300HG|大型狙い対応のパワフルモデル
最大ドラグ力7.5kgの圧倒的なパワーで、大型狙いやディープエリア攻略に特化したモデルです。
パワフルでスムーズな巻き上げには感動しました。深場での大型イカとのやりとりでも余裕を感じさせる性能で、安心してファイトに集中できます。実際に60m超の深場で大型のケンサキイカとやりとりした際も、リールのパワーに助けられて確実にキャッチできました。
ステンレススチール製ハンドルやアルミニウムボディによる耐久性も抜群です。

大型狙いや深場攻略をメインとする本格派におすすめです。
- 大型狙いメインの人
- 深場攻略をする人
- 最高のパワーを求める人
- 本格的なオフショア釣りをする人
- 重いスッテを多用する人
シマノ アルデバラン MGL 30HG|135g超軽量ベイトキャスティングリール
135gという驚異的な軽さと高い操作性を両立した、ベイトキャスティングリールの最高峰です。
軽量性においては他の追随を許さない圧倒的な性能です。超々ジュラルミン素材のスプールとマグネシウムフレームによる軽量化は見事で、手に取った瞬間から違いを実感できます。実際にキャスティング主体のイカメタルで使用した際、疲労の軽減効果は想像以上でした。
カーボンクロスワッシャー装備により、ドラグ性能も申し分ありません。

キャスティング主体の釣りを楽しむ方に最適なリールです。
- キャスティング主体の人
- 超軽量リールが欲しい人
- 最高の操作性を求める人
- オモリグメインの人
- プレミアムモデルを使いたい人
用途別イカメタルリール選び
釣り方や狙うシチュエーションに応じた、具体的なリール選びのポイントを解説します。
初心者におすすめのリールセッティング
イカメタル初心者には、まずカウンター付きベイトリールから始めることを強くおすすめします。
初心者の方と一緒に釣りをする機会が多いのですが、カウンター機能があることで上達のスピードが全然違います。
初心者向けおすすめリール | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|
シマノ バルケッタBB 150DH-HG | 1.5万円前後 | 基本性能充実・電池交換簡単 |
ダイワ ライトゲーム X IC 150-DH | 1.5万円前後 | 剛性重視・コスパ良好 |
シマノ バルケッタ 100DH-HG | 2万円前後 | 軽量・操作性重視 |
オモリグ併用時のスピニングリール選び
オモリグでのキャスティングを併用する場合は、スピニングリールの準備も必要です。
実際にオモリグを試してみて実感したのは、キャスティング性能の重要性です。
東京湾でのイカメタル釣行時、船の周りに反応があるものの、真下では反応しない状況
軽量スッテを遠投することで、船から離れたポイントを攻略
番手 | 用途 | 糸巻き量目安 |
---|---|---|
2500番 | 軽量スッテ・浅場 | PE0.6号 200m |
3000番 | オールラウンド | PE0.8号 250m |
4000番 | オモリグ・遠投重視 | PE1.0号 300m |
深場・大型狙い用の高剛性リール
50m以上の深場や大型狙いでは、剛性と巻き上げ力を重視したリール選びが重要です。
深場での釣りを重ねてきた経験から、軽量性よりも剛性を優先すべきシーンがあることを学びました。
重いスッテ(30号以上)の使用や長時間のファイトに耐えられる剛性、そして疲労を軽減する巻き上げ力の強さが求められます。
深場・大型狙い向けリール | 最大ドラグ力 | 特徴 |
---|---|---|
ダイワ ティエラ A IC 150H-DH | 5kg | 130mmロングハンドル・高剛性 |
ダイワ キャタリナ IC 100SH | 5kg | メタルフレーム・本格派 |
シマノ オシアコンクエスト CT 300HG | 7.5kg | 最強パワー・ディープ対応 |
タイラバ兼用リールの選び方
イカメタルとタイラバの両方を楽しみたい場合は、汎用性の高いリールを選ぶことが重要です。
実際に両方の釣りで使ってみて、兼用に適したリールの条件が見えてきました。
兼用条件 | イカメタル | タイラバ | 兼用可否 |
---|---|---|---|
軽量性(200g以下) | ◎必須 | ○推奨 | ○ |
カウンター機能 | ◎必須 | ○あると便利 | ○ |
ハイギア | ○推奨 | ◎必須 | ◎ |
ドラグ性能 | ○重要 | ◎重要 | ○ |
おすすめはシマノ 炎月 CT 150HGで、両方の釣りで実際に使用して満足度の高いリールです。
イカメタルリール選びで失敗しない5つのポイント
これまでの経験から、リール選びで絶対に外してはいけないポイントをまとめました。
サイズ(番手)は100〜150番が基本
イカメタルではコンパクトなリールサイズが操作性に直結します。
大きすぎるリールを使っていた頃と比べて、適正サイズに変えた時の操作性向上は劇的でした。
番手の見方について
シマノは150番、ダイワは100〜150番が標準的で、数字が大きいほどスプール径が大きくなります。イカメタルでは軽量性を重視するため、必要最小限のサイズを選ぶことが重要です。
メーカー | 推奨番手 | 糸巻き量目安 |
---|---|---|
シマノ | 100〜150番 | PE0.8号 200〜400m |
ダイワ | 100〜150番 | PE0.6〜1号 200〜400m |
PEライン0.6号200m巻ける容量を確保
イカメタルではPE0.6号が基本で、最低でも200mの糸巻き量が必要です。
高切れや根掛かりのリスクを考慮すると、余裕を持った糸巻き量の確保が安心につながります。
自重200g以下を目安に軽量性重視
長時間のアクションが必要なイカメタルでは、リールの軽量性が釣果に直結します。
250gのリールから180gのリールに変更した時、疲労軽減効果を明確に実感しました。
重量範囲 | 使用感 | 推奨度 |
---|---|---|
150〜180g | 非常に軽快・長時間OK | ◎ |
180〜220g | 標準的・実用レベル | ○ |
220g以上 | やや重い・疲れやすい | △ |
カウンター機能の精度と電池交換の可否
カウンター機能は精度だけでなく、電池交換の方法も重要な選択要素です。
メーカー預かりが必要なタイプは、交換期間中にリールが使えなくなるデメリットがあります。
電池交換タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
セルフ交換可能 |
いつでも交換可能
コストが安い
|
防水性がやや劣る場合も
|
メーカー預かり |
防水性が高い
点検も同時に実施
|
預かり期間が必要
費用が高い
|
ドラグ性能と滑らかさをチェック
イカの急なジェット噴射に対応するため、ドラグの滑らかさは非常に重要です。
滑らかなドラグがあることで、身切れを防ぎ、確実にキャッチできる確率が向上します。
スムーズな滑り出し、一定した引き出し感、細かな調整が可能なことが重要で、特にイカ特有の急激な引きに対応できる性能が求められます。
イカメタルリールのメンテナンスと長持ちのコツ
高性能なリールを長く使うためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
これまでの経験から得た、実用的なメンテナンス方法をお伝えします。
使用後の基本メンテナンス
イカメタル後のメンテナンスは、その日のうちに行うことが長持ちの秘訣です。
海水の塩分は時間が経つほど除去が困難になるため、釣行から帰ったらすぐにメンテナンスを行います。
真水での塩抜き
リール全体を真水でしっかりと洗い流し、塩分を除去します。特にスプール周りとハンドル部分は念入りに。
水分の完全除去
タオルで水分を拭き取った後、風通しの良い場所で自然乾燥させます。ドライヤーの使用は厳禁です。
防水グリスの塗布
ハンドルノブやレベルワインド部分に、薄く防水グリスを塗布して保護します。
カウンター機能のトラブル対処法
カウンター付きリールで最も多いトラブルは、表示の狂いや電池切れです。
実際に経験したトラブルとその対処法を紹介します。
トラブル症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
カウンター表示がずれる | ラインの滑りや伸び | マーカーとの照合でリセット |
液晶が薄くなる | 電池残量低下 | 早めの電池交換 |
カウンターが動かない | 内部の塩ガミ | メーカー修理が必要 |
使用後の真水洗いを徹底し、長期間使用しない場合は電池を抜いておくことで、内部回路の劣化を防げます。
オフシーズンの保管方法
イカメタルのオフシーズンには、適切な保管でリールの寿命を延ばすことができます。
これまで試行錯誤してきた結果、以下の方法が最も効果的でした。
保管項目 | 方法 | 注意点 |
---|---|---|
ラインの処理 | 完全に乾燥させてから巻き直し | 湿ったまま保管すると劣化が進む |
ドラグの調整 | ドラグを完全に緩める | 締めたままだとワッシャーが変形 |
保管場所 | 湿気の少ない冷暗所 | 直射日光と高温多湿を避ける |
電池の処理 | 取り外して別保管 | 液漏れによる内部腐食を防ぐ |
まとめ|釣果アップするイカメタルリール選び
イカメタルリール選びで最も重要なのは、軽量性とカウンター機能です。
長年イカメタルを続けてきた経験から確信しているのは、適切なリール選びが釣果に与える影響の大きさです。
特に重要なのは自分の釣りスタイルに合ったリールを選ぶことです。
深場メインなら剛性重視、キャスティング併用ならスピニングリールも準備、タイラバ兼用なら汎用性の高いモデルを選択しましょう。
自重200g以下、PE0.6号200m以上の糸巻き量、カウンター機能搭載、この3つを満たしていれば、間違いのないリール選びができます。
適切なリールを選んで、ぜひイカメタルの魅力を存分に楽しんでください。
良いリールは必ず釣果アップにつながりますし、何より釣りがもっと楽しくなりますよ。
