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シーバス用トップウォーターおすすめ10選!夜とデイゲームで爆発的な釣果を狙え

最強トップウォータールアーで釣れたシーバス シーバス
この記事を書いた人
ルア之助

釣り歴35年、年間釣行回数300回の釣りキチ。シーバス・ソルトルアー全般・フカセ釣り・渓流釣りに精通している。某釣りメディアで編集&ライターをしていた。実体験に基づいた忖度なしの情報を発信することをモットーに執筆している。シーバス95cm、メバル35cm、アオリ3㎏が自己ベスト。

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水面で激しく炸裂するシーバスのバイト。そんなエキサイティングな瞬間を体験できるのが、トップウォーターゲームの最大の魅力です。

「トップウォーターは難しそう」と敬遠している方も多いかもしれませんが、実際は根掛かりの心配がなく、ルアーが見えるため操作しやすいという初心者にも優しい釣り方なんです。

長年シーバス釣りを続けてきた経験から言うと、条件がハマったときの爆発力はトップウォーターが圧倒的です。特に夏から秋にかけてのハイシーズンには、他のルアーを圧倒する釣果を叩き出すことも珍しくありません。

この記事では、おすすめのトップウォータープラグから使い分けのテクニック、デイゲームとナイトゲームの攻略法まで、実体験を交えて詳しく解説していきます。

ルア之助
トップウォーターで水面が炸裂する瞬間は、他のルアーでは味わえない興奮がありますよ!きっと一度体験したらハマってしまうはずです。
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シーバス用トップウォーターおすすめ10選

トップウォータールアーでシーバスを釣った時の写真

これまで数多くのトップウォータープラグを使ってきた実績と経験を基に、本当におすすめできる10選をご紹介します。すべて実際に使用して釣果を上げたアイテムばかりです。

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商品名 価格帯 サイズ・重量 特徴 おすすめシチュエーション おすすめの人
メガバス ポップエックス 1,950円 64mm・7g 定番中の定番ポッパー 河川・港湾部全般 初心者〜上級者
ダイワ モアザン トリックアッパー 105F 1,950円 105mm・16g パニックアクションが秀逸 ボイル時・デイゲーム 中級者〜上級者
アイマ チャッピー100 1,980円 100mm・18g 通年使える汎用性 イナッコパターン・オールシーズン 初心者におすすめ
ヤマリア ポップクイーン 80F 1,820円 80mm・14g 抜群の遠投性能 パイロットルアー・遠距離戦 コスパ重視の人
タックルハウス フィードポッパー 70SW 2,200円 70mm・12g シンキング仕様の珍しいポッパー 水面直下・ナイトゲーム テクニカル志向の人
ダイワ モアザン バーストアッパー 140F 2,100円 140mm・28.5g ただ巻きで3Dアクション イナッコパターン・初心者 簡単操作を求める人
ジップベイツ コノハ230 3,850円 230mm・134g コノシロパターンの切り札 秋のコノシロパターン・ランカー狙い ビッグベイト使用者
シマノ エクスセンス ガラスライド 95F 1,680円 95mm・14g 大きなラトルサウンド ナイトゲーム・波気がある状況 音でアピールしたい人
アピア アルゴ105 1,980円 105mm・16g 多彩なアクションパターン 障害物周り・テクニカルゲーム 上級者向け
ブルーブルー ガボッツ 90 2,980円 90mm・11g 芸達者な万能プラグ オールラウンド・ドリフト プレミア価格に注意

メガバス ポップエックス|多くのアングラーが愛用する定番

「ポッパーと言えばPOPX」と答えるアングラーも多い、絶対的な定番ポッパーです。1995年の登場以来、シーバスアングラーから絶大な支持を得続けています。

64mmで7gという扱いやすいサイズ感で、柔らかいシーバスロッドでも快適に操作できます。最大の特徴は、オリジナリティあふれるカップ形状。スプラッシュはもちろん、独特な水押しで細かくターンを繰り返すことも可能です。実際に江戸川で使用した際は、ベイトフィッシュライクに動かすだけでなく、虫系ルアーとしても効果を発揮しました。

ルア之助
カラーラインナップが豊富で、状況に応じて使い分けられるのも嬉しいポイントですね。
メガバス ポップエックスがおすすめな人

  • 初めてポッパーを使う人
  • 定番アイテムを揃えたい人
  • 河川での釣りが多い人
  • 様々なアクションを試したい人
  • コレクション性も重視する人

ダイワ モアザン トリックアッパー 105F|パニックアクションで誘う

連続トゥイッチ時に見せるイレギュラーなトリックアクションが最大の武器です。潜る、跳ねる、うねる。このパニック的な動きにシーバスはつい口を使ってしまいます。

105mmで16gというサイズながら、驚異的な飛距離を誇るのも特徴の一つ。100mmクラスのペンシルベイトの中ではトップクラスの飛距離で、遠浅のポイントを広範囲に探ったり、河川の対岸を狙ったりと、他のルアーでは攻められない場所を攻略できます。先月、多摩川河口で使用した際は、対岸の駆け上がりに潜むランカーサイズを70m近い距離から仕留めることができました。

ルア之助
頭部のカップによってポッパー的な要素も備えているので、一つで二役こなしてくれる優秀なルアーです。
ダイワ モアザン トリックアッパー 105Fがおすすめな人

  • ボイル時に即座に対応したい人
  • 飛距離を重視する人
  • リアクション釣りを得意とする人
  • 大河川での釣りが多い人
  • ランカーサイズを狙いたい人

アイマ チャッピー100|通年使える汎用性の高さ

誰でも簡単に動かせて、通年扱えるひとくちサイズ感が魅力の名作ペンシルベイトです。100mmで18gというバランスの良いサイズ感で、ベイトサイズが小さい時期から大きくなった時期まで幅広く対応できます。

コトコト鳴るラトル音のアピール力も高く、ランカーの実績も豊富。特に夏から秋口のイナッコパターンには最高の相性を見せてくれます。実際に東京湾奥で釣りをした際も、イナッコを追い回すシーバスに対して抜群の効果を発揮。ドッグウォークやテーブルターンで誘うと、面白いように釣れました

ルア之助
飛行姿勢も非常に安定していて、障害物周りや橋の下への低弾道キャストもしやすいんです。
アイマ チャッピー100がおすすめな人

  • 初心者でも扱いやすいものを求める人
  • 一年中使えるルアーが欲しい人
  • イナッコパターンを攻略したい人
  • 安定した操作感を重視する人
  • ランカー実績のあるルアーを使いたい人

ヤマリア ポップクイーン 80F|遠投性能が抜群のパイロット

80mmという小粒ながら14gの重量で、サイズ以上の飛距離を叩き出すのが最大の特徴です。空気抵抗の少ない弾丸形状とウェイトバランスにより、60mを超える飛距離も珍しくありません。

活性が高いシーバスがいるかどうか遠投して素早く探れるので、パイロットルアーとしても優秀。カラーラインナップも豊富で、状況に応じて使い分けができます。実際に相模川河口で強風下の釣りをした際、他のルアーでは届かない距離のボイルにも確実にアプローチでき、貴重な一匹をキャッチできました。

ルア之助
コストパフォーマンスも抜群で、初心者の方にもおすすめしやすいルアーです。
ヤマリア ポップクイーン 80Fがおすすめな人

  • パイロットルアーを探している人
  • 飛距離を重視する人
  • コストパフォーマンスを重視する人
  • 遠距離のボイル撃ちをしたい人
  • カラーバリエーションを揃えたい人

タックルハウス フィードポッパー 70SW|シンキング仕様の珍しいポッパー

シンキングに設定されている非常に珍しいポッパーです。ポッパーとしてはもちろん、水面直下をリトリーブで攻める釣りにも対応する二刀流ルアー。

沈めて巻くとシンキングペンシルのような動きになり、表層を意識しつつも少し警戒しているシーバスに効果的。実際に隅田川のナイトゲームで使用した際は、水面直下20〜30cmをスローリトリーブして数匹キャッチすることができました。通常のポッパーでは反応がない時の切り札的存在です。

ルア之助
一つで表層と水面直下の両方を攻略できるので、ルアーボックスのスペース節約にも貢献してくれます。
タックルハウス フィードポッパー 70SWがおすすめな人

  • テクニカルな釣りを好む人
  • ナイトゲームメインの人
  • 水面直下も攻略したい人
  • 他人とは違うルアーを使いたい人
  • 一つで二役こなすルアーが欲しい人

ダイワ モアザン バーストアッパー 140F|ただ巻きで3Dアクション

ただ巻きするだけで斜めに切ったヘッドが水を受け、左右にかき分けるような3Dアクションを演出してくれます。水面や流速の変化で不規則にダイブとスプラッシュを繰り返す、攻撃型アピールルアーです。

操作が非常に簡単で、投げて巻くだけで効果的なアクションを出せるため、初心者の方にもおすすめ。140mmという大きめサイズながら、十分な飛距離と立ち上がりの良さを両立させる重心移動システムを搭載しています。去年の夏、東京湾奥のイナッコパターンで使用した際は、ボイルしているタイミングに投げて巻くだけで連続ヒットを記録しました。

ルア之助
3フック仕様なのでフッキング性能も抜群。バラシが少ないのも嬉しいポイントです。
ダイワ モアザン バーストアッパー 140Fがおすすめな人

  • 簡単操作でトップを楽しみたい人
  • 初心者の人
  • イナッコパターンを攻略したい人
  • ボイル撃ちをメインにしたい人
  • フッキング性能を重視する人

ジップベイツ コノハ230|コノシロパターンの切り札

230mmと大型で134gもあるビッグペンシルです。コノシロパターンでランカーシーバスを狙うアングラーに絶大な人気を誇り、ビッグベイト専用タックルを持っているアングラーなら必携のアイテム。

大型ベイトを偏食しているシーバスには、他のルアーでは見向きもされないことがあります。しかし、このコノハ230なら話は別。実際に晩秋の東京湾で落ちアユパターンの時期に使用した際は、80cmオーバーのランカーサイズを連続でキャッチする爆発的な釣果を経験しました。

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ビッグベイトタックルが必要ですが、それに見合うだけのポテンシャルを秘めたルアーです。
ジップベイツ コノハ230がおすすめな人

  • ビッグベイト専用タックルを持っている人
  • ランカーシーバスを狙いたい人
  • コノシロパターンを攻略したい人
  • 大型ベイトの時期に釣りをする人
  • 他人とは違う釣りがしたい人

シマノ エクスセンス ガラスライド 95F|ラトルサウンドでアピール

クイックなスライドアクションと大きなラトルサウンドが最大の特徴です。アクションさせるごとに大きな音が出るので広範囲にアピールでき、多少の波っ気では存在感が消えません。

ルアーを視認できない夜でも、音でルアーの動きを想像できるのでナイトゲームで特に重宝します。実際に荒川の夜釣りで使用した際は、他のルアーには反応しなかったシーバスがガラスライドの独特なラトル音にだけ反応してくれる場面を何度も経験しました。

ルア之助
シマノならではのリアルな鱗ホログラム(スケールブースト)も魅力的ですね。
シマノ エクスセンス ガラスライド 95Fがおすすめな人

  • ナイトゲームメインの人
  • 音でアピールしたい人
  • 波気がある状況で釣りをする人
  • 初心者でも扱いやすいルアーが欲しい人
  • シマノブランドを好む人

アピア アルゴ105|多彩なアクションを演出

「動かしやすい系」のペンシルとは異なり、アングラーが使いこなすことで多彩なアクションを引き出せる玄人向けのルアーです。水面下に入るか入らないかのラインをドッグウォークしたり、ただ巻きでV字の引き波を出したりと、少し癖のある動きをします。

使いこなせば見切られづらく、アピール力と喰わせる能力も高くなります。障害物周りでの繊細な誘いから、オープンエリアでのアピールまで幅広く対応。実際に隅田川の橋脚周りで使用した際は、他のトップでは出せない時に切り札として投入し、見事にランカーサイズを仕留めることができました。

ルア之助
使いこなすのに少し時間がかかりますが、その分他のルアーにはない楽しさがありますよ。
アピア アルゴ105がおすすめな人

  • 上級者向けのルアーを求める人
  • テクニカルな釣りを楽しみたい人
  • 障害物周りを攻略したい人
  • 他のトップで反応がない時の切り札が欲しい人
  • ルアーの性能を引き出すことに楽しみを感じる人

ブルーブルー ガボッツ 90|芸達者な万能プラグ

一見すればカップの大きなポッパータイプの形状ですが、様々なアクションをこなす芸達者なルアーです。鋭く短いショートポッピングはもちろん、リトリーブでの使用も可能で、リトリーブ時には水面でモコモコと引き波を立て、表層を意識するシーバスにアピールしてくれます。

ドリフトでも使えてしまう万能性が魅力で、流れや風に同調させたナチュラルな誘いも得意。ただし、手に入りにくいことが最大の弱点で、プレミア価格で販売されていることも多々あります。実際に多摩川河口で使用した際は、他のルアーでは全く反応がない状況でガボッツだけに連続バイトしてくる場面を経験しました。

ルア之助
希望小売価格は1,780円なので、購入する際はプレミア価格に注意してくださいね。
ブルーブルー ガボッツ 90がおすすめな人

  • オールラウンドに使えるルアーが欲しい人
  • ドリフトでの釣りをしたい人
  • 他のルアーで反応がない時の切り札が欲しい人
  • 希少なルアーを使いたい人
  • 多彩なアクションを一つのルアーで楽しみたい人

シーバス釣りでトップウォーターが最強である理由

ミノーやバイブレーションと比べて、なぜトップウォーターがこれほど効果的なのでしょうか。長年の実釣経験から、その理由を解説します。

表層の活性が高いシーバスを効率よく攻略

表層を意識しているシーバスは活性が非常に高く、ルアーへの反応も抜群です。これは私自身、数多くの釣り場で実感してきました。

実際に隅田川の朝マズメで釣りをした際、水面でライズが見られる状況でトップウォーターを投入したところ、着水と同時にバイトしてくる個体も珍しくありませんでした。活性の高いシーバスは表層に集中しているため、効率よく狙えるのがトップウォーターの大きなメリットです。

釣り場に到着したら、まず表層から探るのがシーバス釣りの定石。活性の高い個体から順番に釣っていけるので、短時間で数を伸ばせることも多いですね。

水面の光の乱反射で魚を騙しやすい

水面は光の屈折による乱反射が起こりやすい特殊な環境です。水中ではハッキリ見えるルアーも、水面では非常に見えにくくなり、シーバスを騙しやすくなります。

先月、多摩川の河口域で釣りをした際にこのことを痛感しました。クリアウォーターでシーバスからルアーが丸見えの状況でも、トップウォーターなら反応してくれるんです。水面を掻き回したり、泡を立てたりして自らの存在を光の乱反射や泡の中に隠すような動きが、見た目の不自然さを軽減してくれているのでしょう。

これは他のルアーでは得られない、トップウォーター独特のアドバンテージですね。

根掛かりを気にせず攻められる最大のメリット

常にルアーが水面に浮いているため、根掛かりの心配がまったくありません。これにより、通常のルアーでは攻めきれないポイントも果敢に攻略できます。

例えば、橋脚や岸沿いの障害物ギリギリ、普通のルアーなら即根掛かりするような超シャローエリアも、トップウォーターなら安心して攻められます。実際に荒川の水門周りで釣りをした時も、アピア アルゴ105を使って構造物ギリギリを通し、シーバスを仕留めることができました。

浮いているからこそ攻められるポイントには、実は多くのシーバスが潜んでいるものです。

シーバス用トップウォーターの種類と特徴

シーバス用トップウォーターは、大きく3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴を理解して使い分けることが、釣果アップの鍵となります。

ペンシルベイト|ドッグウォークで魅せるスタンダード

細長いシルエットで左右へのスライドアクションを得意とするのがペンシルベイトです。シーバスフィッシングでは最も使用頻度が高いトップウォータープラグで、各メーカーから豊富なラインナップが発売されています。

基本的なドッグウォークから、同じ位置でネチネチ誘うテーブルターン、水面下に潜らせるダイビングアクションまで、アングラーの技術次第で多彩な動きを演出できるのが最大の特徴です。

長年使ってきた経験から言うと、ペンシルベイトは「技術で差が出るルアー」だと感じています。最初は動かすのに苦労するかもしれませんが、コツを掴めば最強の武器になりますよ。

ポッパー|音とスプラッシュで強烈アピール

頭部がカップ形状になっているポッパーは、「ジュボッ」という大きな音と派手なスプラッシュでアピールするルアーです。細かな飛沫が小魚の群れを演出したり、ポップ音が捕食音を模したりして、シーバスの捕食スイッチを刺激します。

シーバスフィッシングではペンシルベイトほど多用されませんが、風波でザワザワした状況や遠距離からアピールしたい時には威力を発揮します。実際に相模川河口で強風の日に釣りをした際、他のルアーでは存在感が薄れる中、ヤマリア ポップクイーン 80Fだけがしっかりとシーバスにアピールしてくれました。

スプラッシャー|ただ巻きでアクションする初心者向け

近年増えてきているのが、巻くことで水面を滑りながら泳いでくるスプラッシャータイプです。ただ巻きするだけで水面に引き波を立て、ブリブリと滑るように泳ぐのが特徴です。

投げて巻くだけという手軽さから、初心者の方にも使いやすいタイプ。しかし、その簡単さとは裏腹に釣果は抜群で、特に夏のイナッコパターンでは爆発的な威力を発揮します。ダイワ モアザン バーストアッパー 140Fを東京湾奥で使った時は、ボイルしているタイミングに投げて巻くだけで面白いように釣れました。

トップウォーターがシーバス釣りで最も活躍する時期とタイミング

トップウォーターの威力を最大限に発揮するには、時期とタイミングの見極めが重要です。これまでの実釣データを基に解説します。

6月〜9月がメインシーズン!8月が最盛期

地域差はありますが、トップウォーターがシーバス釣りで最も活躍するのは6月から9月にかけてです。その中でも8月は文句なしの最盛期となります。

梅雨明けとともに水温が上昇し、ベイトフィッシュが表層に集まりやすくなる時期。シーバスも活発にベイトを追い回すようになり、トップウォーターに最も反応しやすいコンディションが整います。

【実体験】昨年8月の荒川での出来事
夕マズメの時間帯に水面でライズが連発
10投中8投でバイトという驚異的な反応率を記録
8月の最盛期には、条件が揃えばこれほどまでに爆発的な釣果が期待できる

それ以外の時期でも、シーバスがボイルしている状況なら十分に釣果が期待できます。ボイル連発でもミノーやシンキングペンシルに反応がない時こそ、トップウォーターの出番です。

朝マズメと夕マズメが狙い目

朝マズメと夕マズメは、活性の高いシーバスが水面を意識している時間帯です。この時間帯はトップウォーターにとって最高のタイミングと言えるでしょう。

特に夏場の朝マズメは絶好のチャンス。涼しい時間帯にシーバスが活発に動き回り、水面近くでベイトを追い回します。私も朝マズメのトップウォーターゲームには力を入れており、これまで数多くのランカーサイズをキャッチしてきました。

夕マズメも同様に狙い目の時間帯。日が傾き始めると、シーバスの活性が一気に上がります。この時間にアイマ チャッピー100で表層を探ると、思わぬ大物に出会えることも多いですね。

ナイトゲームとデイゲームの使い分け

トップウォーターは昼夜を問わず効果的ですが、それぞれに適したアプローチ方法があります

ナイトゲームでは、シャローにハクが多い春から梅雨にかけて特に威力を発揮します。また、ブレイクラインがあってベイトを追い込みやすいポイントなら、ナイトゲームでも十分にトップウォーターで釣果が出ます。実際に去年の春、多摩川でハクの群れにシーバスが突っ込んでいる状況では、ダイワ モアザン トリックアッパー 105Fが絶大な威力を発揮しました。

デイゲームでは見切られやすいため、スピーディーなアプローチが重要。早めのドッグウォークやスプラッシュを交えて、見切られる前に喰わせる意識が大切です。

シーバス用トップウォーターの選び方

効果的なトップウォーターを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。実釣経験を基に、選び方のコツを解説します。

サイズ選択|60mm〜120mmがベース

トップウォーターを用意するときは、60mm〜120mmがおすすめの大きさとなります。5mm刻みくらいで豊富に用意しておくとベイトフィッシュの大きさにマッチさせやすくなります。

サイズが小さくなるとよりキビキビと動きやすくなるので、反射的に喰わせたい時は小さめのトップウォーターがおすすめ。一方、コノシロや落ち鮎のような大型のベイトフィッシュを捕食するシーバスがいる場合は、200mm以上もあるビッグペンシルも有効となります。

サイズ 適用シーン 代表的なベイト
60-80mm 春〜初夏、反射的に喰わせたい時 ハク、シラウオ、小型イナッコ
90-120mm オールシーズン対応 イナッコ、カタクチイワシ、サッパ
150-230mm 秋〜冬、大型ベイトパターン コノシロ、落ち鮎、大型イナッコ

カラー選択|デイは黒・シルバー、ナイトは白・チャート

シーバスが水面をルアーにアタックしてもルアーに擦りもせずにヒットしない現象を「誤爆」と呼びます。誤爆を連発させないためには、トップウォーターのカラーを慎重に選ぶ必要があります

トップウォーターではシーバスからよく見えているであろう腹側のカラーに特に注視して選択しましょう。一般的に、トップウォーターは目立つカラーに反応が良くなる傾向にあります。

時間帯 おすすめカラー 理由
デイゲーム 黒、シルバー 水中で目立つ、フラッシング効果
ナイトゲーム 白、チャート 暗い中でも目立ちやすい
クリアウォーター クリア系、ナチュラル系 見切られにくい

ベイトフィッシュとのマッチング

時期やベイトに合わせたルアーサイズのチョイスが大切です。地域性もあるので一概には言えませんが、春はシーバスが産卵を終え、体力回復のために食べやすい小さな魚(稚鮎やハクなど)を捕食することが多くなるため、それに合わせてルアーも10cm以下のサイズが中心になります。

反対に晩秋は、産卵前に体力を付けようと大きいベイト(落鮎やコノシロなど)を好むため、時には20cm以上の大きなルアーを使うことも。ただし、あえてベイトとルアーサイズを外し、ルアーを目立たせるテクニックもあります。これはベイトが多すぎてルアーを見つけにくい時に効果的です。

トップウォーターのアクション(動かし方)完全攻略

トップウォーターで釣果を上げるには、適切なアクションをマスターすることが重要です。基本的なアクションから応用テクニックまで詳しく解説します。

ドッグウォーク|基本中の基本テクニック

左右へ頭を振りながら、手前に進んでくるアクションがドッグウォークです。ペンシルベイトを使うに当たって、まずはこのアクションを覚えましょう。

ティップをチョンチョンと動かしながらゆっくりリールを巻くと、ペンシルはドッグウォークします。この際、「ロッドを素早く戻す・リールを巻きすぎない」ことを意識するのがコツです。アクション後のロッドを止めたり、リールを巻き過ぎたりすると、次のスライドへと上手く繋がりません。

ポイント1
ロッドワーク
ティップをチョンチョンと短くシャープに動かす
ポイント2
リールワーク
巻きすぎずにゆっくりと一定のリズムで

テーブルターン|同じ位置でネチネチ誘う

手前への移動距離を短くし、同じ位置でルアーを90°ターンさせるようなアクションです。ドッグウォークよりもじっくりとアピールでき、深場のシーバスへアピールしたり、障害物際でネチネチ誘ったりする時に多用します。

糸フケを瞬間的に「パンッ!パンッ!」と弾くようにロッドを操作します。長く引っ張りすぎると手前にルアーが動いてしまうので、リールはできるだけ巻かず、ロッドをシャープに動かして瞬間的に入力するのがコツです。

ポッピング(スプラッシュ)|音と飛沫でアピール

スプラッシュとは、飛沫を飛ばすことを意図したアクションです。ポッパーを用いて派手な音とスプラッシュを出す場合は、ポッピングとも呼ばれます。

あらかじめ糸フケを出しておいて、その糸フケを瞬時に張ってやると綺麗なスプラッシュが出ます。静の状態から、一気に動の状態へと移行するような動かし方が理想です。引く長さや強さを調節すれば、飛沫の量や移動距離を変えられます。

ダイビング|潜らせてから浮上させる

少しブリブリッと潜らせてからプカッと浮かべるのが、ダイビングアクションです。浮き姿勢が立ち気味のペンシルベイトと相性が良いアクションです。

ダイビングだけで誘うよりも、ドッグウォークの合間に混ぜたり、ステイさせた後に加えたりするとよく釣れます。ルアーが潜りやすいように、ロッドを下方向に引っ張って動かします。糸フケが出ている状態から動かし始めると上手く潜りますよ。

ステイ|喰わせの間を演出

なにもせずにルアーをただ浮かべているだけの状態がステイです。釣れなさそうに思えますが、ステイは”喰わせの間”となったり、焦らしになったりする重要なアクション。

ステイさせる時はラインは張りすぎないことが重要で、こうすることで流れや風に同調してナチュラルに漂ってくれます。ドッグウォークからのステイで喰わせたり、ロングステイからの動き出しで喰わせたりと、上手く静と動を使い分けて誘いましょう。

デイゲームとナイトゲームの使い分けテクニック

トップウォーターの威力を最大限に引き出すには、時間帯に応じた使い分けが重要です。それぞれの特徴と攻略法を解説します。

デイゲーム|早めのアクションで見切られる前に喰わせる

時期やベイトの種類にもよりますが、デイゲームは早めのドッグウォークやスプラッシュを交えてシーバスにアピールしましょう。視界が効く日中は見切られやすいため、速めのアクションで”見切られる前に喰わせる意識”が大切です。

逆に、深場のオープンなど「シーバスからルアーまでの距離が遠いかな?」と感じる場所では、テーブルターンでゆっくりアピールすることも効果的。カラーに関しては、太陽光を反射させてアピールしたいので、フラッシング効果の高いホログラム系のカラーを基準にしましょう。

デイゲームのポイント

「無風の釣れなさそうな日」こそトップウォーターの出番!風や波が無いと水面が落ち着くため、トップウォーターの波動や音がシーバスまでしっかり届きます。

ナイトゲーム|ゆったりアクションとロングステイ

ナイトゲームでは、ゆったりとしたドッグウォークやテーブルターンをメインに、ステイも長めにするのが効果的です。デイゲームとは逆で、視界が効かないのでシーバスがルアーとの間合いを詰めにくく、遅めのアクションが良くなります。

また、水平浮きのトップをゆっくりただ巻きするといった、ナチュラルなアクションで爆発することが多いのも夜ならでは。夜になると超浅場(水深50cmとか)にもエサを求めて入ってくるので、日中なら狙わないようなシャローにもトップを投げてみてください。

カラーに関しては、フラッシング効果は期待できないので、透けるカラー・透けないカラーの2種類を使い分けることが多いですね。ちなみに、満月の時は夜でも光量が多いので、デイだと思って釣りをするのがコツです。

無風のベタ凪こそトップウォーターの出番

風が無くて水面が鏡のような時って、「釣れなさそうだな〜」って思いますよね。しかし、そんなタイミングこそトップウォーターの出番

風や波が無いと水面が落ち着くため、トップウォーターの波動や音が魚までしっかり届くからです。また、ベタ凪とはいえ水面がルアーを適度にボカすので、水中のルアーよりも見切られにくくなります。その反面、水面がザワザワしているときはイマイチですね。

トップウォーターで釣果を上げるコツとポイント

単にルアーを投げて動かすだけでは、トップウォーターの真の威力は発揮できません。実釣経験から得たコツとポイントをお伝えします。

トレースコースをしっかり考える

個人的に大切にしているのがトレースコースです。経験上、「トップで釣れない」と言っている人は、闇雲にオープンウォーターに投げていることが多いと感じています。

例えば、上流側に投げて流れてくる小魚を演出したり、岸や影に向かって逃げてくるのを演出したりと、小魚やシーバスの気持ちになってコースを考えることが大切です。

【実体験】多摩川河口でのトレースコース戦略
流れの上流側からドッグウォークで下流へ
岸際の影を通して逃げ込むベイトを演出
このコース取りで、オープンエリアでは全く反応がなかったシーバスが連続ヒット

トップだからと言って大雑把なのはNGです。ミノーやシンペンと同じように、しっかりとコースを意識して投げることが重要なんです。

障害物ギリギリを果敢に攻める

常にルアーが見えていることと根掛かりしないことは、トップウォーターだけの強みです。そのため、障害物ギリギリを通しやすかったり、普通のルアーでは即根掛かりするような浅い場所も果敢に攻められたりできます。

橋脚や岸沿いなどのシーバスが着きやすい場所をギリギリまで攻めやすいので、私は目に見える障害物があったらまずはトップから始めることが多いですね。障害物際と浅場は、魚がいればすぐに答えが返ってきますよ。

実際に荒川の橋脚周りでアピア アルゴ105を使った際は、他のルアーでは攻めきれないギリギリのコースを通すことで、橋脚に着いていたランカーサイズをキャッチできました。

ボイル発生時の瞬間的な対応

ボイルが発生した時は、トップウォーターの独壇場です。しかし、ボイルは一瞬で終わることも多いため、素早い対応が求められます。

ボイルを発見したら、まずは飛距離の出るルアーで素早くアプローチ。ヤマリア ポップクイーン 80Fダイワ モアザン トリックアッパー 105Fなどの遠投性能に優れたルアーが威力を発揮します。着水後は即座にアクションを開始し、パニック状態のベイトフィッシュを演出しましょう。

ボイルの状況 おすすめルアー アクション
連続ボイル トリックアッパー、チャッピー パニックアクション
単発ボイル ポップクイーン、ガラスライド テーブルターン
遠距離ボイル ポップクイーン、バーストアッパー 高速ドッグウォーク

まとめ|トップウォーターでエキサイティングなシーバスゲームを楽しもう

今回はシーバス釣りにおすすめのトップウォーターを10選紹介しました。トップウォーターは水面を効率よく探れる唯一無二のルアーです。

ミノーやバイブレーションとは違うゲーム性で、シーバスをキャッチする楽しさは格別。特に夏から秋にかけてのハイシーズンには、他のルアーを圧倒する釣果を期待できます。

長年の実釣経験から言うと、一度トップウォーターでシーバスを釣ると、その興奮は忘れられないものになります。水面が割れる瞬間、激しいバイト音、そして水柱を上げながら暴れるシーバス。この一連の光景は、トップウォーターでしか味わえない特別な体験です。

トップウォーター成功の鍵

適切な時期とタイミング、そして状況に応じたルアー選択とアクション。これらを意識するだけで、釣果は劇的に向上します。

初心者の方はアイマ チャッピー100ダイワ モアザン バーストアッパー 140Fから始めて、徐々にテクニカルなルアーにチャレンジしてみてください。きっとトップウォーターの魅力にハマってしまうはずです。

ぜひ、今回紹介したルアーとテクニックを参考に、エキサイティングなトップウォーターゲームを楽しんでくださいね!