キス釣りの仕掛け選びに迷っていませんか。適切な仕掛けを選ぶことで釣果は大幅に向上し、初心者でも簡単にキスを釣ることができるようになります。キスは口が小さく吸い込むように餌を捕食するため、専用の仕掛けを使うことが成功の鍵となります。
この記事では、実際に釣果を上げているおすすめのキス釣り仕掛け10選を厳選してランキング形式で紹介します。ちょい投げから本格的な投げ釣りまで、用途別の選び方のポイントも詳しく解説するので、あなたの釣りスタイルに最適な仕掛けが必ず見つかるでしょう。
キス釣りの仕掛けは天秤タイプと胴付きタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。針の号数や本数、ハリスの太さなど細かな違いが釣果に大きく影響するため、基本的な知識を身につけることが重要です。また、季節や釣り場に応じた使い分けも釣果アップの秘訣となります。
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キス釣り仕掛けおすすめランキング10選
実際に多くのアングラーが使用し、高い釣果を上げているキス釣り仕掛けを厳選してランキング形式で紹介します。初心者向けのコスパ重視モデルから、上級者向けの高性能モデルまで幅広くラインナップしました。それぞれの特徴とどんな状況におすすめかも詳しく解説するので、あなたの釣りスタイルに最適な仕掛けを見つけてください。
キス釣り仕掛けを選ぶ際は、釣り場の水深や季節、狙うサイズを考慮することが重要です。浅場狙いのちょい投げなら短めの仕掛けが扱いやすく、深場を狙う本格的な投げ釣りなら長めの仕掛けで多点掛けを狙えます。また、針の号数やハリスの太さによってもキスの食い込みが大きく変わるため、複数種類を用意しておくと状況に応じて使い分けができます。

ささめ針 ちょい投げセット
最もベーシックなスタイルで、コスパも優秀な天秤タイプのキスちょい投げ仕掛けセットです。このセットの最大の特徴は、オモリも付属しているため1セットで釣りを始められる点にあります。予備の仕掛けも付いているので、絡んだり切れたりしても安心して釣りを続けることができます。
仕掛けの全長は約80cmとやや長めに設計されており、2m以上の竿での使用がおすすめです。価格が非常に安く設定されているにも関わらず、キス針を使用しながらも12号までの大きなサイズもラインナップしているため、五目釣りにも対応できる汎用性の高さが魅力となっています。
特に初心者の入門用として最適で、キス釣りを始めたい方が最初に購入する仕掛けとして非常におすすめです。基本的な機能を全て備えながら、手頃な価格で購入できるため、コスト面でも安心して使用できます。
- 初めてキス釣りに挑戦したい人
- コストを抑えて釣りを楽しみたい人
- 五目釣りも併せて楽しみたい人
- 2m以上の竿を持っている人
- 基本的な仕掛けから始めたい人
ささめ針 特選ちょい投げキス胴突セット
アタリがダイレクトに伝わる胴付き仕掛けに、より感度を高めることができるフロートシンカーが付属したキス釣り専用仕掛けです。フロートシンカーの効果により、仕掛けが立つことで根掛かりを防止するメリットも併せて得られます。
一本針で全長約55cmと短い設計になっているため、ライトゲーム用ルアーロッドなど短い竿でも快適に楽しむことができます。この短さは特にお子さんの竿に最適で、短い竿のほうが扱いやすいため、家族でキス釣りを楽しむ際の子供用仕掛けとしても高い評価を得ています。
胴付き仕掛けの特性により、感度が非常に高く、キスの繊細なアタリも明確に手元に伝わります。また、風がある日でも投げやすい構造になっているため、悪条件下でも安定した釣果を期待できます。
- 短い竿で釣りをしたい人
- お子さんと一緒に釣りを楽しみたい人
- 高感度な仕掛けを求める人
- 根掛かりを避けたい人
- 風の強い日に釣りをすることが多い人
ハヤブサ 投げキスセット 立つ天秤 瞬速2本鈎
アタリを瞬時に掛けられる早掛針に、アピール力をアップさせる立つ天秤スマッシュがセットになった、釣果重視の高性能仕掛けです。立つ天秤スマッシュは独自形状でアームを上にして着底するため、仕掛けを高い位置でキープし、大幅なアピール力向上を実現しています。
この仕掛けの最大の特徴は、仕掛けに食ってきたキスを早掛針でしっかりキープできる点にあります。従来の仕掛けでは逃してしまいがちな微細なアタリも確実に針掛かりさせ、釣果アップに直結する設計となっています。
特にちょい投げのキス釣りでも釣果にこだわって楽しみたい方に最適で、単純に釣るだけでなく、より多くのキスを効率的に釣り上げたい上級者や競技志向のアングラーからも高い評価を得ています。
- 釣果にこだわりたい人
- アタリを確実に掛けたい人
- 高性能な仕掛けを使いたい人
- 競技志向で釣りを楽しむ人
- 効率的に数を釣りたい人
がまかつ ちょい投げリグ キス・ハゼ
シンプルで安価ですが、しっかり釣れる天秤用のちょい投げキス釣り仕掛けです。全長65cmとルアーロッドでも扱いやすい短さながら、2本針で連掛けも可能な実用性の高い設計になっています。
仕掛けが2セット封入されているため、予備を常に携帯できる安心感があります。オモリは別売りですが、バランスキャスターやアッパーキャストジグが推奨されており、通常の天秤オモリと組み合わせれば非常にコスパ良く一式を揃えることができます。
特に予算を抑えたい方や、コンパクトロッドでの釣りを重視する方におすすめです。機能面では上位モデルと比較してシンプルな構造ですが、基本的な釣果は十分に期待でき、コストパフォーマンスの観点では非常に優秀な選択肢となります。
- 予算を抑えて釣りを始めたい人
- ルアーロッドで釣りをしたい人
- シンプルな仕掛けを好む人
- 連掛けも狙いたい人
- コストパフォーマンスを重視する人
ハヤブサ 投げキス 瞬速
ルアーロッドでも使いやすいショート設計ながら、吸い込み抜群でフッキングがいい針を採用した、本格派の天秤用仕掛けです。瞬速キス針の優れた性能により、キスの繊細な捕食行動にも確実に対応できます。
仕掛け全体が直線的に伸びるように作られているため、根掛かりがしにくいのも大きな特徴の一つです。オモリは別売りですが、ライトショットシンカーや立つ天秤スマッシュと組み合わせることで、より根掛かり回避率が向上し、ストレスフリーな釣りを楽しめます。
キス針としては比較的万能な針を使用しているため、堤防などで使用すれば五目釣りを狙うことも可能です。キス専用でありながら汎用性も兼ね備えた、バランスの取れた仕掛けとして多くのアングラーから支持されています。
- ルアーロッドで本格的に釣りたい人
- 根掛かりを避けたい人
- フッキング性能を重視する人
- 五目釣りも楽しみたい人
- 万能な仕掛けを求める人
オーナー ウルトラ5 投げ五目
五目釣り用ですがキス釣りにも対応し、キス釣りでの困りごとも軽減してくれる天秤用の仕掛けです。超ショート設計の50cmで、非常にコンパクトな釣りが可能になっています。
キスのちょい投げ釣りは夏場に楽しむことが多いですが、夏場はフグが活性化し、仕掛けをダメにしてしまうことがよくあります。この仕掛けはハリスが太目なので耐久性があり、さらにフグガードパイプ付きなのでラインを守ってくれる優れた設計となっています。
特にフグが邪魔をしてくるのが気になる場合のために、一つ持っておくと非常に便利な仕掛けです。強靭なハリスにより、大型のキスがかかった場合でも安心してやり取りができ、耐久性の面でも優秀な性能を発揮します。
- フグの多い釣り場で釣りをする人
- 耐久性の高い仕掛けを求める人
- 超ショート仕掛けを使いたい人
- 夏場の釣りが多い人
- 大型キスも狙いたい人
シマノ 掛けキス 50連結仕掛け
好きな本数に切って使える仕掛けで、3本針などの各仕掛けを買うよりも手頃に仕掛けが手に入る経済的なアイテムです。使われている針の「掛けキス」は、掛かりやすくバレにくい袖型のヒネリ針で、高い針掛かり性能を誇ります。
号数は4~6号と小針が中心で、引き釣りで小型も含めて多点掛けを狙うスタイルに最適です。天秤の根本に結ぶ砂ずりも2つ付いているため、購入後すぐに使用することができます。50連結仕掛けに加え、3・5・8本針の完成仕掛けも販売されています。
仕掛けのバリエーションも豊富で、仕掛けの長さや枝間、ビーズの種類の違いなど、状況やスタイルに応じた細かな使い分けが可能です。本格的な投げ釣りを始めたい方には特におすすめの仕掛けとなっています。
- 本格的な投げ釣りをしたい人
- 多点掛けを狙いたい人
- コストを抑えて仕掛けを揃えたい人
- 好みの本数で仕掛けを作りたい人
- 引き釣りメインで釣りをする人
がまかつ F1キス50本仕掛
好きな本数に切って使える仕掛けで、使われている針の「F1キス」はトーナメント向けの吸い込みが良くバレにくい小針です。エサの付けやすさやズリ落ち防止、引き釣りにおいて鈎先が摩耗しづらいコーティングなど、多点掛けを狙う遠投キス釣りに必要な要素を全て詰め込んだ高性能アイテムです。
針の大きさは5~7号とあり、飛距離の妨げになりづらく、アピール力も高い極小金ビーズがチモトに付いたラインナップも用意されています。このビーズは視覚的なアピール効果を高めながら、キャスト時の空気抵抗を最小限に抑える絶妙なサイズ設計となっています。
特に競技志向のアングラーや、遠投での多点掛けにこだわりたい方には最適な選択肢です。トーナメントレベルの性能を持ちながら、50本連結で経済性も両立している点が多くの上級者から支持される理由となっています。
- 競技レベルの性能を求める人
- 遠投での多点掛けを狙う人
- 高品質な針を使いたい人
- トーナメントに参加する人
- コストパフォーマンスも重視する人
がまかつ 手返しキス仕掛
がまかつのキス専用釣り針「手返しキス」を採用した仕掛けです。外向きの針先形状により、飲まれにくいため手返しがよく、食い渋り時の浅いアタリも掛けていける針として高い評価を得ています。
2本(1.15m)・3本(1.55m)・5本(2.2m)仕掛けのほか、50本連結仕掛けも販売されており、用途に応じて選択できる豊富なラインナップが魅力です。特に活性の低い状況での釣果アップに威力を発揮し、他の仕掛けでアタリが出ない時の切り札的存在として多くのアングラーが携帯しています。
手返しの良さは効率的な釣りを可能にし、限られた時間での釣果最大化を実現します。短時間で数を釣りたい方や、活性の読めない状況での保険として非常におすすめです。
- 効率的に数を釣りたい人
- 食い渋り対策をしたい人
- 手返しの良さを重視する人
- 短時間勝負の釣りをする人
- 活性の低い状況で釣りをすることが多い人
オーナー マシーンキス
ショートロッドでの遠投&多点掛けを狙うことを想定し、段差上のエダスやアピール仕様の針など8つの工夫が凝らされている仕掛けです。素速い回収にも配慮されており、マシーンのように効率的にキスを狙えることからこの名前が付けられました。
針の本数は3本(1.4m)と4本(1.7m)があり、針の号数は6~9号までラインナップされています。各針に施された独自の工夫により、従来の仕掛けでは実現できなかった高い釣果を安定して得ることができます。
特に効率性を重視するアングラーや、限られた時間で最大の釣果を求める方に最適です。8つの工夫の相乗効果により、単位時間あたりの釣果が飛躍的に向上することが期待できます。
- 効率性を最重視する人
- ショートロッドで遠投したい人
- 多点掛けを狙いたい人
- 時間あたりの釣果を重視する人
- 高性能な仕掛けを使いたい人
キス釣り仕掛けを選ぶときに絶対見るべき5つのポイント
キス釣りで安定した釣果を上げるためには、適切な仕掛け選びが極めて重要です。キスは口が小さく、吸い込むように餌を捕食する特殊な習性があるため、専用設計の仕掛けを使うことで釣果は劇的に向上します。ここでは、キス釣り仕掛けを選ぶ際に必ずチェックすべき5つの重要ポイントを詳しく解説します。
仕掛け選びを間違えると、釣果に大きな差が生まれます。例えば、針のサイズが合わないと食い込みが悪くなり、ハリスが太すぎると警戒されてしまいます。また、釣り場の条件や季節に応じた使い分けも重要で、浅場と深場では最適な仕掛けが異なります。
これらのポイントを理解することで、どんな状況でも適切な仕掛けを選択できるようになり、安定した釣果を得られるようになります。特に初心者の方は、これらの基本を押さえることで、経験者に近い釣果を期待できるでしょう。

天秤仕掛けと胴付き仕掛けの違い
キスのちょい投げ仕掛けには、オモリの位置の違いで天秤仕掛けと胴付き仕掛けの二種類があります。天秤仕掛けはキス釣りでよく使われるタイプで、仕掛けの上にアーム付きのオモリを取り付けて使用します。
天秤仕掛けの最大のメリットは、アームによってラインと仕掛けを離すことができる点にあります。これにより投げた時に仕掛けが絡みにくく、投げ釣りと相性がいい構造になっています。キス釣りにおいては、海底と水平に仕掛けが流れるので、底にいるキスに対して効果的にアピールできます。また、アームがクッションの役割を果たすので、キスが餌を吸い込みやすいとも言われています。
一方、胴付き仕掛けは仕掛けの下にオモリを付けるタイプで、主に五目釣りやカワハギ釣りのちょい投げ仕掛けで多いタイプです。上下の動きを活かして釣りやすく、風があるときの投げやすく、感度も手に伝わりやすいメリットがあります。キス釣りでは天秤仕掛けが有利ですが、天秤仕掛けが投げにくい場合などは胴付き仕掛けも試してみましょう。
項目 | 天秤仕掛け | 胴付き仕掛け |
---|---|---|
絡みにくさ |
アームで分離されるため絡みにくい
|
比較的絡みやすい
|
感度 |
アームがクッションになる
|
ダイレクトに伝わり高感度
|
キスの食い込み |
水平に流れてアピール力高
|
上下の動きでアピール
|
針の号数とサイズ選び
魚を釣るうえで針の号数は非常に重要ですが、キスを狙うときは特にこだわって選びたいポイントです。キスは口が小さく、餌を吸い込むようにして食べるため、針のサイズが合わないと極端に釣果が落ちるからです。
ちょい投げで狙えるキスは比較的小型なので、6~8号程度の中から選びましょう。時期が早い場合や、サイズ問わず数を釣りたい場合も針は小さめが釣りやすいです。キスが成熟している時期や、食べて美味しい大き目のサイズを狙って釣りたい場合は、大き目の針がいいでしょう。
実際釣っている中で適した針のサイズが分かることもあるので、できればサイズはいくつか用意しておくのがおすすめです。万能な針を使った仕掛けなら、様々な状況に対応できるため、迷った時の選択肢として有効です。
針号数による使い分けの目安
4~6号:小型中心の数釣り、食い渋り時、春の小型シーズン
6~8号:標準的なサイズ、オールラウンド、初心者におすすめ
8~10号:大型狙い、夏の産卵期、食い込み重視
針の本数と仕掛け全長
キス釣りの仕掛けは基本的に針が複数ついているて、その数も選び方のポイントの一つです。キス釣りは一度に何匹も釣り上げる「鈴なり」も魅力ですが、ちょい投げでは針の数が少ない仕掛けの方がおすすめです。
投げ釣りであれば、竿が長いので全長の長い仕掛けも投げられますが、ちょい投げの竿だと長い仕掛けは投げられません。体の近くを仕掛けが通り非常に危険なので、竿の長さに合わせてハリの数が少なく、全長の短い仕掛けが適しています。
基本的には2本針で、全長は50~100cmのものを竿の長さに合わせて選びましょう。基本的なちょい投げセットは約80cmの設計で2m以上の竿に適しており、短い竿用の仕掛けは約55cmと使い分けができます。
オモリの重さと号数
キスのちょい投げ仕掛けにはオモリが付いていることもあるので、付属しているオモリの号数をチェックしましょう。もし付属していない場合は、仕掛けのタイプに合わせて、天秤オモリか、ナス型オモリを用意します。
キスのちょい投げ釣りで使うオモリの号数は主に5~10号程度で、求める飛距離や風の影響も踏まえて使い分けます。重いオモリは投げるのが大変ですし、アタリが分かりにくくなるので、基本は必要最低限の重さがいいでしょう。
キスが沖に居る場合や、風が出てきたときは重めのオモリが適しているので、重さの違うものを用意しておくのがおすすめです。また、オモリの形状によっても飛距離や着水音が変わるため、状況に応じて使い分けることが重要です。
オモリ重さ | 適用状況 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
3~5号 | 近距離・無風・浅場 | 高感度、群れを散らさない | 飛距離不足、流される |
5~8号 | 標準的な状況 | バランス良好 | – |
8~12号 | 遠投・強風・深場 | 飛距離確保、底取り良好 | 感度低下、投げにくい |
ハリスの材質と太さ
キスの仕掛けに使われるハリスは一般的には、モトスとエダスの2種類があります。モトスとは、天秤から分岐する部分のことで、フロロカーボン製の糸が主に使われます。フロロカーボンは、強度や耐摩耗性に優れており、海底や岩に擦れても切れにくいです。
エダスとは、モトスからさらに分岐して針につながる部分のことで、キス釣りにはポリエステル製の糸(ホンテロン)やフロロカーボンがよく使われます。ポリエステルは硬めの素材で、絡みにくいです。フロロカーボンは、ポリエステルよりも伸縮性があり、キスの吸い込みや針掛かりを助けます。
ハリスの太さは、キスのサイズや活性に合わせて調整する必要があります。モトスは1~3号程度、エダスは0.8~1.5号程度を使い、小型も含めた数釣りであれば細めのハリスを、大型を狙う場合や根が絡むポイントなどでは太めのハリスを使うと良いでしょう。
また、キス釣りでは誘う際に仕掛けを引きずるので、引きずっても切れないよう、モトスの根本に撚った糸などを付ける「砂ずり」があると、仕掛けの消耗を軽減できます。特にフグガードパイプ付きの仕掛けなら、より高い耐久性を期待できます。
ちょい投げ仕掛けと投げ釣り仕掛けの使い分け
キス釣りにはちょい投げ釣りと本格的な投げ釣りの2つのスタイルがあり、それぞれ使用する仕掛けが大きく異なります。釣り場の条件や狙うキスのサイズによって、最適な釣り方と仕掛けを選択することが釣果アップの重要なポイントとなります。
ちょい投げは手軽さと感度を重視した釣り方で、比較的近距離でキスを狙います。一方、投げ釣りは遠投性能と多点掛けを重視した本格的な釣り方で、広範囲を効率的に探ることができます。どちらも魅力的な釣り方ですが、状況に応じた使い分けが重要です。
特に季節による使い分けも重要で、夏場の浅場狙いはちょい投げが有効ですが、春や秋の深場狙いでは投げ釣りが威力を発揮します。また、釣り場の地形や水深によっても最適な釣り方が変わるため、両方の仕掛けを準備しておくことをおすすめします。

ちょい投げ仕掛けの特徴とメリット
ちょい投げ仕掛けの最大の特徴は、短い全長と少ない針数による扱いやすさです。一般的に全長50~100cm、針数1~3本の設計となっており、ルアーロッドや汎用竿でも快適に使用できます。
最大のメリットは高い感度と手返しの良さです。仕掛けが短いため、キスのアタリがダイレクトに手元に伝わり、繊細なアタリも確実にキャッチできます。また、軽いオモリを使用するため、キスの群れを散らすことなく、警戒心を与えずに釣りを続けることができます。
さらに、初心者でも扱いやすい点も大きな魅力です。仕掛けが絡みにくく、投げやすい設計のため、技術的なハードルが低く、すぐに釣りを楽しむことができます。基本的なちょい投げセットなら、初心者でも安心して始められます。
メリット | デメリット |
---|---|
高感度でアタリがわかりやすい
手返しが良く効率的
初心者でも扱いやすい
仕掛けが絡みにくい
軽装備で楽しめる
|
飛距離に限界がある
多点掛けしにくい
深場攻略が困難
強風時に不利
|
投げ釣り仕掛けの特徴とメリット
投げ釣り仕掛けは長い全長と多い針数が特徴で、一般的に全長2m以上、針数4~10本以上の設計となっています。本格的な投げ竿との組み合わせにより、100m以上の遠投も可能になります。
最大のメリットは広範囲探査と多点掛けの可能性です。一投で広いエリアをカバーでき、キスの群れを効率的に見つけることができます。また、多数の針により、一度に複数匹のキスを釣り上げる「鈴なり」も期待できます。
深場にいるキスや、遠くの沖にいるキスも狙えるため、季節を問わず安定した釣果を期待できます。特に春や秋の落ちギスシーズンでは、投げ釣りでなければ届かないポイントにキスがいることも多く、50連結仕掛けのような本格的な仕掛けが威力を発揮します。
必要なタックルの違い
ちょい投げと投げ釣りでは、使用するタックルが大きく異なります。ちょい投げでは2~3mのルアーロッドや汎用竿に、2000~3000番のスピニングリールを組み合わせます。道糸はPE1号程度で十分です。
一方、投げ釣りでは4m以上の専用投げ竿に、大型の投げ釣り専用リールを使用します。道糸には25mごとに色分けされた専用PEラインにチカライト(テーパーライン)を接続する本格的なセッティングが必要です。
オモリの重さも大きく異なり、ちょい投げでは3~10号程度ですが、投げ釣りでは20~30号以上の重いオモリを使用します。体力的な負担も大きく変わるため、自分の体力や釣りスタイルに合わせて選択することが重要です。
項目 | ちょい投げ | 投げ釣り |
---|---|---|
竿の長さ | 2~3m | 4m以上 |
リール | 汎用スピニング2000~3000番 | 専用大型スピニング |
道糸 | PE1号程度 | 専用PE+チカライト |
オモリ | 3~10号 | 20~30号以上 |
予算 |
比較的安価
|
高価な専用装備必要
|
天秤の選び方と種類別特徴
キス釣りの仕掛けには、天秤と呼ばれる金属製のパーツが必要です。天秤は、主に仕掛けが道糸などに絡まないようにする役割を果たします。天秤の選び方で重要なのは天秤の形状で、固定式や遊動式、アームの形状などにより特徴が大きく変わります。
天秤選びは釣果に直結する重要な要素です。感度を重視するか、食い込みを重視するかによって最適な天秤が変わり、さらに釣り場の条件や狙うキスのサイズによっても使い分けが必要になります。
適切な天秤を選ぶことで、仕掛けの絡みを防ぎ、キスのアタリを確実にキャッチし、効率的な釣りが可能になります。ここでは主要な天秤の種類とその特徴について詳しく解説します。

固定式天秤の特徴とおすすめ商品
固定式天秤は、天秤上部に道糸、脚の先に仕掛けを固定して接続するタイプです。キャスト時に重心が常に同じ位置にあるため、安定した飛行姿勢を保つことができ遠投性能が高いことがメリットです。また、オモリが固定されているため、仕掛けが絡まりにくいのも大きな特徴です。
デメリットは魚が食いついた時に、ハリスにオモリの重さが掛かることによる食い込みの悪さです。しかし、キス釣りは引き釣りが基本で、掛けアワセする釣り方であること、瞬時にエサを吸い込むキスの習性によって、天秤のアームの反動を用いて自動的にアワセになることなど、あまり固定式のデメリットを感じず使えるため、メインで使う人が多い天秤です。
固定式天秤はアームの形状によって感度や食い込みの良さが変わります。キスのアタリを感じやすいのは、アタリがあったときに道糸と仕掛けが直線上になるストレート型や逆V字型の天秤です。食い込みの良さを重視するなら弓型の天秤を使うと良いでしょう。
遊動式天秤の特徴とおすすめ商品
遊動式はライン上でオモリが自由に移動できる形式の天秤です。アタリの時にオモリが干渉しにくい形状のため食い込みがよく、道糸とハリスが直結されているため糸ふけのない状態ではアタリを感じやすいのが大きなメリットとなります。
ただ、天秤の反動がないため、アワセを入れないと掛からないという状況も多いです。そのため、多点を狙った遠投しての引き釣りよりも、1匹1匹掛けていくちょい投げ釣りや、しっかりと食い込ませてからアワセていく大型狙いの置き竿の釣りで使われます。
また、キャスト時に重心が変わるため、飛行姿勢が不安定になりやすく、飛距離がでにくいというデメリットもあります。しかし、食い込みの良さは固定式を上回るため、食い渋り時や大型狙いでは威力を発揮します。
アーム形状による性能の違い
天秤のアーム形状は、感度、食い込み、アピール力に大きく影響します。ストレート型は感度が最も良く、キスの微細なアタリも確実に手元に伝えます。アタリを重視する引き釣りスタイルに最適です。
逆V字型は海底で仕掛けが立つため、根掛かりしにくく、仕掛けが海底から浮いた状態でキスにアピールできます。メゴチなどの外道を避けやすいメリットもあり、現在最も人気の高い形状となっています。
弓型(L字型)は食い込みの良さに優れ、キスがエサを吸い込んだ時にアームがしなることで、違和感を与えずに確実な針掛かりを実現します。置き釣りや食い渋り時に威力を発揮します。
アーム形状 | 感度 | 食い込み | 適用場面 |
---|---|---|---|
ストレート型 | ◎ | △ | 引き釣り、アタリ重視 |
逆V字型 | ◎ | ○ | オールラウンド、根掛かり回避 |
弓型(L字型) | ○ | ◎ | 置き釣り、食い渋り時 |
季節別キス釣り攻略のポイント
キスは水温によって深場と浅場を行き来する魚です。季節によっても狙うポイントが変わってくるので、四季ごとの狙い方を理解することが安定した釣果への近道となります。水温の高い時期なら波打ち際など非常に浅い場所にいることもあり浅場狙い、水温が低い時期は深場狙いを基本にポイントを選びましょう。
キスの適水温はおよそ15度~25度で、15度以下になると水温の安定した深場に落ちます。この習性を理解して、季節に応じた仕掛けと釣り方を選択することで、年間を通してキス釣りを楽しむことができます。

春夏のキス釣り(産卵期・浅場狙い)
春先はまだ深場にいることが多く、サーフでの遠投釣りなどがメインとなります。徐々に水温が上がるにつれて浅場に移動し、水深の浅い堤防のちょい投げでも釣れるようになります。
6月頃になるとキスが産卵で浅場にやってくるため、近距離でも釣れるようになります。成長した親のキスが狙えるので、良型ゲットのチャンスといえる季節です。水温の上昇で活発にエサを追う時期でもあり、ピンギスも含めて数釣りを狙えます。
この時期は浅場狙いがメインになるため、短い仕掛けやルアーロッド対応仕掛けが威力を発揮します。また、活性が高いため、小さめの針でも確実に掛かることが多く、数釣りを重視した仕掛け選びがおすすめです。
秋冬のキス釣り(落ちギス・深場狙い)
水温の高い9~10月頃はまだまだ近距離で狙えるものの、水温低下とともに徐々に深場に移動しはじめます。この深場に移動するキスを「落ちギス」と呼び、この時期は越冬を意識してエサの食いも良くなるため好釣果が望める季節です。
晩秋の11月ごろになると深場を狙う必要が出てくるため、本格的な投げ釣り仕掛けや遠投用の多針仕掛けなど、遠投するなど狙い方を変える必要があります。
冬になると完全に深場に落ちるため、深場へ遠投するか、10m以上水深のある入り江や湾内など限られたポイントでしか狙いにくくなります。また、水温が低く活性も落ちるため、誘いもゆっくり行うなど工夫が必要です。テクニカルな釣りにはなるものの、この時期の越冬ギスは脂を蓄えており非常に美味しく、狙う価値は十二分にあります。
キス釣りの餌選びと付け方のコツ
キス釣りではエサを投げ込むので、外れにくいゴカイなどの虫エサが使われることが多いです。また、虫エサは針の軸に沿ってまっすぐに刺せるので、エサを吸い込むように捕食するキスに向いているという理由もあります。
エサ選びと付け方は釣果に直結する重要な要素です。適切なエサを正しく付けることで、キスの食い込みが格段に向上し、バラシも大幅に減少します。

虫餌の種類と使い分け
よく使われる虫エサは「イシゴカイ(ジャリメ)」「アオイソメ」「チロリ(東京スナメ)」などです。特にイシゴカイは細身で柔らかく吸い込みもいいほか、匂いや動きでもアピールできるので使いやすいです。
アオイソメは発光するので夜釣りに強いほか、やや太いのでじっくり食わせる置き竿の釣りに向きます。チロリは手に入りづらいのが難点ですが状況に応じて絶大な高価を発揮する特エサにもなるので、売っていたら少量でも買っておくのがおすすめです。
虫エサの種類 | 特徴 | 適用場面 |
---|---|---|
イシゴカイ | 細身で柔らか、匂いが強い | 昼間の引き釣り、数釣り |
アオイソメ | 発光する、太くて丈夫 | 夜釣り、置き釣り |
チロリ | 特エサ効果、入手困難 | 食い渋り時、特別な状況 |
餌の正しい付け方とタラシの長さ
タラシはあまり長くすると、食い逃げが多くなるので1cm前後までの短めが基本です。置き竿などでしっかり食わせる場合や、良型主体なら2~3cm程度と長めに取ってアピール力を高めるのもいいでしょう。
エサの刺し方は、針の軸に沿ってまっすぐ通すことが重要です。曲がって刺すとキスが吸い込みにくくなり、食い込みが悪くなります。また、針先は必ず出すようにして、確実な針掛かりを確保しましょう。
代用エサとしては、パワーイソメなどの人工餌や、イカの短冊、塩辛などが使われます。使う場合は動かないので、引き釣りで動かしてアピールし、イカのように硬いエサは食い込みを考慮して細長くカットして付けましょう。
キス釣りの基本的な釣り方と誘い
キス釣りでは仕掛けをサビく、いわゆる「引き釣り」が一般的な誘い方になります。引き釣りではサビくスピードをその日のキスの活性によって変化させるのがコツです。また、状況に応じて置き釣りも効果的で、使い分けることで釣果を最大化できます。

引き釣りのコツとサビきのスピード
サビくスピードが遅いほど遊泳力のないフグなどのゲストにエサを取られる確率が高くなりますが、キスの活性が高くないとあまり速いスピードのサビキでは食ってこないこともあります。キスがエサを食べられる適度な速さを見つけることが重要です。
また、リールの巻き抵抗が変わるカケアガリなどで仕掛けを一旦ステイさせ、キスに食わせのタイミングを取るのも効果的となります。そのほかの誘いでは、天秤を底から持ち上げて落とすリフト&フォールのような誘い方が有効な場合もあります。
引き釣りの基本的な流れは以下の通りです:
仕掛けが着底したら、糸ふけを取って底をしっかり感じ取ります。
リールを巻くか竿を手前に引いて、天秤で底を引きずるようにサビきます。
カケアガリなど地形が変わる場所で一旦止めて、キスに食わせの間を与えます。
ブルブルとしたアタリを感じたら、軽くサオを立ててアワセを入れます。
置き釣りの活用場面
基本的に夜は寝ていることが多いキス。ただ、エサを取る個体もいるようで、アタリの数は昼間よりも減るものの夜でも狙うことができます。特に警戒心の高い大型のキスは夜に動くことが多いのか、夜に釣れるキスはサイズが良い傾向があります。
夜釣りのコツとしては、あまり仕掛けを動かさず置き釣りスタイルで狙うほうが釣果に繋がることが多いです。特に暑い夏場は涼みながら狙うことができるので夜釣りも選択肢に入れてみましょう。
置き釣りは以下のような状況で特に効果的です:
- 夜釣りや薄暗い時間帯
- 大型キス狙いの時
- 風が強くてサビきにくい時
- 食い渋りでアタリが少ない時
- 潮流が速くて仕掛けが流される時
キス釣り仕掛けのトラブル対策
キス釣りでよく遭遇するトラブルと、その対策について解説します。事前に対策を知っておくことで、釣り場でのストレスを大幅に軽減できます。

仕掛けの絡み防止対策
仕掛けの絡みはキス釣りで最も多いトラブルの一つです。適切な仕掛け選びと投げ方で、絡みを大幅に減らすことができます。
絡み防止の基本は、竿の長さに合った仕掛けを選ぶことです。長すぎる仕掛けは投げる時に体の周りを通るため非常に危険で、絡みやすくもなります。コンパクトロッド対応の仕掛けや短い設計の仕掛けを選ぶことで、絡みのリスクを軽減できます。
また、投げ方も重要で、振りかぶりすぎずに、スムーズな動作で投げることが大切です。風が強い日は特に絡みやすいので、胴付き仕掛けに変更するのも有効な対策の一つです。
フグ対策と仕掛け選び
夏場のキス釣りではフグが活性化し、仕掛けをダメにしてしまうことがよくあります。フグの歯は非常に鋭く、細いハリスは簡単に切られてしまいます。
フグガードパイプ付きの仕掛けなら、透明パイプでチモトを覆っているため、フグの歯からハリスを守ることができます。また、ハリスが太目の仕掛けを選ぶことで、耐久性を向上させることも可能です。
フグ対策の基本的な考え方:
- 太めのハリスを使用する
- フグガードパイプ付き仕掛けを選ぶ
- サビくスピードを速めてフグに食わせない
- フグの少ない時間帯を狙う
- フグの少ないポイントに移動する
キス釣り仕掛けの自作方法
市販の仕掛けも優秀ですが、自作することでより細かな調整が可能になります。釣り場の条件や狙うキスのサイズに合わせて最適化できるのが自作仕掛けの最大のメリットです。

自作仕掛けのメリットと必要な道具
自作する場合はハリスの太さや針の号数や本数、仕掛けの長さを自由に決められるのがメリットです。また、コスト面でも大幅に節約でき、市販品の半額以下で仕掛けを作ることも可能です。
必要な道具は以下の通りです:
- キス針(4~8号を複数サイズ)
- ハリス(フロロカーボン0.8~2号)
- モトス(フロロカーボン1.5~3号)
- サルカン・スイベル
- 砂ずり(市販品または自作)
- ビーズ類(お好みで)
- 自動針結び機(あると便利)
本格的な投げ釣り仕掛けを作る場合は結構な本数の針を結ぶので、自動針結び機があると非常に便利です。手作業でも作成可能ですが、時間と労力を大幅に節約できます。
基本的な作り方と手順
仕掛けの構造はローリングサルカン→砂ずり→モトスとエダスといったもので、そこまで難しくはありません。エダスの間隔は30cm前後が基準です。キスは群れで泳いでいるので短くすると多点掛けしやすいですが、ヒットした際に暴れて絡みやすくなります。
エダスの長さは3~7cm程度です。長いほどエサが漂うので食い渋りに効きますが、こちらも長ければ長いほど絡みやすくなります。そのあたりのバランスも考えつつ作成してみましょう。
基本的な作成手順:
必要な長さのモトスとエダスを切り出し、針とサルカンを用意します。
各針にエダスを結びます。自動針結び機があると作業が格段に楽になります。
30cm間隔でエダスをモトスに結びます。チチワを作って結ぶか、回転ビーズを使用します。
モトスの先端にサルカン、根元に砂ずりを取り付けて完成です。
エダスとモトスの結束はチチワを作って結んでもいいですが、回転ビーズを使うのも絡みにくくなりオススメです。回転ビーズを使用することで、仕掛けの回転を防ぎ、絡みを大幅に軽減できます。
キスのサイズによっても遊泳力が変わるので、ピンギス中心なら短い間隔にしても問題ないでしょう。釣り場の状況や狙うサイズに合わせて、最適な仕掛けを作成してください。
自作仕掛けのコツとポイント
結束強度を重視:特にエダスとモトスの結束部分は丁寧に
ハリスの選択:フロロカーボンがおすすめ、太さは対象魚に合わせる
針の向き:全て同じ方向に揃えると絡みにくい
ビーズの活用:アピール効果があるが、多用は禁物
テスト釣行:実際に使って微調整を重ねる
まとめ
キス釣り仕掛けの選び方から使い方まで、重要なポイントを詳しく解説してきました。適切な仕掛け選びは釣果に直結する最も重要な要素の一つです。初心者の方はまず基本的なちょい投げセットから始めて、徐々に自分の釣りスタイルに合った仕掛けを見つけていくことをおすすめします。
特に重要なのは、季節や釣り場の条件に応じた使い分けです。夏場の浅場狙いでは短い仕掛けが威力を発揮し、秋の落ちギスシーズンでは本格的な投げ釣り仕掛けが必要になります。また、フグ対策や絡み防止など、トラブル対策も忘れずに準備しておきましょう。
キス釣りは奥が深い釣りですが、基本をしっかり押さえれば初心者でも十分に楽しめる釣りです。今回紹介した仕掛けとテクニックを参考に、ぜひキス釣りの魅力を存分に味わってください。美味しいキスを釣り上げて、素晴らしい釣りライフをお楽しみください!
