おかっぱりでのランガンスタイルが当たり前になった今、ショルダーバッグは釣り人にとって欠かせないアイテムになりました。
しかし、いざ選ぼうとすると「どのメーカーがいいの?」「容量はどれくらい必要?」「本当に使いやすいの?」といった疑問が浮かんでくるでしょう。
長年の釣り経験から言うと、ショルダーバッグ選びで失敗すると釣りの快適さが大きく変わってしまいます。
この記事では、実際に様々なショルダーバッグを使ってきた経験をもとに、本当におすすめできる10商品を厳選してご紹介します。また、選び方のポイントやメリット・デメリットも正直にお話ししますので、きっとあなたに合う一品が見つかるはずです。

- ショルダーバッグって本当に必要?メリットとデメリットを正直に話します
- 釣り用ショルダーバッグおすすめ10選|実際に使って選んだランキング
- アブガルシア ワンショルダーバッグ3|迷ったらコレ!定番中の定番
- シマノ ショルダーバッグ BS-021T|体にピッタリフィットで疲れ知らず
- ダイワ ワンショルダーLT(D)|左利きの人にも使いやすい両対応バッグ
- DRESS ホールディングショルダーバッグ|見た目もカッコよくて機能も充実
- アブガルシア スリングボディバッグ|縦型だからキャストの邪魔にならない
- WATACHAMP 釣りバッグ 2.0|この値段でこの機能は驚きのコスパ
- ダイワ HGショルダーバッグ(C)|最新技術を詰め込んだハイエンドモデル
- がまかつ ランガンライトショルダーバッグ 2.0|ランガンのために作られた専用設計
- シマノ ベーススリング 15L|とにかく大容量!荷物が多い人におすすめ
- HAKAWAFLY フィッシングバッグ5WAY|多機能なのに価格がお手頃
- 失敗しないショルダーバッグの選び方|チェックすべき5つのポイント
- 釣り方別に選ぶなら?おすすめショルダーバッグ
- ライフジャケットと一緒に使うときの注意点
- 長持ちさせるお手入れのコツ
- まとめ
ショルダーバッグって本当に必要?メリットとデメリットを正直に話します
釣り用バッグには色々な選択肢がありますが、まずはショルダーバッグの特徴を正直にお伝えしたいと思います。
実際に使ってみて感じたメリットと、時には不便に思うデメリットもありのまま紹介しますね。
ショルダーバッグにしてよかった!と感じる場面
重い荷物もスイスイ運べて体への負担が少ない
ウエストバッグだと重い荷物でずり落ちてしまうことがありますが、ショルダーバッグなら肩で支えるので安定感が抜群です。
先日も多摩川でシーバス狙いの際、大型のルアーケース3つとドリンク、レインウェアを詰め込んだショルダーバッグで一日中歩き回りましたが、思った以上に疲れませんでした。
特に大容量のバッグになるほど、ショルダータイプの利点を実感できます。
バッグを前に回せばすぐに道具を取り出せる
リュックだといちいち背中から降ろす必要がありますが、ショルダーバッグなら肩にかけたまま前に回転させるだけでアクセスできます。
実際に江戸川でのバス釣りでは、頻繁なルアーチェンジが必要でしたが、バッグを前に回してすぐにケースを取り出せるのが本当に便利でした。
ウェーディングしながらの釣りでも、この機動性の高さは重宝しますね。
プライヤーやドリンクホルダーなど釣りに便利な機能が満載
釣り専用のショルダーバッグには、釣り人が欲しがる機能がしっかり装備されています。
プライヤーホルダーがあれば魚が釣れた時にさっと取り出せますし、ペットボトルホルダーは夏場の長時間釣行で重宝します。
ロッドホルダー付きのモデルなら、ルアーチェンジの際にロッドを安全に保持できて作業効率が格段にアップします。
機能 | 便利な場面 | おすすめ度 |
---|---|---|
プライヤーホルダー | 魚が釣れた時の素早い対応 | ★★★★★ |
ドリンクホルダー | 長時間釣行での水分補給 | ★★★★☆ |
ロッドホルダー | ルアーチェンジ時の仮置き | ★★★★★ |
Dカン | 小物の取り付け・落下防止 | ★★★☆☆ |
正直、ショルダーバッグが不便に感じるときもある
身軽に釣りしたいときには邪魔に感じることも
大容量ショルダーバッグの宿命ですが、少ない荷物しか持たない時は明らかにオーバースペックになってしまいます。
近所の川でちょっとバス釣り、という時に大型ショルダーバッグを背負っていくと、中でルアーケースがガタガタ音を立てて気になることがあります。
こういう時は、小型のウエストバッグやレッグバッグの方が適していますね。
テトラや磯場ではバタつきが気になる
足場の悪い場所で釣りをする際、ショルダーバッグが体から離れてバタつくのが邪魔に感じることがあります。
以前、銚子の磯場でヒラスズキを狙った時は、テトラを移動する度にバッグが揺れて、バランスを崩しそうになったことがありました。
このような激しい動きを伴う釣りでは、リュックやウエストバッグの方が安定感があります。
ライフジャケットの種類によっては使いにくい
フローティングベストや肩掛けタイプのライフジャケットを着用すると、ショルダーバッグと干渉して動きにくい場合があります。
特に膨張式の肩掛けライフジャケットとの相性は良くないですね。実際に使ってみると、ベルトが重なって肩周りが窮屈に感じました。
ショルダーバッグを使う場合は、腰巻きタイプのライフジャケットとの組み合わせがおすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
重い荷物も楽に運べる
前に回して素早くアクセス
釣り専用機能が充実
|
軽装時には大げさ
激しい動きでバタつく
一部ライフジャケットと干渉
|
釣り用ショルダーバッグおすすめ10選|実際に使って選んだランキング
ここからは、実際に使用したり詳しく調べた結果、本当におすすめできると判断した10商品をランキング形式でご紹介します。
価格帯やメーカーのバランスも考慮しながら、それぞれの特徴や使用感を詳しく解説しますね。
アブガルシア ワンショルダーバッグ3|迷ったらコレ!定番中の定番
釣り用ショルダーバッグの代名詞とも言えるアブガルシア ワンショルダーバッグ3は、機能性と価格のバランスが抜群の定番モデルです。
実際に多摩川でのシーバス釣りで使用しましたが、6.5Lの容量にルアーケース3つとドリンク、レインウェアを詰め込んでも余裕がありました。特に4つの収納スペースが絶妙に使いやすく、小物からメインの道具まできちんと整理できる点が気に入っています。

価格も5000円台と手頃でありながら、ロッドホルダーやDカンなどの基本機能はしっかり装備。釣り用バッグとしてのツボを押さえた作りで、初心者から上級者まで満足できる完成度だと感じます。
- 初めて釣り用ショルダーバッグを買う人
- コスパ重視で選びたい人
- 基本機能がしっかりした定番品が欲しい人
- ルアーフィッシング全般で使いたい人
- 夜釣りもする人
シマノ ショルダーバッグ BS-021T|体にピッタリフィットで疲れ知らず
シマノ ショルダーバッグ BS-021Tの最大の魅力は、抜群のフィット感と疲れにくさです。
バッグ内側の体に触れる部分にパッドを採用したことで、長時間の釣行でも肩への負担が少なく感じられます。先月の荒川でのシーバス釣りでも、夕方まで一日中歩き回りましたが、肩の疲れをほとんど感じませんでした。

プライヤーホルダーやペットボトルホルダー、ロッドレストなどの機能面も充実していて、実用性とフィット感を重視する方には特におすすめしたいモデルです。4色のカラーバリエーションも魅力的ですね。
- 長時間の釣行が多い人
- 肩への負担を軽減したい人
- フィット感を重視する人
- 冬場の釣りでグローブを使う人
- シマノ製品が好きな人
ダイワ ワンショルダーLT(D)|左利きの人にも使いやすい両対応バッグ
ダイワ ワンショルダーLT(D)は、左右どちらの肩でも快適に使える設計が最大の特長です。
ベルトを付け替えることで左右対応できるため、左利きの方でも使いやすいのが魅力。実際に左利きの釣り仲間に勧めたところ、「今まで使いにくかったショルダーバッグが、こんなに快適に使えるなんて」と喜ばれました。

メインルームには3010NDMを2つ収納でき、程よいサイズ感でキャストの邪魔になりにくいのも良いポイント。プライヤーホルダーの位置も絶妙で、サッと取り出せる設計になっています。
- 左利きの人
- 右でも左でも使い分けたい人
- 蒸れにくいバッグが欲しい人
- 程よいサイズのバッグを探している人
- ダイワ製品愛用者
DRESS ホールディングショルダーバッグ|見た目もカッコよくて機能も充実
DRESS ホールディングショルダーバッグは、デザイン性と機能性を高次元で両立させた魅力的なバッグです。
4つのポケットと2つのロッドホルダーで収納力は十分。特に予備のタックルを装備して「バッグ1つでの釣行」を可能にする発想が面白く、実際に近所の野池でバス釣りをする際に重宝しています。

見た目のカッコよさも魅力で、釣りファッションとしても映える一品だと思います。機能だけでなく見た目にもこだわりたい方にピッタリのモデルですね。
- デザイン性を重視する人
- 予備タックルも持ち歩きたい人
- バッグ1つで完結したい人
- 釣りファッションにもこだわる人
- ユニークなギミックが好きな人
アブガルシア スリングボディバッグ|縦型だからキャストの邪魔にならない
アブガルシア スリングボディバッグは、縦型設計で邪魔になりにくく、小型のザック並みの収納力を実現したモデルです。
横型バッグだとキャスト時に邪魔に感じることがありますが、このバッグは背中に沿って配置できるため、動きの制約が少ないのが魅力。実際に狭い釣り場でのバス釣りでも、ストレスなくキャストできました。

左右どちらの肩でも背負えるのも便利で、左利きの方や両手を使い分けたい方にもおすすめです。移動中は背中にぴったり沿うので、長距離歩いても疲れにくいですね。
- キャスト時の邪魔を最小限にしたい人
- 縦型バッグを試してみたい人
- 長距離移動が多い人
- 左右両対応バッグが欲しい人
- 風の強い釣り場によく行く人
WATACHAMP 釣りバッグ 2.0|この値段でこの機能は驚きのコスパ
WATACHAMP 釣りバッグ 2.0は、実売3000円台でありながら7Lの大容量と充実した機能を備えた驚異的なコスパモデルです。
正直、この価格でウエストベルトやロッド・ドリンク・プライヤーホルダーが全て揃っているのは驚きました。実際に使ってみても各部の作りがしっかりしていて、「お値段以上」という表現がピッタリだと感じています。

大容量で多くの荷物を持ち歩きたい方にも対応でき、予算を抑えつつしっかりとした釣り用バッグが欲しい方には特におすすめしたいモデルです。
- コスパを最重視する人
- 予算を抑えたい初心者
- 大容量バッグが欲しい人
- 基本機能が一通り欲しい人
- お試しで使ってみたい人
ダイワ HGショルダーバッグ(C)|最新技術を詰め込んだハイエンドモデル
ダイワ HGショルダーバッグ(C)は、2023年発売の最新ハイパフォーマンスモデルで、機能面での完成度が非常に高いバッグです。
ウエスト補助ベルトでバタつきを抑制し、2点支持で高さ調整可能なロッドホルダーなど、細部まで考え抜かれた設計が光ります。特にルアーマット付きフロントポケットは、快適なローテーションを実現してくれて、テンポの速い釣りでも重宝しています。

価格は12000円台と高めですが、機能性を追求したい上級者や長期間使える高品質なバッグを求める方には間違いなくおすすめできるモデルです。
- 最高品質のバッグが欲しい人
- 機能性を重視する上級者
- 長期間使える投資として考える人
- ダイワの最新技術に興味がある人
- テンポの速い釣りをする人
がまかつ ランガンライトショルダーバッグ 2.0|ランガンのために作られた専用設計
がまかつ ランガンライトショルダーバッグ 2.0は、その名の通りランガンスタイルに特化した設計が魅力のバッグです。
大きな開口部のメインポケットは使いやすく、フロントポケットではルアーをフックカバーなしでストックできる便利さがあります。何より感心したのは、メインポケットを開けるとカバーが作業台の代わりになる工夫で、野外での細かい作業がとても楽になりました。

移動しながらテンポよく釣りを楽しみたい方には、特におすすめしたい一品です。価格も6600円と手頃なのも嬉しいポイントですね。
- ランガンスタイルメインの人
- 移動の多い釣りをする人
- 作業台機能が欲しい人
- 実用性重視で選びたい人
- がまかつ製品の愛用者
シマノ ベーススリング 15L|とにかく大容量!荷物が多い人におすすめ
シマノ ベーススリング 15Lは、収納容量最強クラスの15Lを誇る大容量バッグです。
厚手のウエアを収納できるほどの余裕があり、全長45cmでパックロッドも入る大きさ。実際に冬場の釣行で防寒着一式を入れても余裕があり、一泊二日の釣行でも活躍してくれました。シンプルな作りですが、プラモールマウントで拡張性もあります。

長期釣行や荷物の多い釣りスタイルの方には、これ以上ない大容量バッグだと思います。
- とにかく大容量が欲しい人
- 長期釣行によく行く人
- 冬場の防寒着も一緒に入れたい人
- パックロッドを持ち歩く人
- シンプル設計が好きな人
HAKAWAFLY フィッシングバッグ5WAY|多機能なのに価格がお手頃
HAKAWAFLY フィッシングバッグ5WAYは、12Lの超大容量に加え、思いつく限りの機能を搭載した多機能バッグです。
ドリンク・ロッド・プライヤー・フィッシュグリップの各種ホルダー類が充実し、ウエストバッグとしても使える5WAY仕様。撥水素材使用で実売3000円台という価格は、正直驚きのお買い得感です。ロッドベルト2点とカラビナ5点も付属するのも嬉しいですね。

機能てんこ盛りでお買い得なバッグを探している方には、最有力候補になるモデルだと思います。
- 多機能バッグが欲しい人
- 大容量で価格を抑えたい人
- 5WAY機能を活用したい人
- 付属品も充実させたい人
- お得感を重視する人
商品名 | 容量 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
アブガルシア ワンショルダーバッグ3 | 6.5L | 5,000円台 | 定番・バランス良好 |
シマノ ショルダーバッグ BS-021T | – | 4,900円 | フィット感抜群 |
ダイワ ワンショルダーLT(D) | – | 6,240円 | 左右両対応 |
DRESS ホールディング | – | 中価格帯 | デザイン性重視 |
WATACHAMP 釣りバッグ 2.0 | 7L | 3,000円台 | 最高コスパ |
失敗しないショルダーバッグの選び方|チェックすべき5つのポイント
長年色々なショルダーバッグを使ってきて分かったのは、事前にチェックすべきポイントを押さえておけば失敗はかなり減るということです。
実際に購入前に確認してほしい5つのポイントを、実体験を交えて解説します。
どんな形のバッグが使いやすいか?
横型と縦型、どっちがいいの?
ショルダーバッグの形状は大きく分けて横型と縦型の2つがあり、それぞれ特徴が異なります。
横型は一般的で種類も豊富ですが、体に巻き付く形になるため着用感があります。実際に霞ヶ浦でバス釣りをした際、横型バッグだとキャスティング時に少し邪魔に感じることがありました。
一方、縦型は背中に沿って配置できるため、動きの邪魔になりにくいのがメリットです。ただし、収納力や使い勝手は横型に劣る場合が多いですね。
横型バッグ | 縦型バッグ |
---|---|
ルアーケースが収納しやすい
種類が豊富
体に巻き付いて着用感がある
|
キャストの邪魔になりにくい
背中にフィット
収納力がやや劣る
|
サイズと容量の目安
容量選びで重要なのは、普段持ち歩く道具の量に合わせることです。
ルアーケース2つ程度なら4〜6L、ルアーケース3つ以上にウェアやドリンクも入れたいなら8〜12Lが目安になります。
個人的には、少し余裕のあるサイズを選んでおくと、季節によって荷物が増えても対応できて便利だと感じています。
容量別の収納例
4〜6L:ルアーケース2個、プライヤー、リーダー等の小物
6〜8L:ルアーケース3個、ドリンク、タオル、レインウェア
8〜12L:ルアーケース4個以上、着替え、弁当、その他装備一式
肩が痛くならないベルトの見分け方
ショルダーパッドは必須
大容量バッグを選ぶ際に絶対に確認したいのがショルダーパッドの有無です。
以前、パッドのないバッグを使って一日中釣りをしたところ、夕方には肩が痛くて辛い思いをしました。特に荷物が重くなりがちな方は、必ずパッド付きを選びましょう。
パッドの厚みや幅も重要で、厚みがあって幅の広いものほど負担軽減効果が高いです。
ウエストベルト付きなら長時間でも疲れにくい
長時間の釣行や荷物が多い時には、ウエストベルト付きのモデルが断然おすすめです。
ウエストベルトがあると重量を分散できるため、肩だけでなく腰でも支えられます。実際に利根川で丸一日バス釣りをした際、ウエストベルトのおかげでほとんど疲労を感じませんでした。
特に女性や体力に自信のない方には、ウエストベルト付きを強くおすすめします。
収納力と使い勝手をチェック
メインポケットの開き方と仕切り
メインポケットは大きく開くものが使いやすいです。ファスナーが大きく開かないと、奥にあるものを取り出すのに苦労します。
また、内部の仕切りも重要なポイント。仕切りがあれば小物とルアーケースを分けて収納できて、バッグの中で物がごちゃ混ぜになるのを防げます。
実際に相模川でシーバス狙いの際、仕切りのおかげでスマホとルアーケースが分けて収納できて、とても使いやすかったです。
外側ポケットとホルダーの配置
外側ポケットの配置と使い勝手も要チェックです。すぐ取り出したいものは外側ポケットに入れることが多いので、アクセスしやすい位置にあることが重要。
プライヤーホルダーは右利きか左利きかで使いやすい位置が変わりますし、ドリンクホルダーは歩いている時に落ちない構造になっているかチェックが必要です。
プライヤーホルダーは利き手と反対側にあると取り出しやすく、ドリンクホルダーは底部にストッパーがあるものが安心です。
水に濡れても大丈夫?防水性と丈夫さ
撥水加工と完全防水の違い
釣りで使うバッグには、ある程度の防水性能が欲しいところ。撥水加工と完全防水では性能が大きく異なるので注意が必要です。
撥水加工は軽い雨や水しぶき程度には対応できますが、完全防水はより本格的な雨でも中身を守れます。
以前、突然の夕立に遭った際、撥水加工のバッグでしたが中身が若干濡れてしまいました。スマホや財布など絶対に濡らしたくないものがある場合は、完全防水や内部に防水ポケットがあるものを選ぶのが安心です。
生地の厚さと縫い目の丈夫さ
長く使うためには生地の厚さと縫製の丈夫さも重要です。
安価なバッグを使っていて、半年ほどでファスナー部分の縫い目がほつれてしまった経験があります。特によく動く部分の縫製が雑だと、すぐにダメになってしまいます。
1000D(デニール)以上の厚手の生地を使ったものや、縫い目が二重縫いになっているものなら長期間安心して使えます。
釣り方に合った機能があるか
ルアーフィッシングで重宝する機能
ルアーフィッシングなら、ロッドホルダーとプライヤーホルダーは必須機能と考えています。
ロッドホルダーがあれば、ルアーチェンジの際にロッドを安全に固定できます。特に風の強い日や足場の悪い場所では、ロッドを倒してしまうリスクを大幅に減らせます。
また、フィッシュグリップホルダーがあれば、魚をキャッチした時の対応もスムーズになりますね。
エサ釣りでも使いやすい工夫
エサ釣りメインの場合は、大きなポケットや仕切りが多いものが便利です。
エサや小物類が多くなりがちなので、細かく分けて収納できる機能があると整理しやすくなります。
また、汚れやすいエサを扱う場合は、内部が掃除しやすい構造になっているかも確認しておきたいポイントです。
釣り方別に選ぶなら?おすすめショルダーバッグ
釣りのスタイルによって必要な機能や容量が変わってくるので、釣り方別の選び方のポイントもご紹介します。
それぞれの釣りに特化した機能や、実際に使ってみて感じた使い勝手をお話ししますね。
シーバス・バス釣りで使うなら
大きなルアーケースも入る容量が必要
シーバスやバス釣りでは大型のルアーケースを使うことが多いため、それに対応できる容量と開口部の大きさが重要です。
実際に東京湾奥でシーバス釣りをする際は、VS-3020サイズのケースを2〜3個持参することが多く、最低でも8L以上の容量は欲しいところ。アブガルシア ワンショルダーバッグ3やシマノ ベーススリング 15Lなどの大容量モデルがおすすめです。
ロッドホルダー付きが便利
ルアーチェンジの頻度が高いシーバス・バス釣りでは、ロッドホルダーがあると作業効率が格段にアップします。
風の強い日や足場の悪い場所でも、ロッドを安全に固定しながらルアー交換ができるのは本当に助かります。特に複数のロッドを使い分ける場合は、2本対応のホルダーがあると更に便利ですね。
エギングには専用機能があると嬉しい
エギマットでルアーチェンジがスムーズ
エギングでは頻繁にエギを交換するため、エギマット付きのフロントポケットがあると非常に便利です。
針先を直接収納できるので、フックカバーの脱着が不要でスピーディーなローテーションが可能。実際に三浦半島でエギングをする際、エギマットのおかげで暗い中でも迷うことなくエギ交換ができました。
ギャフも持ち運べるホルダー付き
イカ釣りで必須のギャフを持ち運べる専用ホルダーがあると機動性が向上します。
手に持っていると邪魔になりがちなギャフも、専用ホルダーがあればハンズフリーで移動できて、ランガンスタイルには欠かせない機能だと感じています。
アジング・メバリングなどライトゲーム向け
軽量コンパクトで邪魔にならないサイズ
ライトゲームでは機動性を重視したコンパクトなバッグがおすすめです。
大容量バッグだと荷物が少ない時にかさばってしまい、繊細な釣りの邪魔になることがあります。実際に湾内でのメバリングでは、ダイワ ワンショルダーLT(D)の程よいサイズ感が非常に使いやすく感じました。
小型ルアーケースがピッタリ収まるもの
VS-3010サイズの小型ケースがメインになるため、内部の仕切りや形状がこのサイズに合っているかもチェックポイントです。
無駄なスペースが少なく、必要な道具をコンパクトにまとめられるバッグを選ぶのがライトゲーム成功の秘訣だと思います。
ライフジャケットと一緒に使うときの注意点
安全な釣りのためにライフジャケットは必須ですが、ショルダーバッグとの組み合わせには相性があります。
実際に様々な組み合わせを試してみた経験から、使いやすい組み合わせと注意点をお話しします。
腰巻きライフジャケットなら問題なし
腰巻きタイプのライフジャケットはショルダーバッグとの相性が抜群です。
上半身がフリーなので、ショルダーバッグのベルトと干渉することがありません。実際に東京湾でのボートシーバスでも、この組み合わせで一日中快適に釣りができました。
ショルダーバッグを使うなら、腰巻きライフジャケットが第一選択だと考えています。
フローティングベストとは干渉に注意
フローティングベストとショルダーバッグは位置がかぶってしまうため相性が良くありません。
特に大型のショルダーバッグだと、ベストのポケットへのアクセスが困難になったり、ベルトが重なって動きにくくなったりします。
フローティングベストを使う場合は、ウエストバッグやレッグバッグの方が実用的だと感じています。
膨張式ライフジャケットを使うときのコツ
膨張式ライフジャケットの場合、膨張時の動作を妨げないよう注意が必要です。
肩掛けタイプの膨張式だとベルトが重なってしまうため、腰巻きタイプの膨張式との組み合わせがベスト。ただし、膨張した際のことも考えて、バッグのベルトは調整しやすいものを選んでおくことをおすすめします。
安全性を最優先に考えて、ライフジャケットの動作を妨げない組み合わせを選ぶことが重要です。迷った場合は腰巻きタイプとの組み合わせが安心です。
長持ちさせるお手入れのコツ
せっかく購入したショルダーバッグを長く愛用するためのメンテナンス方法をご紹介します。
実際に同じバッグを3年以上使い続けている経験から、効果的なお手入れ方法をお伝えしますね。
釣行後はこれだけやっておけばOK
釣行後の基本的なお手入れは汚れを落として乾燥させることが最重要です。
海釣りの後は特に塩分を落とすため、真水で軽く拭き取るだけでも効果的。内部に湿気がこもりやすいので、ファスナーを開けて風通しの良い場所で乾燥させています。
これだけの簡単なケアでも、バッグの寿命は大きく変わってきます。
しまう前にやっておきたいメンテナンス
長期間使わない場合は、内部をしっかり清掃してから保管することが大切です。
ルアーの匂いや汚れが残っていると、カビや虫の発生原因になります。中性洗剤を薄めた水で軽く拭き取り、完全に乾燥させてから保管するようにしています。
撥水性が落ちてきたときの対処法
長期間使用していると撥水性能が低下してきますが、市販の撥水スプレーで復活させることができます。
定期的に撥水スプレーを使用することで、新品時の防水性能を維持できます。ただし、スプレーを使用する際は換気に注意し、使用方法をよく読んでから行ってくださいね。
釣行後の基本ケア
汚れを拭き取り、ファスナーを開けて乾燥させる
定期的な清掃
中性洗剤で内部を清拭し、完全乾燥させる
撥水性能の復活
撥水スプレーを定期的に使用して防水性能を維持
まとめ
釣り用ショルダーバッグは、ランガンスタイルの釣りを快適にしてくれる必須アイテムです。
選び方のポイントを改めてまとめると、まず自分の釣りスタイルに合った容量と形状を選び、長時間使用でも疲れにくいショルダーパッドやウエストベルトの有無を確認することが重要です。
今回ご紹介した10商品の中では、迷ったらアブガルシア ワンショルダーバッグ3の定番品、コスパ重視ならWATACHAMP 釣りバッグ 2.0、機能性を追求するならダイワ HGショルダーバッグ(C)がそれぞれおすすめです。
また、ライフジャケットとの組み合わせでは腰巻きタイプが相性良く、適切なお手入れを続けることで長期間愛用できます。
最終的には実際に手に取って、自分の体型や釣りスタイルに合うかどうか確認するのが一番確実な選び方だと思います。
この記事が、あなたにとって最適なショルダーバッグ選びの参考になれば幸いです。快適なランガンライフを楽しんでくださいね。
