結論、安いウェーダーにおすすめの最強モデルはドレス チェストハイウェーダー エアボーンです。
ウェーダーは釣りの世界を劇的に広げてくれる必須アイテムですが、高級品は3万円以上するため初心者には手が出しにくいのが現実です。
しかし近年、1万円台以下でも十分な性能を持つウェーダーが数多く登場しており、コストパフォーマンスに優れた選択肢が豊富になっています。
本記事では、長年の釣り経験を基に厳選した安いウェーダーと、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説します。

- 【コスパ最強】安いウェーダーおすすめ11選
- ドレス チェストハイウェーダー エアボーン(約8,000円・ナイロン)|コスパ最強の国産ウェーダー
- シマノ ハイパーウェーダー チェストハイ(約12,000円・ナイロン)|信頼ブランドの定番モデル
- ダイワ スーパーブレスウェーダー(約15,000円・透湿素材)|蒸れにくい快適モデル
- プロックス ブリザテックポリカウェダー(約16,000円・透湿素材)|劣化しにくい特殊加工
- シマノ DS4ウェーダー チェストハイ(約18,000円・透湿素材)|最高クラスの透湿性能
- ダイワ フィッシングウェーダー FW-4202R(約14,000円・ナイロン)|軽量性と機動力重視
- プロックス Pプルーフウェダー(約9,000円・ナイロン)|汚れに強い特殊加工
- マズメ ゲームウェーダー Ver.2(約13,000円・ナイロン)|タイトフィット設計
- 双進 RV チェストハイブーツウェイダーFP(約9,500円・ナイロン)|老舗メーカーの安心品質
- プロックス 自立ヒップウェダー(約5,000円・ナイロン)|着脱簡単な軽量モデル
- X’SELL ウェーダー チェストハイ 70D(約6,500円・ナイロン)|軽量で携帯性抜群
- 初心者でも失敗しないウェーダーの選び方4つのポイント
- 予算5,000円~1万円で買える激安ウェーダー完全ガイド
- 素材別ウェーダーの特徴|あなたに最適な素材はどれ?
- 釣り場別ソールの使い分け|滑って転倒しないための選び方
- 安いウェーダーを長持ちさせるメンテナンス術
【コスパ最強】安いウェーダーおすすめ11選
長年の釣り経験と実際の使用感を基に、コストパフォーマンスに優れた安いウェーダーを価格順で厳選してご紹介します。
記事全体で紹介する商品は11選に絞り、それぞれに明確な推奨理由と実使用での体験談を交えて解説します。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|
1位 | ドレス チェストハイウェーダー エアボーン | 軽量で摩耗に強い日本製ナイロン製 ウエストベルトで安全性も確保(約8,000円) |
★★★★★ | 初心者・コスパ重視 |
2位 | シマノ ハイパーウェーダー チェストハイ | 耐久性の高いタスラン生地採用 シマノブランドの信頼性(約12,000円) |
★★★★★ | ブランド重視・長期使用 |
3位 | ダイワ スーパーブレスウェーダー | 3層透湿素材で夏場も快適 スリムフィット裁断で動きやすい(約15,000円) |
★★★★★ | 夏場の釣行・快適性重視 |
4位 | プロックス ブリザテックポリカウェダー | 特殊PC加工で加水分解しにくい 豊富なサイズ展開(約16,000円) |
★★★★☆ | 耐久性・長期使用 |
5位 | シマノ DS4ウェーダー チェストハイ | DRYSHIELD素材4で最高クラスの透湿性 接合部の耐久性も強化(約18,000円) |
★★★★★ | 真夏の釣行・高性能重視 |
6位 | ダイワ フィッシングウェーダー FW-4202R | 70デニールナイロンで軽量性抜群 タイトフィット裁断で機動力重視(約14,000円) |
★★★★☆ | 長距離移動・機動性重視 |
7位 | プロックス Pプルーフウェダー | 汚れが付きにくく拭き取りだけで簡単お手入れ 耐摩耗性にも優れる(約9,000円) |
★★★★☆ | メンテナンス重視・泥場 |
8位 | マズメ ゲームウェーダー Ver.2 | タイトシルエットと立体裁断で動きやすい フェルトスパイクソール採用(約13,000円) |
★★★★☆ | 初心者・複数フィールド |
9位 | 双進 RV チェストハイブーツウェイダーFP | 210デニールのやや厚手ナイロン 老舗メーカーの安心品質(約9,500円) |
★★★★☆ | 国産品質・初心者 |
10位 | プロックス 自立ヒップウェダー | ベルト不要の自立式で着脱簡単 膝程度の水深に対応(約5,000円) |
★★★☆☆ | 浅場・着脱重視 |
11位 | X’SELL ウェーダー チェストハイ 70D | 70デニールナイロンで軽量・携帯性抜群 補修キット付属で安心(約6,500円) |
★★★☆☆ | セカンド機・車載用 |
ドレス チェストハイウェーダー エアボーン(約8,000円・ナイロン)|コスパ最強の国産ウェーダー
軽量で柔軟性が高く、摩擦や摩耗に強いナイロン生地を使用した、初心者から経験豊富な方まで幅広いユーザーに支持される日本製ウェーダーです。
知人の初心者アングラーにも勧めることが多いのですが、転倒時の水の浸入を最小限に抑えるウエストベルトや、ベタつきを防ぐインナーメッシュなど、安全面と快適性の両立に感心させられます。実際に遠州灘のサーフで使用した際も、一日中立ち込んでいても疲れにくく、砂の侵入も最小限で快適に釣りを楽しめました。

肩の負担を減らしつつ動きやすさを向上させるエラスティックHハーネス仕様により、長時間の釣行でも快適な着用感を維持できます。
- 初めてウェーダーを購入する人
- コスパを最重視したい人
- 国産品質にこだわりたい人
- 長時間の釣行が多い人
- 安全性を重視したい人
シマノ ハイパーウェーダー チェストハイ(約12,000円・ナイロン)|信頼ブランドの定番モデル
擦れに強く耐久性の高いタスラン生地を採用し、内側にメッシュ素材を使用することで蒸れを軽減した、シマノの定番エントリーモデルです。
釣り仲間のベテランアングラーが長年愛用しているのを見て購入しましたが、柔らかいブーツで履き心地がソフトでありながら剛性感もしっかりしていることに驚きました。実際に能登半島の磯で使用した際も、一日中立ち込んでいても足の疲れを感じにくく、シマノブランドの信頼性を実感できました。

スリムなシルエットとスタイリッシュなデザインにより、見た目の良さも釣りの楽しさを向上させてくれます。
- ブランドの信頼性を重視する人
- 見た目の良さも求める人
- 耐久性を重視する人
- 岩場での釣りが多い人
- 長期間使いたい人
ダイワ スーパーブレスウェーダー(約15,000円・透湿素材)|蒸れにくい快適モデル
しなやかな風合いが特徴の3層構造防水透湿素材「ブレスアーマーネオ」を採用し、比較的コストパフォーマンスに優れた透湿ウェーダーです。
夏場の蒸れに悩んでいた時期に知人に勧められて購入しましたが、透湿素材の効果で長時間着用していても不快感が大幅に軽減されることに感動しました。先月も真夏の駿河湾で使用しましたが、従来のナイロン製と比べて汗によるベタつきが明らかに少なく、快適に釣行を続けられました。

スリムフィット裁断により優れた機動性とフィット感を備えており、水中での動きやすさも抜群です。
- 夏場の蒸れを解消したい人
- 透湿素材を手頃な価格で試したい人
- 長時間の釣行が多い人
- 快適性を重視する人
- ダイワ製品が好きな人
プロックス ブリザテックポリカウェダー(約16,000円・透湿素材)|劣化しにくい特殊加工
歩きやすいショート丈ブーツに透湿防水のブリザテックPCを採用し、特殊PC加工により加水分解が起こりにくい耐久性の高さが魅力です。
以前使っていた透湿ウェーダーが数年で劣化してしまった経験から、耐久性を重視してこの製品を選びました。実際に使用してみると、特殊加工の効果で生地の劣化が遅く、長期間安心して使用できることを実感しています。

3S〜6Lまでの豊富なサイズ展開により、幅広い体型の方にマッチしやすいのも嬉しいポイントです。
- 透湿素材で耐久性も求める人
- 長期間使用したい人
- 大きいサイズが必要な人
- 機能性重視の人
- 加水分解を避けたい人
シマノ DS4ウェーダー チェストハイ(約18,000円・透湿素材)|最高クラスの透湿性能
透湿防水素材のDRYSHIELD素材4を採用し、暑い時期でも蒸れにくく快適な着心地を実現したシマノの高機能モデルです。
透湿性能の高さを求めて購入しましたが、真夏の長時間釣行でも驚くほど快適で、これまで使用した透湿ウェーダーの中でも最高クラスの性能を感じています。壊れやすいブーツと生地の接合部分の硬さを段階的にしてあり、耐久性向上への配慮も見事です。

ソフトで屈曲しやすいブーツにより、長時間の歩行でも足の疲れを軽減できます。
- 最高クラスの透湿性能を求める人
- 真夏の釣りが多い人
- シマノブランドにこだわりたい人
- 耐久性も重視する人
- 予算に余裕がある人
ダイワ フィッシングウェーダー FW-4202R(約14,000円・ナイロン)|軽量性と機動力重視
70デニールナイロン素材を採用した機動性重視のモデルで、タイトフィット裁断により流水抵抗を最小限に抑えたダイワの人気シリーズです。
地元の河川でシーバス釣りをする際に初めて使用しましたが、水中での身動きの取りやすさと軽量性は他のウェーダーと明らかに違いを感じました。特に立体裁断の効果で膝の曲げ伸ばしが非常にスムーズで、長距離の移動でも疲れにくいのが印象的でした。

オリジナルのグラフィックデザインにより、低価格でありながらもスタイリッシュな外観を実現しています。
- 軽量性を最重視する人
- 移動距離が長い釣りをする人
- 機動力を活かしたい人
- ダイワ製品が好きな人
- デザイン性も求める人
プロックス Pプルーフウェダー(約9,000円・ナイロン)|汚れに強い特殊加工
汚れが付きにくく耐摩耗性に優れたPプルーフ素材を採用し、拭き取るだけで汚れを簡単に落とせるメンテナンス性の高さが最大の魅力です。
以前使っていたウェーダーが泥汚れで苦労していた経験から、この製品に変更しましたが、使用後の手入れの楽さに本当に助かっています。特に田植え時期の田んぼ周辺での釣りや、泥の多い河口域での使用では、その効果を実感できました。

YKKのLB-LVバックルを採用しており、軽量ながら強度も確保されているため、長期間の使用にも安心です。
- メンテナンスを簡単にしたい人
- 泥の多い場所で釣りをする人
- 汚れを気にせず使いたい人
- 手入れの時間を短縮したい人
- 実用性重視の人
マズメ ゲームウェーダー Ver.2(約13,000円・ナイロン)|タイトフィット設計
コストパフォーマンスに優れたフェルトスパイクソール採用モデルで、タイトシルエットと立体裁断により中級クラスに引けを取らない仕上がりを実現しています。
知人のエギンガーに勧められて購入しましたが、価格以上の高い使用感に正直驚きました。特に股下の立体裁断が秀逸で、しゃがんだ時の違和感が他の安価なウェーダーと比べて明らかに少ないのが印象的でした。実際に伊豆半島の磯で使用した際も、岩場での安定感と動きやすさを両立できていました。

幅広いフィールドに対応できるフェルトスパイクソールにより、磯から河川まで安心して使用できます。
- 初めてウェーダーを買う人
- 複数のフィールドで釣りをする人
- 動きやすさを重視する人
- コスパを最重視する人
- マズメブランドが好きな人
双進 RV チェストハイブーツウェイダーFP(約9,500円・ナイロン)|老舗メーカーの安心品質
210デニールのやや厚めのナイロン素材を採用し、防水性と剛性を実現した老舗ウェーダーメーカー双進の低価格チェストウェーダーです。
これまで色々なメーカーのウェーダーを試してきましたが、この価格帯では安心の双進製ということで品質面での信頼性が高いのが魅力です。実際に三河湾の干潟で使用した際も、フェルトピンソールの効果で滑りやすい場所でも安定してアプローチできました。

幅広いフィールドに適応できるフェルトピンソールにより、初心者の方でも安心して様々な釣り場にチャレンジできます。
- 老舗メーカーの安心感を求める人
- 初めてのウェーダー購入の人
- 様々なフィールドで使いたい人
- コスパと品質を両立したい人
- 国産品にこだわりたい人
プロックス 自立ヒップウェダー(約5,000円・ナイロン)|着脱簡単な軽量モデル
生地にハリがあり自立することでベルトで止める必要がなく、着脱が楽にできる機動性重視のヒップウェーダーです。
長靴のような感覚で着用でき、ウェーダーの窮屈さが苦手な方にもおすすめできます。実際に潮干狩りで使用した際も、着脱の手軽さと動きやすさで家族からも好評でした。

ラジアルソールとフェルトソールの2種類から選択でき、釣り場の条件に合わせて適切なソールを選べます。
- 浅い水深での釣りがメインの人
- 着脱の手軽さを重視する人
- ウェーダーの圧迫感が苦手な人
- 潮干狩りにも使いたい人
- 携帯性を重視する人
X’SELL ウェーダー チェストハイ 70D(約6,500円・ナイロン)|軽量で携帯性抜群
軽量でありながら耐久性に優れた70デニールのナイロンPVC素材を使用し、春から秋にかけての3シーズンに適した携帯性重視のモデルです。
車に常備しておく用として購入しましたが、軽量で折りたたみやすく、思い立った時にすぐ使えるのが最大のメリットです。実際に突発的な釣行でも重宝しており、万が一のための補修布と補修剤が付属しているのも安心です。

ウエストベルトと胸ポケットも装備されており、実用性も十分確保されています。
- セカンドウェーダーが欲しい人
- 軽量性を最重視する人
- 車に常備しておきたい人
- 突発的な釣行が多い人
- 携帯性を重視する人
初心者でも失敗しないウェーダーの選び方4つのポイント
安価なウェーダーを選ぶ際は、素材・丈・ソール・形状の4点に注目することで失敗を避けられます。
これまで色々なウェーダーを試してきましたが、この4つのポイントさえ押さえておけば、価格に関係なく満足度の高い一着を見つけることができます。
素材で決まる快適性|ナイロン・透湿・クロロプレンの違い
ウェーダーの素材は快適性を大きく左右するため、使用する季節や釣り場の環境に応じて適切な素材を選ぶことが重要です。
安価なウェーダーにはナイロン素材が多く採用されていますが、1万円台になると透湿素材やクロロプレンを使用したモデルも選択可能になります。
素材 | 価格帯 | メリット | デメリット | 適用シーズン |
---|---|---|---|---|
ナイロン | ~1万円 |
安価で手に入れやすい
耐摩耗性が高い
藪こぎに強い
|
暑い時期は蒸れやすい
透湿性がない
|
春・秋・冬 |
透湿素材 | 1~3万円 |
蒸れにくく快適
軽量で動きやすい
オールシーズン対応
|
価格が高め
擦れに弱い傾向
|
オールシーズン |
クロロプレン | 1.5~5万円 |
保温性が高い
伸縮性に優れる
フィット感が良い
|
夏場は暑すぎる
重量がある
|
秋・冬・春 |
初めての1着はナイロン素材で十分ですが、ウェーディングに慣れてきたら透湿素材やクロロプレンも検討してみると釣りの快適性が格段に向上します。
釣り場の水深で選ぶウェーダーの丈|チェストハイ・ウエストハイ・ヒップ
ウェーダーの丈は釣り場の水深や波の高さに直結するため、よく行く釣り場の条件を考慮して選ぶことが安全性の面でも重要です。
実際に静岡の遠州灘サーフで釣りをしていて感じるのは、波を被る可能性があるポイントでは絶対にチェストハイを選ぶべきだということです。
タイプ | 対応水深の目安 | 主な使用場所 | 特徴 |
---|---|---|---|
チェストハイ | 腰付近まで | サーフ・河口・磯 |
万能に使用できる
波を被っても安心
蒸れやすい
着脱が面倒
|
ウエストハイ | 太もも付近まで | 河川・湖沼・小規模河川 |
蒸れにくく快適
動きやすい
波に弱い
|
ヒップ | 膝付近まで | 渓流・池・潮干狩り |
機動性抜群
着脱が楽
対応水深が限定的
|
迷った場合はチェストハイを選んでおけば、どの釣り場にも対応できて失敗がありません。浅い場所では腰ベルトを緩めることで快適性も確保できます。
安全性に直結するソール選び|ラジアル・フェルト・フェルトスパイク
ソールの選択は転倒事故の防止に直結するため、釣り場の足場条件を必ず確認してから選ぶことが最も重要です。
これまでの経験上、ソールが合わない釣り場で無理をして滑った経験は誰にでもあると思いますが、ウェーダーを着用していると転倒時のリスクが格段に高まります。
ソール | サーフ | 堤防 | 磯・岩場 | 渓流 | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|---|---|
ラジアル | ◎ | ◎ | × | △ | 砂地や平坦な場所に最適。軽量で手入れが簡単。濡れた岩では滑りやすい |
フェルト | ○ | ○ | ○ | ◎ | ツルツルした岩場に強く汎用性が高い。砂が詰まるとグリップ力低下 |
フェルトスパイク | △ | ○ | ◎ | ○ | 最も滑りにくく安全性が高い。重量があり歩行時に疲れやすい |
個人的にはシーバスやメバリング用に複数のウェーダーを所有していますが、汎用性の高さからフェルトスパイクソールを選ぶことがほとんどです。
ブーツ一体型とストッキングタイプどちらを選ぶべきか
ブーツ一体型は初心者向けで手軽さが魅力、ストッキングタイプは上級者向けで自由度の高さが最大のメリットです。
釣り初心者や足回りをシンプルにまとめたい方はブーツ一体型が適しています。着脱が簡単でコストパフォーマンスも良好です。
一方、ストッキングタイプは専用シューズを上から履くスタイルで、足首のフィット感を細かく調整でき、岩場や渓流での機動力が格段に向上します。
ストッキングタイプとブーツ一体型の寿命の違い
使用状況にもよりますが、ストッキングタイプはシューズを交換すれば長期間使用できるケースが多いです。一体型はブーツ部分が破損すると本体ごと交換が必要になるため、メンテナンス次第で寿命が大きく変わります。
予算5,000円~1万円で買える激安ウェーダー完全ガイド
予算を極力抑えつつウェーディングを始めたい方向けに、5,000円から1万円で購入できる激安ウェーダーの選び方と注意点をまとめました。
価格帯別おすすめウェーダー比較表
価格帯 | 商品名 | 素材 | ソール | 特徴 |
---|---|---|---|---|
5,000円台 | プロックス 自立ヒップウェダー | ナイロン | ラジアル/フェルト | 着脱簡単、浅場専用 |
6,000円台 | プロマリン FWA021 | ナイロン | フェルト | 入門用最安クラス |
6,000円台 | X’SELL ウェーダー 70D | ナイロン | ラジアル | 軽量・携帯性重視 |
8,000円台 | ドレス エアボーン | ナイロン | ラジアル/フェルトスパイク | 国産・コスパ最強 |
9,000円台 | プロックス Pプルーフ | ナイロン | ラジアル/フェルト | 汚れに強い特殊加工 |
9,000円台 | 双進 RV チェストハイ | ナイロン | フェルトピン | 老舗メーカー品質 |
激安ウェーダーでも実釣で十分使える3つの理由
実際に激安ウェーダーを数年間使用してきた経験から言うと、価格の差は主に快適性や耐久性の違いであり、基本的な防水機能については十分実用レベルです。
安いウェーダーを選ぶ時に絶対チェックすべきポイント
価格だけでなく、サイズ選び、ソールの種類、補修キットの有無を必ず確認してください。特にサイズが合わないと安全性に影響するため、事前のサイズ確認は必須です。
安いウェーダーほどサイズ展開が限られている場合が多いので、購入前に必ずサイズ表を確認し、可能であれば実店舗で試着することをおすすめします。
素材別ウェーダーの特徴|あなたに最適な素材はどれ?
ウェーダーの素材選びは快適性と価格のバランスを決める最も重要な要素のため、それぞれの特徴を詳しく理解しておきましょう。
ナイロン素材|安価で丈夫だが蒸れやすい
ナイロン素材は安価なウェーダーに最も多く採用されている素材で、耐摩耗性の高さと手に入れやすい価格が最大のメリットです。
長年ナイロンウェーダーを愛用してきた経験から言うと、空気を通さない素材のため暑い時期は確かに蒸れやすいですが、春や秋の涼しい季節では全く問題なく、インナーでの調節により冬の釣行にも対応できます。
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安く手に入れやすい
耐摩耗性が高く破れにくい
藪こぎなどタフな使い方に強い
修理がしやすい
|
暑い時期は非常に蒸れやすい
透湿性が全くない
重量がやや重い
|
低予算で気軽にウェーディングを楽しみたい方や、丈夫さを重視する方には最適な選択肢です。
透湿素材|快適性抜群だが価格が高め
透湿素材はウェーダー内が蒸れにくく通気性に優れた素材で、長時間の釣行でも快適な着用感を維持できます。
ゴアテックスやシマノのドライシールド、ダイワのブレスアーマーなどが代表的で、実際に使用してみると従来のナイロン製との快適性の差は歴然としています。特に夏場の長時間釣行では、その効果を強く実感できました。
メリット | デメリット |
---|---|
蒸れにくく快適
軽量で動きやすい
オールシーズン対応
長時間着用でも疲れにくい
|
価格が高い
擦れに対してナイロンより弱い
メンテナンスが重要
|
動きやすさとウェーダー内の快適性を求める方、年間を通じてウェーディングを楽しむ方におすすめです。
クロロプレン素材|保温性最高だが夏場は不向き
クロロプレンはウェットスーツなどに使われている柔らかな素材で、優れた保温性と伸縮性の高さが特徴です。
水温が低くなる冬のウェーディングでは、その保温効果を強く実感できます。実際に真冬の日本海で使用した際も、下半身を冷やすことなく長時間の釣りを楽しめました。フィット感も抜群で、水中での動きが非常にスムーズです。
メリット | デメリット |
---|---|
保温性が非常に高い
伸縮性に優れフィット感が良い
擦れに対して強い
柔軟性が高い
|
夏場の使用には適さない
重量があり疲れやすい
価格が高めの傾向
|
水温が低くなる冬のウェーディングを中心に楽しむ方に最適な素材です。
釣り場別ソールの使い分け|滑って転倒しないための選び方
ソールの選択は安全性に直結するため、釣り場の足場条件を正確に把握して適切なソールを選ぶことが最重要です。
これまでの釣り経験で、ソールの選択ミスによる転倒を何度か経験していますが、ウェーダーを着用している状態での転倒は非常に危険です。
ラジアルソール|サーフ・堤防におすすめ
ラジアルソールは普段履きの靴に近いラバー製ソールで、乾いた場所ではグリップ力を発揮し、サーフや河口周り、バス釣りでよく選ばれます。
サーフでの使用では砂を洗い流しやすく、お手入れが最も簡単で、歩いていても軽量なため疲れにくいのが魅力です。実際に遠州灘での使用でも、長距離の移動が楽に行えました。
朝マズメから夕マズメまで、約10kmのサーフを歩き回りましたが、ラジアルソールの軽さと歩きやすさで最後まで疲れを感じませんでした。
砂の侵入も少なく、帰宅後の手入れも水で流すだけと非常に簡単でした。
ただし、濡れていたりヌメリの付いた岩、苔では滑りやすく、足場が悪い磯や岩がある渓流などには適しません。
フェルトソール|渓流・ゴロタ場に最適
フェルトソールはツルツルな足場に適したフェルトを使用したソールで、濡れている場所や水中のヌメリに強く、渓流などの釣りによく選ばれます。
渓流での鮎釣りやトラウトフィッシングでは、その効果を強く実感できます。実際に岐阜の長良川で使用した際も、苔むした岩場でも安定したグリップ力を発揮してくれました。
フェルトソールのメンテナンス方法
フェルトの目に砂が詰まるとグリップ力が低下するため、使用後は必ずブラシで砂を落とし、定期的に水洗いすることが重要です。フェルトが薄くなったら交換時期の目安です。
落ち葉が多い場所や泥底では滑りやすく、山歩きには向かないという制約もあります。
フェルトスパイクソール|磯・テトラ帯の必需品
フェルトに金属製のピンが埋め込まれたソールで、スパイクが引っかかりやすいゴツゴツした磯場などに最適です。
磯釣りでは安全性を最優先に考える必要があり、フェルトスパイクソール以外の選択肢はありません。実際に伊豆半島の磯で使用した際も、急な岩場でも確実なグリップ力で安心して釣りに集中できました。
磯は他のフィールドと違い、滑れば生命に関わる危険があります。必ずフェルトスパイクソールを選び、さらにライフジャケットの着用も忘れずに行ってください。
ツルツルとしたゴロタやサーフではやや使いにくく、フェルト同様にグリップ力の低下に注意が必要です。
安いウェーダーを長持ちさせるメンテナンス術
安いウェーダーでも適切なメンテナンスを行うことで、高級品と同等の耐久性を確保できます。
せっかく安く購入しても、すぐに壊れてしまっては結局コストが嵩んでしまうため、日頃の手入れは非常に重要です。
釣行後の正しい洗浄方法|塩抜きと汚れ落とし
海水を浴びたウェーダーは帰宅後速やかに水道水で洗い流すことで、生地の劣化やニオイの発生を防げます。
海水が付着したままだと、生地が劣化したりニオイが発生する可能性があります。汚れがひどい場合には中性洗剤を使用し、表側だけでなく内側も洗うとさらに衛生的です。
【ステップ1】外側の塩分を除去
帰宅後すぐに水道水でウェーダー全体を洗い流し、海水に含まれる塩分を完全に除去します
泥汚れなどがひどい場合は、薄めた中性洗剤で優しく洗い、その後十分にすすぎます
【ステップ3】内側も定期的に洗浄
10釣行に1度を目安に、ウェーダーの内側も洗浄して雑菌の繁殖を防ぎます
【ステップ4】ブラシや高圧洗浄機は避ける
生地を傷める可能性があるため、ブラシでこすったり高圧洗浄機の使用は控えめにします
個人的には海水に触れる表側は毎釣行後、内側は10釣行に1度を目安に洗浄しています。
劣化を防ぐ乾燥と保管のコツ
水洗いした後にはしっかりと乾燥させることで、雑菌の発生防止と加水分解の抑制に効果的です。
ウェーダーの内側は洗浄していなくても、蒸れにより水滴が付着している場合が少なくありません。そのため、ウェーダー内の水分を飛ばすために、ウェーダーの履き口を上にして干すのがおすすめです。
ウェーダーの内側を洗浄した場合は、まずウェーダーを逆さに干してある程度水分を抜いてから、履き口を上にして干すと時間を短縮できます。強度の高い長靴ハンガーの使用がおすすめです。
水が付いたまま保管すると、雑菌が発生しやすくなるだけでなく、材質の劣化も早めてしまう可能性があります。
小さな破れを自分で直す応急処置法
透湿素材の性能を長期間維持するためには、防水スプレーの使用と小さな破れの早期補修が効果的です。
透湿素材はしっかりと撥水が効いていることで、その性能を最大限発揮できます。撥水効果が切れると透湿性能が低下し、ウェーダー内が蒸れて不快感が生じる可能性が高いです。
補修方法 | 適用範囲 | 持続性 | 費用 |
---|---|---|---|
補修用テープ | 小さな穴(5mm以下) | 一時的 | 数百円 |
ウェーダー用接着剤 | 線状の破れ | 中程度 | 1,000円程度 |
防水スプレー | 撥水性能の回復 | 数ヶ月 | 1,500円程度 |
専門店での修理 | 大きな破れ | 長期間 | 3,000円~ |
ウェーダーを着用していて撥水が切れてきたと感じた時には、洗浄して乾燥後に防水スプレーを噴霧しておくと性能を維持できます。
ピンホールの見つけ方
小さな穴は見つけにくいため、ウェーダーの内側から懐中電灯を当てて、光が漏れる部分を確認する方法が効果的です。水を張ったバケツに少しずつ沈めて気泡が出る箇所を探す方法もあります。
今回は安いウェーダーのおすすめモデルと選び方について詳しく解説しました。
サイズ選びや素材、ソールのタイプなどを総合的に検討することで、快適かつ安全なウェーディングが楽しめます。
ぜひお気に入りの1着を見つけて、さらに釣りの幅を広げてみてください。
