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鮎ルアー(アユイング)ロッドのおすすめ5選!アユイングに最適なベイト&スピニングロッド紹介【2025年最新】

アユルアーのロッドを使って釣れた鮎
この記事を書いた人
ルア之助

釣り歴35年、年間釣行回数300回の釣りキチ。シーバス・ソルトルアー全般・フカセ釣り・渓流釣りに精通している。某釣りメディアで編集&ライターをしていた。実体験に基づいた忖度なしの情報を発信することをモットーに執筆している。シーバス95cm、メバル35cm、アオリ3㎏が自己ベスト。

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アユイングは近年人気が急上昇している新しいアユ釣りの方法です。ルアーを使って手軽にアユを狙えることから、従来の友釣りよりも気軽に始められると注目されています。しかし、アユイング専用ロッドは各メーカーから様々な種類が発売されており、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

本記事では、価格帯別におすすめのアユイングロッドをランキング形式でご紹介し、ロッド選びのポイントからアユイングの基本知識まで詳しく解説します。初心者の方でも安心してアユイングを始められるよう、分かりやすくお伝えしていきます。

ルア之助
この記事を読めば、あなたの予算と釣りスタイルに最適なアユイングロッドが見つかります!アユイングの基本知識も身に付くので、すぐに川でアユイングを楽しめるようになりますよ。
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鮎ルアー(アユイング)ロッドのおすすめランキングTOP5【価格で選ぶ!】

鮎が釣れる川

アユイングロッド選びでは、価格と性能のバランスが重要なポイントとなります。初心者から上級者まで、それぞれの予算に合わせて最適なロッドをご紹介します。価格が安いからといって性能が劣るわけではなく、むしろコストパフォーマンスに優れたモデルも多数存在します。各ロッドの特徴や適した使用シーンを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。アユイングロッドの価格相場は1万円台から7万円超まで幅広く、初心者には2~3万円台のモデルが特におすすめです。

ルア之助
価格順にランキングしているので、予算に合わせて選びやすくなっています!それぞれの特徴をしっかり比較して、最適な一本を見つけましょう。

1位:ダイワ アユイング X 90MLS-S/90MLB-S(19,300円)

ダイワ アユイング X 90MLS-S/90MLB-Sは、アユイング入門者に最適なコストパフォーマンス抜群のロッドです。メーカー希望本体価格19,300円(税抜)という手頃な価格でありながら、アユイング専用設計による高い実釣性能を誇ります。全長2.74mの9フィートというレングスは、操作性と実釣機能を両立した絶妙な設定で、初心者でも扱いやすい長さとなっています。

このロッドの最大の特徴は、川底にアユイングミノーを安定させやすいメガトップを搭載していることです。カーボンソリッドのメガトップは繊維と樹脂が均一に分散しており、どの方向にも同様の曲がりを見せるため、従来のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上しています。また、ブレーディングXによるネジレ抑制構造により、流れの中での安定したロッドコントロールが可能で、ダウンストリームの釣りとなるアユイングでは流れの抵抗が大きな負荷となるため、この機能は非常に重要です。

スピニングモデル(90MLS-S)とベイトモデル(90MLB-S)の2タイプから選択でき、初心者にはキャスティングしやすいスピニングモデルがおすすめです。適合ルアー重量は3~21g、適合ラインはナイロン3~10lb、PE0.4~0.8号と幅広い対応力を持ち、様々なアユイングスタイルに対応できます。2ピース構造で持ち運びも便利で、これからアユイングを始める方には最適な一本と言えるでしょう。

アユイング X 90MLS-S/90MLB-Sがおすすめな人
  • 初めてアユイングに挑戦したい人
  • コストパフォーマンスを重視する人
  • 幅広い河川で使えるオールラウンドロッドが欲しい人
  • 信頼できるメーカーの入門モデルを探している人
  • 予算2万円以下でアユイングを始めたい人

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2位:ダイワ Neostage AY シリーズ(23,000円~ )

ダイワ Neostage AYシリーズは、アユイング用に開発された専用ロッドで、通常のルアーフィッシングとは異なるフィールドやルアー操作が必要になってくるアユイングに合わせて、これまでにないスペックを持った本格的な専用ロッドです。豊富なラインナップで、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。

このシリーズの特徴は、流れの筋を攻めやすいレングス設定川底にアユイングミノーを安定させやすいカーボンソリッドティップ(メガトップ)を搭載していることです。持ち重りが少なく、流れの中でロッドを保持しやすいリールシート位置にもこだわっており、長時間の釣行でも疲労を軽減します。HVFカーボンやV-JOINTなどのダイワテクノロジーにより、高い強度と美しい曲がりを実現しています。

ラインナップは多彩で、90MLB-4・S/90MLS-4・Sは持ち運びに便利な4ピース仕様でアユイングを周年楽しめるオールラウンドなパワー設定、93MHB-S/93MHS-Sは瀬の中でのルアー操作や大型アユとのやり取りに適したパワー設定、100MS-S/100MB-Sはより先の流れや広いドリフトが可能なロングレングスモデルとなっています。用途に応じて最適なモデルを選択できるのが大きな魅力です。

Neostage AYシリーズがおすすめな人
  • 本格的なアユイング専用ロッドが欲しい人
  • 豊富なラインナップから選びたい人
  • 4ピースの携帯性を重視する人
  • ダイワの最新テクノロジーを体験したい人
  • 長時間の釣行でも疲れにくいロッドを求める人

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3位:DUO 翠流 88(41,580円)

DUO 翠流 88は、本体価格41,580円(税込)のベイトモデルで、軽快な操作性と高い実釣性能を兼ね備えたロッドです。8.8フィート(268cm)のレングスは、小規模から中規模河川での使用に最適化されており、手返し良く歩き回りながら探るスタイルに適しています。自重156gと軽量で、長時間の釣行でも疲労を軽減します。

このロッドの最大の特徴は、ベイトロッドならではの精密な操作性です。クラッチ操作によって容易にラインの出し入れができるため、狙った流れの筋にルアーを留めておくことが簡単にできます。狙いの石に反応が無い場合は、クラッチ操作でラインテンションを掛けながら再度流し込み、別のコースから探りを入れることも容易に行えます。また、レギュラーアクションのテーパーバランスにより、ティップからベリー部まで柔軟に曲がり、大型アユが掛かった場合でもバット部がしっかりと残って十分なやり取りを楽しめます。

翠流シリーズはルアー鮎ゲームの一歩先を行くアングラーをターゲットとした本格派モデルで、ダイワ製品とは異なる設計思想による独特の使用感が魅力です。適合ルアーウェイトは10~20g、適合ラインは4~8lb、PE0.4~0.8号と実用的な範囲をカバーしています。チャラ瀬や早瀬でのピンポイント攻略に威力を発揮し、テクニカルなアユイングを楽しみたい方におすすめです。

DUO 翠流 88がおすすめな人
  • ベイトタックルでのピンポイント攻略を好む人
  • 小規模から中規模河川がメインフィールドの人
  • 手返し良く歩き回る釣りスタイルの人
  • ダイワ以外のメーカーも試してみたい人
  • テクニカルなアユイングを楽しみたい人

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4位:DUO 翠流 S96(42,680円)

DUO 翠流 S96は、本体価格42,680円(税込)のスピニングモデルで、フィールドやサイズを選ばず使用できる汎用性の高さが魅力です。9.6フィート(292cm)というレングスは、トロ場・チャラ瀬・早瀬・中瀬などあらゆるポイントで使用可能な絶妙な設定となっています。自重158gと適度な重量感があり、安定したキャスティングが可能です。

このロッドはレギュラーテーパーのバランス設計により、しっかりと曲がるロッドアクションを実現しています。ティップが入ってくれることで、流れの中でルアーを不必要に暴れさせることなく、アユに警戒心を与えないスムーズな誘いが可能です。また、アユがルアーにアタックした際の追従性に優れ、ティップからベリーはスッと曲がり、アユの重みを感じるまではティップが追従してくれるため、掛け針がしっかりと掛かりやすい設計となっています。

シーズン序盤の小型アユから中盤以降の大鮎シーズンまで、この1本で十分に楽しめるオールラウンド性能を持っています。流心に入った鮎の引きもロッド全体が曲がって受け止め、急な突っ込みを吸収して身切れを防ぎながら、バット部のパワーでしっかりと鮎を抜き上げることができます。適合ルアーウェイトは10~20g、適合ラインは4~8lbで、幅広いタックルバランスに対応しています。

DUO 翠流 S96がおすすめな人
  • スピニングタックルを好む人
  • 様々なポイントで使えるオールラウンドロッドが欲しい人
  • シーズン通して1本で楽しみたい人
  • 小型から大型まで幅広いサイズのアユを狙う人
  • DUOブランドの設計思想に興味がある人

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5位:ダイワ アユイング EX 99MLS-SMT/99MLB-SMT(72,000円)

ダイワ アユイング EX 99MLS-SMT/99MLB-SMTは、メーカー希望本体価格72,000円(税抜)の最高峰モデルです。アユイング専用ロッドの頂点に位置するこのロッドは、ダイワの最新テクノロジーを結集し、究極の「軽さと感度」を追求しています。全長2.97m、自重83g(スピニング)、87g(ベイト)という驚異的な軽量化を実現しています。

このロッドの最大の特徴は、アユイング専用ロッドで初のSMT(スーパーメタルトップ)搭載です。超弾性チタン合金素材を使用したSMTは、カーボンソリッドよりもしなやかでありながら、金属ならではの振動増幅力により、衝撃的なアタリ感度を実現しています。川底にルアーを安定しやすく、追いの悪いアユもイカリバリで絡めとりながら、ルアーの水中での状態を伝え、アユが掛かれば衝撃的なアタリを伝えてくれる理想的な穂先を実現しています。

さらに、AGS(エアガイドシステム)とSVFナノプラスカーボンの組み合わせにより、さらなる軽量化と高感度化を達成しています。9’9″(2.97m)のレングス設定は、流れの筋を広く探れる長さとピンポイント攻略の操作性を両立させています。V-ジョイントαによるスムーズな曲がりは、掛かりアユのバラシを防ぎながら急流での大型アユの疾走を受け止める粘りのアクションを提供します。軽量ルアーのキャスタビリティーも大幅に向上しており、数釣りに理想的なアクションを構築しています。

アユイング EX 99MLS-SMT/99MLB-SMTがおすすめな人
  • 最高性能のアユイングロッドが欲しい人
  • 感度を最重視する上級者
  • 大型アユとの本格的なやり取りを楽しみたい人
  • 予算に余裕があり妥協したくない人
  • 最新テクノロジーを体感したい人

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鮎ルアー(アユイング)ロッドを選ぶときに絶対見るべき5つのポイント

アユイングロッドを選ぶ際は、自分の釣りスタイルやメインフィールドに適した特性を持つロッドを選ぶことが重要です。価格だけでなく、以下の5つのポイントを総合的に判断することで、長く愛用できる最適な一本を見つけることができます。それぞれのポイントについて詳しく解説していきますので、ロッド選びの参考にしてください。初心者の方は特に、これらのポイントを理解することで失敗のないロッド選びができるようになります。

ルア之助
この5つのポイントを押さえておけば、失敗しないロッド選びができます!自分の釣りスタイルと照らし合わせながら確認していきましょう。

ロッドの長さ(レングス)

アユイングロッドのレングス選びは、メインとなる釣り場の規模や釣りスタイルによって決まります。8フィート台から10フィート超まで様々な長さがあり、それぞれに特徴があります。適切なレングスを選ぶことで、釣果アップはもちろん、疲労軽減にもつながります。

8.8~9フィート(約270~275cm)は、小規模から中規模河川に適したレングスです。DUO 翠流 88のように、手返し良く歩き回りながら探る釣りスタイルに最適で、取り回しが良く疲労も軽減されます。チャラ瀬や早瀬でのピンポイント攻略には特に威力を発揮し、短時間で多くのポイントを効率的に探ることができます。ベイトタックルとの相性も良く、精密なルアー操作が求められる場面で真価を発揮します。

9~9.6フィート(約275~290cm)は最もスタンダードなレングスで、アユイング X 90シリーズ翠流 S96がこの範囲に含まれます。操作性と飛距離のバランスが良く、初心者から上級者まで幅広く使える汎用性の高さが魅力です。様々なポイントに対応でき、最初の1本としても最適な長さです。

10フィート以上(約305cm~)は、川幅の広い本流域や遠投が必要な場面で活躍します。アユイング 100シリーズのように、より広範囲を効率的に探ることができ、大型アユとのやり取りでも有利になります。ただし、重量が増加し取り回しが悪くなるため、体力に自信のない方や長時間の釣行では疲労が蓄積しやすくなります。

スピニングかベイトか

アユイングロッドにはスピニングモデルとベイトモデルがあり、それぞれに異なる特徴があります。初心者にはスピニングモデルがおすすめですが、慣れてくるとベイトモデルの精密な操作性も魅力的です。どちらを選ぶかで釣りのスタイルが大きく変わるため、自分の好みや技術レベルに合わせて選択しましょう。

スピニングモデルは、キャスティングのしやすさと遠投性能に優れています。ガイド数が少なくて済むため先軽感があり、リールが下向きに装着されるため安定した竿操作が可能です。川幅が広い河川や広範囲にアユが居る河川では特に有効で、初心者でも扱いやすいのが最大のメリットです。ライントラブルも比較的少なく、PE0.4~0.8号の細いラインでも安心して使用できます。

ベイトモデルは、ショートキャストの精度と手返しの良さが特徴です。クラッチ操作により微妙なラインの出し入れができるため、ルアーを縄張りで行き来させるようなテクニカルな攻めが可能になります。ピンポイント狙いに適しており、上級者のアユイングスタイルには欠かせない存在です。バックラッシュのリスクはありますが、慣れてしまえばスピニングよりも細かい操作が可能になります。

項目 スピニングモデル ベイトモデル
キャスティング
初心者でも簡単
遠投性能が高い
正確性はやや劣る
高い正確性
手返しが良い
バックラッシュのリスク
操作性
安定したロッド操作
細かい操作は苦手
精密なライン操作
クラッチ操作による自在性

ティップの種類(ソリッド・メタルトップ)

アユイングロッドのティップ(穂先)には、主にカーボンソリッド(メガトップ)とメタルトップ(SMT)の2種類があります。それぞれ感度や操作感が大きく異なるため、釣りスタイルに合わせた選択が重要です。ティップの性能はアタリの感知やルアー操作に直結するため、妥協せずに選びたいポイントです。

カーボンソリッド(メガトップ)は、アユイングロッドの標準的なティップ仕様です。繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドは、どの方向にも同様の曲がりを見せ、通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上しています。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能になり、手に響く感度はもとより穂先に表れる視覚的感度に優れるアタリを取ることができます。アユイング X シリーズに採用されており、初心者から上級者まで幅広く愛用されています。

メタルトップ(SMT)は、アユイング EXに搭載されている最新技術です。超弾性チタン合金素材をロッドの穂先に使用したダイワ独自のテクノロジーで、金属ならではの振動の増幅力から、カーボン素材では不可能な領域の感度を釣り人に提供します。弾性の高い金属素材の特徴である強度と外傷への強さに加え、わずかな動きにもしなやかに曲がる繊細な穂先を実現できることから、アタリを手元までしっかりと届ける金属ならではの手感度と目に見えるアタリの目感度に優れています。

メタルトップ使用上の注意点

超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなる現象が起こります。また、0℃以下の環境では穂先が曲がったまま戻らない現象が起こる場合がありますが、気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常の使用が可能になります。

ロッドアクション

アユイングロッドのアクションは、ルアーの操作性やアユとのやり取りに大きく影響します。レギュラーアクションが主流で、ティップからベリーにかけてしなやかに曲がる設計が採用されています。このアクションにより、アユがルアーにアタックした際にティップが追従し、掛け針がしっかりと掛かりやすくなります。

レギュラーアクションは、ロッド全体がバランス良く曲がる特性を持ちます。アユイングでは流れの中でルアーを不必要に暴れさせないことが重要で、ティップが入ってくれることでアユに警戒心を与えないスムーズな誘いが可能になります。また、掛かったアユの急な突っ込みを吸収し、身切れを防ぐ効果もあります。

アユイングロッドは従来の釣りロッドとは異なり、掛かりアユの身切れを防ぐ絶妙のバランスなど、アユイング専用の設計が施されています。しなやかに曲がり、掛けたアユをバラしにくいテーパーデザインが採用されており、初心者でも安心してアユとのやり取りを楽しむことができます。

価格帯と予算

アユイングロッドの価格帯は幅広く、エントリーモデルの2万円前後から最高峰モデルの7万円超まで様々です。初心者には2~3万円台のモデルがおすすめで、十分な性能を持ちながらコストパフォーマンスに優れています。価格と性能のバランスを考慮して、自分の予算に合った最適なモデルを選択しましょう。

2万円前後のエントリーモデルは、アユイング X 90シリーズのように基本性能がしっかりと確保されており、初心者が最初に購入するロッドとして最適です。メガトップやブレーディングXなどの必要な機能は搭載されており、アユイングの楽しさを十分に味わうことができます。

4万円前後のミドルクラスは、DUO 翠流シリーズのように、より高い実釣性能と操作性を求める方に適しています。素材や設計により一層のこだわりを持ち、長期間愛用できる品質を備えています。

7万円前後のハイエンドモデルは、アユイング EXのように最新技術を惜しみなく投入した最高峰モデルです。SMTやAGS、SVFナノプラスカーボンなど、最先端の技術により究極の性能を追求しており、妥協を許さないアングラーにおすすめです。

価格帯 特徴 おすすめ対象
2万円前後 基本性能充実、コスパ重視 初心者、入門者
4万円前後 高い実釣性能、長期愛用可能 中級者、本格派
7万円前後 最新技術、究極の性能 上級者、最高性能重視

鮎ルアー(アユイング)ロッドの基礎知識

アユイングロッドを理解するためには、まずアユイングそのものの知識を身に付けることが重要です。従来の友釣りとは異なる新しい釣法であるアユイングの魅力や、なぜ専用ロッドが必要なのかを詳しく解説します。アユイングの基本を理解することで、より適切なロッド選びができるようになります。また、アユという魚の特性や生態についても触れ、効果的な釣り方につながる知識をお伝えします。

ルア之助
アユイングの基礎知識を身に付けることで、ロッド選びだけでなく実釣でも大きな差が出ますよ!しっかりと理解して、より楽しいアユイングライフを送りましょう。

アユイングとは?ルアーで狙うアユゲームの魅力

アユイングは、誰もが手軽に、そして身軽にゲーム性の高いアユ釣りを楽しむことができる新提案メソッドです。オトリアユを泳がし、アユの習性を利用して、追い払おうとする縄張りアユを掛けバリで釣るのが日本発祥のアユの友釣りですが、その習性を利用し、ルアーをポイントにキャストして誘い、縄張りアユを追わせて掛ける新しいゲームフィッシングがアユイングです。

従来の友釣りと比較して、アユイングには多くのメリットがあります。オトリアユを購入する必要がないため、ランニングコストが大幅に削減でき、気軽に楽しむことができます。また、タックルも軽量でシンプルなため、身軽に移動しながら広範囲を探ることが可能です。さらに、ルアーフィッシングの要素が加わることで、従来のアユ釣りとは異なるゲーム性の高さを楽しむことができます。

アユイングでは、アユ型ルアーに友釣り用のイカリバリを装着し、友釣り同様に縄張りアユにルアーを追わせて釣り上げる釣法です。ルアーの動きや色、サイズによってアユの反応が変わるため、状況に応じたルアー選択やテクニックが釣果を左右します。これまでルアーフィッシングを楽しんできたアングラーにとっては、新たなターゲットとしてアユを狙える魅力的な釣法と言えるでしょう。

アユってどんな魚?縄張り意識を利用した釣法

アユは、「香魚」などとも呼ばれ、日本の夏の風物詩として親しまれている美味しい魚です。基本1年で一生を終えることから年魚とも言われ、川の下流部で孵化した稚魚は沿岸部で冬を過ごし、春になると川を群れで遡上してきます。幼魚の頃は虫などを捕食していますが、成長するにつれて石に着く珪藻などの藻を食べるようになり、良い餌場を確保するために縄張りを持つようになります

アユの最大の特徴は、強い縄張り意識です。成長したアユは石に着いたコケに体を擦り付け、コケを剥がして食べるため、アユが居る石はピカピカに磨かれています。この縄張りに侵入者が現れると、アユは激しく体当たりして追い払おうとします。友釣りもアユイングも、この習性を利用した釣法であり、縄張りアユの攻撃性を利用してフックに掛けるのが基本原理です。

アユイングでは、「アユは石を釣れ」と言われるように、石が磨かれているポイントや流れのスジのかけ上がりのポイントでルアーを止めて縄張りアユを誘います。水通しの良い流れのスジをトレースしながら、このようなポイントを見つけて丁寧に探ることが釣果アップの秘訣です。アユの生態を理解することで、より効率的で楽しいアユイングを実現できます。

アユイングロッドの構造と特徴

アユイングロッドは、アユイング専用に設計された特殊な構造を持っています。一般的なルアーロッドとは異なり、アユの習性や釣法に最適化された設計が施されており、これらの特徴を理解することでより効果的な使用が可能になります。

ティップ部分には、川底にアユイングミノーを安定させやすいカーボンソリッドティップ(メガトップ)や、より高感度なメタルトップ(SMT)が採用されています。これにより、流れの中でルアーを安定させ、アユのアタリを確実に感知することができます。ティップの感度は、水中のルアーの動きを逐一感じることを可能にし、より繊細かつ大胆な攻めを可能にします。

ブランク部分には、持ち重りが少なく、流れの中でロッドを保持しやすいバランス設計が採用されています。また、ネジレを防ぐブレーディングXなどの構造により、キャスト時や流れの中でのルアー操作で優れた性能を発揮します。レングス設定も流れの筋を攻めやすい長さに最適化されており、アユイングに特化した設計となっています。

リールシート位置も重要な要素で、持ち重りを軽減し、長時間の釣行でも疲労を抑える設計となっています。スピニングモデルとベイトモデルそれぞれに最適化されたリールシート設計により、安定したロッド操作が可能です。これらの専用設計により、従来のロッドでは実現できないアユイング特有の操作性と実釣性能を実現しています。

ロッド以外の必要なタックル

アユイングを始めるためには、ロッド以外にも専用のタックルが必要です。適切なタックル選びは釣果に直結するため、それぞれの役割と選び方を理解しておくことが重要です。アユイング専用に設計されたタックルを使用することで、より快適で効果的な釣りを楽しむことができます

リールは、スピニングの場合はLT1000~2500番サイズ、ベイトの場合はバス用ベイトフィネスや渓流ベイト用リールがマッチします。PE0.4~0.8号が巻かれたリールを選択し、ドラグ性能にも注意を払いましょう。アユのバラシを防ぐため、ドラグは緩めのセッティングがおすすめです。

ラインは、メインラインにPE0.4~0.8号を使用し、ショックリーダーにはフロロカーボン3~6lb(0.8~1.5号)を使用します。PEラインの視認性と感度、フロロカーボンリーダーの耐摩耗性を組み合わせることで、アユイングに最適なラインシステムを構築できます。

ルアーは、アユイング専用ルアーを使用します。アユイングミノー 94SF、94SP-LI、110SF、95SSやアユイングジョイント 110S-LI、130Sなどがあり、ポイントの特性に応じて使い分けます。フックは、友釣り用の3本イカリバリを使用し、アユイングフックSSのキープ、パワーキープ、スピードなどから選択します。

タックル 仕様
リール(スピニング) LT1000~2500番
リール(ベイト) バス、渓流用ベイトリール
メインライン PE0.4~0.8号
リーダー フロロ3~6lb(0.8~1.5号)
ルアー アユイング専用ルアー
フック アユイングフックSS、友釣り用3本イカリバリ

鮎ルアー(アユイング)の基本メソッドとロッドの使い方

アユイングの基本メソッドを理解することで、ロッドの性能を最大限に活用することができます。正しい技術とロッドワークにより、釣果は大幅に向上します。基本をしっかりと身に付けることで、様々な状況に対応できるアングラーになることができるでしょう。ここでは、実際の釣り場でのロッドの使い方を中心に、詳しく解説していきます。

ルア之助
基本メソッドをマスターすれば、どんなロッドを使ってもアユイングを楽しめるようになります!実際の釣り場での動作をイメージしながら覚えていきましょう。

基本タックルセッティング

アユイングの基本タックルセッティングでは、アユイングミノーにフックを装着することから始まります。アユイングミノーのハリス止めにアユ友釣り用のイカリバリをセットし、ハリス止めに挟んで止めるだけでOKです。抜け防止にハリスにコブを作り止めるか、2重止めすることで大型アユでも万全の準備ができます。

ハリスの長さは約7~10cmを基本とし、アユの活性が高い時には短く、低い時には長めに調整します。この微調整がアユイングの釣果を左右する重要なポイントです。フックのサイズやハリスの長さのセッティングにより釣果が大きく変わるのがアユイングの魅力であり、その時の最適セッティングを見つけることがゲーム性を高めます。

ロッドとリールのバランスも重要で、ロッドの性能を最大限に引き出すためには適切な重量バランスが必要です。リールが重すぎると手元が重くなり、軽すぎると先重りして操作性が悪くなります。使用するロッドに応じて、最適なリールサイズを選択しましょう。また、ラインテンションの調整も重要で、アユのアタリを確実に感知するためには適度なテンションを保つことが大切です。

キャストからリトリーブまでの流れ

アユイングでは、アユのポイントの上流に立ち、斜め下流側にキャストすることが基本です。キャストしたら、竿先を下げて、アユの居そうなポイントをゆっくりドリフトさせたり、止めて細かくシェイクして誘ったりしながら超スローに川底をトレースするようにリトリーブします。このスローなアプローチがアユイングの核心部分です。

アユが居そうなポイントではルアーを止めて縄張りアユを誘うことが重要です。川底でローリングさせて、アユがコケを食む動きを出すと効果的で、この時のロッドワークが釣果を分けるポイントとなります。ロッドの感度を活かして、ルアーの動きを常に把握し、アユの反応を見逃さないようにしましょう。

根ガカリした場合は、引かずにラインを緩めるとルアーがラインの抵抗で引かれ、根ガカリが外れる確率がアップします。それでも外れなければ、アユ根ガカリハズシなどの専用道具を使用します。ただし、強い流れの中でルアーを外すのは危険なため、安全を確保した上で行うことが重要です。

アユのポイント選びとロッドワーク

「アユは石を釣れ」と言われるように、縄張りアユは石に着いたコケに体を擦り付け、コケを剥がして食べるため、アユが居る石はピカピカに磨かれています。水通しの良い流れのスジをトレースしながら「石が磨かれているポイント」や「流れのスジのかけ上がりのポイント」でルアーを止めて縄張りアユを誘い、追わせて掛けることでアユイングのゲーム性がさらに高まります。

ロッドワークでは、ルアーの動きを常に感じながら操作することが重要です。高感度なロッドを使用することで、水中のルアーの状態を把握し、より効果的な誘いを行うことができます。特に、アユイング EXのようなSMT搭載ロッドでは、金属ならではの感度により、これまで感じることのできなかった微細な変化も感知できます。

フッキングからランディングまでも重要な技術です。アタリがあったらすぐに合わせずに、竿先が絞り込まれてから軽く合わせてフッキングします。掛かったアユの動きを見ながら、ゆっくり慎重にやり取りし、バラシを防ぐためドラグは緩めのセッティングがおすすめです。ランディングはアユの掛かり具合に注意しながら小型のネットで行い、アユを傷つけないよう丁寧に扱います。

鮎ルアー(アユイング)ロッドに関するよくある質問

アユイングロッドに関する疑問や質問は多岐にわたります。初心者の方から上級者まで、様々な疑問にお答えします。これらの情報を参考にして、より深くアユイングを理解し、楽しい釣りライフを送ってください。実際に多く寄せられる質問を中心に、実用的な情報をお伝えします。

ルア之助
よくある質問をチェックして、アユイングロッドについての理解を深めましょう!疑問が解決されれば、もっと楽しくアユイングができるようになりますよ。

アユイングロッドの価格相場は?

アユイングロッドの価格相場は、エントリーモデルで約2万円前後、ミドルクラスで4万円前後、ハイエンドモデルで7万円前後となっています。初心者の方には2~3万円台のモデルがおすすめで、基本性能が充実しており、アユイングの楽しさを十分に味わうことができます。

価格による主な違いは、使用されている素材や技術です。アユイング X シリーズのような2万円前後のモデルでは、メガトップやブレーディングXなどの基本技術が搭載されており、十分な実釣性能を持っています。一方、アユイング EXのような7万円前後のハイエンドモデルでは、SMTやAGS、SVFナノプラスカーボンなどの最新技術により、究極の軽さと感度を実現しています。

コストパフォーマンスを重視するなら2万円台のモデル、長期間愛用したいなら4万円台のモデル、最高性能を求めるなら7万円台のモデルがおすすめです。自分の予算と求める性能に応じて選択しましょう。中古市場でも良質なロッドが見つかることがあるため、予算に制約がある場合は検討してみてください。

アユイングのシーズンはいつ?

アユ釣りは一般的に6月~7月頃から解禁となり、10月~11月にはシーズン終了となります。アユイングも同様のシーズンで楽しむことができますが、各都道府県や漁業協同組合によって詳細な期間は異なります。シーズン中にアユの行動パターンは変化するため、状況にあったタックルや誘い方が重要になります。

シーズン序盤(6月~7月)は、アユのサイズが比較的小さく、活性も安定しています。この時期はアユイング X 90シリーズのような軽めのロッドでも十分に楽しむことができ、初心者がアユイングに慣れるには最適な時期です。水温も適度で、アユの反応も良好なため、基本的な技術を身に付けるのに適しています。

シーズン中盤(8月~9月前半)は、アユが成長して大型化し、縄張り意識も強くなります。この時期にはアユイング 100シリーズ翠流 S96のような、より長めのロッドが威力を発揮します。大型アユとのやり取りを楽しむには、ロッドのパワーとバランスが重要になります。

シーズン終盤(9月後半~10月)は、産卵を控えたアユが下流域に移動し、さらに大型化します。この時期にはアユイング EXのような高性能ロッドの感度とパワーが真価を発揮し、難しい状況下でも確実にアタリを捉えることができます。

アユイングのルールとマナー

アユイングを楽しむためには、各都道府県が制定する「内水面漁業調整規則」と各漁業協同組合が制定する「遊漁規則」を遵守することが必要です。漁業協同組合で管理されている河川で釣りをする際には必ず、事前に管轄漁業協同組合の遊漁証(入川券等)を購入してから釣りをしてください。

重要なルールとして、アユの遊漁規則内に「リール付き竿」「ルアー」どちらか一方の使用を禁止しているフィールドではアユイングはできません。釣行前には各管轄漁業協同組合の規則・詳細を必ず確認してください。また、エリアによって異なる遊漁期間、遊漁エリア、詳細なタックル規制などがあるため、事前の情報収集が欠かせません。

マナーについては、アユの友釣り、コロガシ釣り、ドブ釣りなどを楽しんでおられる釣り師の皆さんと十分な距離を保ってアユイングを楽しむことが重要です。他の釣り師の妨げになるようなロングキャストは避け、お互いに気持ちよく釣りを楽しめる環境を作りましょう。

アユイングを始める前にチェック!
・遊漁証の購入
・フック規制の確認
・遊漁期間・エリアの確認
・他の釣り人との距離の確保
・安全装備の準備(ライフジャケット、専用シューズなど)

また、川の石は滑りやすく非常に危険なため、アユイングの際には必ず専用のシューズを着用してください。ライフジャケットの着用も強く推奨され、特に流れの強い河川では必須装備となります。安全第一で楽しいアユイングを心がけましょう。

ダイワではアユイングにはイカリバリの使用を推奨しています。アユイングフックSSは友釣りのフックと同基準で作られており、アユイング可能河川ではほぼ全域でそのまま使用が可能な仕様となっています。規制の対象となるアユルアーコロガシとのトラブルを防ぎ、快適でゲーム性の高いイカリバリでアユイングを楽しんでください。

まとめ

本記事では、価格帯別におすすめのアユイングロッドをランキング形式でご紹介し、ロッド選びのポイントからアユイングの基本知識まで詳しく解説してきました。初心者の方にはダイワ アユイング X 90シリーズ(19,300円)が最もおすすめで、コストパフォーマンスに優れながら必要な機能をしっかりと備えています。

ロッド選びでは、レングス、スピニング/ベイト、ティップの種類、アクション、価格の5つのポイントを総合的に判断することが重要です。自分のメインフィールドや釣りスタイル、予算に合わせて最適な一本を選択しましょう。また、アユイングの基本メソッドを理解し、ルールとマナーを守って楽しい釣りライフを送ってください。

ルア之助
この記事を参考に、あなたにぴったりのアユイングロッドを見つけて、素晴らしいアユイング体験を楽しんでくださいね!きっと新しい釣りの魅力に出会えるはずです。