アジングで沖の良型を狙いたいけれど、ジグ単では届かない距離にアジがいることってありませんか?
結論、アジングの遠投仕掛けにおすすめなのはキャロライナリグです。
足元にアジの反応がない時や、風が強くてジグ単が使えない状況でも、遠投仕掛けを使いこなせば釣果は格段にアップします。
長年アジングを続けてきた経験から言うと、遠投仕掛けを覚えてからアジングの世界が一気に広がりました。
今回は飛距離別に7つの遠投仕掛けを紹介し、状況に応じた使い分け方法まで詳しく解説していきます。

アジング遠投仕掛けで沖の良型が釣れる理由
なぜ遠投仕掛けを使うと良型のアジが釣れるのでしょうか。
実際に色々な釣り場で試してきましたが、遠投仕掛けには明確なメリットがあります。
足元では釣れない3つの状況
これまで数多くの釣り場を経験してきて、ジグ単だけでは対応できない場面に何度も遭遇しました。
特に以下の3つの状況では、遠投仕掛けが威力を発揮します。
遠投仕掛けで解決できる問題点
先月も外房の太夫崎港で実際に体験したのですが、足元ではまったく反応がありませんでした。
しかしフロートリグで沖の沈み根周りを攻めたところ、25cmを筆頭に良型が連発したんです。
遠投仕掛けによって、ジグ単では絶対に攻略できないエリアまで仕掛けを届けられるのが最大のメリットと言えるでしょう。
問題 | ジグ単での対応 | 遠投仕掛けでの解決 |
---|---|---|
沖のアジに届かない | 諦めるか移動するしかない | 50m以上先まで仕掛けを投げられる |
風でラインが煽られる | 風裏を探して移動が必要 | 重い仕掛けで風の影響を軽減 |
深場を効率よく攻めたい | 沈むまで時間がかかる | 素早く狙った深度まで沈められる |
遠投仕掛けの注意点とデメリット
ただし遠投仕掛けにもデメリットがあることは正直にお伝えしておきます。
これまでの経験で感じた主な注意点は以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
沖の良型アジを狙える
風や潮に負けにくい
広範囲をサーチできる
深場を効率よく攻められる
|
専用タックルが必要
ライントラブルが起きやすい
仕掛けの準備に時間がかかる
根掛かりのリスクが高い
|
特にGWなど混雑する時期は、隣の釣り人との距離に十分注意してキャストする必要があります。
実際に釣り場でトラブルになりかけたこともありますので、周囲への配慮は絶対に忘れてはいけません。
飛距離別アジング遠投仕掛けランキング7選
これまで様々な遠投仕掛けを試してきましたが、飛距離と使いやすさの両面で評価したランキングをご紹介します。
実際の釣り場での経験をもとに、本当に使える遠投仕掛けだけを厳選しました。
順位 | 仕掛け名 | 飛距離目安 | 主な用途 |
---|---|---|---|
1位 | キャロライナリグ | 50-60m | 万能型遠投仕掛け |
2位 | フロートリグ | 60-70m | 表層攻略専用 |
3位 | スプリットショットリグ | 30-50m | 遠投入門向け |
4位 | メタルジグ | 50-60m | 日中の良型狙い |
5位 | ヘビーキャロライナリグ | 80-100m | 大遠投専用 |
6位 | マイクロジグ | 40-50m | ジグ単代替 |
7位 | ダウンショットリグ | 60-70m | ボトム攻略 |
キャロライナリグ|50-60m飛ぶ万能遠投仕掛け
アジングの遠投仕掛けで最も使いやすく、あらゆる状況に対応できる万能性が魅力のキャロライナリグ。
知人の初心者アングラーにも必ず最初に勧めるのがこの仕掛けです。実際に使ってみると、表層からボトムまで幅広いレンジを探れる汎用性の高さに驚かされます。特に印象的だったのは、シンカーと浮力体を組み合わせたハイブリッド構造により、沈下速度が適度に抑えられている点です。
先月も勝浦港で使用した際、ジグ単では届かない沖の潮目で28cmの良型をキャッチすることができました。引き抵抗が少ないためアタリも取りやすく、初心者から上級者まで幅広く使えるのが大きなメリットです。

- 遠投仕掛けを初めて使う人
- 表層からボトムまで幅広く探りたい人
- アタリの取りやすさを重視する人
- 風が強い釣り場でよく釣りをする人
- 一つの仕掛けで様々な状況に対応したい人
フロートリグ|60-70m飛んで表層を攻略
沖の表層をスローに探ることに関しては、フロートリグの右に出る仕掛けはありません。
釣り仲間と太海で夜釣りをした際、沈み根周りでライズを発見した時の話です。実際に使ってみると、フロートの浮力によってジグヘッドがゆっくりと誘われる自然な動きが素晴らしく、ほぼフォールバイトで25cm超えの良型が連発しました。特に横風が強い時でも、フロートが水を噛んで安定するため、狙ったコースをトレースできるのが頼もしいです。
ただし表層しか探れないという制約があるため、ベイトフィッシュが表層に浮いている時や、アジがライズしている状況限定の仕掛けと考えておきましょう。

- 表層のライズを狙い撃ちしたい人
- 沖の潮目やカレントを攻めたい人
- スローな誘いでアジを食わせたい人
- 横風が強い釣り場でよく釣りをする人
- 夕マズメや夜釣りメインの人
スプリットショットリグ|30-50m飛ぶ手軽な遠投入門
ジグ単から最も簡単にステップアップできる遠投仕掛けがスプリットショットリグです。
ベテランアングラーに勧められて初めて使いましたが、ガン玉一つ追加するだけで劇的に飛距離がアップすることに感動しました。実際に使ってみると、ジグヘッドから30cm程度上にガン玉を付けるだけで、通常のジグ単より20m以上飛距離を伸ばせるのが大きな魅力です。仕掛けの準備も簡単で、現場でのウエイト調整も手軽にできます。
注意点として、細いエステルラインにガン玉を強く締めすぎると、ラインの強度が低下してしまう可能性があります。最近はシンカーストッパーを使って、ライン保護を心がけています。

- 遠投仕掛けを手軽に試してみたい人
- ジグ単タックルを流用したい人
- 仕掛けの準備時間を短縮したい人
- 風が弱い日の飛距離アップを狙う人
- コスパを重視する人
メタルジグ|50-60m飛んで日中の良型を狙撃
日中のアジングでワームを見切られやすい状況では、メタルジグの素早いアクションが効果的です。
昼間の串浜大橋下で試した時の話ですが、ワーム系の仕掛けには全く反応しなかったアジが、10gのスリムメタルジグにはしっかりと反応してくれました。実際に使ってみると、空気抵抗が少ないため同ウエイトのワーム仕掛けより確実に飛距離が伸びる点が印象的です。特にイワシやキビナゴなどのベイトフィッシュを捕食している良型アジには、メタルジグの金属的な輝きが強烈にアピールします。
フラットタイプとスリムタイプがありますが、飛距離重視なら断然スリムタイプをおすすめします。10g以上の重いメタルジグを使う場合は、専用タックルを組んだ方が安全です。

- 日中のアジングをメインにする人
- イワシパターンの良型アジを狙う人
- 手返しの良さを重視する人
- フグ被害に悩まされている人
- 青物も一緒に狙いたい人
ヘビーキャロライナリグ|80-100m飛ぶ大遠投の王様
本格的な大遠投を目指すなら、ヘビーキャロライナリグが最強の選択肢です。
10g前後のシンカーを使用するため、通常のキャロライナリグとは別次元の飛距離を実現できます。実際に外房の遠浅サーフで使用した際、目測で80m以上は飛んでいましたが、その沖で回遊している良型の群れを捉えることができました。特に印象的だったのは、ベイトリールを使ったキャストによる圧倒的な飛距離で、スピニングリールでは到底不可能な領域まで仕掛けを届けられる点です。
ただし、かなり専門的なタックルが必要になるため、本格的に大遠投アジングに取り組みたい方向けの仕掛けと言えるでしょう。初心者の方は、まず通常のキャロライナリグから始めることをおすすめします。

- とにかく飛距離を最優先する人
- 遠浅サーフでのアジングがメインの人
- ベイトタックルを使いこなせる人
- 専用タックルを組む予算がある人
- バスフィッシング経験者
マイクロジグ|40-50m飛ぶジグ単感覚の遠投ルアー
ジグ単タックルで使えて、ワームのように千切れる心配がないのがマイクロジグの最大の特徴です。
フグが多い時期に重宝している仕掛けで、通常のジグ単と同じような操作感でありながら、確実に飛距離をアップできる点が気に入っています。実際に勝浦の小さな砂浜で使用した際、1〜3gの軽量モデルでも通常のジグ単より15m程度飛距離が伸びることを実感しました。左右非対称ボディによるヒラヒラフォールが、スレたアジにも効果的です。
大きなメタルジグと違って小型から中型のアジまで幅広くサイズを選ばない点も使いやすく、日中の小型アジ狙いにも重宝します。

- フグ被害に悩まされている人
- ジグ単タックルで飛距離を伸ばしたい人
- 小型から中型のアジを数釣りしたい人
- スレたアジを攻略したい人
- コスパ重視でルアーを選びたい人
ダウンショットリグ|素早く沈めてボトムを攻略
手返しの良さと確実なボトム攻略を両立できるのがダウンショットリグの持ち味です。
夕マズメの高活性時に太夫崎港で使用しましたが、3号のナス型オモリによって狙った深度まで一気に沈んでくれるため、時合いを無駄にすることなく効率的に探ることができました。実際に使ってみると、キャロライナリグやフロートリグほどライントラブルが起きにくいのも大きなメリットです。枝スの長さを10〜20cmに調整することで、ボトムから少し浮かせた状態でアジを誘えます。
ただし必ずしもボトムに付ける必要はなく、中層のリトリーブでも十分使える汎用性があります。

- ボトム付近のアジを効率よく狙いたい人
- 手返しの良さを重視する人
- ライントラブルを避けたい人
- 夕マズメの短時間勝負を重視する人
- バス釣り経験者
釣り場の状況別|遠投仕掛けの正しい選び方
遠投仕掛けは状況に応じて使い分けることで、その真価を発揮します。
長年の経験から、釣り場の状況別に最適な仕掛けの選び方をお伝えします。
浅場の表層にアジがライズしているとき
沖の表層でアジがライズしている光景を見つけたら、迷わずフロートリグを選択しましょう。
実際に太海の沈み根周りで体験したのですが、明暗部分でバチパターンのようにアジがライズしている状況では、フロートリグ以外の選択肢はありませんでした。
フロートの浮力を活かして、ジグヘッドをゆっくりと表層で漂わせるようにリトリーブします。急いでリールを巻かず、フロートが水面を滑るようなイメージで操作するのがコツです。
キャロライナリグだと沈下してしまい、せっかくのライズチャンスを逃してしまいます。
深場のボトム付近を狙いたいとき
水深10m以上の深場や、ボトム付近にアジが沈んでいる状況では、ダウンショットリグが最も効率的です。
先週も勝浦港の深場で試しましたが、3号のナス型オモリによって一気に狙った深度まで沈められるため、時間のロスがありません。
水深 | 推奨仕掛け | オモリの重さ |
---|---|---|
5m以下 | スプリットショットリグ | 1-3号 |
5-15m | ダウンショットリグ | 3-5号 |
15m以上 | ヘビーキャロライナリグ | 20g以上 |
風が強くてジグ単が使えないとき
風速5m以上の強風時には、重量のある仕掛けでないとまともに釣りになりません。
これまでの経験では、風の強さに応じて以下のような使い分けが効果的です。
潮が速くて仕掛けが流されるとき
潮流が速い釣り場では、軽い仕掛けだとあっという間に流されてしまいます。
外房の岩場で経験したのですが、潮が効いている時ほど良型のアジが回遊してくる傾向があります。
春の大潮回りで潮流が強く、ジグ単では底を取れない状況
底を確実にキープしながらスローに誘い続ける
潮流の強さに応じて、オモリの重量を適切に調整することが成功の鍵となります。
アジング遠投専用タックルの組み方
遠投仕掛けを効果的に使うには、専用のタックルを組むことが重要です。
これまで様々なタックルを試してきた経験から、最適なバランスをご紹介します。
ロッド|7.5-8ftのMH以上が必要な理由
遠投仕掛けでは、通常のアジングロッドでは対応できない重量の仕掛けを扱います。
7.5〜8ftの長さとMH以上の硬さが、操作性と飛距離のバランスを取る上で最適だと実感しています。
ロッドスペック | 適用仕掛け | 推奨ウエイト |
---|---|---|
7-7.5ft / ML-M | スプリットショット、軽量キャロ | 0.5-10g |
7.5-8ft / M-MH | キャロ、フロート、メタルジグ | 5-20g |
8ft以上 / MH-H | ヘビーキャロ、大型メタルジグ | 15-30g以上 |
実際に外房で8.6ftのMLロッドを使用していますが、20g前後の仕掛けでも問題なくキャストできています。
単純に硬いロッドを選ぶのではなく、5g程度余裕を持ったウエイト設定のロッドを選ぶことで、しっかりとロッドを振り切れて飛距離が向上します。
リール|2500番ハイギアを選ぶべき3つの理由
遠投仕掛けには、通常のアジング用リールより一回り大きな2500番クラスが適しています。
実際に使ってみて実感した、2500番ハイギアを選ぶべき理由は以下の通りです。
ライン|PE0.4-0.6号+リーダー6-8lbの最適解
遠投仕掛けのラインシステムは、飛距離と強度のバランスが重要です。
これまでの試行錯誤の結果、以下の組み合わせが最も安定していると感じています。
仕掛けウエイト | PEライン | リーダー | リーダー長 |
---|---|---|---|
5g以下 | PE0.3号 | フロロ4-5lb | 50cm |
5-15g | PE0.4号 | フロロ6lb | 80cm-1m |
15g以上 | PE0.6号 | フロロ8lb | 1-1.5m |
実際に勝浦港でPE0.4号とフロロ6lbの組み合わせを使用していますが、飛距離、感度、強度のバランスが非常に良いと実感しています。
FGノットの結び方のコツ
遠投仕掛けでは、PEラインとリーダーの結束強度が重要です。FGノットを使用する際は、摩擦系ノットの特性を活かすため、編み込み回数を15回以上にして確実に結束しましょう。
実釣で差がつく遠投仕掛けの作り方
遠投仕掛けは作り方ひとつで、飛距離や使いやすさが大きく変わります。
実際の釣り場で培ったノウハウを含めて、正しい仕掛けの作り方をご紹介します。
キャロライナリグ|絡まない結び方のコツ
キャロライナリグの最大の弱点は、キャスト時のライントラブルです。
これまで数え切れないほどライントラブルに悩まされましたが、以下の手順で大幅に改善されました。
キャロシンカーを通す
リーダーラインにキャロシンカーを通します。この時、シンカーの向きに注意し、重心が前になるように設置します。
スイベルを結束
サルカン(スイベル)をクリンチノットで確実に結びます。結束強度がキャロライナリグの生命線となります。
リーダーの長さ調整
スイベルからジグヘッドまでのリーダーは50cm-1mが基本。長すぎるとトラブルの原因となります。
ジグヘッドの重量調整
キャスト時の回転を防ぐため、1g以上のジグヘッドを使用します。ワームが大きい場合は2gまで重くしても問題ありません。
キャストする前に、シンカーとジグヘッドの距離を確認し、絡んでいないことを必ずチェックしましょう。急いでキャストすると高確率でトラブルが発生します。
フロートリグ|Fシステムで感度アップ
フロートリグで最も重要なのは、感度を犠牲にしないシステム作りです。
最近はFシステムと呼ばれる環付きフロートを使ったシステムが主流になっています。
従来の固定式フロートリグと比較検証
フロートが水流を受けてもジグヘッドの動きが自然に保たれる
実際に太海で比較テストしましたが、Fシステムの方が明らかにアタリ数が多い結果となりました。
スプリットショットリグ|ガン玉の正しい付け方
スプリットショットリグは最もシンプルな遠投仕掛けですが、ガン玉の付け方で性能が大きく変わります。
細いエステルラインを傷めないよう、以下の点に注意が必要です。
ガン玉の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
従来のガン玉 | 安価で入手しやすい | ラインを傷めやすい |
スプリットシンカー | ライン保護機能あり | やや高価 |
シンカーストッパー式 | ラインを切らずに交換可能 | 若干かさばる |
個人的には多少コストがかかってもシンカーストッパー式を愛用しており、現場でのウエイト調整が簡単なのが気に入っています。
ダウンショットリグ|枝スの長さで釣果が変わる
ダウンショットリグでは、枝スの長さ調整が釣果を左右する重要なポイントです。
太夫崎港での実釣で検証したところ、枝スの長さによってアジの反応が明確に変わることを確認しました。
枝スの長さ | 適用状況 | アジの反応 |
---|---|---|
10cm以下 | ボトムべったり攻略 | 根魚系の反応多し |
10-20cm | ボトムから少し浮かせる | アジの反応が最も良好 |
20cm以上 | 中層攻略 | 回遊待ちに効果的 |
最初は15cm程度に設定し、アジの反応を見ながら調整するのがおすすめです。8の字結びで接続すると、枝スが上向きになってアピール力がアップします。
遠投仕掛けで釣果を上げる実践テクニック
仕掛けが完成したら、次は実釣での使い方が重要になります。
長年の実戦経験から得た、遠投仕掛けで確実に釣果を上げるテクニックをお伝えします。
100m先でも確実にアタリを取る方法
遠投仕掛けで最も難しいのが、遠距離でのアタリの判別です。
外房の遠浅サーフで100m近い遠投をした際、手元に伝わるアタリは通常のジグ単の半分以下になることを実感しました。
①ロッドティップの変化を注視する ②ラインの動きを常にチェック ③リトリーブ中の微細な変化を感じ取る。遠投時はこれらの複合的な情報でアタリを判断します。
特に効果的だったのは、一定のリズムでリトリーブしながら、そのリズムが崩れる瞬間を見逃さないことです。
遠投時のキャストで飛距離を最大化するコツ
遠投仕掛けでは、キャスト技術が釣果に直結します。
釣り仲間のベテランアングラーに教わった技術ですが、以下のポイントを意識するだけで飛距離が20%以上向上しました。
沖でのレンジコントロール術
遠投仕掛けでは、狙ったレンジを正確にキープすることが釣果のカギです。
勝浦港の深場で実践しているレンジコントロールの基本技術をご紹介します。
水深15mのポイントで中層5m付近をキープしたい場合
一定速度で巻きながら、ロッドティップでテンションを調整
キャロライナリグなら沈下速度が遅いため比較的レンジキープしやすく、ダウンショットリグなら素早く深場に到達できるといった特性を活かします。
ライントラブルを防ぐ3つの対策
遠投仕掛けで最も避けたいのがライントラブルです。
これまでの失敗経験から学んだ、確実にトラブルを防ぐ対策をお伝えします。
対策 | 効果 | 注意点 |
---|---|---|
キャスト前の仕掛けチェック | 絡みの事前発見 | 毎投必ず実施 |
適切なラインテンション | ライン放出の安定化 | 風向きに応じて調整 |
リールのメンテナンス | スプール回転の最適化 | 定期的なオイル差し |
特に風が強い日は、キャスト後のラインの放出量を指で軽くコントロールすることで、風によるライントラブルを大幅に減らせます。
アジング遠投仕掛けのよくある疑問を解決
遠投仕掛けを始める際によく寄せられる質問について、実体験をもとにお答えします。
初心者の方が抱きがちな疑問を中心に、分かりやすく解説していきます。
遠投仕掛けでも繊細なアタリは分かる?
「100m先のアタリなんて本当に分かるの?」という質問をよく受けます。
正直に言うと、ジグ単ほど明確なアタリは期待できませんが、慣れれば十分判別可能です。
明確な引き込みは全体の30%程度。残りの70%は「何となく重くなった」「リズムが変わった」といった微細な変化です。これらを感じ取れるようになると釣果が格段にアップします。
実際に太海でフロートリグを使った時も、ほとんどがフォールバイトでしたが、ラインのテンションの微妙な変化で十分アタリを取ることができました。
初心者が最初に覚えるべき遠投仕掛けは?
間違いなくスプリットショットリグから始めることをおすすめします。
理由は以下の通りです:
メリット | 理由 |
---|---|
既存タックルで使える | 新たな投資が不要 |
仕掛けが簡単 | ガン玉を付けるだけ |
トラブルが少ない | 複雑な結束が不要 |
コストが安い | ガン玉代のみ |
スプリットショットで遠投の感覚を掴んでから、キャロライナリグにステップアップするのが最も効率的な習得方法です。
遠投仕掛けに最適な時間帯はある?
遠投仕掛けが特に威力を発揮する時間帯があります。
これまでの経験から、以下の時間帯での有効性が高いと感じています。
逆に朝マズメは足元にもアジが差してくることが多いため、ジグ単からスタートして状況を見極めるのがおすすめです。
まとめ
アジングの遠投仕掛けについて、実戦で培った経験をもとに詳しく解説してきました。
ジグ単だけでは攻略できない沖のポイントを制覇できるようになれば、アジングの世界が格段に広がります。
最初はスプリットショットリグから始めて、慣れてきたらキャロライナリグやフロートリグにチャレンジしてみてください。
遠投仕掛けを使いこなせるようになると、周りのアングラーがジグ単で苦戦している中、一人だけ良型を連発できる状況も珍しくありません。
ぜひ実際の釣り場で試してみて、沖の良型アジとのファイトを楽しんでください!
