遠投カゴ釣りで釣果を上げるには、適切なリール選びが最重要です。重い仕掛けを遠くまで飛ばし、大型魚とのやり取りに耐える性能が求められます。
この記事では、遠投カゴ釣り用リールの選び方から価格帯別のおすすめモデル15選まで、釣具店での実務経験をもとに徹底解説します。
リール選びで失敗したくない方、遠投性能を重視したい方は、ぜひ参考にしてください。

遠投カゴ釣り用リールの選び方!絶対に外せない6つのポイント
遠投カゴ釣りでは、重い仕掛けを遠くまで飛ばし、大型魚とパワーファイトする必要があります。普通のリールでは性能不足になりがちです。
ここでは、遠投カゴ釣り用リール選びで絶対に押さえておくべき6つのポイントを詳しく解説します。これらを理解すれば、リール選びで失敗することはありません。

番手(サイズ)!4000~5000番が基本
遠投カゴ釣りでは、4000番~5000番のスピニングリールが基本サイズとなります。この番手なら太いラインを十分に巻けて、大型魚とのやり取りにも対応できます。
小型のアジやサバを狙う場合は4000番、青物やマダイなど大型魚を意識するなら5000番を選択しましょう。ロッドとのバランスも考慮し、持ち重りしない適切なサイズを選ぶことが大切です。
番手選びの目安
4000番:アジ、サバ、小型青物狙い
4500番:オールラウンド対応
5000番:大型青物、マダイ狙い
ラインキャパシティ!ナイロン5~6号を200m以上
遠投カゴ釣りでは、ナイロンライン5~6号を200m以上巻けるラインキャパシティが必要です。沖のポイントを狙う遠投では、十分な糸巻き量がないと不安になります。
アジやサバなど小型魚狙いなら4号200m、青物やマダイなど大型魚を意識するなら5~6号200mが目安となります。トラブルで仕掛けを失うことも考慮し、余裕を持ったラインキャパシティを選びましょう。
ターゲット | 推奨ライン | 必要な糸巻き量 |
---|---|---|
小型回遊魚(アジ・サバ) | ナイロン4号 | 200m以上 |
中型青物・マダイ | ナイロン5号 | 200m以上 |
大型青物 | ナイロン6号 | 200m以上 |
ギア比!ローギア・ミドルギアがおすすめ
遠投カゴ釣りでは、ローギア(ギア比4.0以下)またはミドルギアのリールがおすすめです。重い仕掛けを繰り返し回収するため、巻き上げのトルクを重視する必要があります。
ハイギアは回収スピードが速いメリットがありますが、重い仕掛けでは腕への負担が大きくなります。遠投カゴ釣りでは巻き心地の軽さと持続性を重視し、ローギア~ミドルギアを選択しましょう。
ドラグ性能!最大10kg以上が安心
遠投カゴ釣りでは、最大ドラグ力10kg以上のリールを選ぶことが重要です。青物やマダイなど大型魚の強烈な引きに対応するため、十分なドラグ性能が必要になります。
ドラグ力の強さだけでなく、滑り出しのスムーズさも重要なポイントです。突然の強い引きでもラインブレイクを防ぎ、安定したやり取りができるドラグ性能を備えたリールを選びましょう。
5kgクラスの青物がヒットした場合
最大ドラグ力15kg以上:余裕を持ったドラグ設定で安全にやり取り可能
スプール形状!ロングストロークが遠投に有利
遠投性能を重視するなら、ロングストロークスプールを採用したリールがおすすめです。スプールエッジとラインの干渉を抑え、飛距離アップに貢献します。
ロングストロークスプールは、ライン放出時の抵抗が少なく、遠投時のライントラブルも起きにくい特徴があります。特に重いカゴを使った大遠投では、スプール形状の違いが飛距離に大きく影響します。
ショートストローク | ロングストローク |
---|---|
コンパクトで軽量
遠投時の抵抗が大きい
飛距離が劣る
|
遠投性能が高い
ライントラブルが少ない
やや重量増
|
耐久性・防水性能!海水対応は必須
遠投カゴ釣りは海水環境での使用が前提のため、優れた防水・防塵性能が必要です。マグシールドやXプロテクトなどの防水技術を搭載したモデルを選びましょう。
塩水や砂がリール内部に侵入すると、ベアリングのサビや塩ガミの原因となります。長期間快適に使用するためには、防水性能の高いリールを選び、使用後の適切なメンテナンスを心がけることが重要です。
【価格帯別】遠投カゴ釣りリールおすすめランキング15選
ここからは、価格帯別に厳選した遠投カゴ釣り用リールのおすすめモデル15選をご紹介します。初心者向けのエントリーモデルから、上級者向けのハイエンドモデルまで幅広くラインナップしました。
それぞれの特徴や使用感を詳しく解説するので、あなたの予算と目的に合った最適な1台を見つけてください。実際の釣り場での使用感も交えながら、リアルなレビューをお届けします。

【エントリーモデル】初心者におすすめの安いリール5選
遠投カゴ釣りを始めたい初心者の方には、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルがおすすめです。基本性能をしっかり押さえながら、手頃な価格で購入できるモデルを厳選しました。
最初の1台として十分な性能を持ちながら、予算を抑えて遠投カゴ釣りを始められます。まずはこれらのモデルで遠投カゴ釣りの楽しさを体験してみてください。
プロマリン レグナススピン LE6000
釣り具問屋の浜田商会が展開するプロマリンのエントリーモデルです。ナイロン5号200mの糸巻き量で、カゴ釣りの基本スペックを満たしているのが特徴です。
とにかく価格が安いので、初めて遠投カゴ釣りにチャレンジする方の練習用としても最適です。6号のナイロンラインが150mセットになっているため、購入後すぐに釣りを始められる手軽さも魅力的です。
- 初めて遠投カゴ釣りに挑戦したい人
- 予算を抑えてリールを購入したい人
- リールの使い方を練習したい人
- サブタックルとして安いリールが欲しい人
- お試しで遠投カゴ釣りをやってみたい人
プロマリン ブロストスピン遠投 BRT6000
同じくプロマリンから発売されている遠投専用リールです。ナイロン6号250mのラインキャパシティと最大ドラグ力7.5kgを備え、中型魚狙いのカゴ釣りに最適なスペックです。
アルミハンドルとアルミロングスプール搭載で、回転性能と遠投性能にもこだわった設計となっています。エントリーモデルながら本格的な仕様を採用した、コストパフォーマンス抜群のモデルです。
- 遠投性能を重視したい人
- 中型青物やマダイを狙いたい人
- アルミパーツの質感を求める人
- コスパの良い遠投専用リールが欲しい人
- 初心者だが本格的に始めたい人
OGK ミドルスピン ブラック 4500
大阪漁具が展開するOGKブランドのスピニングリールです。ナイロン5号150mのラインキャパシティで太糸にも対応し、5号ライン付属ですぐに使えるエントリーモデルとなっています。
ロングパワーハンドルとパワーノブ搭載で、力強い巻き上げが可能です。実際に使ってみると、この価格帯としては意外にしっかりした作りで、初心者の方でも安心して使用できる品質です。
- ライン付きですぐに始めたい人
- パワーハンドルで楽に巻きたい人
- 国内ブランドの安心感が欲しい人
- 4500番サイズを探している人
- 取り回しの良いリールが欲しい人
シマノ セドナ C5000XG
シマノのエントリーモデルとして定評のあるセドナシリーズです。軽量ボディと十分なパワーを兼ね備え、大きめ番手なら太糸をしっかり巻けるため、遠投カゴ釣り初心者にも扱いやすい設計です。
シマノの技術が詰まった基本性能の高さが魅力で、価格以上の使用感を実現しています。長時間の釣りでも疲れにくく、初心者でも快適に遠投カゴ釣りを楽しめるリールです。
- シマノブランドの安心感が欲しい人
- 軽量で扱いやすいリールを求める人
- 基本性能重視で選びたい人
- 長時間の釣りを快適に楽しみたい人
- 信頼できるエントリーモデルが欲しい人
【ミドルクラス】コスパ重視の中級者向けリール5選
ある程度遠投カゴ釣りに慣れてきた中級者の方には、性能と価格のバランスが取れたミドルクラスがおすすめです。2~3万円程度の価格帯で、本格的な遠投カゴ釣りに対応できる性能を備えています。
エントリーモデルからのステップアップや、メインタックルとして長く使えるリールをお探しの方に最適です。実釣での使用感も含めて、詳しくご紹介します。
ダイワ ショアキャスト SS 5000
ダイワのコストパフォーマンスに優れた遠投リールです。ナイロン7号200mのラインキャパシティで太いラインにも対応し、最大ドラグ力9kgで大物にも対応可能なスペックを誇ります。
アルミハンドルとパワーTノブ搭載で力強い巻き上げが可能で、25mmショートストロークスプール採用によりコンパクトなボディで取り回しも楽です。実際に使用してみると、この価格帯では非常に完成度の高いリールです。
- ダイワの技術力を手頃な価格で体験したい人
- コンパクトで取り回しの良いリールが欲しい人
- 太糸対応で大物も狙いたい人
- パワーハンドルで楽に巻きたい人
- 中級者のメインタックルを探している人
シマノ アクティブキャスト 1060
シマノから発売されているコストパフォーマンスに優れた遠投リールです。アルミスプールなど上位機種の仕様を取り入れ、使いやすい基本性能を実現しています。
ナイロン6号200m、最大ドラグ力15kgで遠投カゴ釣りに最適なスペックです。買いやすい価格帯でありながら本格的な性能を持ち、初心者から上級者のサブタックルまで幅広く対応できるモデルです。
- シマノの遠投専用リールが欲しい人
- 最大ドラグ力15kgの安心感が欲しい人
- 上位機種の技術を手頃な価格で使いたい人
- 青物・マダイを本格的に狙いたい人
- 信頼できるミドルクラスを探している人
ダイワ クロスキャスト 4500
カゴ釣りに最適な35mmロングストロークを採用したモデルです。遠投性能や回転性能にこだわったエントリーモデルで、優れた飛距離性能を実現しています。
耐久性に優れたデジギアⅡを採用し、重たい仕掛けの回収や大物とのやり取りにも対応できます。実際の使用感では、ロングストロークスプールの効果を実感でき、明らかに飛距離が向上します。
- 飛距離を重視したい人
- ロングストロークスプールを試したい人
- 4500番のバランスの良いサイズが欲しい人
- デジギアの耐久性を求める人
- 回転性能にこだわりたい人
シマノ スフェロス SW 6000PG
シマノから発売されている大型キャスティング用リールです。キャスティングリールですがカゴ釣りにも使用でき、SW仕様の優れた防水性能が特徴です。
ナイロン5号190mのラインキャパシティで太いラインにも対応し、HAGANEギア、Xシップ採用でタフなやり取りにも対応可能です。大型とのやり取りにも安心のパワフルな巻き上げを実現し、海水環境での使用に特化した設計となっています。
- SW仕様の防水性能を求める人
- 大型魚とのパワーファイトを楽しみたい人
- HAGANEギアの高い耐久性が欲しい人
- キャスティングゲームも兼用したい人
- パワーギアの安定した巻き心地を求める人
ダイワ ファインサーフ35
ダイワの遠投性能を高めた設計が特徴のモデルです。しなやかな巻き心地と軽量性を両立し、比較的ライトなカゴ釣りに最適な仕上がりとなっています。
軽さを求める方や女性アングラーにもおすすめで、長時間の使用でも疲れにくい設計です。投げ釣り用として開発されたリールですが、カゴ釣りでも十分な性能を発揮します。
- 軽量なリールを求める人
- 女性や体力に自信がない人
- しなやかな巻き心地を重視する人
- 投げ釣りとの兼用を考えている人
- ライトなカゴ釣りがメインの人
【ハイエンド】上級者向け高性能リール5選
本格的な遠投カゴ釣りを極めたい上級者の方には、最高レベルの性能を誇るハイエンドモデルがおすすめです。4~5万円を超える価格帯ですが、その分圧倒的な性能と使用感を提供します。
プロアングラーも愛用する本格派仕様で、遠投性能、耐久性、操作性すべてにおいて最高峰の技術が投入されています。一生物のリールとして、長く愛用できるモデルを厳選しました。
シマノ パワーエアロ プロサーフ 太糸仕様
シマノのサーフ用遠投リールの最高峰モデルです。サーフ用ですが太糸仕様かつドラグ付きなので遠投カゴ釣りにも対応し、最大ドラグ力19kgの圧倒的なパワーを誇ります。
HAGANEボディ採用で大物と対峙するのにも安心のスペックで、ツインドラグ採用によりドラグ操作も瞬時に対応できます。飛距離アップを実現するパラレルボディやHAGANEギアなど、シマノの最新技術が惜しみなく投入されています。
- シマノの最高技術を体験したい人
- 大型青物を本格的に狙いたい人
- ツインドラグの操作性を求める人
- HAGANEボディの剛性感が欲しい人
- 一生物のリールを探している人
ダイワ ウィンドキャスト 4000
ダイワから発売されているスタンダードなカゴ・遠投リールです。35mmストロークアルミスプールを採用し遠投性能の向上を実現し、エアベール、クロスラップなど遠投に必要な性能を兼ね備えている点が特徴です。
マグシールド搭載で防水性・耐久性も向上し、タフな遠投カゴ釣りに最適なモデルです。実際の使用感では、ダイワの技術力の高さを実感でき、プロユースにも耐える完成度を誇ります。
- ダイワの本格遠投リールが欲しい人
- マグシールドの防水性能を求める人
- 35mmストロークスプールを体験したい人
- エアベールの軽い巻き心地を求める人
- プロレベルの性能が欲しい人
ダイワ プロカーゴ SS 4500遠投
25mmのショートストロークにザイオンボディ採用で軽量、かつコンパクトな遠投リールに仕上がっています。パワーTノブやATD採用で小型青物やマダイにも対応可能な設計です。
防水性・耐久性に優れたマグシールド、超高精度マシンカットのデジギアⅡ採用で、遠投カゴ釣りのタフなやり取りでも安心して使用できます。軽量でありながら剛性も確保した、理想的なバランスのリールです。
- 軽量で高剛性なリールが欲しい人
- ザイオンボディの質感を求める人
- ATDドラグの滑らかさを体験したい人
- コンパクトな高性能リールが欲しい人
- 長時間の釣りでも疲れたくない人
シマノ ブルズアイ 9100
本格派の遠投カゴ釣りリールです。スプールが最下点でもスムーズに遠投できるワイドローターを搭載し、遠投時のライン抵抗を軽減するパラレルボディも採用して遠投性能は抜群です。
ボディ素材はアルミなので剛性が高く、大物とも安心してやりとりができます。最大ドラグ力20kgの圧倒的なパワーで、どんな大型魚が来ても対応できる安心感があります。
- 最高の遠投性能を求める人
- ワイドローターの効果を体験したい人
- アルミボディの剛性感が欲しい人
- 最大ドラグ力20kgの安心感が欲しい人
- 本格的な大物狙いをしたい人

スピニングリールvs両軸リール!遠投カゴ釣りではどっちがおすすめ?
遠投カゴ釣りではスピニングリールと両軸リール(ベイトリール)の両方が使用できますが、それぞれに特徴があります。どちらを選ぶかで釣りのスタイルが大きく変わるため、特徴を理解して選択することが重要です。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説し、あなたに最適なリールタイプを見つけるお手伝いをします。

スピニングリールのメリット・デメリット
遠投カゴ釣りにおけるスピニングリールは、扱いやすさと幅広い選択肢が最大の魅力です。キャスト時にバックラッシュが起こらないため、初心者でも安心して使用できます。
一方で、両軸リールと比較すると巻き上げパワーが劣り、道糸が太くなるにつれて飛距離が落ちる特性があります。しかし、ドラグ性能の良さと豊富なラインナップが大きなメリットとなっています。
メリット | デメリット |
---|---|
バックラッシュが起こらない
ドラグ性能が優秀
選択肢が豊富
初心者でも扱いやすい
価格帯が幅広い
|
巻き上げパワーが劣る
太糸で飛距離が落ちる
ラインの癖がつきやすい
|
両軸リール(ベイトリール)のメリット・デメリット
両軸リールは強力な巻き上げパワーと太糸でも飛距離が出るのが特徴です。糸の太さが飛距離に影響しにくいため、大型魚狙いの遠投カゴ釣りでは大きなアドバンテージとなります。
ただし、慣れないとバックラッシュが起こりやすく、スピニングリールよりもドラグ性能が劣る傾向があります。また、低価格帯の機種が少ないため、初期投資が高くなりがちです。
メリット | デメリット |
---|---|
巻き上げパワーが強い
太糸でも飛距離が出る
ラインの癖がつきにくい
重い仕掛けに有利
|
バックラッシュしやすい
ドラグ性能が劣る
低価格帯が少ない
習得に時間がかかる
|
初心者にはスピニングリールがおすすめな理由
遠投カゴ釣りを始める初心者には、スピニングリールを強くおすすめします。最大の理由はライントラブルが圧倒的に少ないことです。
バックラッシュを気にせずキャストに集中でき、釣りの基本を覚えるのに最適です。また、豊富な選択肢の中から予算に応じたモデルを選べるのも大きなメリットです。
遠投カゴ釣りリール使用時の注意点とメンテナンス
遠投カゴ釣りでリールを長く快適に使用するためには、正しい使用方法とメンテナンスが欠かせません。海水環境での使用が前提のため、通常の釣りよりも注意が必要です。
ここでは、実際の釣り場で気をつけるべきポイントと、アフターメンテナンスの方法を詳しく解説します。これらを守ることで、リールの寿命を大幅に延ばすことができます。

仕掛けの重量バランスに注意
遠投カゴ釣りでは、ウキとカゴを合わせて100g以上になることも珍しくありません。リールのサイズやドラグ力は仕掛けの重さに見合ったものを選ぶ必要があります。
適正負荷を超えてしまうと、飛距離が落ちたりリールに負担がかかりすぎて故障リスクが高まります。特に12号カゴを使用する場合は、ロッドとリールの負荷上限を必ず確認してください。
12号カゴ(約100g)を使用する場合
適正スペックのリール:安全に遠投でき、リールへの負担も軽減
正しいドラグ調整の手順
ドラグは青物などの強い走りに備えて、やや緩めからスタートすることが重要です。ヒット後に状況を見ながらドラグを締めていくのが基本的な手順となります。
いきなりフルロックにするとラインブレイクのリスクが上がるため注意が必要です。また、キャスト時はドラグを適度に緩めておくか、サミングで糸フケを調整することも大切です。
ドラグを緩めに設定し、高切れを防ぐ
魚の引きの強さを確認し、ドラグを徐々に調整
状況に応じてドラグを微調整し、根ズレを防ぐ
最終段階でドラグを適度に締めて確実に取り込む
使用後のメンテナンス方法
海水や砂を含む環境で使うカゴ釣りリールは、使用後の洗浄が絶対に欠かせません。真水でしっかり洗って塩分を落とし、よく乾燥させることが基本となります。
メンテナンスを怠ると塩ガミやベアリングのサビが起きやすく、リールの寿命を大幅に縮める原因となります。一度塩ガミが発生すると、軽度なら洗浄で回復する場合もありますが、重度だとパーツ交換が必要になることもあります。
よくある質問!遠投カゴ釣りリールのQ&A
遠投カゴ釣りリールについて、よく寄せられる質問をまとめました。リール選びで迷いがちなポイントを中心に、分かりやすく解説します。
これらの疑問が解決すれば、より自信を持ってリール選びができるはずです。

汎用スピニングリールでも代用できる?
遠投性能を求めない場合は、汎用スピニングリールの4000~5000番サイズを流用することは可能です。ただし、カゴ専用リールと比較するとスプールが小さいので遠投性能が落ち、巻き上げパワーとスピードが劣ります。
もちろん専用リールの方が快適ですが、汎用スピニングでもライトなカゴ釣りは楽しめます。既にお持ちのリールがあれば、まずはそれで試してみて、物足りなさを感じたら専用リールの購入を検討するのも良いでしょう。
リールの番手選びで迷ったときは?
リールの番手選びで迷った場合は、狙う魚のサイズと使用するラインの太さを基準に考えましょう。アジやサバなど小型魚がメインなら4000番、青物やマダイも狙いたいなら5000番が目安となります。
迷ったら大きめを選んでおく方が無難です。小さすぎるリールでは糸巻き量不足やパワー不足を感じることがありますが、大きめなら幅広い釣りに対応できます。
安いリールと高いリールの違いは?
安いリールと高いリールの主な違いは、耐久性、軽量性、滑らかさの3点です。高価なリールほど基本性能が高く、軽さや剛性を兼ね備えて使いやすいものが多くなります。
安いリールはパーツの耐久性が低い場合もありますが、初心者の練習用や年数回の使用であれば十分な性能を発揮します。予算と使用頻度を考慮し、コストパフォーマンスを重視して選ぶことが大切です。
エントリーモデル | ミドルクラス | ハイエンド |
---|---|---|
価格が安い
初心者に最適
耐久性が劣る
重量がある
|
性能と価格のバランス良好
長期使用に対応
特化性能は限定的
|
最高レベルの性能
軽量で高剛性
プロユース対応
価格が高い
|
まとめ
遠投カゴ釣り用リールの選び方から、価格帯別のおすすめモデル15選まで詳しく解説してきました。適切なリール選びが釣果アップの第一歩となります。
初心者の方はエントリーモデルから始めて、慣れてきたらミドルクラスやハイエンドモデルへのステップアップを検討してください。あなたの予算と目的に合った最適な1台を見つけて、快適な遠投カゴ釣りをお楽しみください。
リール選びで迷った時は、この記事を参考にしながら、実際に釣具店で手に取って確認することをおすすめします。きっと理想のリールに出会えるはずです。
