夏のシーバスナイトゲームは、イナッコパターンを制することができれば驚くほど釣果が安定します。
しかし、「どのルアーを選べばいいかわからない」「せっかく夜釣りに出かけたのに釣れない」そんな悩みを抱えているアングラーも多いのではないでしょうか。
この記事では、夏のナイトゲームで実際に結果を出しているおすすめルアー15選を厳選してご紹介します。

- シーバス夏のナイトゲームの特徴と狙い方
- シーバス夏のナイトゲームにおすすめのルアーの選び方
- シーバス夏のナイトゲームにおすすめのルアーランキングTOP15
- タックルハウス TKRP90【水面直下最強】
- ダイワ モアザン ガルバ【イナッコパターン定番】
- ダイワ モアザン クロスウェイク【ウェイクベイトの決定版】
- シマノ エクスセンス クー【艶かしいアクション】
- タックルハウス ローリングベイト【独特のローリングアクション】
- 邪道 スーサン【湾奥定番の名作】
- ダイワ モアザン スライ【水面直下の新定番】
- シマノ エクスセンス サイレントアサシン99F【遠投性能抜群】
- アイマ コスケ110F【名作の血を受け継ぐ】
- マングローブスタジオ マリブ68【アミパターンにも対応】
- タックルハウス TKLM80【リップレスの王道】
- アピア ラムタラ【ドリフトの元祖】
- ダイワ モアザン ミニエント【バイブレーションの食わせ番長】
- ロンジン ハイスタンダード120【大型イナッコ対応】
- パズデザイン ディブル55S【小型バイブの傑作】
- シーバス夏のナイトゲームにおすすめのシチュエーション別ルアー
- シーバス夏のナイトゲームにおすすめのルアーアクション
- シーバス夏のナイトゲームのルアー選びでよくある失敗パターン
- まとめ
シーバス夏のナイトゲームの特徴と狙い方
夏のシーバスナイトゲームを攻略するためには、まず夏特有の環境とシーバスの行動パターンを理解することが重要です。
夏の夜にシーバスが活性化する理由
夏場のシーバスは、日中の高水温を避けて夜間に積極的に捕食活動を行います。
シーバスの適水温は18〜20℃と言われており、30℃を超える真夏の水温では活性が著しく低下してしまいます。そのため、水温が下がる夜間が最も狙い目となるのです。
また、夏の夜は南寄りの季節風により、プランクトンやベイトが岸寄りに集まりやすくなります。これにより、シーバスもショアラインに接近してくるため、岸からでも十分に狙うことができます。
イナッコパターンが夏ナイトゲームの鍵
夏のナイトゲームで最も重要なのがイナッコパターンの攻略です。
イナッコ(ボラの幼魚)は、夏場になると10cm程度まで成長し、夕方から大きな群れとなって移動を始めます。特に夜間は岸よりの浅瀬に大量に群れで入り込むため、これを狙うシーバスも活性が高くなります。
時間帯 | イナッコの行動 | シーバスの反応 |
---|---|---|
夕方 | 小規模な群れから大群へ | 捕食開始 |
夜間 | 浅瀬に大量集結 | 最も活性が高い |
朝方 | 沖へ移動開始 | 最後のチャンス |
イナッコは水深20〜30cmという極浅エリアにも入り込むため、水面直下を攻略できるルアーが非常に効果的です。
夏ナイトゲームで釣れる時間帯とポイント選び
夏のナイトゲームで最も釣れやすいのは日没後から深夜2時頃までです。
この時間帯は水温が最も下がり、イナッコの活動も活発になります。また、朝マズメ前の時間帯も再び活性が上がるタイミングとして見逃せません。

シーバス夏のナイトゲームにおすすめのルアーの選び方
夏のナイトゲームで結果を出すためには、適切なルアー選択が何より重要です。闇雲にルアーを投げるのではなく、状況に応じた戦略的な選択が釣果を分けます。
表層系ルアーの重要性
夏のナイトゲームでは表層〜水面直下を攻略できるルアーが絶対的に有利です。
イナッコが浅瀬に群れる習性から、シーバスも表層での捕食が中心となります。特に水深1m以下のエリアでは、表層系ルアーの独壇場となります。
代表的な表層系ルアーには以下のようなタイプがあります。
ルアータイプ | 特徴 | 使用場面 |
---|---|---|
フローティングミノー | 自然なアクション | 流れのあるエリア |
ウェイクベイト | 引き波でアピール | イナッコの群れ周辺 |
水面直下系 | 極浅レンジキープ | 超シャローエリア |
サイズとカラーの選択基準
夏のイナッコパターンでは8〜12cm程度のルアーサイズがベストマッチです。
あまりに小さすぎるとアピール力不足になり、大きすぎると警戒されてしまいます。実際のイナッコのサイズを意識したリアルなマッチングが重要です。
カラー選択については、夜間でも視認性の高いチャート系やパール系が効果的です。ただし、プレッシャーの高いエリアではナチュラル系カラーも有効です。
アクションタイプ別の使い分け方法
夏のナイトゲームではスローアクションが基本となりますが、状況に応じて使い分けることが重要です。
イナッコが活発に動いている時はやや早めのアクションも効果的ですが、基本的にはデッドスローが鉄則です。特に警戒心の高い大型ほど、ゆっくりとしたナチュラルなアクションに反応します。

シーバス夏のナイトゲームにおすすめのルアーランキングTOP15
ここからは、夏のナイトゲームで実際に高い実績を誇る最強ルアー15選をランキング形式でご紹介します。どれも現場で検証済みの信頼できるルアーばかりです。
タックルハウス TKRP90【水面直下最強】
夏のイナッコパターンにおいて絶対的な威力を発揮するのがTKRP90です。
このルアーの最大の特徴は、水面下1cmという薄皮一枚のレンジを正確にトレースできることです。頭下がりの独特な浮き姿勢により、まさにイナッコが弱っている状態を完璧に再現します。
一見すると地味なアクションですが、イナッコに付いたシーバスには猛烈に効くという不思議な魅力を持っています。特に水深20cm程度の極浅エリアでは、このルアーの右に出るものはありません。
- 極浅エリアを攻略したい人
- イナッコパターンを確実に決めたい人
- プレッシャーの高いエリアで釣りをする人
- スローリトリーブが得意な人
- 確実性を重視する人
ダイワ モアザン ガルバ【イナッコパターン定番】
リップ付きシンキングペンシルの定番として、非常に高い実績を持つのがガルバシリーズです。
極小リップが水を噛むことで、強い流れの中でも安定したスイミングアクションを維持できます。小型ながら自重があるため、風の強い夜でも安定したキャストが可能です。
特に夏のイナッコパターンでは、そのナチュラルなアクションがシーバスの警戒心を解き、確実にバイトまで持ち込めます。初心者から上級者まで、幅広く使える万能ルアーです。
- 流れのあるポイントを攻めたい人
- 風の強い日でも釣りをしたい人
- 安定した実績を求める人
- リップ付きルアーを好む人
- 汎用性を重視する人
ダイワ モアザン クロスウェイク【ウェイクベイトの決定版】
瀕死のイナッコの弱々しい引き波を再現したウェイキングミノーの傑作です。
ロッドの角度とリトリーブスピードの調整により、水面から水面直下まで自在にレンジコントロールが可能です。引き波系ルアーとしては飛び抜けた遠投性能を持ち、広範囲を効率よく探ることができます。
イナッコが表層で活発に動いている状況では、その強いアピール力でシーバスを引き寄せ、確実に捕食スイッチを入れることができます。
- ウェイクベイトを使いたい人
- 表層のイナッコを狙いたい人
- 遠投性能を重視する人
- レンジコントロールにこだわる人
- アピール力の高いルアーを好む人
シマノ エクスセンス クー【艶かしいアクション】
細身な軽量ボディから生み出される艶かしいアクションが魅力のクーシリーズです。
AR-C重心移動システムにより、軽量ボディながら優れたキャスタビリティを実現しています。水面下10cmをフラフラと泳ぐ姿は、まさに弱ったベイトフィッシュそのものです。
特にプレッシャーの高いエリアでは、そのナチュラルな存在感が威力を発揮し、スレたシーバスにも確実にアプローチできます。
- ナチュラルなアクションを重視する人
- プレッシャーの高いエリアで釣りをする人
- 軽量ルアーを好む人
- 繊細なアプローチを得意とする人
- シマノ製品を愛用する人
タックルハウス ローリングベイト【独特のローリングアクション】
背中のリップが水を受けて発生する強烈なローリングアクションが特徴的なユニークなルアーです。
バイブレーションとミノーを融合させたような形状により、ミノーでは苦手な中層からディープエリアの攻略も可能です。夏のイナッコパターンにおけるルアーローテーションでは欠かせない存在となっています。
その独特なアクションは他のルアーでは表現できない魅力があり、オンリーワンの実力を発揮します。
- 独特なアクションを試したい人
- 中層レンジも攻略したい人
- ローテーションにバリエーションが欲しい人
- タックルハウス製品を愛用する人
- 個性的なルアーを好む人
邪道 スーサン【湾奥定番の名作】
爆発的釣果を叩き出し続ける名作リップレスミノーの代表格です。
港湾をはじめとする小規模フィールドでの実績は圧倒的で、明暗や護岸際といったピンスポット攻略に威力を発揮します。ただ巻きで発生する独特なフラつきアクションが、シーバスの捕食本能を強烈に刺激します。
イナッコをはじめとする小型ベイトを捕食している状況では、その絶妙なサイズ感とアクションで確実に結果を出してくれます。
- 湾奥エリアをメインにする人
- ピンスポット攻略を得意とする人
- 実績重視でルアーを選ぶ人
- リップレスミノーを好む人
- 港湾での釣りが多い人
ダイワ モアザン スライ【水面直下の新定番】
水面直下攻略の新たな定番として注目されている革新的なルアーです。
バチパターンから小型ベイトまで幅広く対応でき、特に夏のナイトゲームではその汎用性の高さが光ります。軽量ながら安定した飛距離を確保し、デリケートなアプローチが可能です。
- 最新のルアーを試したい人
- 汎用性の高いルアーを求める人
- 水面直下を確実に攻めたい人
- ダイワ製品を愛用する人
- 新しいパターンを開拓したい人
シマノ エクスセンス サイレントアサシン99F【遠投性能抜群】
フローティングミノーの定番として、圧倒的な遠投性能を誇るサイレントアサシンです。
AR-C重心移動システムにより、広範囲を効率よく探ることができ、遠くのボイルにも確実にアプローチできます。安定したアクションと高い実績で、多くのアングラーから信頼されています。
- 遠投性能を重視する人
- 広範囲を効率よく探りたい人
- 定番ルアーを好む人
- 安定した実績を求める人
- フローティングミノーを愛用する人
アイマ コスケ110F【名作の血を受け継ぐ】
名作の血を受け継ぐサラブレッドルアーとして高い評価を得ています。
110mmというサイズは大きめのイナッコにジャストマッチし、ランカーサイズを狙う際には特に効果的です。安定したアクションと確実なフッキング性能で、重要な一匹を確実に仕留めることができます。
- ランカーサイズを狙いたい人
- 大きめのイナッコパターンを攻略したい人
- アイマ製品を愛用する人
- 実績のあるルアーを好む人
- 確実性を重視する人
マングローブスタジオ マリブ68【アミパターンにも対応】
緩いピッチで動くシンキングペンシルとして、アミパターンからイナッコまで幅広く対応できる優秀なルアーです。
ドリフトでの使用に特化しており、流れに乗せて自然にベイトを演出できます。春のアミパターンから夏のイナッコパターンまで、長期間活躍してくれる頼れる存在です。
- ドリフト釣法を得意とする人
- シーズン通して使えるルアーが欲しい人
- 流れのあるポイントを攻める人
- ナチュラルなアプローチを重視する人
- シンキングペンシルを好む人
タックルハウス TKLM80【リップレスの王道】
リップレスミノーの定番として、長年にわたって高い実績を誇る王道ルアーです。
シンプルながら効果的なアクションで、様々な状況に対応できる万能性が魅力です。特に夏のナイトゲームでは、その安定した性能で確実に結果を出してくれます。
- 定番ルアーを好む人
- 万能性を重視する人
- タックルハウス製品を愛用する人
- シンプルなルアーを好む人
- 実績重視で選ぶ人
アピア ラムタラ【ドリフトの元祖】
ドリフトテクニックの元祖として知られる革新的なルアーです。
「巻かない使い方」を提唱し、流れに乗せてのナチュラルなアプローチを可能にしました。特に流れのあるポイントでは、その真価を発揮します。
- ドリフト釣法をマスターしたい人
- 革新的な釣法を試したい人
- アピア製品を愛用する人
- 流れのあるポイントをメインにする人
- テクニカルな釣りを好む人
ダイワ モアザン ミニエント【バイブレーションの食わせ番長】
小型バイブレーションでありながら抜群の食わせ能力を持つ異色のルアーです。
巻きでもダートでも使える汎用性の高さと、確実にバイトまで持ち込む食わせ性能で多くの中毒者を生み出しています。レンジを下げたい時の切り札として重宝します。
- バイブレーションを使いたい人
- 食わせ能力を重視する人
- レンジを下げて攻略したい人
- ダート系アクションを得意とする人
- 汎用性の高いルアーを求める人
ロンジン ハイスタンダード120【大型イナッコ対応】
よく飛びよく泳ぐミノーの良さを凝縮した高性能ルアーです。
120mmのサイズは大型のイナッコにマッチし、ランカー狙いに最適です。安定したキャスタビリティと確実なアクションで、重要な場面での信頼性は抜群です。
- 大型のイナッコパターンを狙いたい人
- ランカーサイズを狙いたい人
- 遠投性能を重視する人
- ロンジン製品を愛用する人
- 高性能ルアーを求める人
パズデザイン ディブル55S【小型バイブの傑作】
オールシーズン活躍できる小型バイブレーションの傑作です。
コンパクトながら確実にアピールし、様々なレンジを効率よく探ることができます。特にレンジを落としたい時の選択肢として非常に有効です。
- 小型バイブレーションを好む人
- オールシーズン使えるルアーが欲しい人
- コンパクトなルアーを重視する人
- レンジ攻略にこだわる人
- パズデザイン製品を愛用する人

シーバス夏のナイトゲームにおすすめのシチュエーション別ルアー
夏のナイトゲームでは、シチュエーションに応じたルアー選択が釣果を大きく左右します。ここでは代表的な状況別におすすめルアーをご紹介します。
浅場のイナッコ狙いにおすすめのルアー
水深1m以下の極浅エリアでは水面直下系ルアーが絶対的に有利です。
特にTKRP90は、水深20cm程度の激浅エリアでもしっかりと泳ぎ、イナッコの群れに紛れ込んだシーバスを確実に引き出すことができます。
また、クロスウェイクの引き波アクションも効果的で、表層のイナッコを模倣したリアルなアプローチが可能です。
流れのあるポイントで使いたいルアー
流れの強いエリアでは安定したスイミング性能を持つルアーが重要です。
ガルバの極小リップは強い流れでも安定したアクションを維持し、流れに負けない強さを発揮します。また、マリブ68も流れを受け流しながらの自然なドリフトが可能です。
流れの強さ | おすすめルアー | 使用方法 |
---|---|---|
弱い流れ | TKRP90、スライ | ドリフト中心 |
中程度の流れ | ガルバ、マリブ | アップストリーム |
強い流れ | ローリングベイト | クロスキャスト |
明暗部攻略に効果的なルアー
明暗部は夏のナイトゲームの一級ポイントですが、プレッシャーも高いエリアです。
こうした場所ではスーサンのようなピンスポット攻略に特化したルアーが効果的です。明暗の境界線を正確にトレースし、待ち構えるシーバスを確実に誘い出すことができます。
また、クーの艶かしいアクションは、プレッシャーの高い明暗部でもナチュラルにアプローチでき、スレたシーバスにも効果を発揮します。
風が強い日に頼れるルアー
夏の夜は風が強いことも多く、キャスタビリティの高いルアーが重要になります。
サイレントアサシン99FのAR-C重心移動システムは、強風下でも安定した飛距離を確保できます。また、ガルバも自重があるため、風に負けずにしっかりとキャストできます。

シーバス夏のナイトゲームにおすすめのルアーアクション
ルアー選択と同じくらい重要なのがアクションテクニックです。夏のナイトゲームならではのアプローチ方法をマスターしましょう。
スローリトリーブの基本
夏のナイトゲームではエクストラスローリトリーブが基本中の基本です。
目安としては3秒間に1回転程度のリトリーブスピードが効果的です。特にTKRP90を使用する際は、もっとゆっくりでも構いません。むしろ「本当にこんなに遅くて大丈夫?」と思うくらいが適正スピードです。
夜間のイナッコは弱っている個体も多いため、瀕死の状態を演出することが重要です。健康なベイトの動きではなく、力なく漂うような動きを心がけましょう。
ドリフトテクニックをマスターしよう
流れのあるポイントではドリフトテクニックが威力を発揮します。
これは流れにルアーを乗せて、自然に漂わせるテクニックです。ラムタラはこの釣法の代表的なルアーで、「巻かない使い方」として注目されています。
ドリフトのポイントは、ルアーが流れに乗ってシーバスの鼻先を通過するタイミングを作ることです。積極的にリトリーブするのではなく、流れの力を利用した受動的なアプローチが効果的です。
ドリフトとは?
ドリフトとは、ルアーを流れに乗せて自然に漂わせるテクニックのことです。積極的に巻くのではなく、流れの力を利用してベイトフィッシュの自然な動きを演出します。
レンジキープの重要性
夏のナイトゲームでは正確なレンジキープが釣果を左右します。
イナッコが泳ぐ層は非常に狭く、わずか10cm程度のズレでもバイトが得られないことがあります。ガルバのようなリップ付きルアーは、安定したレンジキープが可能で、狙ったレンジを正確にトレースできます。
レンジ | 対象ベイト | おすすめルアー |
---|---|---|
水面 | 表層のイナッコ | クロスウェイク |
水面下10cm | 弱ったイナッコ | TKRP90、クー |
水面下30cm | 沈下するイナッコ | ガルバ、スーサン |

シーバス夏のナイトゲームのルアー選びでよくある失敗パターン
夏のナイトゲームで思うような釣果が出ない時は、よくある失敗パターンに陥っている可能性があります。これらを避けることで釣果向上が期待できます。
表層にこだわりすぎてしまう
イナッコパターンだからといって表層だけに固執するのは危険です。
水面でボイルが見えても、実際の捕食は少し下のレンジで行われていることがあります。表層で反応がない時は、ミニエントなどでレンジを下げてみましょう。
「中層イナ」「底バチ」という言葉があるように、ベイトが必ずしも表層にいるとは限りません。レンジを刻んで探ることが重要です。
アクションが早すぎる
デイゲームの感覚で早いリトリーブをしてしまうのもよくある失敗です。
夏の夜のイナッコは動きが鈍くなっており、健康なベイトの動きでは不自然に見えてしまいます。「遅すぎるかな?」と思うくらいのスピードが適正です。
特にTKRP90を使用する際は、秒速半回転より早いリトリーブではその真価を発揮できません。我慢のスローリトリーブを心がけましょう。
表層でボイルが見えるのに、いくらキャストしてもバイトが得られない
対策:半分以下のスピードまで落としてみる
同じルアーを使い続けてしまう
一つのルアーで釣れたからといって同じルアーを使い続けるのも失敗の原因です。
夏のナイトゲームでは時間の経過とともに状況が変化し、シーバスの反応も変わっていきます。定期的にルアーローテーションを行い、その時の状況に最適なルアーを見つけることが重要です。
効果的なローテーション例として、TKRP90→ガルバ→スーサンという流れで、アクションタイプを変えながら攻略するのがおすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
シーバスの反応を見ながら調整できる
状況変化に対応できる
スレを防げる
|
ルアー交換に時間がかかる
多くのルアーが必要
判断が難しい場合がある
|

まとめ
夏のシーバスナイトゲームは、適切なルアー選択と正しいアクションをマスターすれば、驚くほど安定した釣果を得ることができます。
今回ご紹介した15選のルアーは、いずれも現場で実証済みの信頼できるものばかりです。特にTKRP90、ガルバ、クロスウェイクの3本は、夏のナイトゲームにおける三種の神器と言えるでしょう。
これらのルアーとテクニックを駆使して、夏の夜にしか味わえないエキサイティングなシーバスゲームを楽しんでください。きっと忘れられない一匹に出会えるはずです。
