エギングリールの選択で迷っているアングラーの皆さん、特にダイワ製品をお考えの方へ。エギングは繊細なアタリを感じ取り、長時間シャクリ続ける釣りだからこそ、リール選びが釣果を大きく左右します。
ダイワは世界トップクラスのリールメーカーとして、エギング専用「エメラルダス」シリーズをはじめ、汎用性の高いスピニングリールまで幅広いラインナップを展開。初心者向けの1万円以下のモデルから、プロアングラーも愛用する10万円超のフラッグシップモデルまで、あらゆるレベルに対応した製品を提供しています。
本記事では、価格別にダイワエギングリールを厳選。あなたの習熟度と予算に最適な一台を見つけられるよう、詳しく解説していきます。

ダイワのエギングリールとは?他メーカーとの違い
引用:ダイワ
ダイワ(DAIWA)は1958年創業の日本を代表するフィッシングメーカーで、リール製造技術において世界最高峰の評価を受けています。特にエギング分野では、世界初のエギング専用ブランド「エメラルダス」を立ち上げ、エギングカルチャーの発展に大きく貢献してきました。
ダイワエギングリールの最大の特徴は、軽量性と剛性の高次元での両立です。DAIWA公式サイトによると、「エギングは1日ずっとシャクリ続けますから、やっぱり軽さって重要ですよね。でも剛性に関しては、シャクリって急激に負荷を与えるので大きな負担を掛けるんです」とのこと。
他メーカーと比較した際のダイワの優位性は、エギング専用設計への徹底したこだわりにあります。シマノが汎用性を重視するのに対し、ダイワはエギングの特性を深く理解した専用チューニングを施しています。
メリット | デメリット |
---|---|
エギング専用設計の豊富さ
軽量性と剛性の高次元両立
幅広い価格帯での展開
|
ハイエンドモデルは高価
専用設計ゆえの汎用性の低さ
|

習熟度別ダイワエギングリールの選び方
エギングリール選びで最も重要なのは、自分の習熟度に適した価格帯とスペックを選ぶことです。

初心者は1万円以下でも十分!まずは基本性能重視
引用:ダイワ
エギング初心者の方は、まず基本的な性能を備えたエントリーモデルから始めることをおすすめします。1万円以下でも、ダイワの技術が詰まった高品質なリールが手に入ります。
エギング歴3ヶ月の初心者Aさん
しかし、巻き心地の悪さと重量で疲労がたまり、エギングへの興味が薄れてしまった。
初心者におすすめの機能は以下の通りです
- 軽量性:200g前後で長時間の使用でも疲れにくい
- 滑らかな巻き心地:基本的なベアリング搭載で十分
- 適切なドラグ性能:ATD搭載モデルなら安心
中級者は2~3万円台で快適性をアップ
引用:ダイワ
エギング経験が1年以上あり、より快適で高性能なリールを求める中級者には、2~3万円台のミドルクラスがおすすめです。この価格帯から本格的なダイワ技術が搭載され始めます。
中級者が注目すべきはAIRDRIVE DESIGN搭載モデルです。これは釣り人が求める意のままにルアーを操作することを追求した次世代スピニングリールの設計思想で、操作性が飛躍的に向上します。
上級者は5万円以上で最高の感度と操作性を
引用:ダイワ
エギング上級者や競技アングラーには、妥協のない最高性能を求める5万円以上のハイエンドモデルをおすすめします。この価格帯では、ダイワの最新技術がフル装備されています。
上級者向けモデルの特徴:
技術 | 効果 |
---|---|
フルメタルボディ | 最高の剛性と耐久性 |
マグシールド | 防水・防塵性能 |
超々ジュラルミン製ギア | 滑らかで静かな回転 |

ここからは、価格帯別にダイワのおすすめエギングリールを詳しく紹介していきます。実際の市場価格と公式スペックをもとに、コストパフォーマンスに優れたモデルを厳選しました。
初心者におすすめのダイワ最強エギングリール【1万円以下】
エギング入門者にとって最適な価格帯です。必要十分な基本性能を備えながら、ダイワ品質を体感できるモデルをご紹介します。
ダイワ 24レブロス LT2500S-XH(7,000円)
コスパ最強のエントリーモデルとして、多くのエギング初心者に愛用されている24レブロス。1万円以内という破格の価格でありながら、ダイワのLT(Light & Tough)コンセプトを採用し、軽量性と強度を両立しています。
自重は約225gと軽量で、長時間のエギングでも疲労を軽減。エアローター搭載により回転性能も良好で、ATD(オートマチックドラグシステム)搭載で不意の大物にも対応できます。
他のエントリーモデルと比較して、24レブロスの独自の魅力は圧倒的なコストパフォーマンスです。この価格帯で必要十分な機能を網羅し、エギング入門者が「リールってこんなに使いやすいんだ」と実感できるクオリティを提供しています。
- エギングを始めたばかりの人
- 予算を抑えたい人
- サブリールを探している人
- ダイワ品質を体感してみたい人
- 幅広い釣りに使いたい人
コスパ重視におすすめのダイワ最強エギングリール【1~2万円台】
本格的にエギングを楽しみたい方におすすめの価格帯です。基本性能が大幅に向上し、より快適なエギングライフを送れます。
ダイワ 23レガリス LT2500S-XH(9,000円)
23レガリスは、1万円以下で手に入る本格派リールとして高い評価を受けています。ダイワのLTコンセプトに基づいた軽量・高剛性設計で、エントリーモデルとは一線を画す性能を誇ります。
注目すべきはエアローター搭載による滑らかな回転性能と、ATD搭載による安定したドラグ性能。また、ZAION V製ボディ・ローターにより、軽量性と強度を高次元で両立しています。
レブロスとの違いは、より精密な内部構造と上質な仕上げ。回転の滑らかさと感度の向上を実感でき、エギングの上達をサポートしてくれます。
- エギング経験が数ヶ月ある人
- 予算を抑えつつ性能を重視したい人
- 長時間の使用を考えている人
- 感度の向上を求める人
- ステップアップを考えている人
ダイワ 21フリームス LT2500-XH(12,000円)
21フリームスは、ミドルエントリークラスの決定版として位置づけられるモデルです。ボディやローターにZAION V採用で軽量性と高剛性を実現し、タフデジギア搭載でより滑らかな回転を生み出します。
最大の特徴はATD搭載による安定したドラグ性能。ファイト中のドラグ力の変化が少なく、不意の大型アオリイカにも安心して対応できます。価格帯を考えると、驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。
- 中級レベルを目指す人
- 高いコスパを求める人
- 安定したドラグ性能を重視する人
- 長期間愛用したい人
- 幅広い釣種に対応したい人
ダイワ 23レグザ LT2500-XH(15,000円)
23レグザは、デザイン性と機能性を高次元で融合させたミドルエントリーの上位モデル。1万円台という価格でありながら、ダイワの新設計「エアドライブデザイン」を採用し、軽量化と剛性向上を実現しています。
他のミドルエントリーモデルと異なるのは、ストッパー付きでありながら高い防水性能を実現している点。「ストッパーを使いたい!」というアングラーの声に応えつつ、現代的な性能を提供しています。
マグシールドやタフデジギアなど、上位機種の技術を惜しみなく投入。価格以上の高級感と使用感を味わえる、コスパ抜群のモデルです。
- デザインにもこだわりたい人
- ストッパー機能を使いたい人
- 上位機種の技術を体感したい人
- 所有感を重視する人
- バランスの取れたリールを求める人
中級者におすすめのダイワ最強エギングリール【2~3万円台】
この価格帯から、ダイワの本格的な技術が搭載され始めます。エギング専用設計のモデルも登場し、より専門性の高い釣りが楽しめます。
ダイワ 24エメラルダスX LT2500(20,700円)
エギング専用設計のスタンダードモデルとして、多くのエギンガーに愛用されている24エメラルダスX。ダイワが世界に先駆けて立ち上げたエギング専用ブランド「エメラルダス」の入門機です。
AIRDRIVE DESIGN採用により、軽快な操作性と高い感度を実現。ローター素材をZAION Vにアップグレードし、軽量化と剛性向上を達成しています。また、ATD TYPE-L搭載で、細いPEライン使用時でも安心してファイトできます。
汎用リールとの最大の違いは、エギング専用チューニング。シャクリ動作への最適化やエギングに適したギア比設定など、専用設計ならではの使いやすさを提供しています。
汎用リール | 他社エギング専用 | エメラルダスX |
---|---|---|
価格が安い
エギング最適化不足
専用感に欠ける
|
エギング専用
価格が高め
技術力に差
|
エギング専用設計
ダイワの高い技術力
適正価格
|
- エギング専用リールが欲しい人
- 中級レベルを目指す人
- ブランドにこだわりたい人
- 専用設計の恩恵を受けたい人
- 長期間メインで使いたい人
ダイワ 25カルディア LT2500S-XH(29,300円)
25カルディアは、軽やかに力強くをコンセプトに開発されたハイパフォーマンスモデル。エアドライブデザインをフル採用し、意のままにルアーを操作できる次世代の操作性を実現しています。
注目すべきはZAION V製ボディ・ローターによる軽量性と高剛性の両立。また、モノコックボディ採用で精度・剛性が大幅に向上し、リールのねじれやゆがみを抑制しています。
マグシールド搭載により海水や異物の侵入を防ぎ、ストッパーレスボディで防水性能を向上。過酷なエギング環境でも長期間性能を維持できます。
3万円以下でこれほど高性能なリールは他に類を見ません。ハイエンドモデルまでは予算が届かないが、機能に妥協したくないエギンガーに最適な選択といえるでしょう。
- 高性能を求める中級者
- コスパ最強リールを探している人
- 長時間の使用を考えている人
- ダイワの最新技術を体感したい人
- メインリールとして使いたい人
上級者におすすめのダイワ最強エギングリール【3~5万円台】
この価格帯では、妥協のない高性能と専用設計の恩恵を最大限に享受できます。競技レベルでの使用にも対応できる本格派モデルをご紹介します。
ダイワ 23エメラルダスRX FC LT2500S(32,400円)
23エメラルダスRXは、MQ×AIRDRIVE DESIGNにより高次元の操作性を実現したエギング専用スピニングリール。エメラルダスシリーズの中級機として、専用設計の恩恵を存分に味わえるモデルです。
ZAION V製MQボディにより「強さ」を担保しながら、AIRDRIVE DESIGNによる高次元の操作性を実現。シャクる、巻くを繰り返すエギングでの持ち重り感を軽減し、エギを意のままに操れます。
FCモデルの特徴は、よりフィネスな2.5号~3.0号のエギ使用に特化した設計。1サイズ小型のボディ採用で圧倒的な軽量化を達成し、秋の数釣りシーズンでの操作性向上に貢献します。
- エギング中級者以上の人
- 秋イカの数釣りを楽しみたい人
- 軽量性を重視する人
- 専用設計の恩恵を受けたい人
- ライトエギングを極めたい人
ダイワ 24セルテート FC LT2500S(55,600円)
24セルテートは、ゆるぎない信頼を、感性と共鳴する歓びをコンセプトに開発されたダイワの代表的ハイエンドモデル。20年の歴史を持つセルテートブランドの最新作として、確かな剛性と快適な操作性を高次元で両立しています。
最大の特徴はフルメタル(AL製)モノコックボディによる圧倒的な剛性感。高負荷時のボディのたわみを極力抑え、強い巻き上げパワーを実現します。また、エアドライブデザインをフル装備することで、軽やかな操作性と巻き感度を向上させています。
内部に組み込まれる超々ジュラルミン製MCタフデジギアには特殊表面処理を施し、高負荷時のギアへのダメージを軽減。メインシャフトにはSUSを採用し、パワーロスなく最大限のパフォーマンスを発揮します。
5万円台という価格でありながら、10万円クラスに匹敵する性能を提供。エギングでの激しいシャクリ動作にも余裕で対応できる、信頼性抜群のリールです。
- 高い剛性を求める上級者
- 長期間愛用したい人
- 激しい使用に耐えるリールを求める人
- 信頼性を最重視する人
- プロレベルの性能を求める人
ダイワ 25エメラルダスエア LT2500S(57,700円)
25エメラルダスエアは、エメラルダスのハイエンドモデルとして、エギングに求められる要素を高次元で実現したエギング専用設計シリーズ。前作を上回る軽量化を実現し、史上最軽量の155gを達成しています。
AIRDRIVE DESIGNをフル装備し、重量バランスを改善することで持ち重り感を軽減。一日中シャクリ続けるエギングにおいて、軽量化は大きな実釣メリットとなります。
リールの心臓部であるドライブギアには、超々ジュラルミン製マシンカットTOUGH DIGIGEARを搭載。特殊表面処理により、リールに高負荷のかかるエギングでも安心して使い込めます。
ダブルハンドル仕様では、シャクった後の不意のハンドルの動きを抑制し、ラインを見てアタリに集中することが可能。エギング専用設計ならではの配慮が随所に見られます。
- エギング専用の最高峰を求める人
- 軽量性を最重視する人
- 長時間のエギングを楽しむ人
- 競技レベルでエギングをする人
- 最新技術を体感したい人
最高峰を求める人におすすめダイワ最強エギングリール【5万円以上】
ダイワの技術力を結集した最高峰モデルをご紹介します。価格に見合うだけの圧倒的な性能と所有感を提供します。
ダイワ 24ルビアス LT2500S(47,700円)
24ルビアスは、軽さの継承と進化をテーマに開発された軽量スピニングリールの金字塔。LUVIAS誕生から20年目となる6代目として、ZAIONボディ×ZAIONローター搭載で軽量性と剛性を高次元で実現しています。
エアドライブデザインの採用により意のままのルアー操作を可能にし、最適な重量バランスからなる軽やかな操作性を実現。わずかな魚のアタリや流れの変化も感じられる巻き感度は、上級者も満足できるレベルです。
ドラグやメインシャフト素材、ドライブギアの特殊表面処理など、使用用途に合わせた適材適所の設計を施している点も魅力。20年の歴史が培った技術の集大成といえるモデルです。
- 軽量性と剛性の両立を求める人
- 上級者レベルの感度を求める人
- ブランドの歴史に価値を感じる人
- 所有感を重視する人
- 長期間の投資と考える人
ダイワ 23エアリティ LT2500S(64,000円)
23エアリティは、この軽さ、革新的。この強さ、確信的。をキャッチフレーズに、かつてない軽さと強さの両立を果たした超軽量スピニングリール。LT2500Sで150gという自重は、ダイワ史上最高レベルの軽量性を実現しています。
エアドライブデザインをフル装備することで、リーリング性能とロッドの操作性を高次元で向上。アングラーの意志に対して素直に応える高いレスポンスが、釣る歓びを高めてくれます。
軽さを追求しながらも、フルメタル(Mg製)モノコックボディによる確かな剛性を確保。「十分な実釣性能をともなわない軽さには意味がない」というダイワの設計思想を体現したモデルです。
- 究極の軽量性を求める人
- 長時間の釣行をする人
- 最新技術に興味がある人
- 疲労軽減を重視する人
- 革新的な製品を好む人
ダイワ 22イグジスト LT2500S-XH(103,000円)
22イグジストは、その手に、未来をというコンセプトで開発されたダイワの小型スピニングリールのフラッグシップモデル。10万円を超える価格に見合う、妥協のない最高性能を提供します。
エアドライブデザインをフル装備し、フルメタル(Mg製)モノコックボディによる最高レベルの剛性を実現。マグシールドを3箇所に搭載する「フルマグシールド仕様」により、過酷な環境でも初期性能を長期間維持します。
12BB搭載(ダブルハンドルモデルは14BB)による滑らかな回転と、超々ジュラルミン製MCタフデジギアによる静かで力強い巻き上げ。すべてにおいて最高峰の技術が投入されています。
単なる道具ではなく、アングラーと心通わせるものとして設計されており、末永く安心して使用できるユーザーサポートも充実。一生モノのリールとして価値のある投資といえるでしょう。
- 最高峰の性能を求める人
- プロ・競技レベルでエギングをする人
- 一生モノのリールを探している人
- 所有する歓びを重視する人
- ダイワ技術の集大成を体感したい人

ダイワのエギングリールを選ぶときに絶対見るべき6つのポイント
エギングリール選びで失敗しないためには、6つの重要なポイントを理解することが必要です。
番手は2500番が最適!3000番との使い分け
DAIWA公式サイトによると、「エギング専用もありますが、汎用機を使う人が多いのかなと…そうなると、最近はPEも0.6号がメインになってきているので2500番台の方がコンパクトで使いやすいと思います」とのことです。
2500番が推奨される理由:
- PE0.6号を200m巻ける適度なサイズ
- 軽量でシャクリ動作が楽
- 秋イカから春の大型まで対応可能
- 他の釣りにも転用しやすい
3000番は主にティップランエギングや大型狙いの際に選択します。陸っぱりの一般的なエギングでは、2500番で十分なパワーと使いやすさを得られます。
ギア比はノーマルギアかハイギアか?
ギア比選びについて、エギングではラインを早く回収するより、ラインを張りすぎず一定距離をしっかり探れるノーマルギアの方が良いでしょう。
ギア比 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ノーマルギア | エギのコントロールがしやすい 繊細なラインメンディング可能 |
回収スピードが遅い |
ハイギア | 素早い回収 手返しの良さ |
エギが浮きやすい コントロールが難しい |
ただし、手返し重視の釣りスタイルの方にはハイギアも有効。自分の釣りスタイルに合わせて選択することが大切です。
シングルハンドルとダブルハンドルの特徴と選び方
シングルハンドルは単純に軽いので、シャクリも楽だし感度にもつながってきます。でも、ダブルハンドルは回転時に安定してくれるので一定に巻きやすい。これはどちらを重視するか好みで分かれますので、最終的には好みで選びましょう。
ダブルハンドルは、エギングに多いナイトゲームで不意にアタリがあった際に掴み損ねるリスクを軽減できるメリットもあります。
軽さと剛性のバランス!エギングに最適な重量とは
ダイワのエギングリールの魅力は軽さと剛性の高いバランスです。「軽さと剛性って相反する性能でもありますが、この2つの性能を高いバランスで達成しているのがエギングに適したリールといえます
エギングに最適な重量の目安:
- 2500番:150~200g程度
- 軽量すぎると剛性不足
- 重すぎると疲労が蓄積
- バランスが最重要
ハイエンドモデルほど軽くて剛性もあるので、予算次第でおすすめは変わってきます。
ドラグ性能で釣果が変わる!ATD TYPE-LとATD TOUGHの違い
ダイワのドラグシステムには主に2種類あり、それぞれ特徴が異なります。
ATD TYPE-Lとは?
魚の引きに合わせてスムーズに作動し、滑らかに効き続けるATDの初動レスポンスを高めたバージョン。ライトライン使用時の滑り出しの良さを追求している。
ATD TOUGHとは?
カーボンワッシャーを採用し、高い耐久性能を実現したATD。大型魚とのファイトを想定した、より強力なドラグシステム。
エギングではATD TYPE-L搭載モデルがおすすめ。細いPEライン使用時でも安心してファイトできます。
価格とグレードの差を理解しよう
迷ったらワンランク上のリールを!予算的に迷っている2つのリールがある場合、1ランク上のものを買えば、絶対に後悔はしないはずです
価格差による主な違い:
価格帯 | 素材・技術 | 性能差 |
---|---|---|
1万円以下 | 基本的な素材とギア | 必要最低限の性能 |
1~3万円 | ZAION V、AIRDRIVE DESIGN | 快適性の大幅向上 |
3万円以上 | フルメタルボディ、マグシールド | 最高レベルの性能 |
ダイワエギングリールのグレード別機能比較
ダイワのエギングリールは、価格帯によって搭載される技術や素材が大きく異なります。各グレードの特徴を詳しく解説し、賢い選択のお手伝いをします。
エントリーモデル(1万円以下)の特徴
エントリーモデルでも、ダイワのLT(Light & Tough)コンセプトは健在。基本的な性能をしっかりと押さえた、コストパフォーマンス抜群のモデルが揃っています。
主要技術と特徴:
- エアローター搭載:滑らかな回転性能
- ATD搭載:基本的なドラグ性能
- 軽量設計:200g前後で疲労軽減
- 耐久性:普通使用なら十分な強度
ミドルクラス(1~3万円)の特徴
この価格帯から本格的なダイワ技術が搭載され始めます。快適性が大幅に向上し、長時間の使用でもストレスを感じにくくなります。
搭載される主要技術:
- AIRDRIVE DESIGN:次世代の操作性
- ZAION V:軽量かつ高剛性素材
- マグシールド:防水・防塵性能
- ATD TYPE-L:高レスポンスドラグ
エントリー(1万円以下) | ミドル(1~3万円) | 向上点 |
---|---|---|
基本性能
技術搭載少ない
快適性に限界
|
AIRDRIVE DESIGN
ZAION V採用
マグシールド搭載
|
操作性大幅向上
軽量性向上
耐久性向上
|
ハイエンド(3万円以上)の特徴
ハイエンドモデルでは、ダイワの最新技術がフル装備されます。プロアングラーや競技者も満足できるレベルの性能を提供します。
ハイエンド限定技術:
- フルメタルボディ:AL製またはMg製による最高剛性
- モノコックボディ:一体成型による剛性向上
- フルマグシールド:3箇所への防水機構搭載
- 超々ジュラルミン製ギア:特殊表面処理済み

ダイワのエギング専用リール「エメラルダス」シリーズ解説
ダイワが世界に先駆けて立ち上げたエギング専用ブランド「エメラルダス」。「イカと関わるすべての時間を、感動で満たすために」というコンセプトのもと、エギング専用設計の恩恵を最大限に活かしたリールシリーズです。
エメラルダスX – エントリー向けエギング専用機
24エメラルダスXは、エギング専用設計のスタンダードモデルとして位置づけられています。汎用リールでは得られない、エギング専用チューニングの恩恵を手頃な価格で体感できる貴重なモデルです。
エメラルダスXの専用設計ポイント:
- エギングに最適なギア比設定
- シャクリ動作への最適化
- パワーラウンドタイプEVAノブ標準搭載
- エメラルダスグリーンデザイン
パワーラウンドタイプEVAノブとは?
エギングに最適化された専用ノブ。握りやすく滑りにくいEVA仕様で、黒のEVA素材採用によりイカ墨がついても汚れが目立ちにくいという実用的な配慮も。
汎用リールとの最大の違いは、エギングの特性を深く理解した専用チューニング。シャクリ、巻くを繰り返すエギングでの持ち重り感軽減や、細いPEライン使用を前提とした設計など、専用機ならではの使いやすさを提供します。
エメラルダスRX – 中級者向けエギング専用機
23エメラルダスRXは、MQ×AIRDRIVE DESIGNによる高次元の操作性を実現したエギング専用スピニングリール。エメラルダスシリーズの中級機として、より高度なエギング技術をサポートします。
エメラルダスRXの特徴:
- ZAION V製MQボディ:強度と軽量性の両立
- AIRDRIVE DESIGN搭載:次世代の操作性
- FC(フィネスカスタム)モデル:秋イカ特化設計
- ストッパーレスボディ:防水性能向上
特にFCモデルは、2.5号~3.0号のエギ使用に特化した設計で、秋の数釣りシーズンでの使いやすさを追求。1サイズ小型のボディ採用により、圧倒的な軽量化を実現しています。
エメラルダスエア – ハイエンドエギング専用機
25エメラルダスエアは、エメラルダスのハイエンドモデルとして、エギングに求められる要素を高次元で実現。前作を上回る軽量化を実現し、史上最軽量の155gを達成した究極のエギング専用リールです。
エメラルダスエアの革新技術:
- AIRDRIVE DESIGNフル装備:最高レベルの操作性
- 史上最軽量155g:疲労軽減効果絶大
- 超々ジュラルミン製MCタフデジギア:特殊表面処理済み
- 12BB搭載:滑らかな回転性能
エメラルダスエアのダブルハンドル仕様(LT2500S-DH)では、シャクった後の不意のハンドルの動きを抑制し、ラインを見てアタリに集中することが可能。エギング専用設計ならではの細やかな配慮が随所に施されています。
モデル | 価格帯 | 主要特徴 | おすすめ対象 |
---|---|---|---|
エメラルダスX | 約20,700円 | 専用設計入門機 | 専用機デビューしたい人 |
エメラルダスRX | 約32,400円 | MQ×AIRDRIVE DESIGN | 中級者以上 |
エメラルダスエア | 約57,700円 | 史上最軽量155g | 上級者・競技者 |

ダイワエギングリールのよくある質問
ダイワのエギングリール選びでよく寄せられる疑問にお答えします。購入前の不安を解消し、納得のいく選択をサポートします。
シマノとダイワどちらが良い?
この質問は非常に多く寄せられますが、それぞれに明確な特徴の違いがあります。
ダイワの特徴 | シマノの特徴 |
---|---|
エギング専用設計の豊富さ
軽量性への徹底追求
革新的技術の積極投入
|
汎用性の高さ
安定した品質
巻き心地の滑らかさ
|
エギング専用としてはダイワが一歩リードしているのが現状です。エメラルダスブランドによる専用設計の蓄積と、軽量性への徹底的な追求が、エギングシーンでの支持を集めています。
一方、汎用性を重視し、一台で複数の釣りを楽しみたい場合はシマノも魅力的な選択肢となります。
番手は2500と3000どちらを選ぶべき?
2500番台の方がコンパクトで使いやすいです。その理由を詳しく解説します。
2500番のメリット:
- 軽量でシャクリが楽
- PE0.6号を200m巻ける
- 秋イカから春イカまで対応
- 他の釣りにも転用しやすい
迷った場合は2500番を選んでおけば間違いありません。
安いリールでも釣果に差は出ない?
これは多くの初心者が気になる点ですが、釣果に直接影響する場面は確実に存在します。
同じ釣り場での比較例
高性能リール使用者:最後まで快適にシャクリ続行
リール性能が釣果に影響する要因:
- 感度の違い:微細なアタリの感知能力
- 疲労度の違い:長時間釣行での集中力維持
- 操作性の違い:思い通りのエギ操作
- 耐久性の違い:過酷な使用での性能維持
ただし、初心者のうちは極端に高価なリールは不要。段階的にステップアップすることで、性能差を実感しながら成長できます。

まとめ
ダイワのエギングリールは、エギング専用設計への徹底したこだわりと豊富な価格帯展開により、あらゆるレベルのアングラーにとって最適な選択肢を提供しています。
本記事で紹介した13モデルの中から、あなたの習熟度と予算に合った一台を見つけていただけたでしょうか。
エギングリール選びで最も重要なのは、自分の釣りスタイルと成長に合わせた選択をすること。初心者の方は24レブロスや23レガリスから始めて、経験を積みながら25カルディアやエメラルダスRXへとステップアップ。そして最終的には22イグジストのような最高峰モデルを手にする──そんな楽しみ方もエギングの醍醐味の一つです。
ダイワの技術力と品質の高さは世界が認めるレベル。きっとあなたのエギングライフを、より豊かで充実したものにしてくれることでしょう。