バチコンアジングで良いリールがあれば釣果がもっと上がるのに、と思ったことはありませんか?
結論、バチコンアジングにおすすめのリールはダイワ クレスト LT3000-CXHです。
長年バチコンアジングをやってきた経験から言うと、リール選びは釣果に直結する重要な要素です。これまで色々なリールを試してきましたが、番手やギア比、重量バランスなど、バチコン特有の要求に応えるリールを見つけるのは意外と奥が深いものです。
実際に東京湾や相模湾の釣り場で試してみた結果を踏まえて、スピニングとベイトそれぞれのメリット・デメリットから、具体的な商品選びまで詳しく解説していきます。

バチコンアジングとは?リールの役割を理解しよう

バチコンアジングを始める前に、まずこの釣り方の特徴と、なぜ専用のリールが必要なのかを理解することが重要です。陸っぱりのアジングとは全く異なる要求があるため、リール選びも慎重に行う必要があります。
バチコンアジングの基本知識
バチコンとは”バーチカルコンタクト”の略で、船からバーチカルに(仕掛けを縦に入れて)アジを狙うルアーフィッシングです。
実際に東京湾のバチコン船に乗ってみると、その面白さがよくわかります。ライトなタックルで良型のアジが狙え、ゲーム性も高いことから近年は人気が急上昇中です。陸っぱりのアジングとは全く違う攻略法が必要で、最初は戸惑いましたが、慣れてくるとその奥深さにハマってしまいます。
バチコンでおもに使うのは、胴付き仕掛けと逆ダウンショット(逆ダン)の2種です。胴付き仕掛けはサルカンが回転するので糸ヨレが少なく、仕掛け絡みなどのトラブルが少ないのが特徴です。一方、逆ダウンショットはアタリが伝わりやすいメリットがありますが、やや絡みやすい傾向があります。
| 仕掛けタイプ | メリット | デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 胴付き仕掛け | トラブルが少ない 初心者でも使いやすい セッティングが簡単 | エダス長変更時にカットが必要 | ★★★★★ |
| 逆ダウンショット | アタリが伝わりやすい エダス長を自由調整可能 | やや絡みやすい 捨て糸がズレることがある | ★★★★☆ |
バチコンにおけるリールの重要性

バチコンアジングではリールの性能が釣果に直結すると言っても過言ではありません。
実際に相模湾でバチコンを始めた頃、陸っぱり用の1000番のローギアスピニングリールを使っていたのですが、PE0.4号を200m巻けずに高切れの不安がありました。また、30〜50mの水深を攻めるには手返しの良さも重要で、ノーマルギアでは回収に時間がかかりすぎることも痛感しました。
バチコンで特に重要なリールの要求性能は以下の通りです:
もっともアタリが出やすいのは投入直後なので、素早い仕掛け回収と再投入ができるリール性能が重要になります。
陸っぱりアジングとの違い
バチコンアジングは陸っぱりアジングとは全く異なる要求がリールにかかります。
最初に陸っぱり用のアジングリールでバチコンに挑戦した時は、その違いに驚きました。特に糸巻き量と巻き取り力の差は歴然で、専用のリールの必要性を強く実感したものです。
| 項目 | 陸っぱりアジング | バチコンアジング |
|---|---|---|
| 水深 | 5-15m程度 | 30-50m以深 |
| 糸巻き量 | PE0.3号-100m程度 | PE0.4-0.6号-200m |
| リールサイズ | 1000-2000番 | C3000番・100番 |
| ギア比 | ノーマル〜ハイギア | ハイギア推奨 |
| 重視する性能 | 軽量性・感度 | 糸巻き量・手返し |
陸っぱり用アジングリールは流用できる?
糸巻き量が不足し、ギア比も不適切な場合が多いため、基本的には専用リールの購入をおすすめします。ただし、C2500番以上でハイギア仕様なら一時的な流用は可能です。
バチコンアジング用リール スピニング ベイト どっちがいい?徹底比較

バチコンアジング用リール選びで最初に迷うのが、スピニングとベイトのどちらを選ぶかという問題です。実際に両方使ってきた経験から、それぞれの特徴と適したシーンを詳しく解説していきます。
スピニングリールのメリット・デメリット
スピニングリールはライン放出時の抵抗が少なく、素早く仕掛けを沈められるのが最大の特徴です。
実際に東京湾のバチコン船で使ってみて感じるのは、魚探にアジの反応が映った瞬間にサッと仕掛けを投入できる機動力の高さです。特に朝マズメの短時間勝負では、この機動力が釣果に直結することが多いですね。また、キャスティングで広範囲を探れるため、浅い釣り場と好相性です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
ライン放出がスムーズ ドラグ性能が高い 口切れ・ラインブレイクしにくい 操作が簡単 キャスティングが可能 トラブルが少ない | 正確な水深把握が困難 カウンター機能なし PEラインの色で判断が必要 風の影響を受けやすい |
長年使ってきて特に印象的なのは、ドラグ性能の高さです。25cm超えのアジがヒットしても、ドラグが滑らかに効いてくれるので安心してやり取りできます。
ベイトリールのメリット・デメリット
ベイトリールの最大の魅力はカウンター機能による正確なタナ取りです。
先月も相模湾でバチコンをした際、隣の釣り座のベテランアングラーがカウンター付きベイトリールを使っていましたが、「35mでアタリが集中している」と的確にレンジを把握していて驚きました。また、巻き上げが強いので深場に適しており、ヒットレンジを把握しやすいのも大きなメリットです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
正確な水深把握が可能 再現性の高い釣りができる ヒットゾーンを細かく刻める 巻き上げ力が強い イカメタルとの兼用が可能 深場攻略に有利 | バックラッシュのリスク 慣れが必要 価格が高め メンテナンスが複雑 キャスティングが困難 |
ただし正直、最初はバックラッシュで苦労することも多いです。特に船が揺れている時は、慎重にサミングしないとトラブルが起きやすいのが難点ですね。
初心者はどちらを選ぶべきか
初心者には間違いなくスピニングリールがおすすめです。
これまで多くの釣り仲間にバチコンを教えてきましたが、最初からベイトリールを使って上手くいった人は正直ほとんどいません。実際に初心者の方にベイトリールを勧めて、バックラッシュでほとんど釣りにならなかった苦い経験もあります。
操作が簡単で、トラブルが少なく、釣りに集中できるからです。バチコンアジングは繊細なアタリを取る技術が重要なので、まずはリールのトラブルに悩まされることなく、アジのアタリに集中できる環境を作ることが大切です。
バチコン初心者がベイトリールでトライした場合
アタリを取る練習どころではない状況に
具体的にはダイワ クレスト LT3000-CXHのようなエントリーモデルから始めて、慣れてきたら上位機種やベイトリールにステップアップするのが理想的な流れですね。
経験者の選び方とシーン別使い分け
経験者の場合は釣りのスタイルと兼用性で選ぶのがベストです。
実際に船宿で見ていると、ベテランアングラーほど目的に応じて使い分けています。そうそう、中には両方持参して、その日の状況に応じて使い分ける人もいますね。
個人的な経験から言うと、バチコン歴3年以上で他の船釣りもやりたい場合は、ダイワ ティエラ IC 150H-DHのようなカウンター付きベイトリールが非常に便利です。
バチコンアジング用リールを選ぶときに絶対見るべき5つのポイント
バチコンアジング用リール選びで失敗しないためには、5つの重要なポイントを押さえる必要があります。これまでの経験から、特に重要な要素を詳しく解説していきます。
番手選び|C3000番と100番が最適な理由
スピニングリールはC3000番、ベイトリールは100番が最適です。
これまで色々な番手を試してきましたが、この番手がバチコンアジングには最もバランスが良いことがわかりました。実際に2500番や4000番も使ってみましたが、やはりC3000番の使い勝手の良さは群を抜いています。
東京湾でのバチコンアジング。水深40mでPE0.6号を使用
100番の場合:PE1号が200m巻けるので0.6号なら十分
| リールタイプ | 推奨番手 | 糸巻き量の目安 | ドラグ力 |
|---|---|---|---|
| スピニング | C3000番 | PE0.6号-200m | 9kg前後 |
| ベイト | 100番 | PE1号-200m | 6kg前後 |
C3000番を選ぶことで、より大型のアジを狙う場面でもドラグを効かせたやり取りがしやすくなります。
ギア比|ハイギアとノーマルギアの使い分け
バチコンアジングでは基本的にハイギア(XG/HG)がおすすめです。
実際に相模湾の深場(50m以深)でバチコンをやってみて痛感したのは、手返しの重要性です。水深があるポイントでは手返しを重視して、ギア比が高いハイギアやエクストラハイギアのリールが有利です。ワームがズレた時や船長の合図で仕掛けを上げる時、ハイギアの巻き取りの速さは本当に助かります。
水深30m以深を攻める場合、手返しの良さが釣果に直結するからです。ギア比が高いリールを使用すると仕掛けの回収が素早くでき、ワームがズレた時でもすぐに付け直せます。
| ギア比 | メリット | おすすめシーン | 巻き取り長さ目安 |
|---|---|---|---|
| ハイギア(6.0以上) | 手返しが良い 仕掛け回収が速い テンポの良い誘いが可能 | 一般的なバチコン全般 | 80cm以上/1回転 |
| ノーマルギア(5.0-6.0) | 巻き上げトルクが強い 重いオモリでも楽 大型魚に有利 | 深場のギガアジ狙い | 70cm以下/1回転 |
重量|軽量化が釣果に与える影響
リールの重量は釣果に直結する重要な要素です。
長年バチコンをやってきて実感するのは、軽量なリールを使った時の感度の向上です。特に200g以下のリールに変えた時は、アジの微細なアタリがこれまでより明確に感じられて驚きました。実際に船上で6時間釣りをしていると、リールの重量差が疲労度に大きく影響することがわかります。
リールの重量は150〜200g前後が目安で、軽いと長時間の釣りでも疲れにくく、繊細なアタリを感じ取りやすくなります。
| 重量クラス | 重量範囲 | 特徴 | 代表機種 |
|---|---|---|---|
| 超軽量 | 150-180g | 最高の感度と操作性 | エアリティ、ヴァンキッシュ |
| 軽量 | 180-220g | 実用性と軽さのバランス | ストラディック、月下美人 |
| 標準 | 220-250g | 価格と性能のバランス | クレスト |
ドラグ性能|PE0.4~0.6号に必要な滑らかさ
バチコンでは滑らかなドラグ性能が不可欠です。
PE0.4~0.6号という細いラインを使うバチコンでは、ドラグの滑り出しが悪いとすぐにラインブレイクや口切れが起きてしまいます。実際に安価なリールで大型アジとやり取りした際、ドラグのつき方が急で何度もバラしてしまった苦い経験があります。また、ドラグ性能が高いと口切れやラインブレイクでのバラシを軽減できます。
特に重要なのは初期の滑り出しです。アジが急に走った瞬間に、スムーズにラインが放出されるかどうかで勝負が決まります。
25cmのアジがヒット。PE0.6号でのやり取り
低性能ドラグ:急にドラグが効いてラインブレイク
カウンター機能|ベイトリールの精密なレンジ攻略
ベイトリールのカウンター機能は精密なレンジ攻略に威力を発揮します。
先月も東京湾でバチコンをした際、カウンター付きリールを使った釣り人が「32-35mの3mレンジにアジが固まっている」と正確に把握していて、その精密さに感動しました。スピニングリールだとPEの色で大まかな判断しかできませんからね。
ただし、ナイトゲームではバックライト付きを選ぶのがおすすめです。暗闇でカウンターが見えないと、せっかくの機能が活かせませんからね。
バチコンアジングにおすすめスピニングリール6選【安い順】

ここからは実際に使用した経験をもとに、バチコンアジングにおすすめのスピニングリールを価格の安い順に紹介していきます。エントリーモデルからハイエンドまで、幅広い予算に対応できるラインナップを揃えました。
ダイワ クレスト LT3000-CXH|エントリーモデルの決定版
バチコンアジング入門に最適な、コスパ最強のエントリーモデルです。
これまで多くの初心者にバチコンを教えてきましたが、最初に勧めるのは間違いなくこのクレストです。実際に釣り仲間の息子さんにもこのリールでバチコンデビューしてもらいましたが、「こんなに使いやすいなら、もっと早く始めれば良かった」と大満足でした。価格以上の性能が備わっていて、巻き心地、ドラグ性能、耐久性、いずれの面でも問題なくバチコンアジングを楽しめます。

重量もさほど重くないので、長時間の釣行でも疲れにくく、バチコンアジングの基本をしっかり学べる一台です。また汎用性も高い番手になるため、将来的にシーバスやエギングにも流用できるのも嬉しいポイントです。
- バチコン初心者の人
- 予算1万円以下で探している人
- 他の釣りにも使い回したい人
- 基本性能重視の人
- 信頼性の高いメーカー品が欲しい人
シマノ ストラディック C3000XG|中堅機種の実力派
フラッグシップ機譲りの高性能を手ごろな価格で堪能できるミドルクラスの実用機です。
あらゆるターゲットを狙うアングラーから人気が高いストラディックですが、バチコンアジングでも文句なしの性能を発揮します。実際に相模湾の深場で50cm級のワラサが混じった時も、このリールの剛性の高さに助けられました。巻き出しが軽く、細かく操作してテクニカルにバチコンアジングを攻略できる性能を持っています。

中堅機種ながら上位機種にも引けを取らない巻き心地があり、快適に使用できます。また防水性能が高いので、水飛沫がかかっても全く問題ありません。バチコンには必要十分なタフネスも兼ね備え、不意の大物にも対応できる頼れる相棒です。
- 信頼性を重視する人
- 使用頻度が高い人
- 不意の大物にも対応したい人
- 防水性能を重視する人
- 長期間愛用したい人
ダイワ エアリティ LT3000-XH|175gの超軽量ボディ
軽量化と高剛性を両立したダイワの次世代スピニングリールです。
このリールを初めて手にした時の驚きは今でも忘れません。175gという軽さは、まるでリールを付けていないかのような感覚で、バチコンでの繊細な操作を大幅にサポートしてくれます。実際に東京湾のナイトゲームで使った際、これまで感じられなかった微細なアジのアタリまでしっかりと手元に伝わってきて、感度重視のアングラーには本当におすすめです。

モノコックボディの剛性が、リール全体を安定させ、軽さとパワーを見事に両立しています。さらに、回転性能を支えるZAIONエアローターと、防水性能を高めるマグシールドの相乗効果により、海水や塩分の侵入を徹底防止。過酷な海釣りの環境でも性能を持続し、長期間信頼して使用できます。
- 感度を最重視する人
- 軽量性にこだわる人
- 長時間の釣行が多い人
- 繊細な操作を重視する人
- ライトゲーム専用機が欲しい人
シマノ ヴァンキッシュ C3000XG|軽量化の最先端技術
「軽さ」を徹底追求したシマノのハイエンドモデルです。
その驚異的な軽さは、バチコンにおける感度と操作性を格段に向上させます。知人のベテランアングラーが愛用しているのを見て、実際に借りて使わせてもらったことがありますが、その操作感の違いに正直びっくりしました。細いラインを多用するこの釣りにおいて、その特性は大きな武器となるでしょう。わずか145gという驚異的な軽さで、長時間の釣りでも手に負担を感じさせません。

マグナムライトローターとマイクロモジュールギアIIが生み出す滑らかな巻き心地は、繊細なアジのアタリをしっかり感じ取り、確実なフッキングを可能にします。さらに、防水性能を高めるXプロテクトと高強度のHAGANEギアが、タフな釣り環境でも性能を長期間維持。釣りの楽しさを次のレベルへ引き上げる極上の使用感が味わえます。
- 最高レベルの軽量性を求める人
- ハイエンド機種が欲しい人
- 感度を極限まで追求したい人
- 長期間愛用できる一台が欲しい人
- シマノブランドにこだわる人
ダイワ イグジスト LT3000-H|シルキーな巻き心地の極み
ダイワが誇る最高峰スピニングリールの極上の使用感です。
シルキーな巻き心地と、魚の引きに追従するスムーズなドラグは、細いラインでのやり取りに絶大な安心感を与えます。実際に船宿で見かけたプロアングラーが使っているのがこのイグジストでしたが、その操作の滑らかさには目を奪われました。感度、操作性、耐久性、全てにおいて妥協のない一台で、バチコンアジングの技術向上にも大きく貢献してくれるでしょう。

特に微細なアタリの判別能力は、他のリールとは明らかに一線を画しています。大口径ギアの採用により、驚くほど滑らかな巻き心地を実現し、繊細なアジのアタリから大型魚とのやり取りまで安心して対応できます。手に取るたびに所有感を満たしてくれるこのリールは、ライトゲームを本格的に楽しむアングラーにとって理想的な相棒です。
- 最高峰の性能を求める人
- プロレベルの道具が欲しい人
- 巻き心地にこだわる人
- 所有感を重視する人
- ダイワの最高技術を体感したい人
シマノ ステラ C3000XG|最高峰の感度と操作性
言わずと知れたシマノのフラッグシップモデルの圧倒的な完成度です。
圧倒的な巻き感度と滑らかなドラグ性能は、バチコンの繊細なアタリを捉え、思い通りのやり取りを味わううえで最高のパフォーマンスを発揮します。実際に知り合いのトーナメンターが愛用しているのを見せてもらいましたが、そのクオリティの高さには本当に感動しました。軽量かつ高剛性なボディは、長時間の釣りでも疲れを感じさせません。

特にマイクロモジュールギアIIによる滑らかな回転性能は、他の追随を許さないレベルです。HAGANEギアとXプロテクトによる防水性能も抜群で、過酷な海釣り環境でも長期間にわたり最高の性能を維持します。バチコンアジングを極めたいアングラーにとって、まさに究極の選択肢と言えるでしょう。
- 最高峰のリールが欲しい人
- 妥協のない性能を求める人
- 長期間愛用できる一生ものが欲しい人
- シマノの最高技術を体感したい人
- バチコンを極めたい人
バチコンアジングにおすすめベイトリール3選【安い順】
カウンター機能による精密なタナ取りが魅力のベイトリールを、価格の安い順に紹介します。イカメタルとの兼用も考慮した、実用性の高いモデルを厳選しました。
テイルウォーク ヴィレイヤー DG 100HG-DH|デジタルカウンターの見やすさ
水深を正確に把握できるデジタルカウンター搭載で、バチコンアジングの繊細なレンジ攻略に最適です。
実際に東京湾でこのリールを使った際、デジタル表示の見やすさに驚きました。特にナイトゲームでも数字がはっきり見えるので、正確なタナ取りが可能です。コンパクトな自重と、軽快な巻き心地が長時間の釣りをしっかりサポートしてくれます。PE0.6-0.8号での感度も抜群で、アジのアタリを逃しません。

ギア比7.3:1のHGモデルで手返しも良く、バチコン入門者にもおすすめできるベイトリールです。確かな基本性能と優れたコストパフォーマンスで、カウンター付きベイトリールを試してみたい方には最適な選択肢です。
- ベイトリール初心者の人
- コスパ重視の人
- デジタルカウンターを試したい人
- ナイトゲームが多い人
- 手返しを重視する人
ダイワ ティエラ IC 150H-DH|コスパ抜群のICカウンター
ハイエンドモデルの性能を継承しつつ、コストパフォーマンスに優れたICカウンター付きベイトリールです。
知人のベテランアングラーが愛用しているのを見て、実際に借りて使わせてもらいましたが、パーミングしやすいロープロファイルデザインと、滑らかなドラグの組み合わせが本当に快適なバチコンを実現してくれます。ICカウンターの精度も十分で、1m単位での正確なタナ取りが可能です。特に相模湾の深場で威力を発揮し、アジの回遊レンジを正確に把握できるのが大きなメリットです。

巻き心地も滑らかで、長時間の使用でも疲れにくい設計が施されています。イカメタルとの兼用も考慮している方には特におすすめです。
- ICカウンターを体験したい人
- イカメタルとの兼用を考えている人
- コスパ重視だが本格性能が欲しい人
- 深場攻略が多い人
- ダイワブランドが好きな人
シマノ バルケッタ Fカスタム 150DHXG|190gの軽量ボディ
シマノのICカウンター搭載小型ベイトリールの完成形です。
2025年の最新モデルとして、これまでのバルケッタシリーズの良さを受け継ぎながら、さらに進化を遂げています。正確なタナ取りが可能なカウンター機能は、バチコンアジングにおいて大きなアドバンテージとなります。実際に船宿でこのリールを使っている方を見かけましたが、LEDバックライト搭載でナイトゲームでも視認性が抜群でした。

また190gという軽量設計により、バチコンアジングで必要な細かな操作にもしっかり対応できます。フォールでのアタリを積極的に取りたいアングラーにもおすすめで、マイクロモジュールギアによる滑らかな操作性が魅力です。
- シマノの最新技術を体験したい人
- 軽量なベイトリールが欲しい人
- ナイトゲームが多い人
- フォールのアタリを重視する人
- 長期間愛用したい人
価格帯別おすすめリール
予算に応じて最適なリールを選べるよう、価格帯別にポイントをまとめました。それぞれの価格帯でコストパフォーマンスに優れたモデルを紹介します。
エントリークラス(1万円以下)
バチコンアジング入門者には基本性能がしっかりしたエントリーモデルがおすすめです。
これまで多くの初心者にアドバイスしてきましたが、最初から高価なリールを買う必要はありません。実際にダイワ クレスト LT3000-CXHでバチコンを始めて、しっかり釣果を上げている方も多くいます。
| 機種名 | 価格帯 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ダイワ クレスト LT3000-CXH | 6,000-8,000円 | 240g | コスパ最強の入門機 |
| テイルウォーク ヴィレイヤー DG | 8,000-10,000円 | 220g | デジタルカウンター搭載 |
ミドルクラス(1~3万円)
バチコンにハマってきた方には性能と価格のバランスが取れたミドルクラスがおすすめです。
このクラスになると、明らかに使用感が向上します。実際に月下美人からストラディックにステップアップした時は、軽さと巻き心地の違いに驚きました。
| 機種名 | 価格帯 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ダイワ 月下美人 LT3000S-CXH | 12,000-15,000円 | 165g | 軽量でコスパ抜群 |
| シマノ ストラディック C3000XG | 18,000-22,000円 | 190g | 信頼性の高い中堅機種 |
| ダイワ ティエラ IC 150H-DH | 20,000-25,000円 | 200g | ICカウンター搭載ベイト |
ハイエンドクラス(3万円以上)
バチコンを極めたい方には最高峰の性能を誇るハイエンドモデルがおすすめです。
正直、この価格帯のリールは使ってみないとその凄さがわかりません。知人のプロアングラーが使っているステラを借りた時は、その完成度の高さに感動しました。
| 機種名 | 価格帯 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ダイワ エアリティ LT3000S-CXH | 35,000-40,000円 | 175g | 超軽量ボディ |
| シマノ ヴァンキッシュ C3000XG | 45,000-50,000円 | 145g | 究極の軽量性 |
| ダイワ イグジスト LT3000S-CXH | 55,000-60,000円 | 150g | シルキーな巻き心地 |
| シマノ ステラ C3000XG | 65,000-70,000円 | 170g | 最高峰の完成度 |
| シマノ バルケッタ Fカスタム | 35,000-40,000円 | 190g | 最新ICカウンター |
ハイエンドクラスは長期間愛用できる一生ものの投資と考えて選ぶのがおすすめです。
バチコンアジング用リールのセッティングとメンテナンス
リールを購入した後の適切なセッティングとメンテナンスは、性能を最大限に発揮し、長く愛用するために重要です。実際の経験に基づいたコツを詳しく解説します。
PE0.4~0.6号の巻き方と下巻きの考え方
バチコンアジングでは、PE0.4~0.6号を200m巻くのが基本です。
長年の経験から言うと、下巻きの量で全体のバランスが変わります。実際に最初は下巻きを適当にやっていて、スプールから糸が飛び出してトラブルが多発した苦い思い出があります。0.4号前後のPEラインを200m程度巻き、レンジの把握がしやすいカラーマーキングのあるものを選びましょう。
スプール径とライン径から逆算して、PE0.4~0.6号が適正な位置に収まる量を調整します。一般的にはナイロン3号を50-80m程度巻いてから、PE0.4~0.6号を200m巻くのが目安です。
| リールサイズ | 下巻きの目安 | PEライン | 合計糸巻き量 |
|---|---|---|---|
| C3000番 | ナイロン3号-50m | PE0.4-0.6号-200m | 250m相当 |
| 100番(ベイト) | 下巻き不要 | PE0.4-0.6号-300m | 300m |
ドラグ調整のコツと注意点
バチコンではドラグ調整が釣果を左右する重要な要素です。
実際に東京湾で25cmクラスのアジとやり取りした際、ドラグが強すぎて口切れを連発したことがあります。そこから学んだのは、PE0.4~0.6号の場合、使用強度の3分の1程度に設定することの重要性です。PEラインの先には2号前後のショックリーダーを1ヒロ(約1.5m)程度接続しておきましょう。
PE0.6号(強度8kg)でのドラグ設定
ドラグの効き始め:手で引いてスルスルと出る程度
長く使うためのメンテナンス方法
海釣り後の適切なメンテナンスが、リールの寿命を大きく左右します。
これまで何台ものリールを使ってきて学んだのは、塩抜きの重要性です。特にバチコンでは水しぶきを浴びることが多いので、しっかりとしたメンテナンスが欠かせません。
【帰宅後すぐ】真水で塩抜き
スプール部分とボディを中心に、真水をかけて塩分を洗い流す。この時、水圧は弱めに
【水分除去】しっかり乾燥
タオルで水分を拭き取った後、風通しの良い場所で自然乾燥。ドライヤーは厳禁
【定期メンテ】月1回のグリスアップ
ハンドルノブやドラグ部分に専用グリスを薄く塗布。過度な分解は避ける
特に重要なのは、釣行後すぐの塩抜きです。これを怠ると、内部に塩が蓄積してベアリングの回転が悪くなってしまいます。
よくある質問Q&A
バチコンアジング用リール選びでよく質問される内容をまとめました。実際の経験に基づいてお答えします。
ベイトリールのバックラッシュ対策は?
適切なブレーキ設定とサミング技術の習得が重要です。
正直、最初はバックラッシュとの戦いです。実際に私も初期の頃は、一日に何度もバックラッシュを起こして、ほとんど釣りにならなかった経験があります。
メカニカルブレーキを強めに設定し、慣れてきたら徐々に緩めるのがコツです。また、落下中は親指でスプールを軽く触れて、スピードをコントロールしましょう。
レバーブレーキリールは本当に必要?
バチコンを極めたい上級者には有効ですが、必須ではありません。
実際にレバーブレーキリールを使っているベテランアングラーの釣りを見ていると、確かに精密なレンジコントロールができています。ただし、操作に慣れが必要で、初心者にはややハードルが高いのも事実です。
イカメタルとの兼用は可能?
カウンター付きベイトリールなら十分兼用可能です。
知人でバチコンアジングとイカメタルを同じリールでやっている方がいますが、ダイワ ティエラ ICやシマノ バルケッタなら問題なく両方楽しめています。実際に同じ船で両方の釣りができる船宿も多いので、兼用リールがあると便利ですね。
ただし、スピニングリールの場合は、イカメタル専用の軽量ロッドとの組み合わせは重量バランスが悪くなることがあるので注意が必要です。
陸っぱり用アジングリールは流用できる?
基本的には専用リールの購入をおすすめしますが、条件次第では一時的な流用は可能です。
実際に陸っぱり用リールでバチコンに挑戦した経験がありますが、糸巻き量不足と手返しの悪さに苦労しました。ただし、C2500番以上でハイギア仕様、かつPE0.4号が150m以上巻けるなら一時的な使用は可能です。
陸っぱり用と船用では要求される性能が根本的に異なるため、本格的にバチコンを楽しむなら専用リールの購入を強くおすすめします。
まとめ
バチコンアジングのリール選びは、釣果に直結する重要な要素です。
これまでの経験から言うと、まずは自分の釣りスタイルと予算を明確にして、スピニングかベイトかを決めることが大切です。初心者の方はダイワ クレスト LT3000-CXHから始めて、慣れてきたら上位機種にステップアップするのがおすすめです。
一方、既にある程度の経験がある方は、感度を重視するならダイワ エアリティやシマノ ヴァンキッシュ、精密性を求めるならダイワ ティエラ ICやシマノ バルケッタといったカウンター付きベイトリールが良い選択肢です。
どのリールを選んだとしても、適切なメンテナンスを心がけて、長く愛用できる相棒として大切に使ってください。きっとあなたのバチコンアジングが、より一層楽しくなること間違いなしです!
再試行











































































