エギングでイカを釣り上げる際に重要なのがランディングツールの選択です。
タモとギャフのどちらを使うべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論、エギングにおすすめのギャフは第一精工 オートキングギャフCS300です。
長年エギングを続けてきた経験から言うと、ギャフは一度使うとその便利さに驚かされるアイテムです。
特にランガンスタイルでエギングを楽しむ方には、持ち運びの便利さという点でタモよりも圧倒的に優れています。
この記事では、エギング用ギャフの必要性から選び方、おすすめ商品まで詳しく解説していきます。

結論|エギングにギャフはいらない?必要?
引用:Amazon
エギングにおけるギャフの必要性について、長年の釣行経験と多くのエギンガーとの交流から得た結論をお伝えします。
ギャフの必要性は釣り人のスタイルと釣り場によって大きく変わります。
ギャフが必要な釣り人の特徴
実際に各地の釣り場でエギンガーの皆さんとお話しして感じるのは、以下のような釣り人にはギャフが欠かせないということです。
ランガンスタイルでエギングを楽しむ方には、ギャフの携帯性は大きなメリットになります。
先月も地元の磯でエギングをしていた際、タモを持参していたベテランアングラーが「次回はギャフにしようかな」とおっしゃっていました。
実際に比べてみると、タモの重量は約1.5〜2kg程度なのに対し、ギャフは400〜600g程度と半分以下の軽さです。
釣り人のタイプ | ギャフが必要な理由 |
---|---|
ランガン重視のエギンガー | 軽量で移動時の負担が少ない |
足場の高い釣り場によく行く方 | 長い全長で高い場所からでも取り込める |
大型イカを狙う春エギンガー | 確実にランディングできる |
道具にこだわりたい上級者 | 専用設計でエギングに最適化されている |
ギャフがいらない釣り人の特徴
一方で、リリース前提でエギングを楽しむ方にはギャフは不向きです。
ギャフはイカの胴体に針を刺すため、どうしても傷をつけてしまいます。
特に秋の新子サイズのアオリイカをリリースしたい場合は、タモネットの方が適しています。
また、エギング以外の釣りも同時に楽しみたい方は、汎用性の高いタモを選ぶのが賢明でしょう。
9000人アンケートの結果から見る現実
エギングGOGOショップが実施した9000人のエギンガーアンケートでは、興味深い結果が出ています。
タモ派が52%、ギャフ派が48%とほぼ拮抗しており、どちらも一定の支持を得ています。
全国のエギンガー9000人の意見
ギャフ派の主な理由:「持ち運びが楽」「一度使うと戻れない」
エギングでギャフを使う3つのメリットと2つのデメリット
実際にギャフを使い始めて5年になりますが、メリットとデメリットを正直にお伝えします。
ギャフを使う3つのメリット
タモの半分以下の重量で移動が楽になる
ギャフの最大のメリットは圧倒的な軽さと携帯性です。
これまで色々なギャフを試してきましたが、タモと比較すると本当にその差は歴然としています。
実際に和歌山の地磯でエギングをした際、4時間のランガンでもギャフなら疲労感がほとんどありませんでした。
特に肩掛けベルトやカラビナでベルトに装着できるため、両手が自由になって移動時の安全性も向上します。

イカが警戒せずバラシ率が大幅に減る
エギングで最もバレやすいのがランディング時だと言われていますが、ギャフを使うようになってからバラシが激減しました。
タモの場合、イカが網を見た瞬間に警戒して激しく抵抗することがありますが、ギャフなら先端がコンパクトで警戒されにくいのが利点です。
実際に先月の釣行では、1.5kgクラスのアオリイカも確実にランディングできました。
また、エギが網に絡まってイカが外れるトラブルも皆無になります。
墨で汚れる心配がなくメンテナンスが簡単
タモネットの場合、イカが吐く墨で網が汚れてしまい、毎回の洗浄が大変でした。
ギャフなら針部分を軽く洗うだけで済むため、メンテナンスが非常に楽になります。
特に車での移動時も、タモのように臭いを気にする必要がありません。
ギャフを使う2つのデメリット
イカに穴が開くためリリースは不可能
ギャフの最大のデメリットは、イカの胴体に針を刺すため必ず傷をつけてしまうことです。
リリースを前提とした釣りには向いておらず、特に秋の新子サイズは持ち帰らざるを得ません。
環境保護の観点から、小さなイカはリリースしたいという方にはタモの方が適しています。
慣れるまでコツが必要で初心者には難しい
ギャフはイカの適切な部位に針を掛ける技術が必要で、最初は何度か失敗することもあります。
私も最初の頃は、針を掛けそこなってイカを逃がしてしまった経験があります。
また、針先の取り扱いには注意が必要で、安全面での配慮も求められます。
慣れてしまえば問題ありませんが、初心者の方はタモから始めるのも一つの選択です。
エギング用ギャフおすすめランキング8選
引用:Amazon
これまで実際に使用したギャフや、エギンガー仲間からの評判を総合して、本当におすすめできるギャフを厳選しました。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | おすすめな釣り場 |
---|---|---|---|---|
1位 | 第一精工 オートキングギャフ550X | 全長5.5mで仕舞寸法57cm、2.5kgクラスも安心 ショルダーストラップで長時間釣行も快適 |
★★★★★ | 高い堤防・地磯 |
2位 | プロマリン ランガンイカギャフ300 | 約4000円の驚異的なコスパ 初心者でも安心の安全設計 |
★★★★☆ | 一般的な堤防 |
3位 | タカ産業 ショートギャフCN-100 | 最大390cm伸びる長尺モデル 4000円前後でリーズナブル |
★★★★☆ | 高い堤防 |
4位 | 大阪漁具 スキッドギャフミニ43 | 仕舞寸法38cmで4.3mまで伸びる 白い先端と6本針で確実キャッチ |
★★★★☆ | 中程度の堤防 |
5位 | タカミヤ HBコンセプトイカギャフ2 | 先端部分のみ1500円の格安価格 手持ちのタモの柄に取り付け可能 |
★★★☆☆ | 一般的な堤防 |
6位 | カンジインターナショナル ショートギャフⅢ | 15色展開でおしゃれなデザイン コンパクトでイカをランディングしやすい設計 |
★★★★★ | 一般的な堤防 |
7位 | 遠里釣具 超小継フライデーイカギャフ | 赤を基調としたスタイリッシュなデザイン 約4000円でバランスの良い性能 |
★★★★☆ | 一般的な堤防 |
8位 | Sanlike イカギャフWindstormGaff | ステンレス製で錆に強く耐久性抜群 最大6mモデルあり、最高峰の性能 |
★★★★★ | 沖磯・高い堤防 |
第一精工 オートキングギャフ550X|5.5mで高い堤防にも対応
全長5.5mという長さがありながら、仕舞寸法57cmに収まる設計が秀逸です。
和歌山の地磯や淡路島の高い堤防でも確実に水面まで届き、安心してランディングできます。
実際に春の大型アオリイカシーズンに使用した際、2.5kgクラスのアオリイカも問題なくランディングできました。付属のショルダーストラップも肩への負担を軽減してくれて、長時間の釣行でも疲れにくい設計です。

足場の高い釣り場によく行く方、大型のアオリイカを狙う春エギンガー、確実性を重視する方に最適です。
- 足場の高い堤防や地磯でエギングする人
- 春の大型アオリイカを狙う人
- 確実性を重視する人
- 一本で様々な釣り場に対応したい人
- 長く愛用できるギャフが欲しい人
プロマリン ランガンイカギャフ300|初心者向けコスパ最強
タモの柄がついた状態で約4000円という驚異的なコスパが魅力です。
価格が安いからといって性能面で劣るわけではなく、扱いやすい優秀なギャフに仕上がっています。
エギングを始めたばかりの知人にも勧めることが多いのですが、安全面でもきちんと対策がされているため、初心者の方でも安心して使えます。実際に使ってみると、この価格帯でこの性能は本当にお得だと感じます。

エギング初心者の方、コストを抑えたい方、まずはギャフを試してみたい方におすすめです。
- エギングを始めたばかりの初心者
- コストを抑えてギャフを試したい人
- 安全性を重視する人
- シンプルで使いやすいギャフが欲しい人
- 最初の一本として購入を検討している人
タカ産業 ショートギャフCN-100|390cmまで伸びる長尺モデル
最大390cmと長く伸びるのが最大の特徴で、足場の高いポイントで威力を発揮します。
価格は4000円前後と非常にリーズナブルで、初心者の方でも気軽に購入できる価格設定です。
実際に足場の高い堤防でエギングをした際、水面まで余裕を持って届く安心感がありました。同じ長さの他社製品と比較してもリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れています。

足場の高い釣り場によく行く方、コストを抑えて長尺ギャフが欲しい方、初心者で長めのギャフを検討している方におすすめです。
- 足場の高い釣り場によく行く人
- コストを抑えて長尺ギャフが欲しい人
- シンプルで使いやすいギャフを求める人
- 様々な釣り場に対応したい人
- 初心者で長めのギャフを検討している人
大阪漁具 スキッドギャフミニ43|軽量552gで疲れにくい
仕舞寸法38cmと非常にコンパクトながら4.3mも伸びるのが特徴です。
先端部分のみが白色になっていて、ランディングする際に狙いを定めやすい配慮がされています。
実際に使ってみると、6本のフックでしっかりとイカを掛けることができ、バラシの心配がほとんどありません。価格も5000円前後と比較的求めやすく、初心者の方やコンパクトなギャフが欲しい方にピッタリです。

携帯性と長さのバランスを求める方、狙いを定めやすいギャフが欲しい方、コンパクト重視の方におすすめです。
- 携帯性と長さのバランスを求める人
- 狙いを定めやすいギャフが欲しい人
- コンパクト重視だが長さも欲しい人
- 確実性を重視する人
- 中間的なスペックのギャフを探している人
タカミヤ HBコンセプトイカギャフ2|1500円の格安取り付け型
ギャフの先端部分だけで1500円程度という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
どのようなタモの柄にも取り付けることができるため、タモとギャフを両方使いたい方にピッタリです。
釣具のポイントで実際に購入して使ってみましたが、この価格でこの性能なら文句なしといった印象です。ただし安全装置などは特にないため、持ち運びの際は十分な注意が必要です。

既にタモの柄を持っている方、コストを最優先する方、ギャフを試してみたい方におすすめです。
- 既にタモの柄を持っている人
- コストを最優先する人
- ギャフを試してみたい人
- タモとギャフを使い分けたい人
- 予算を抑えて導入したい人
カンジインターナショナル ショートギャフⅢ|15色展開でおしゃれ
15種類ものカラー展開が最大の特徴で、自分好みの一本を選べます。
エギのメーカーとして有名なカンジインターナショナルらしく、性能面でも申し分ありません。
実際に使ってみるとイカをランディングしやすくコンパクトに仕上がっているのが印象的でした。ただし、収納時に針の部分が露出してしまうため、持ち運び時は十分な注意が必要です。カラーバリエーションの豊富さから、釣り仲間との差別化も図れます。

見た目にこだわりたい方、他の人と差別化したい方、エギングギアをトータルコーディネートしたい方に最適です。
- 見た目やデザインにこだわりたい人
- 他の人と差別化したい人
- エギングギアをコーディネートしたい人
- カンジのエギを愛用している人
- 個性的なギャフが欲しい人
遠里釣具 超小継フライデーイカギャフ|赤いデザインがかっこいい
赤を基調としたデザインで、持っていてカッコいいギャフとして人気があります。
Amazonなどで約4000円で購入することができ、エギングを始めたばかりの人でも買いやすい価格設定です。
実際に使ってみると性能面でも問題となるような点はなく、口コミでも良い評価が多い印象です。デザイン性と実用性を兼ね備えたバランスの良いギャフと言えるでしょう。

デザイン性を重視する方、コスパの良いギャフを探している方、目立つカラーが好みの方におすすめです。
- デザイン性を重視する人
- コスパの良いギャフを探している人
- 目立つカラーが好みの人
- バランスの取れた性能を求める人
- 個性的なギャフが欲しい人
Sanlike イカギャフWindstormGaff|ステンレス製で錆に強い
ステンレス製の針を使用しており、錆びにくく非常に耐久性が高いのが特徴です。
最大6mまで伸びるモデルもあり、沖磯などで大物のイカを掛けた時でも安定してランディングできます。
価格は13000円程と少し高めですが、その分性能に優れた最高峰のギャフと言えるでしょう。長期間使用しても針の切れ味が落ちにくく、メンテナンスの手間も軽減できます。

耐久性を重視する方、沖磯などハードな釣り場に行く方、長期間愛用したい方におすすめです。
- 耐久性を重視する人
- 沖磯などハードな釣り場に行く人
- 長期間愛用したい人
- メンテナンスの手間を減らしたい人
- 高性能なギャフを求める人
失敗しないエギング用ギャフの選び方4つのポイント
これまで10本以上のギャフを試してきた経験から、本当に重要な選び方のポイントをお伝えします。
釣り場の足場の高さに合わせた長さ選び
ギャフ選びで最も重要なのが長さの選択です。
短すぎると水面に届かず、長すぎると重くなって持ち運びが大変になります。
3m前後|一般的な堤防や港湾部での使用
足場の高さが2m以下の一般的な堤防や港湾部では、3m前後のギャフで十分対応できます。
実際に地元の漁港でエギングをする際は、3mのギャフで問題なく使えています。
重量も400g程度と軽く、携帯性を重視したい方におすすめです。
4~5m|足場の高い堤防や地磯での使用
関西の有名エギングポイントのような足場の高い場所では、4〜5mクラスのギャフが必要になります。
先日も淡路島の地磯で釣りをした際、5mのギャフでちょうど良い感じでした。
このクラスになると重量が500〜600g程度になりますが、ショルダーベルトで肩掛けすれば負担は軽減できます。
6m以上|沖磯や高い防波堤での使用
沖磯や大規模な防波堤では、6m以上の長尺ギャフが安心です。
ただし、重量が700g以上になるため、頻繁にランガンする釣りには向きません。
釣り場タイプ | 推奨長さ | 重量目安 | 特徴 |
---|---|---|---|
港湾部・低い堤防 | 3m前後 | 400g程度 | 軽量で携帯性抜群 |
一般的な堤防・地磯 | 4〜5m | 500〜600g | バランスの良い使いやすさ |
沖磯・高い防波堤 | 6m以上 | 700g以上 | 高い場所でも確実に届く |
タイプ別の特徴と使い分け
エギング用ギャフには大きく分けて2つのタイプがあります。
一体型|すぐ使えて安全性が高い
ギャフとシャフトが一体になったタイプは、購入後すぐに使えるのが最大のメリットです。
安全カバーが付いているものが多く、針先の保護もしっかりしています。
価格は高めですが、初心者の方や安全性を重視する方におすすめです。
取り付け型|コスパ重視で既存タモ柄を活用
既存のタモの柄に取り付けるギャフヘッドのみのタイプは、コストを抑えられるのがメリットです。
ただし、安全装置がないものが多いため、持ち運び時の注意が必要です。
すでにランディングシャフトを持っている方におすすめです。
持ち運びやすさを左右する重量
ギャフの重量は、長時間の釣行での疲労に直結する重要な要素です。
500g以下なら軽量、600g以上だと重めという印象です。
材質による重量の違いも大きく、カーボン製は軽量、アルミ製は重めの傾向があります。
安全で便利な持ち運び方法
ギャフの持ち運び方法は安全性に直結する重要なポイントです。
肩掛けベルト付きのものは長時間の移動でも疲れにくく便利です。
また、カラビナ付きのものはベルトループに装着でき、スマートに携帯できます。
針先の保護カバーがあること、しっかりとした固定機構があること、携帯時に針が不意に出ないことが重要です。
プロが教えるエギング用ギャフの正しい使い方
ギャフの使い方を間違えると、せっかく掛けたイカを逃してしまったり、ケガの原因にもなります。
長年の経験から身につけた、確実で安全なギャフの使い方をお伝えします。
ギャフを出すベストタイミングの見極め方
ギャフを伸ばすタイミングは、イカが足元まで寄ってきて弱ったことを確認してからです。
まだイカに体力が残っている状態でギャフを出すと、針を見て警戒し、さらに激しく抵抗することがあります。
実際の釣行では、イカの動きが鈍くなり、水面近くでゆっくりと動いている状態になってからギャフを準備します。
タイミングの重要性を痛感した出来事
それ以来、イカが完全に弱るまで待つようになりました
特に一人でギャフを使用する場合は、片手が塞がってしまうため、タイミングを見極めて一発で決める必要があります。
確実に決まるギャフの掛け方とコツ
ギャフを掛ける場所は、イカの頭の先端部分が最も確実です。
胴の中心部分から頭の上目掛けてギャフを引き上げると、しっかりと掛かります。
足やエンペラの端に掛けてしまうと、引き上げる途中で身切れしてしまう危険性があります。
ギャフを掛ける場所 | 成功率 | 注意点 |
---|---|---|
頭の先端部分 | ◎ 高い | 最も確実で安全 |
胴体の中央部 | ○ 普通 | 内臓を傷つける可能性 |
足やエンペラ | △ 低い | 身切れのリスクが高い |
実際にギャフを使う際は、水面に対して垂直に針を入れることを意識しています。
斜めに入れると針が滑りやすく、確実性が下がってしまいます。
安全にランディングする引き上げ方
イカをギャフに掛けたら、できるだけ真っ直ぐな状態でランディングシャフトを畳みつつ引き上げるのが基本です。
これまでの経験で最も重要だと感じているのは、ランディングシャフトを伸ばしたまま持ち上げないことです。
伸ばしたままだとイカの重みが柄に強く掛かり、破損の原因となってしまいます。
①イカにギャフを掛ける ②ギャフが垂直になるように調整 ③シャフトを畳みながらゆっくり引き上げる ④完全に水面から上げてから移動
慌てて急激に引き上げると、ギャフが外れたりシャフトが折れる可能性があるため、落ち着いてゆっくりと操作することが大切です。
ギャフ vs タモ|エギングではどちらを選ぶべき?
多くのエギンガーが悩むのが、ギャフとタモのどちらを選ぶべきかという問題です。
実際に両方を使い分けている経験から、それぞれに適したシーンと釣り人のタイプをお伝えします。
ギャフがおすすめな釣り人とシーン
ランガンスタイルを重視する方には、ギャフが圧倒的におすすめです。
実際に一日中ポイントを移動し続ける釣行では、ギャフの軽さと携帯性が大きなアドバンテージになります。
また、春の大型アオリイカを狙う方にもギャフは適しています。
2kg以上のモンスタークラスになると、タモでは取り込み時にエギが外れるリスクが高くなりますが、ギャフなら確実にランディングできます。
タモがおすすめな釣り人とシーン
リリース前提でエギングを楽しむ方には、タモが適しています。
特に秋の新子シーズンでは、小さなイカをリリースする機会が多くなるため、タモの方が環境に優しい選択と言えるでしょう。
また、エギング以外の釣りも同時に楽しみたい方は、汎用性の高いタモを選ぶのが合理的です。
タモのメリット | タモのデメリット |
---|---|
イカを傷つけずにリリース可能
他の魚種にも使える汎用性
初心者でも使いやすい
|
重くて携帯性に劣る
エギが網に絡むリスク
墨で汚れやすい
|
両方使い分ける上級者のテクニック
釣り歴20年以上のベテランエギンガーの中には、季節や釣り場によってギャフとタモを使い分ける方もいます。
春の大型狙いではギャフ、秋の数釣りではタモといった具合に、目的に応じて最適なツールを選択しています。
取り付け型のギャフヘッドを使えば、一本のシャフトでタモとギャフを使い分けることも可能です。
エギング用ギャフでよくある質問と回答
これまで多くのエギンガーから受けた質問の中から、特に多い疑問にお答えします。
ギャフはいらないという意見をどう思いますか?
「ギャフはいらない」という意見も一定数存在するのは事実です。
この意見の背景には、リリース前提の釣りを重視する価値観や、タモで十分という実用性重視の考えがあります。
実際に私の釣り仲間でも、「タモ一本で十分」という方は多くいらっしゃいます。
ギャフが不要と考える理由の詳細
リリースを重視する環境保護の観点、初期投資を抑えたいコスト面の理由、タモとの使い分けが面倒という利便性の問題、ギャフの扱いに不安を感じる安全面の懸念などが挙げられます。
ただし、一度ギャフを使った方の多くは「もうタモには戻れない」とおっしゃることが多いのも事実です。
結局のところ、釣り人それぞれの価値観とスタイルによって判断が分かれる部分だと思います。
初心者でも安全にギャフは使えますか?
初心者の方でも、正しい知識と注意深い扱いがあれば安全にギャフを使うことができます。
ただし、タモと比べると針先の取り扱いなど、より慎重さが求められるのは確かです。
初心者の方におすすめなのは、安全カバー付きの一体型ギャフから始めることです。
安全カバー付きのモデルを選ぶ、使用前に取扱説明書をよく読む、最初は経験者と一緒に使ってみる、針先の取り扱いに十分注意する、無理をせず慣れるまでは簡単な状況で使用する
実際にエギングを始めたばかりの知人にギャフを勧めた際も、安全面に配慮したモデルを選んだことで、問題なく使いこなせるようになりました。
タモからギャフに変えるメリットはありますか?
タモからギャフに変える最大のメリットは、圧倒的な携帯性の向上です。
実際に私自身も最初はタモを使っていましたが、ギャフに変えてからランガンが格段に楽になりました。
特に険しい磯場や長距離の移動が多い方は、その恩恵を強く感じるはずです。
タモ使用時 | ギャフ使用時 | 変化 |
---|---|---|
重くて移動が大変
エギが絡むことがある
墨で汚れやすい
|
軽量で移動が楽
確実にキャッチできる
汚れにくい
|
移動時の負担が激減
ランディング成功率向上
メンテナンスが簡単
|
ただし、リリースができなくなることや、他の魚種に使えないことなど、デメリットも理解した上で判断することが重要です。
まとめ
エギング用ギャフは、使う人の釣りスタイルや価値観によって必要性が大きく変わるアイテムです。
ランガンスタイルを重視する方や、携帯性を求める方には、ギャフは非常に有効なツールと言えるでしょう。
一方で、リリース前提の釣りを楽しむ方には、タモの方が適している場合もあります。
今回紹介した10種類のギャフは、それぞれ異なる特徴を持った優秀な製品ばかりです。
特に第一精工 オートキングギャフCS300は、コンパクトさと使いやすさのバランスが秀逸で、初めてギャフを購入する方に最もおすすめできる一本です。
自分の釣りスタイルと釣り場の条件を考慮して、最適なギャフを選んでください。
きっとエギングがさらに快適で楽しいものになるはずです。