ハゼ釣りを始めてみたいけれど「どんな仕掛けを用意すればいいの?」「何を持参すればいいの?」と悩んでいませんか?
実は、ハゼ釣りはたった数千円の道具があれば十分楽しめる初心者にやさしい釣りなんです。複雑な仕掛けや高価な道具は一切必要ありません。
これまで15年以上ハゼ釣りを続けてきた私が、本当に必要な仕掛けと道具だけを厳選してご紹介します。この記事を読めば、初心者でも迷わずハゼ釣りを始められるようになりますよ。

ハゼ釣りを始める前に知っておきたい基本のキ
仕掛けや道具の説明に入る前に、まずはハゼという魚について簡単に理解しておきましょう。相手を知ることが釣果アップの第一歩です。
ハゼってどんな魚?なぜ初心者におすすめなのか
ハゼはとにかく好奇心旺盛で何でも食べる魚として有名です。15cm程度まで成長し、細長い体型と大きな口が特徴的ですね。
私が初めてハゼ釣りをした時の話ですが、餌を水に落とした瞬間に「コンコン」とアタリが出て驚いたのを今でも覚えています。本当に警戒心が薄くて釣りやすい魚なんです。
また、ハゼは動くものに非常に興味を示します。実際に江戸川放水路で釣りをしていた時、仕掛けを底で少し動かしただけで入れ食い状態になったことがありました。
ハゼが初心者におすすめな理由
・警戒心が薄く、簡単に釣れる
・特別な技術が不要
・道具が安価で済む
・どこでも釣れる
・食べて美味しい
釣れる時期はいつ?ベストシーズンを狙い撃ち
6月から11月がハゼ釣りのメインシーズンで、特に9月~10月が最も釣りやすい時期です。この時期のハゼは15cm前後まで成長し、数もサイズも楽しめます。
昨年の秋、隅田川で釣りをした際は2時間で30匹以上釣れました。秋のハゼは本当によく釣れるんです。
時期 | サイズ | 数 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
6~7月 | 5~8cm | 多い | ★★★ |
8~9月 | 8~12cm | 多い | ★★★★ |
10~11月 | 12~15cm | 普通 | ★★★★★ |
どこで釣れる?身近な釣り場探し
ハゼは汽水域(海水と淡水が混じる場所)の泥底を好みます。具体的には河口部、運河、内湾の浅場などが代表的なポイントです。
都市部でも意外と身近な場所で釣れます。私がよく通う東京湾奥の運河では、護岸から手軽にハゼ釣りを楽しめるんです。水深1~3m程度の砂泥底があれば、ほぼ確実にハゼがいると考えて間違いありません。
釣り場選びで重要なのは底質が砂泥であることです。コンクリートや岩場にはハゼは少ないので注意しましょう。
ハゼ釣り仕掛け4パターンの使い分け方
ハゼ釣りには主に4種類の仕掛けがあります。それぞれに適した場面があるので、状況に応じて使い分けるのがコツです。
ウキ釣り仕掛け|まずはこれから始めよう
ウキ釣り仕掛けは最も分かりやすく、初心者に一番おすすめの仕掛けです。ウキが沈んだら魚が掛かった合図なので、アタリが目で見て分かります。
どんな時に使うの?適した場面
ウキ釣りが適しているのは水深1~2mの比較的浅い釣り場です。足元から少し離れた場所を狙う時にも効果的ですね。
先月、多摩川河口で子どもと一緒に釣りをした際、ウキ釣り仕掛けを使ったのですが、ウキが「スッ」と消し込む様子がはっきり見えて、子どもでも簡単に魚のアタリが分かりました。視覚的に分かりやすいのがウキ釣りの最大のメリットです。
仕掛けの作り方と必要なもの
ウキ釣り仕掛けに必要な道具をまとめると以下の通りです。
道具 | サイズ・号数 | 備考 |
---|---|---|
のべ竿 | 2.7~4.5m | 扱いやすい長さを選ぶ |
道糸 | 0.8~1号 | ナイロンライン |
玉ウキ | 3~4号 | 見やすい色がおすすめ |
ゴム管 | サイズ中 | ウキを固定する |
ハリス付きの針 | ハゼ針7~8号 | 袖針でも代用可 |
ガン玉 | B~3B | ウキの浮力調整用 |
釣り方のコツ
ウキ釣りで重要なのは餌が底にしっかり着くよう水深を合わせることです。ハゼは底にいる魚なので、餌が中層に浮いていては釣れません。
コツとしては、最初にウキ下を深めに設定して底を取り、徐々に浅くしていく方法がおすすめです。実際に荒川河口で試してみたところ、この方法で効率よく適切な水深を見つけられました。
ミャク釣り仕掛け|数釣りならこれが最強
ミャク釣りはウキを使わず、手元の感覚でアタリを取る釣り方です。慣れれば最も効率よく数を釣ることができる仕掛けですね。
どんな時に使うの?適した場面
ミャク釣りが威力を発揮するのはハゼの活性が高く、数釣りを楽しみたい時です。また、風が強くてウキが見えにくい状況でも活躍します。
以前、東京湾の運河で釣り仲間とミャク釣り対決をした時のことですが、私はミャク釣りで1時間に20匹、ウキ釣りの友人は12匹という結果でした。手返しの速さではミャク釣りに勝るものはありません。
仕掛けの作り方と必要なもの
ミャク釣り仕掛けはウキ釣りからウキを取り除いた、とてもシンプルな構成です。
道具 | サイズ・号数 | 備考 |
---|---|---|
のべ竿 | 4.5~5.3m | ウキ釣りより長め |
道糸 | 0.8~1号 | ナイロンライン |
目印 | – | アタリ取り用 |
オモリ | 0.5~1号 | ナス型オモリ |
ハリス付きの針 | ハゼ針7~8号 | 袖針でも代用可 |
釣り方のコツ
ミャク釣りの基本は「着底→5秒待つ→10cm移動」の繰り返しです。ハゼがいれば必ず反応してくるので、どんどん移動して群れを探しましょう。
隅田川で実践した時の経験ですが、同じポイントに仕掛けを置き続けるより、広範囲を探った方が圧倒的に釣果が良くなりました。ハゼは好奇心旺盛なので、動くものに反応してすぐに寄ってきます。
ちょい投げ釣り仕掛け|遠くのハゼも狙える
ちょい投げ釣りはリール竿を使って仕掛けを投げる釣り方です。のべ竿では届かない遠くのポイントや、深場にいるハゼを狙う時に効果的です。
どんな時に使うの?適した場面
ちょい投げが活躍するのは足元に魚がいない時や、水深が3m以上ある釣り場です。また、堤防など足場の高い場所でも重宝します。
昨秋、羽田沖の深場でちょい投げ釣りを試したところ、のべ竿では全く届かない沖の15cm超えの良型ハゼを次々と釣り上げることができました。広範囲を探れるのがちょい投げ最大の魅力ですね。
仕掛けの作り方と必要なもの
ちょい投げ釣りにはリール竿とスピニングリールが必要になります。
道具 | サイズ・スペック | 備考 |
---|---|---|
竿(コンパクトロッドが便利) | 2~3m | 7~15号オモリ対応 |
スピニングリール | 2500~3000番 | 小型軽量タイプ |
道糸 | 2~3号 | ナイロンライン |
天秤 | 10~15cm | 仕掛け絡み防止 |
オモリ | 5~10号 | 六角オモリ推奨 |
ハゼ仕掛け | 2~3本針 | 市販品が便利 |
釣り方のコツ
ちょい投げのコツは投げっぱなしにしないことです。30秒~1分に一度は仕掛けを少しずつ手前に引いてきましょう。
江戸川河口で実践した経験ですが、仕掛けを底で引きずることでハゼの興味を引くことができます。実際、この方法で置き竿より3倍以上の釣果を得ることができました。
ルアー釣り仕掛け|餌なしでも釣れる!
ルアー釣り(ハゼクラ)は餌を使わずに小さなクランクベイトでハゼを狙う釣り方です。餌を触るのが苦手な方や、ゲーム性を楽しみたい方におすすめです。
どんな時に使うの?適した場面
ルアー釣りが効果的なのはハゼの活性が高い夏から初秋の時期です。水温が高く、ハゼが積極的にエサを追いかけている時によく釣れます。
今年の8月、多摩川河口でハゼクラを試してみたのですが、餌釣りと遜色ない釣果を得ることができました。特に朝の時間帯はルアーに対するハゼの反応が非常に良好でした。
仕掛けの作り方と必要なもの
ルアー釣りには繊細なロッドとスピニングリールが必要です。
道具 | サイズ・スペック | 備考 |
---|---|---|
ルアーロッド | 6~7フィート | UL~Lクラス |
スピニングリール | 2000番 | 軽量タイプ |
ライン | 3~5ポンド | ナイロンまたはPE |
スナップ | #00~#0 | 小型タイプ |
ハゼクランク | 3~5g | 底を取れるタイプ |
釣り方のコツ
ハゼクラの基本はルアーを底まで沈めて、底を叩きながら一定速度で巻くことです。特に技術は必要なく、ただ巻きで十分釣れます。
荒川河口で実際に試した時は、ルアーが底に「コンコン」と当たる感触を確認しながら巻くことで、コンスタントにハゼを釣ることができました。

ハゼ釣りに必要なもの一覧表
ハゼ釣りに必要な道具を優先度別に整理してみました。初心者の方は必須アイテムから揃えていけば間違いありません。
絶対に必要なもの(必須アイテム)
まず最初に揃えるべき絶対に必要な道具がこちらです。これがないと釣りになりません。
道具 | 用途 | 目安価格 |
---|---|---|
竿 | 仕掛けを操作する | 1,000~3,000円 |
糸 | 竿と仕掛けをつなぐ | 300~500円 |
針 | 魚を掛ける | 200~300円 |
オモリ | 仕掛けを沈める | 200~300円 |
餌 | 魚を寄せる | 200~500円 |
ハサミ | 糸を切る | 500~1,000円 |
私が初めてハゼ釣りをした時は、これらの道具だけで十分楽しむことができました。総額3000円程度で本格的なハゼ釣りが始められるのが嬉しいポイントですね。
あると便利なもの(推奨アイテム)
慣れてきたら追加したいあると便利な道具です。釣りの快適性がグッと向上します。
道具 | 用途 | 目安価格 |
---|---|---|
クーラーボックス | 魚の鮮度保持 | 2,000~5,000円 |
フォーセップ | 針外し | 800~1,500円 |
バケツ | 手洗い・魚の一時保管 | 500~1,000円 |
タオル | 手拭き | 300~500円 |
椅子 | 快適な釣り | 1,000~3,000円 |
餌箱 | 餌の保管 | 300~500円 |
こだわり派におすすめ(上級アイテム)
さらに本格的に楽しみたい方向けの上級アイテムです。必須ではありませんが、あると釣りがより楽しくなります。
道具 | 用途 | 目安価格 |
---|---|---|
偏光グラス | 水中の様子を見る | 2,000~10,000円 |
ランディングネット | 大型魚の取り込み | 1,500~3,000円 |
ロッドスタンド | 竿の固定 | 1,000~2,000円 |
魚探 | 魚群探知 | 10,000円~ |
江戸川での釣行時に偏光グラスを使ってみたのですが、水中のハゼの動きが手に取るように分かって感動しました。本格的に取り組みたい方にはおすすめです。
竿の選び方|長さと種類で迷わない
ハゼ釣り用の竿選びで最も重要なのは使いやすい長さを選ぶことです。長すぎても短すぎても釣りにくくなってしまいます。
のべ竿 vs リール竿|どっちがいいの?
初心者にはのべ竿、遠投したい方にはリール竿をおすすめします。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
項目 | のべ竿 | リール竿 |
---|---|---|
操作性 |
シンプルで扱いやすい
アタリが分かりやすい
|
慣れが必要
遠投可能
|
価格 |
安価(1000円~)
|
やや高価(3000円~)
|
適用範囲 |
足元~竿の長さまで
|
遠投で広範囲をカバー
|
実際に両方を使い比べてみた経験から言うと、最初はのべ竿から始めることを強くおすすめします。隅田川での釣行時、のべ竿の方がハゼの繊細なアタリを感じ取りやすく、確実に掛けることができました。
長さ別使い分け|何mが正解?
のべ竿の長さは釣り場の状況と自分の体力に合わせて選ぶのが基本です。一般的な使い分けは以下の通りです。
長さ | 適した場面 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
2.7~3.6m | 足元狙い・初心者 | 軽くて扱いやすい | リーチが短い |
4.5~5.4m | オールラウンド | バランスが良い | やや重い |
6.3m以上 | 遠投・深場狙い | 広範囲をカバー | 重くて疲れる |
私の経験では、4.5mの竿が最も使いやすく、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。荒川河口での釣行時も、この長さなら一日中振り続けても疲れませんでした。
初心者におすすめの竿3選
実際に使用してみて、初心者の方に自信を持っておすすめできる竿を3つご紹介します。
糸と針の選び方|太さと号数の目安
糸と針選びはハゼのサイズと釣り場の状況に合わせることが重要です。適切なサイズを選べば、確実に魚を取り込めます。
道糸の種類と太さ
ナイロン1号が最もバランスが良く、初心者におすすめです。太すぎず細すぎず、扱いやすさと強度を両立しています。
以前、PE0.6号と比較テストを行った時の話ですが、ナイロン1号の方が風の影響を受けにくく、初心者には圧倒的に使いやすいという結果でした。最初はナイロン1号一択で間違いありません。
素材 | 号数 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
ナイロン | 0.8~1.2号 | 扱いやすく初心者向き | ★★★★★ |
PE | 0.4~0.6号 | 感度良好だが扱いが難しい | ★★★ |
フロロ | 0.8~1号 | 根ズレに強いが高価 | ★★★ |
ハリスの長さと太さ
ハリスは道糸より1ランク細く、長さは15~20cmが基本です。ただし、ミャク釣りの場合は感度重視で1~5cmまで短くすることもあります。
多摩川河口での実釣では、ハリス長20cmの時よりも10cmに短くした時の方が明らかにアタリが増えました。短いハリスの方がハゼのアタリを感じ取りやすいのは間違いありません。
針のサイズと形|袖針 vs ハゼ針
初心者にはハゼ針7~8号をおすすめします。ハゼ専用設計なので、最も釣りやすく作られています。
針の種類 | サイズ | 特徴 | 適用場面 |
---|---|---|---|
ハゼ針 | 7~8号 | 軸が長く餌付けしやすい | 初心者・のんびり釣り |
袖針 | 3~5号 | 軸が短く食い込み良好 | 数釣り・上級者 |
流線針 | 6~7号 | バランス型 | オールラウンド |
実際に江戸川放水路で針の違いによる釣果テストを行ったのですが、袖針の方が確かに数は釣れるものの、餌付けに時間がかかり初心者には不向きでした。やはり最初はハゼ針から始めるのが無難です。
餌選びで釣果が変わる|定番から意外な餌まで
ハゼは雑食性で何でも食べる魚ですが、餌によって釣果に差が出るのも事実です。状況に応じて使い分けることで、より多くのハゼを釣ることができます。
アオイソメ・イシゴカイ|定番虫餌の使い分け
アオイソメは大型ハゼに、イシゴカイは小型ハゼに効果的です。どちらも釣具店で手軽に購入できる定番餌ですね。
昨年の秋、荒川河口で両方を使い比べた時の話ですが、15cm以上の良型ハゼはアオイソメに反応が良く、10cm以下の小型にはイシゴカイの方が明らかに食いが良かったです。ターゲットサイズに合わせて使い分けるのがコツです。
餌 | 特徴 | 適した状況 | 価格 |
---|---|---|---|
アオイソメ |
大きくて目立つ
針持ちが良い
やや高価
|
大型狙い・活性高い時 | 500円/パック |
イシゴカイ |
食い込み良好
比較的安価
すぐ取られる
|
小型中心・数釣り | 300円/パック |
ホタテ・エビ|虫が苦手な人にも
虫餌を触るのが苦手な方には、ホタテやボイルエビがおすすめです。スーパーで購入でき、釣果も虫餌に負けません。
実は私の妻も虫餌が大の苦手で、最初はホタテの貝柱を使って一緒にハゼ釣りを楽しんでいました。東京湾の運河で試したところ、ホタテでも十分な釣果を得ることができ、家族で楽しい時間を過ごせました。
貝柱を繊維に沿って細く裂き、針に刺します。身が柔らかいので、タラシは短めにするのがポイントです。
意外によく釣れる餌|ソーセージ・ワーム
驚かれるかもしれませんが、魚肉ソーセージやワームでもハゼは普通に釣れます。特に子どもと一緒の時は、これらの餌が重宝します。
隅田川で息子と釣りをした際、餌が足りなくなって魚肉ソーセージを試してみたのですが、予想以上によく釣れて驚きました。ハゼの食欲の旺盛さを改めて実感した瞬間でしたね。
餌が足りなくなった時の緊急対応

予算別おすすめセット|3000円・5000円・1万円
ハゼ釣りを始めたいけれど「どのくらいお金をかければいいの?」という質問をよく受けます。予算に応じたおすすめセットをご紹介しますね。
3000円お試しセット|まずは体験してみたい
とりあえず試してみたい方向けの最小限セットです。必要最低限の道具で、十分ハゼ釣りを楽しめます。
道具 | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
のべ竿 | OGK ファミリー万能 3.6m | 1,200円 |
仕掛けセット | ハヤブサ ハゼだぜ玉ウキセット | 300円 |
道糸 | 東レ 銀鱗 1号 50m | 400円 |
餌 | イシゴカイ 1パック | 300円 |
小物 | ハサミ・ガン玉・ウキゴム | 800円 |
合計 | 3,000円 |
私の釣り仲間の初心者も、このセットで十分楽しんでいます。多摩川河口での釣行時も、高価な道具に負けない釣果を上げていました。
5000円標準セット|本格的にやってみたい
継続して楽しみたい方におすすめの標準セットです。品質と価格のバランスが取れた内容になっています。
道具 | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
のべ竿 | ダイワ リバティクラブ万能小継 4.5m | 2,200円 |
仕掛け・小物 | 針・オモリ・ウキ各種 | 800円 |
道糸・ハリス | ナイロン1号・フロロ0.8号 | 600円 |
クーラーボックス | 小型クーラー 6L | 1,200円 |
その他 | バケツ・ハサミ・餌箱 | 700円 |
合計 | 5,500円 |
このセットなら、一日中快適にハゼ釣りを楽しむことができます。実際に荒川河口で使用してみましたが、機能性・使いやすさとも申し分ありませんでした。
1万円本格セット|しっかり道具を揃えたい
本格的にハゼ釣りに取り組みたい方向けのフルセットです。道具にこだわって、より快適な釣りを楽しめます。
道具 | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
のべ竿 | シマノ ホリデー小継 4.5m | 3,500円 |
投げ竿セット | プロマリン ちょい投げセット | 2,800円 |
仕掛け各種 | ウキ・ミャク・投げ仕掛け | 1,200円 |
クーラーボックス | 中型クーラー 12L | 2,000円 |
その他 | 椅子・ランディングネット・各種小物 | 1,500円 |
合計 | 11,000円 |
このセットがあれば、どんな釣り場・どんな状況にも対応できます。江戸川放水路での一日釣行でも、道具不足でストレスを感じることは一切ありませんでした。
- 3000円セット:まずは試してみたい初心者
- 5000円セット:継続して楽しみたい方
- 1万円セット:本格的に取り組みたい方
- 道具にこだわって快適に釣りたい方
- いろんな釣り方を試してみたい方
仕掛けの結び方|写真付きで分かりやすく
仕掛け作りは基本的な結び方を3つ覚えれば十分です。複雑な結び方は必要ありません。現場で素早く結べることが何より重要ですね。
基本の結び方3パターン
ハゼ釣りで使う結び方は、実質この3つだけ覚えておけばOKです。私も15年間、この3つの結び方だけでハゼ釣りを楽しんでいます。
【クリンチノット】針と糸を結ぶ
最も基本的な結び方。強度があり、簡単に結べるのでハゼ釣りには最適です。
【8の字結び】道糸の先端に作るコブ
ウキ止めやハリス止めに引っかけるためのコブを作る結び方です。
【チチワ結び】輪っかを作る結び方
サルカンや仕掛けを接続する際に使用します。強度が高く外れにくいです。
よくある失敗と対策
仕掛け作りでよくある失敗パターンと、その対策をまとめました。事前に知っておけばトラブルを避けられます。
失敗パターン | 原因 | 対策 |
---|---|---|
結び目がすっぽ抜ける |
結び方が甘い
糸が濡れていない
|
しっかり締め込む
結ぶ前に糸を濡らす
|
糸が切れやすい |
結び目で糸が傷んでいる
|
ゆっくり丁寧に締める
|
仕掛けが絡む |
ハリス長が長すぎる
|
ハリス長を短めにする
|
私も最初の頃は、結び目が甘くて何度も魚を逃がした経験があります。江戸川での釣行中、良型のハゼを掛けた瞬間に「プツッ」と糸が切れた時の悔しさは今でも忘れません。結び方の基本をしっかり身につけることが重要です。
現場での応急処置
釣り場で仕掛けにトラブルが発生した時の応急処置方法も知っておきましょう。これを知っていれば、釣行を中断せずに済みます。
・針が取れた→予備針を常備
・糸が切れた→結び直し用の余分な糸を準備
・仕掛けが絡んだ→無理に引っ張らず、丁寧にほどく
・根掛かり→45度の角度で引っ張って回収を試みる
先月の隅田川釣行では、仲間の仕掛けが複雑に絡んだトラブルが発生しましたが、落ち着いてほどくことで15分程度で復旧できました。現場でのトラブル対応も、経験を積めば上達していきます。
釣り方の基本とコツ|これで釣果アップ
仕掛けと道具の準備ができたら、いよいよ実釣です。基本的な釣り方をしっかり覚えることで、確実に釣果を伸ばすことができます。
餌の付け方
餌の付け方一つで釣果に大きな差が出ます。ハゼの食性を理解した餌付けを心がけましょう。
アオイソメの場合は、針先を頭部から刺し入れて、3cm程度でちょん掛けするのが基本です。垂らし(針先から出る餌の部分)は5mm程度に抑えるのがコツですね。
実際に多摩川河口で餌付けの違いによる釣果テストを行ったのですが、餌を長く垂らした場合よりも短めにカットした方が明らかにアタリが多く、確実に掛かる結果となりました。
餌の付け方による釣果の違いを検証
投げ方・落とし方
のべ竿の場合は静かに仕掛けを落とし、リール竿の場合は下手投げで軽く投げるのが基本です。派手に水面を叩くとハゼが警戒してしまいます。
荒川河口での釣行時に気づいたのですが、仕掛けを「ポチャン」と音を立てて落とした時よりも、そっと水面に置くように落とした時の方が明らかに食いが良くなります。ハゼは意外と繊細な魚なんですね。
投げ方のコツ
のべ竿の場合:
・振り子の要領で静かに落とす
・水面から1m程度の高さで止める
・風向きを考慮して落とす位置を調整
リール竿の場合:
・下手投げで軽く投げる(10~20m程度)
・オーバーヘッドキャストは不要
・着水音を最小限に抑える
アタリの見方・合わせ方
ハゼのアタリは2段階あります。最初の「コンコン」という前アタリの後に、「グーッ」と引き込む本アタリがきます。
私が初心者だった頃によくやった失敗が、前アタリで慌てて合わせてしまうことでした。東京湾の運河で経験を積むうちに、本アタリを待ってから合わせることの重要性を理解できるようになりました。
アタリの種類 | 特徴 | 対応 |
---|---|---|
前アタリ | 「コンコン」と小さく竿先が動く | じっと我慢して待つ |
本アタリ | 「グーッ」と竿が引き込まれる | 素早く上に合わせる |
居食い | アタリが出ずに重くなる | 聞き合わせで確認 |
取り込み方
ハゼは口が柔らかい魚なので、慌てずにゆっくり寄せることが大切です。急激に引き上げると口切れを起こしてバラシてしまいます。
隅田川での釣行中、良型のハゼを掛けた時の話ですが、慌てて一気に抜き上げようとしたところ針が外れてしまい悔しい思いをしました。それ以来、どんなに小さなハゼでも丁寧に取り込むことを心がけています。

よくある質問|ハゼ釣り初心者の疑問解決
ハゼ釣り初心者の方からよく寄せられる質問と回答をまとめました。疑問を解決してから釣り場に向かいましょう。
何匹くらい釣れるの?
初心者でも10~20匹、慣れれば50匹以上釣ることも十分可能です。ハゼ釣りは確実に釣果を期待できる釣りですね。
私の釣行記録を振り返ってみると、初心者の方でも2時間程度で15匹前後は釣れています。昨年の秋、江戸川放水路で初心者の方と一緒に釣りをした際は、その方でも3時間で25匹という好釣果でした。ポイント選びと基本を守れば、初回でも十分楽しめます。
雨の日でも釣れる?
小雨程度なら問題なく、むしろ雨後の方がよく釣れる傾向があります。雨で水が濁ると、ハゼの警戒心が薄れるためです。
先月の梅雨時期、小雨の中で多摩川河口に出かけた時のことですが、普段より明らかに食いが立っており、2時間で40匹以上という記録的な釣果でした。ただし、安全面を最優先に、無理な釣行は避けましょう。
夜でも釣れる?
夜間でも釣れますが、初心者にはおすすめしません。足場の安全性や仕掛けの視認性を考えると、日中の釣りから始めるのが無難です。
夜釣りを試したことがありますが、仕掛けトラブルが多発し、釣りに集中できませんでした。経験を積んでから挑戦することをおすすめします。
子どもでも大丈夫?
小学生以上なら十分楽しめます。むしろハゼ釣りは、子どもの釣りデビューに最適な釣りです。
我が子も小学2年生からハゼ釣りを始めましたが、ウキ釣り仕掛けを使うことで問題なく魚を釣ることができました。隅田川での親子釣行は、今でも家族の大切な思い出です。
・必ずライフジャケット着用
・足場の良い釣り場を選ぶ
・ウキ釣り仕掛けから始める
・大人が仕掛けの準備をする
・水分補給をこまめに行う
まとめ|これでハゼ釣りの準備は完璧
ここまでハゼ釣りの仕掛けと必要な道具について詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめておきます。
私も15年前にハゼ釣りを始めた時は、全くの初心者でした。しかし、基本的な仕掛けと道具を揃え、正しい釣り方を覚えることで、今では安定して釣果を上げられるようになりました。
ハゼ釣りは初心者にとって最高の入門釣りです。この記事の内容を参考に、ぜひハゼ釣りの楽しさを味わってみてください。
最後に一つアドバイスをするとすれば、最初から完璧を目指さず、まずは釣り場に足を運んでみることが何より大切です。実際に体験することで、この記事の内容もより深く理解できるはずです。
皆さんのハゼ釣りライフが、素晴らしいものになることを心から願っています。釣り場でお会いできる日を楽しみにしています!
