釣りにレインウェアは絶対に欠かせないアイテムです。
雨天時はもちろん、船釣りでの水しぶき対策や冬場の防寒対策として、一年を通して活躍する釣り人必携のギアといえます。
しかし、ゴアテックス素材からワークマンの格安モデルまで選択肢が多すぎて、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。
実際に私も長年様々なレインウェアを使ってきましたが、釣りに特化した機能性と価格のバランスを見極めることが最も重要だと感じています。
この記事では、釣り歴20年以上の経験から厳選した最強レインウェア12選を、実際の使用感とともにランキング形式でご紹介します。

- なぜ釣りにレインウェアが必要?雨天以外でも重宝する3つの理由
- 失敗しない釣り用レインウェアの選び方|6つのチェックポイント
- 【2025年最新】釣り用レインウェア最強ランキング12選
- 1位:シマノ DSベーシックスーツ RA-027Q|1万円台で本格防水透湿の定番
- 2位:ダイワ レインマックス®ハイパーハイロフトウィンタースーツ|磯釣り向け最強防寒モデル
- 3位:ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVレインスーツ|富士登山でも愛用される信頼性
- 4位:シマノ リミテッドプロ ゴアテックス レインスーツ|プロ仕様の最高峰モデル
- 5位:ダイワ GORE-TEX バーサタイルレインスーツ|オールラウンドに使える高機能
- 6位:マズメ コンタクトレインスーツ|1万円以下でストレッチ性抜群
- 7位:ワークマン イナレムストレッチレインスーツ|6000円以下の驚異コスパ
- 8位:フォックスファイヤー ストームトレーサージャケット|おしゃれで機能的
- 9位:ノースフェイス マウンテンレインテックスジャケット|街使いもできるデザイン
- 10位:モンベル ストームクルーザージャケット|登山技術を釣りに応用した軽量モデル
- 11位:リバレイ オフショアレインスーツ|船釣りに特化した高機能
- 12位:がまかつ アルテマシールド200|200回洗濯でも撥水持続
- 釣りスタイル別|最適なレインウェアの選び方
- 予算別レインウェア選び|コスパ最強モデルを厳選
- 釣り用レインウェアQ&A|購入前に知っておきたいポイント
なぜ釣りにレインウェアが必要?雨天以外でも重宝する3つの理由
釣りでレインウェアが必要な理由は、単に雨を防ぐだけではありません。
長年釣りを続けてきた経験から、レインウェアは釣り人にとって年間を通して活躍する多機能ウェアだと実感しています。
特に重要な3つの理由をご紹介しましょう。
雨の日は魚の警戒心が薄れて釣果アップのチャンス
雨が降ると一般的に魚の活性が上がり、警戒心も薄れるといわれています。
これは水面に波紋が広がることで魚からの視界が悪くなったり、低気圧の影響で魚が活動的になるからです。
実際に私も、晴れているときは物陰に隠れていた魚が、雨が降り始めると周囲を泳ぎ回り始める光景を何度も目撃してきました。
雨の日だからこそ狙える釣果があるのに、レインウェアがないために諦めるのはもったいない話です。
船釣りでは水しぶきから身を守る必須アイテム
船釣りでは雨が降っていなくても、移動中の水しぶきで濡れることが日常茶飯事です。
特に沖に向かう際の波しぶきは想像以上に激しく、一般的な服装では数分で全身ずぶ濡れになってしまいます。
先日も相模湾のタチウオ釣りで、朝の移動中に大きな波しぶきを受けましたが、シマノ DSベーシックスーツを着ていたおかげで全く濡れることなく快適に釣りができました。
東京湾のシーバス船での水しぶき体験
結果:レインウェアを着ていた私は快適だったが、着ていない釣り人は開始前からびしょ濡れ
冬場は防寒着として体温維持に活躍
レインウェアは防風性に優れているため、冬場の防寒対策としても重要な役割を果たします。
特に風の強い日は、インナーがどれだけ暖かくても風が入り込むと一気に体温が奪われてしまいます。
ダウンジャケットの上からレインウェアを羽織ることで、保温効果が格段に向上し、長時間の釣りでも快適に過ごせるのです。
実際に真冬の伊豆半島でのメジナ釣りでも、レインウェアをアウターとして使用することで、朝から夕方まで寒さを感じることなく釣りに集中できました。
失敗しない釣り用レインウェアの選び方|6つのチェックポイント
釣り用レインウェアを選ぶ際は、単純に防水性だけを見ていては失敗してしまいます。
釣りではキャストやファイトなど激しい動作が多いため、動きやすさや耐久性も同じくらい重要です。
これまで数十着のレインウェアを使ってきた経験から、絶対にチェックすべき6つのポイントをお伝えします。
ゴアテックスvsレインマックス|防水透湿素材の違いと特徴
レインウェアの性能を左右する最も重要な要素が防水透湿素材です。
主要な素材の特徴を理解して、自分の釣りスタイルに合ったものを選びましょう。
素材名 | メーカー | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|
ゴアテックス | ゴア社 |
最高峰の防水性(耐水圧45,000mm以上)
優れた透湿性で蒸れにくい
価格が高い
|
50,000円~ |
レインマックス | ダイワ |
コスパに優れる
軽量で動きやすい
ゴアテックスより劣る防水性
|
15,000円~ |
ドライシールド | シマノ |
バランスの良い性能
手頃な価格
釣りに特化した設計
|
10,000円~ |
長年使ってきた感想として、プロや本格派にはゴアテックス、コスパ重視ならレインマックスやドライシールドがおすすめです。
キャストしやすい立体裁断とストレッチ性の重要性
釣りでは腕を大きく振るキャスト動作が頻繁に行われるため、動きやすさは必須条件です。
特に注目すべきは以下の2点です。
肩から腕にかけてのパターンを釣り動作に合わせて設計することで、キャスト時の突っ張り感を大幅に軽減できます。
実際に一般的なレインウェアと釣り用を比較してみると、その差は歴然です。
ルアーフィッシングで一日中キャストを繰り返していても、立体裁断のレインウェアなら疲労感が全く違います。
特にマズメ コンタクトレインスーツは、ストレッチ性と立体裁断の両方を兼ね備えており、動きやすさは抜群でした。
水の侵入を防ぐ二重袖口・止水ファスナーの機能
どれだけ高性能な防水透湿素材を使っていても、袖口やファスナー部分から水が侵入したら意味がありません。
特に重要な防水機能をチェックしましょう。
二重袖口とは?
袖口が二重構造になっており、内側の袖口を手首に密着させることで水の侵入を防ぐ機能。キャスト時に袖口から雨水が入り込むのを効果的に防げます。
過去に安価なレインウェアで失敗した経験がありますが、止水ファスナーがないモデルは強い雨で確実に浸水してしまいました。
少し予算オーバーしても、これらの機能があるモデルを選ぶことを強くおすすめします。
セパレート・ポンチョ・ビブパンツ|タイプ別の特徴
レインウェアには大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれ適した釣りスタイルが異なります。
タイプ | メリット | デメリット | おすすめシーン |
---|---|---|---|
セパレートタイプ |
動きやすさ抜群
上下単体でも使用可能
|
着脱に時間がかかる
|
オールラウンド |
ポンチョタイプ |
サッと羽織れる
コンパクト収納
|
動きにくい
足元が無防備
|
突然の雨対策 |
ビブパンツ |
腰からの浸水を完全防止
船釣りに最適
|
着脱が面倒
|
船釣り・オフショア |
個人的にはセパレートタイプが最も汎用性が高く、初めての一着としておすすめします。
中に着込むことを想定したサイズ選びのコツ
レインウェアのサイズ選びで失敗しがちなのが、普通の服と同じサイズを選んでしまうことです。
特に冬場は中に厚手のインナーを着込むため、ワンサイズ大きめを選ぶのが基本です。
ジャストサイズのレインウェアで動きにくさを痛感
問題:冬場に厚手のインナーを着込むと、各所が突っ張って非常に動きにくい
理想的には夏用(ジャストサイズ)と冬用(ワンサイズ大きめ)の2着体制にできれば、年間を通して快適に使えます。
長く使える耐久性と予算のバランス
レインウェアは消耗品の側面もありますが、あまりに安いものは1シーズンで防水性が低下してしまいます。
逆に高級品なら良いというわけでもなく、釣行頻度や使用環境に合わせたバランスが重要です。
釣行頻度 | おすすめ価格帯 | 期待寿命 | メンテナンス |
---|---|---|---|
月1回程度 | 5,000円~15,000円 | 2~3年 | 定期的な撥水スプレー |
月2~3回 | 15,000円~30,000円 | 3~5年 | 専用洗剤でのケア |
週1回以上 | 30,000円~ | 5年以上 | プロ仕様のメンテナンス |
私の場合、月3~4回の釣行なので中級グレードを愛用していますが、適切なメンテナンスをすれば5年は確実に使用できています。
【2025年最新】釣り用レインウェア最強ランキング12選
数多くのレインウェアを実際に使用してきた経験から、本当におすすめできる12モデルを厳選しました。
防水性能・動きやすさ・コストパフォーマンス・耐久性の4つの観点から総合的に評価しています。
初心者からプロアングラーまで、あらゆるレベルの釣り人に対応できるラインナップです。
順位 | 商品名 | 特徴 | おすすめ度 | 価格帯 | おすすめな人 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | シマノ DSベーシックスーツ | 1万円台で本格防水透湿 コスパ最強の定番モデル |
★★★★★ | 1万円台 | 初心者~中級者 |
2位 | ダイワ レインマックス®ハイパーハイロフト | 磯釣り向け最強防寒 中綿たっぷりで極寒対応 |
★★★★★ | 3万円台 | 磯釣りメイン |
3位 | ミズノ ベルグテックEX ストームセイバー | 富士登山でも愛用 100回洗濯で撥水持続 |
★★★★☆ | 1.5万円台 | 全ジャンル |
4位 | シマノ リミテッドプロ ゴアテックス | プロ仕様の最高峰 立体裁断で動きやすさ◎ |
★★★★★ | 12万円台 | プロ・上級者 |
5位 | ダイワ GORE-TEX バーサタイル | オールラウンド高機能 ゴアテックス2層構造 |
★★★★☆ | 5万円台 | 中級~上級者 |
6位 | マズメ コンタクトレインスーツ | 1万円以下でストレッチ性抜群 動きやすさ重視 |
★★★★☆ | 9千円台 | ルアー釣り |
7位 | ワークマン イナレムストレッチ | 6000円以下の驚異コスパ 釣り人に大人気 |
★★★☆☆ | 6千円以下 | コスパ重視 |
8位 | フォックスファイヤー ストームトレーサー | おしゃれで機能的 キャップクリップ付属 |
★★★★☆ | 3万円台 | デザイン重視 |
9位 | ノースフェイス マウンテンレインテックス | 街使いもできるデザイン ゴアテックス3層構造 |
★★★★☆ | 4万円台 | タウンユース兼用 |
10位 | モンベル ストームクルーザー | 登山技術を釣りに応用 軽量でしなやか |
★★★★☆ | 3万円台 | 軽量重視 |
11位 | リバレイ オフショアレインスーツ | 船釣りに特化 PVC+PUの特殊素材 |
★★★☆☆ | 2万円台 | 船釣りメイン |
12位 | がまかつ アルテマシールド200 | 200回洗濯でも撥水持続 厳冬期対応の上位モデル |
★★★★☆ | 7万円台 | 磯釣り上級者 |
1位:シマノ DSベーシックスーツ RA-027Q|1万円台で本格防水透湿の定番
シマノ独自の「ドライシールド」素材を採用しながら、1万円台という驚異的なコストパフォーマンスを実現した、釣り用レインウェアの決定版です。
実際に3年間愛用していますが、定価9,600~12,100円とは思えないほどの高い防水性能と、釣りに必要な機能をしっかりと備えています。
特に印象的だったのは、先日の伊豆での磯釣りで強い雨に遭遇した際も、8時間の釣行中に一度も浸水することなく快適に過ごせたことです。

XSから4XLまでの豊富なサイズ展開と6色のカラーバリエーションも魅力的で、体型や好みに関係なく最適な一着を見つけられます。
- 初めてレインウェアを購入する人
- コストパフォーマンスを重視する人
- オールラウンドに使えるモデルを探している人
- 信頼できるメーカー品を手頃な価格で欲しい人
- 年に数回程度の釣行頻度の人
2位:ダイワ レインマックス®ハイパーハイロフトウィンタースーツ|磯釣り向け最強防寒モデル
中綿をたっぷり使った厚手の生地で、寒い時期の磯場でも快適に釣りができる本格防寒レインウェアです。
真冬の房総半島でのメジナ釣りで使用した際は、氷点下近い気温の中でも暖かく、朝マズメから夕マズメまで寒さを感じることなく釣りに集中できました。
特にパンツの着脱式背当ては画期的で、腰から冷気や水が侵入するのを効果的に防いでくれます。

価格は33,770円~35,970円と決して安くはありませんが、極寒での釣りを快適にしてくれる投資価値は十分にあります。
- 冬場の磯釣りをメインにする人
- 寒がりで防寒性を最重視する人
- 本格的な磯釣りギアを揃えたい人
- 長時間の釣行が多い人
- 多少高くても性能重視の人
3位:ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVレインスーツ|富士登山でも愛用される信頼性
100回洗濯しても水をはじく耐久撥水加工を備えた、ミズノが誇る高機能防水透湿素材「ベルグテックEX」を採用したレインスーツです。
もともと登山者向けに開発されたウェアで、多くの富士登山者に愛用されていることからも、その信頼性の高さがうかがえます。
実際に使ってみると、耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/㎡/24hという数値通りの優秀な防水透湿性能を実感できました。

15,950円という価格設定も絶妙で、本格性能を手頃な価格で手に入れたい方に最適なモデルといえます。
- 釣り以外のアウトドアでも使いたい人
- 耐久性と撥水性能を重視する人
- 信頼性の高いブランドを選びたい人
- 中級クラスの性能を求める人
- 長期間愛用できるものを探している人
4位:シマノ リミテッドプロ ゴアテックス レインスーツ|プロ仕様の最高峰モデル
磯釣りでの動きやすさにこだわった立体裁断と、防水素材の最高峰ゴアテックスを組み合わせた、シマノの最上位モデルです。
121,000円という価格は確かに高額ですが、実際に使ってみるとその価値を実感できます。
特に印象的なのは可動部分のストレッチ素材で、激しいファイト中でも全く動きを妨げることがありません。
また、お尻や足元など擦れやすい部分の耐久性の高い厚手生地により、ハードな使用にも長期間耐えられる設計になっています。

- プロアングラーや本格派の人
- 最高級の性能を求める人
- 頻繁に釣りに行く人
- 投資価値のある道具を選びたい人
- 磯釣りをメインにする人
5位:ダイワ GORE-TEX バーサタイルレインスーツ|オールラウンドに使える高機能
ゴアテックス2層構造のしなやかな着心地と、裏地のメッシュ使用により、雨天や肌寒い日でも快適に着用できるレインスーツです。
「バーサタイル」の名前通り、オカッパリから船釣りまで幅広いシーンで活躍する汎用性の高さが最大の魅力です。
実際に相模湾のタチウオ船で使用した際は、防水性・防風性・透湿性のバランスの良さを実感しました。
全5色のカラーバリエーションも豊富で、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。

- 様々な釣りを楽しむ人
- ゴアテックスを手頃な価格で試したい人
- 中級~上級者のメインウェア
- バランスの良い性能を求める人
- ダイワブランドが好きな人
6位:マズメ コンタクトレインスーツ|1万円以下でストレッチ性抜群
スーパーストレッチ透湿素材「RAY-TEX」を使用し、アングラーの動きに追従する高いストレッチ性能が特徴のレインウェアです。
9,900円という価格ながら、あらゆる方向への伸縮性により、キャストからランディングまでの釣り動作を全く妨げません。
特にルアーフィッシングで一日中キャストを繰り返していても、疲労感が大幅に軽減されるのを実感しました。
カラーバリエーションも5色と豊富で、どれも釣り場で映える鮮やかな色合いが揃っています。

- ルアーフィッシングメインの人
- 動きやすさを最重視する人
- コスパの良いストレッチウェアを探している人
- 若い釣り人やビギナー
- カラフルなデザインが好きな人
7位:ワークマン イナレムストレッチレインスーツ|6000円以下の驚異コスパ
「ムレナイ」を実現するべく開発された独自素材「イナレム」を採用し、6,000円以下という破格の価格で多くの釣り人に愛用されているレインウェアです。
耐水圧20,000mm、透湿度25,000g/m2/24hという数値は、この価格帯としては驚異的なスペックです。
実際に梅雨時期の管理釣り場で使用しましたが、一日中雨の中での釣りでも蒸れを感じることなく快適に過ごせました。
ストレッチ性も十分で、激しいキャスト動作を繰り返しても全く問題ありませんでした。

- とにかく安いレインウェアを探している人
- 釣りを始めたばかりの人
- 年に数回しか釣りに行かない人
- コスパを最重視する人
- 予備用のレインウェアが欲しい人
8位:フォックスファイヤー ストームトレーサージャケット|おしゃれで機能的
機能性とファッション性の高さから釣り人に高い評価を受けるアウトドアブランド・Foxfireのレインウェアです。
オリジナル透湿防水素材「エアロポーラスFW」を採用し、29,700円という価格に見合った高い性能を備えています。
特に印象的なのはフードから水滴が手元に垂れてくるのを防ぐレインガーターと、キャップのブリムにフードを固定するキャップクリップです。
こうした細やかな工夫が、雨の中での釣りを快適にしてくれるのを実感しました。

- デザイン性を重視する人
- アウトドアブランドが好きな人
- 細かい機能にこだわりたい人
- 街でも使えるウェアを探している人
- 中級クラスの性能を求める人
9位:ノースフェイス マウンテンレインテックスジャケット|街使いもできるデザイン
ゴアテックス3層素材を採用したノースフェイスの代表的なマウンテンジャケットで、防水性だけでなく防風・防寒シェルとしても活躍します。
シンプルなデザインながら機能性は抜群で、普段使いからアウトドアシーンまで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。
実際に渓流釣りで使用した際は、ゴアテックスならではの高い防水透湿性能を実感しました。
付属のスタッフサックでコンパクトに収納できるため、急な天候変化に備えて常時携行するのにも便利です。

- 有名ブランドを選びたい人
- タウンユースも考えている人
- シンプルなデザインが好きな人
- 登山など他のアウトドアもする人
- 携行性を重視する人
10位:モンベル ストームクルーザージャケット|登山技術を釣りに応用した軽量モデル
登山用レインウェアの技術を釣りに応用した、モンベルの代表的なゴアテックスジャケットです。
ゴア C-ニット バッカーテクノロジーを採用することで、耐久性を保ちながら軽量でしなやかな着心地を実現しています。
耐水圧50,000mm以上、透湿性35,000g/m²・24hrsという驚異的なスペックは、悪天候をものともしない信頼性を提供してくれます。
特に軽量性に優れており、長時間着用していても疲労感が少ないのが印象的でした。

- 軽量性を重視する人
- 登山も楽しむ人
- 最高級の防水性能を求める人
- 長時間の着用が多い人
- モンベルブランドが好きな人
11位:リバレイ オフショアレインスーツ|船釣りに特化した高機能
PVCの強度とPUの軽さを兼ね備えた特殊素材を使用し、船釣りでの使用に特化して開発されたレインスーツです。
ジャケット背面の大型ベンチレーションにより、衣服内のムレを効率よく排出し、長時間の船釣りでも快適な着心地をキープできます。
実際に外房のヒラマサ釣りで使用した際は、波しぶきに対する優れた防水性と、激しい動作にも耐える耐久性を実感しました。
2025年に新色のブラック、オリーブが追加され、選択肢が広がったのも嬉しいポイントです。

- 船釣りをメインにする人
- オフショアゲームが好きな人
- 耐久性を重視する人
- 汚れに強いウェアを探している人
- 蒸れを軽減したい人
12位:がまかつ アルテマシールド200|200回洗濯でも撥水持続
200回洗濯を繰り返した後でも初期性能時の80%の撥水性を保つ「アルテマシールド200」を使用した、がまかつの最上位モデルです。
74,800円という高額な価格設定ですが、厳冬期の磯場での使用を想定した透湿性能を妨げない高性能中綿入りで、防寒性能も抜群です。
パンツはサロペットタイプで腰からの水や冷気の侵入を防ぎ、重量1,660g(Lサイズ)と重厚ながら、その分の信頼性は抜群です。
本格的な磯釣りアングラーに愛用者が多く、過酷な環境下での実績は他の追随を許しません。

- 本格的な磯釣りをする人
- 最高級の耐久性を求める人
- 厳冬期での釣りが多い人
- がまかつブランドに信頼を置く人
- 長期投資として考えられる人
釣りスタイル別|最適なレインウェアの選び方
釣りのスタイルによって、レインウェアに求められる性能は大きく異なります。
それぞれの釣りスタイルの特徴を理解して、最適な素材や機能を備えたレインウェアを選ぶことが重要です。
長年様々な釣りを楽しんできた経験から、スタイル別の選び方をご紹介します。
船釣り・オフショア|耐久性重視のPU・PVC素材がおすすめ
船釣りでは激しい波しぶきと塩水への耐性が最も重要な要素となります。
防水透湿素材も良いですが、船釣りならPU(ポリウレタン)やPVC(ポリ塩化ビニル)素材の方が実用的です。
重要な機能 | 理由 | おすすめ商品 |
---|---|---|
完全防水性 | 波しぶきや雨を完全にシャットアウト | リバレイ オフショアレインスーツ |
サロペットタイプ | 腰からの浸水を防ぐ | シマノ マリンスーツ |
汚れの落としやすさ | 塩水や魚の血などを簡単に洗い流せる | ダイワ PUオーシャンサロペット |
耐久性 | 激しい動作や摩擦に耐える | 全PU・PVC素材モデル |
実際に外房のマグロ釣りで使用した際も、PU素材のレインウェアは魚の血や内臓で汚れても、海水でサッと洗い流すだけで元通りになりました。
磯釣り・ウェーディング|防水性と動きやすさのゴアテックス
磯釣りやウェーディングでは高い防水性と動きやすさの両立が求められます。
長時間の着用が前提となるため、透湿性も重要な要素です。
立体裁断による動きやすさ、優れた透湿性、二重袖口・止水ファスナーによる防水性、軽量性が特に重要になります。
特におすすめなのはシマノ リミテッドプロ ゴアテックスやダイワ レインマックス®ハイパーハイロフトです。
実際に伊豆半島の磯でメジナ釣りをした際は、ゴアテックス素材の優れた透湿性により、8時間の釣行中も蒸れることなく快適でした。
防波堤・おかっぱり|軽量で持ち運びやすいパッカブルタイプ
防波堤やおかっぱりの釣りでは携行性と急な天候変化への対応力が重要です。
軽量でコンパクトに収納できるモデルが理想的で、必要に応じてサッと着用できる手軽さが求められます。
多摩川でのバス釣り中の急な雨
対応:バッグに忍ばせていたマズメ コンタクトレインスーツをサッと着用
特にワークマン イナレムストレッチレインスーツは、収納袋付きで非常にコンパクトになるため、普段から釣りバッグに入れておくのに最適です。
予算別レインウェア選び|コスパ最強モデルを厳選
レインウェア選びで最も悩ましいのが予算との兼ね合いです。
しかし、価格帯ごとに明確な性能差があるため、自分の釣行頻度と予算に合った適切なグレードを選ぶことが重要です。
各価格帯の特徴と、特におすすめのモデルをご紹介します。
5,000円以下|ワークマン・格安ブランドのエントリーモデル
予算5,000円以下でも、基本的な防水性能は十分確保できます。
ただし、耐久性や透湿性では上位モデルに劣るため、年に数回程度の釣行頻度の方におすすめです。
メリット | デメリット |
---|---|
初期投資が少ない
気軽に試せる
汚れを気にせず使える
|
耐久性が劣る
透湿性が低い
2~3年で買い替えが必要
|
この価格帯ではワークマン イナレムストレッチレインスーツが圧倒的におすすめです。
実際に使ってみると、この価格でこの性能は信じられないというのが正直な感想でした。
10,000円~30,000円|釣具メーカーの本格派レインウェア
この価格帯が最もコストパフォーマンスに優れるゾーンで、多くの釣り人におすすめできます。
釣具メーカーの技術力が詰め込まれており、必要十分な性能を確保できます。
個人的には月2~3回程度の釣行なら、この価格帯のモデルで5年は確実に使用できると考えています。
50,000円以上|ゴアテックス採用のプロ仕様最高級品
この価格帯は妥協のない最高性能を求める方向けです。
プロアングラーや本格派の釣り人が愛用するレベルで、投資価値は十分にあります。
ゴアテックス素材の採用、釣りに特化した立体裁断、高耐久素材の使用、細部まで配慮された防水機能など、すべての面で妥協がありません。
代表的なモデルはシマノ リミテッドプロ ゴアテックスやがまかつ アルテマシールド200です。
実際にシマノ リミテッドプロ ゴアテックスを使用してみると、一度この性能を体験すると他には戻れないと感じるほどの完成度でした。
釣り用レインウェアQ&A|購入前に知っておきたいポイント
レインウェアを購入する前に、多くの方が疑問に思うポイントについてお答えします。
これまでの経験と実際の使用感をもとに、実用的なアドバイスをお伝えします。
レインウェアの正しい洗濯方法と撥水復活術
レインウェアの性能を長く維持するには、正しいメンテナンスが欠かせません。
素材によって洗濯方法が異なるため、注意が必要です。
素材タイプ | 洗濯方法 | 注意点 |
---|---|---|
防水透湿素材 | 中性洗剤で手洗い推奨 | 柔軟剤は厳禁、乾燥機は低温で |
PVC・PU素材 | シャワーで汚れを洗い流す | 洗濯機は破損の恐れあり |
ゴアテックス | 専用洗剤使用を推奨 | 定期的な撥水処理が必要 |
撥水復活の手順
1. 中性洗剤で汚れを完全に落とす
2. 十分にすすぐ
3. 撥水スプレーまたは洗濯タイプの撥水剤を使用
4. 低温の乾燥機または自然乾燥
5. アイロンの中温で熱処理(素材によっては不要)
個人的には3ヶ月に1回程度の撥水処理で、新品時の90%以上の撥水性能を維持できています。
ゴアテックス以外でおすすめの防水透湿素材は?
ゴアテックス以外にも優秀な防水透湿素材は数多く存在します。
特におすすめの素材をご紹介します。
実際に複数の素材を使い比べた結果、用途と予算に合わせて選べば、ゴアテックス以外でも十分満足できる性能を得られることがわかりました。
レインウェアの寿命と買い替えタイミング
レインウェアの寿命は使用頻度と素材によって大きく異なります。
買い替えのタイミングを見極めるポイントをお教えします。
こんな症状が出たら買い替え時期
透湿性の低下:以前より蒸れやすくなった
物理的な損傷:破れや縫い目のほつれが発生
価格帯 | 期待寿命 | 月1回使用 | 月3回使用 |
---|---|---|---|
5,000円以下 | 2~3年 | 3年程度 | 2年程度 |
10,000円~30,000円 | 3~5年 | 5年程度 | 3~4年程度 |
50,000円以上 | 5年以上 | 7年以上 | 5~6年程度 |
私自身、シマノ DSベーシックスーツを3年使用していますが、適切なメンテナンスによりまだまだ現役で活躍してくれています。
結論として、釣り用レインウェアは釣り人にとって絶対に欠かせない重要なギアです。
雨天時の釣行はもちろん、船釣りでの水しぶき対策や冬場の防寒対策として、一年を通して活躍してくれます。
自分の釣りスタイルと予算に合った最適な一着を選んで、より快適で安全な釣りライフを楽しんでください。
特に初心者の方にはシマノ DSベーシックスーツ、コスパ重視ならワークマン イナレムストレッチレインスーツ、本格派にはシマノ リミテッドプロ ゴアテックスをおすすめします。
適切なレインウェアがあれば、どんな天候でも釣りを楽しめるはずです。