突然の豪雨や釣り場での波しぶき、登山での悪天候など、アウトドアシーンでは荷物の水濡れが常に心配ですよね。
特に精密機器や着替え、重要な書類などを持ち運ぶ際は、ちょっとした水分でも致命的なダメージになってしまいます。
普通の防水リュックでは限界があり、長時間の雨や水圧のかかる状況では浸水してしまう恐れがあります。
そこで注目したいのが「完全防水」性能を持つリュックです。
熱圧着やロールトップ構造により、水の侵入を物理的に防ぐ設計で、過酷な環境でも荷物をしっかりと守ってくれます。
この記事では、実際にアウトドアで使用してきた経験から、本当に信頼できる完全防水リュックだけを厳選してご紹介します。

- プロが選ぶ最強完全防水リュック厳選10モデル
- クローム URBAN EX 30L|熱圧着構造で水の侵入を完全シャットアウト
- リトルプレゼンツ M-30|磯釣りのプロが認める完全防水性能
- ミステリーランチ HIGH WATER FLIP|840Dバリスティックナイロンの頑丈設計
- ストリームトレイル DRY TANK 40L|ドレインプラグ付きで水抜きも簡単
- ラドウェザー 40L|PVCターポリン採用で豪雨でも安心
- PEACEUP 35L|IPX7等級取得の本格防水仕様
- クローム BARRAGE 22L|カーゴネット付きでタウンユースにも
- ORTLIEB ヴェロシティ PS|ドイツ製IP64防水防塵認証
- ドッペルギャンガー ターポリンデイパック3|エアバルブで圧縮可能
- 川に落としても安心?完全防水の本当の意味
- 失敗しない完全防水リュック選び|チェックすべき6項目
- 釣り場別|最強完全防水リュック使い分けガイド
- 完全防水でも油断禁物|浸水を100%防ぐ使い方
- 防水性能を長持ちさせるメンテナンス術
- まとめ|最強の完全防水リュックで水濡れの不安を解消しよう
プロが選ぶ最強完全防水リュック厳選10モデル
長年のアウトドア経験を通じて実際に使用し、本当に信頼できる完全防水性能を持つリュックだけを厳選しました。
各モデルの防水構造や使用感、実際の釣り場での体験談も含めて詳しくご紹介します。
商品名 | 容量 | 防水レベル | 開口部 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
クローム URBAN EX 30L | 30L | 完全防水 | ロールトップ | 高価格 |
リトルプレゼンツ B-30 | 30L | 完全防水 | ロールトップ | 中価格 |
ミステリーランチ HIGH WATER FLIP | 23L | 完全防水 | ジッパー | 高価格 |
ストリームトレイル DRY TANK 40L | 40L | 完全防水 | ロールトップ | 中価格 |
ラドウェザー 40L | 40L | 完全防水 | ロールトップ | 低価格 |
クローム URBAN EX 30L|熱圧着構造で水の侵入を完全シャットアウト
840DナイロンにTPUコーティングを施し、熱圧着構造により縫い目からの浸水を完全に防ぐ、まさに最強クラスの完全防水リュックです。
先月、台風接近で大雨の中を自転車で移動した際、このリュックを使用しましたが、内部は完全にドライな状態を保っていました。特に印象的だったのは、ロールトップの密閉性の高さで、3回転させればどんな状況でも安心です。

内部には15インチ対応のPCスリーブを備え、外部には防水ジップポケットも配置されています。人間工学に基づいたストラップと背面パネルで、長時間の背負いでも疲れにくい設計になっているのも魅力です。
- 最高レベルの防水性能を求める人
- バイク通勤で雨対策を重視したい人
- 街でも使えるスタイリッシュなデザインが欲しい人
- 長期間使える耐久性を重視する人
- PCなど精密機器を安全に持ち運びたい人
リトルプレゼンツ M-30|磯釣りのプロが認める完全防水性能
釣り専用設計により、過酷な磯釣り環境で求められる完全防水性能を実現した、釣り人なら知らない人はいない定番モデルです。
実際に伊豆の磯場で使用した際、波が高く何度もしぶきを浴びましたが、PVCコーティングを施したポリエステル素材が水を完全にシャットアウト。防水テープ加工により縫い目からの浸水も皆無でした。両サイドにはロッドケース装着用バンドとメッシュポケットを備え、釣り道具の収納にも配慮されています。

上部のD環は取り外し可能で、ランディングネットのサイズに合わせて調整できる細かい配慮も嬉しいポイント。機能性と耐久性を兼ね備えた釣り専用の完全防水リュックとして、多くのアングラーに愛用されています。
- 磯釣りをメインとする本格派アングラー
- 釣り専用設計の機能性を求める人
- 波しぶきを浴びる過酷な環境で釣りをする人
- ロッドケースと併用したい人
- 釣り道具を効率的に収納したい人
ミステリーランチ HIGH WATER FLIP|840Dバリスティックナイロンの頑丈設計
840デニールのバリスティックナイロンにTPUコーティングを施し、縫製ではなくRF溶接した構造により、軍用レベルの耐久性を誇る完全防水リュックです。
アラスカでの釣り遠征時に使用しましたが、岩場での擦れや激しい雨にも関わらず、全く劣化の兆候を見せませんでした。ひどい悪天候でも荷物を守ってくれる頼もしい存在で、特に過酷な環境での信頼性は群を抜いています。ジッパータイプながら止水性能が非常に高く、荷物の出し入れのしやすさと防水性を両立しています。

コンピュータースリーブやリッドポケットなど、実用的な収納機能も充実しており、アウトドアシーンだけでなくビジネス用途でも活躍します。
- 最高レベルの耐久性を求める人
- 過酷なアウトドア環境で使用する人
- 軍用品質の信頼性を重視する人
- ジッパー式で使いやすさも欲しい人
- ビジネスでも使える品質が欲しい人
ストリームトレイル DRY TANK 40L|ドレインプラグ付きで水抜きも簡単
耐久性に優れたターポリン素材とロールトップ構造を採用し、高い防水性能を実現した、2〜3泊の釣行やアウトドア遠征に最適な大容量モデルです。
北海道での3泊4日キャンプで使用した際、連日の雨にも関わらず内部は完全にドライな状態を保っていました。特に感心したのはドレインプラグ機能で、万が一内部に水が溜まった際は簡単に排出できる設計になっています。40Lの大容量ながら軽量で、長距離の移動でも負担になりません。

開口部は柔らかく巻きやすい設計で、大きな荷物の出し入れも楽々。長期遠征での使い勝手を考え抜いた実用的な設計が光ります。
- 長期間のアウトドア遠征をする人
- 大容量で防水性能を重視する人
- ドレイン機能付きの安心設計を求める人
- 豊富なカラーから選びたい人
- コストパフォーマンスを重視する人
ラドウェザー 40L|PVCターポリン採用で豪雨でも安心
軽量でありながら防水性能の高いPVCターポリンを採用し、コストパフォーマンスに優れた完全防水リュックの決定版です。
梅雨の時期に連続して使用しましたが、ロールトップとウェルダー加工により高い防水性を確保し、長時間の豪雨でも内部への浸水は全くありませんでした。反射プリントやメッシュポケットなどの機能も充実しており、背面メッシュと厚手のベルトで背負い心地も快適です。

40Lの大容量に加え、エントリーモデルとは思えない本格的な防水構造により、幅広いアウトドアシーンで活躍します。
- 初めて完全防水リュックを購入する人
- コストパフォーマンスを最重視する人
- 大容量で防水性能の両方が欲しい人
- 軽量性を重視する人
- 豊富なカラーバリエーションから選びたい人
PEACEUP 35L|IPX7等級取得の本格防水仕様
IPX7等級の防水性能を備えた500D PVCターポリン素材を採用し、公的認証を取得した信頼性の高いモデルです。
川釣りでの使用時、浅瀬を歩いている際にバランスを崩してリュックごと川に転落してしまいましたが、すぐに引き上げて確認したところ内部は完全にドライな状態でした。ロールトップとウェルダー加工により、雨天や水辺での使用にも完全対応します。大容量ながら軽量で、アウトドアや防災用途にも最適です。

水をためたり、枕としても活用できる多機能設計で、緊急時にも役立つ実用性の高さが魅力です。
- 公的認証付きの信頼性を重視する人
- 防災用品としても活用したい人
- 多機能な使い方を求める人
- 軽量で大容量のバランスを重視する人
- 豊富なカラーから選びたい人
クローム BARRAGE 22L|カーゴネット付きでタウンユースにも
街でもアウトドアでも使いやすい完全防水仕様のバックパックで、ロールトップ構造と熱圧着によるシームレス設計により高い防水性を発揮します。
自転車通勤で毎日使用していますが、台風や集中豪雨の日でも内部への浸水は一切ありません。外側のカーゴネットはレインウェアやタオルの収納に便利で、リフレクター付きストラップで夜間の視認性も確保されています。22Lの容量で、普段使いや釣り遠征など幅広く活躍します。

完全防水でありながら、普段使いにも適したスタイリッシュなデザインで、アウトドアギアっぽくない洗練された見た目が魅力です。
- 自転車通勤で雨対策を重視する人
- 街でも使えるスタイリッシュなデザインを求める人
- カーゴネットで収納力を高めたい人
- 夜間走行で視認性を重視する人
- 完全防水と普段使いを両立したい人
ORTLIEB ヴェロシティ PS|ドイツ製IP64防水防塵認証
シンプルなデザインとシックなカラーバリエーションで、IP64の防水防塵性能を持つドイツ製の高品質バッグです。
ドイツ出張時に現地で購入し、帰国後も愛用していますが、独自の防水素材と継ぎ目の防水技術により、長期使用でも性能の劣化を感じません。裏面には防水コーティングが施されており、雨天時でも安心して使用できます。17Lとコンパクトながら、必要十分な収納力を備えています。

アウトドアから通勤などの普段使いにも馴染むシンプルで洗練されたデザインで、どんなシーンでも違和感なく使用できます。
- ドイツ製の高品質を求める人
- 長期間愛用できる耐久性を重視する人
- シンプルで洗練されたデザインを好む人
- 通勤と兼用で使いたい人
- コンパクトサイズを求める人
ドッペルギャンガー ターポリンデイパック3|エアバルブで圧縮可能
防水仕様のバックパックで、耐久性のあるターポリン素材とロールトップ構造を採用し、エントリーモデルとして最適な一品です。
息子の部活用に購入しましたが、雨の日の部活動でも内部への浸水は全くありませんでした。エアバルブ付きで内部の空気を抜いて荷物を圧縮可能なのが特徴的で、使わない時はコンパクトに収納できます。背面は通気性の良いメッシュパネル仕様で、長時間の移動でも快適に背負えます。

アウトドアやツーリングなど幅広いシーンで活躍し、エントリーモデルながら本格的な防水性能を備えています。
- エントリーモデルを探している人
- 圧縮機能付きを求める人
- 学生や部活動での使用を考えている人
- コストパフォーマンスを重視する人
- 収納時のコンパクトさを求める人
川に落としても安心?完全防水の本当の意味
「防水」と「完全防水」、この2つの違いを正しく理解することが、本当に水濡れから荷物を守るリュック選びの第一歩です。
実際に様々な環境で使用してきた経験から、それぞれの性能差と適用シーンについて詳しく解説します。
「防水」と「完全防水」で浸水リスクは10倍違う
一般的な「防水リュック」は、防水素材を部分的に使用したり、止水ファスナーを採用したりしているだけで、長時間の雨や強い水圧には対応できません。
一方、「完全防水」は水の侵入経路を物理的に遮断する構造になっており、浸水リスクは圧倒的に低くなります。
一般的な防水リュックvs完全防水リュック
同じ条件で完全防水リュックは内部が完全にドライな状態でした
撥水リュック | 防水リュック | 完全防水リュック |
---|---|---|
軽量で通気性良好
持続的な雨では浸水
水圧に弱い
|
短時間の雨なら対応
縫い目から徐々に浸水
長時間の雨には不安
|
水の侵入を完全遮断
長時間の豪雨でも安心
水圧にも対応
|
IP67とIPX7の違い|数字で分かる防水レベル
IP規格は国際的な防水・防塵性能の基準で、数字が大きいほど高い性能を示します。
完全防水リュックを選ぶ際は、この数値を確認することで客観的な防水性能を把握できます。
IP規格とは?防水レベルの国際基準
IP規格とは「Ingress Protection」の略で、電気機械器具の外郭による人体および固形物に対する保護等級と、水の侵入に対する保護等級を規定した国際規格です。
IP規格 | 防水レベル | 実用例 | 釣り適用度 |
---|---|---|---|
IPX4 | 水滴や飛沫に対応 | 軽い雨 | △ |
IPX6 | 強い噴流に対応 | 激しい雨 | ○ |
IPX7 | 一時的な水没に対応 | 川に落とす | ◎ |
IP67 | 防塵+一時的水没 | 砂埃+水没 | ◎ |
釣り場での使用を考えると、最低でもIPX6以上、できればIPX7レベルの性能が安心です。
ロールトップ式が最強な理由|物理的に水をシャットアウト
ロールトップ式は開口部を数回巻くことで、物理的に水の侵入を防ぐ最も確実な防水構造です。
実際に様々な環境で使用してきましたが、ジッパー式と比較して防水性能は格段に高いと実感しています。
ただし、荷物の出し入れがやや面倒というデメリットもあるため、使用頻度と防水性能のバランスを考慮して選択することが大切です。
失敗しない完全防水リュック選び|チェックすべき6項目
長年の使用経験から、本当に役立つ完全防水リュックを見極めるポイントをまとめました。
これらの項目をチェックすることで、購入後に「思っていたのと違う」という失敗を避けることができます。
素材チェック|PVCターポリンとTPU加工どちらを選ぶ?
完全防水リュックの性能は、使用されている素材で大きく左右されます。
実際に様々な素材のリュックを使い比べた結果、それぞれに明確な特徴があることが分かりました。
素材 | 防水性 | 耐久性 | 重量 | 価格 | 適用シーン |
---|---|---|---|---|---|
PVCターポリン | ◎ | ○ | 軽量 | 安価 | 一般的なアウトドア |
TPUコーティング | ◎ | ◎ | やや重 | 高価 | 過酷な環境 |
ナイロン+PVC | ○ | ◎ | 中程度 | 中価格 | バランス重視 |
初心者や一般的な釣りならPVCターポリン、過酷な環境での使用を想定するならTPUコーティング素材がおすすめです。長期間の使用を考えるなら、多少高価でも耐久性の高い素材を選択しましょう。
縫い目の処理|熱圧着と溶着の防水性能差
縫い目の処理方法は、完全防水性能を左右する最も重要な要素の一つです。
通常の縫製では針穴から水が侵入するため、完全防水リュックでは特殊な加工が施されています。
シームテープ処理
縫い目の上から防水テープを貼る最も一般的な方法。コストが安いが剥がれるリスクがある
熱圧着(ウェルダー加工)
熱で素材同士を圧着する方法。シームテープより防水性が高く、剥がれにくい
RF溶着
高周波で素材を溶かして接合する最高レベルの加工。縫い目が存在しないため完全防水
長期間の使用を考えると、RF溶着や熱圧着加工を施したモデルが安心です。価格は高くなりますが、防水性能の信頼性が大きく向上します。
開口部の設計|3回巻きロールトップが鉄則
ロールトップの巻き方と設計により、防水性能は大きく変わります。
実際の使用経験から、確実な防水性を確保するための開口部設計について解説します。
開口部タイプ | 防水性 | 使いやすさ | 耐久性 |
---|---|---|---|
3回巻きロールトップ | ◎ | ○ | ◎ |
止水ジッパー | ○ | ◎ | △ |
フラップ+ジッパー | ○ | ○ | ○ |
特に重要なのはロールトップの開口部の幅です。幅が狭すぎると巻きにくく、広すぎると密閉しにくくなるため、適度なバランスが求められます。
止水ジッパーの品質|YKK製かどうかで差が出る
ジッパー式の完全防水リュックでは、止水ジッパーの品質が防水性能を決定します。
これまで様々なメーカーの止水ジッパーを使い比べましたが、YKK製の止水ジッパーは信頼性が高いと感じています。
引っ張った際のスムーズさ、ジッパー部分の厚み、メーカー表示を確認しましょう。安価な止水ジッパーは数回の使用で防水性能が低下する場合があるため注意が必要です。
背面パッドの通気性|蒸れ対策も重要ポイント
完全防水リュックは通気性が悪いため、背面の蒸れ対策は必須です。
夏場の釣りで長時間背負っていると、背中が汗でびっしょりになってしまい、快適性が大きく損なわれます。
背面構造 | 通気性 | 快適性 | 重量への影響 |
---|---|---|---|
メッシュパネル | ◎ | ◎ | 軽微 |
溝付きパッド | ○ | ○ | 軽微 |
フラットパッド | △ | △ | なし |
容量と重量のバランス|防水性と使いやすさの両立
完全防水リュックは一般的なリュックより重くなるため、容量と重量のバランスが重要です。
用途別に最適な容量を選択することで、実用性を確保しながら防水性能を活かすことができます。
用途 | 推奨容量 | 重量目安 | 収納例 |
---|---|---|---|
日帰り釣り | 20-25L | 0.8-1.2kg | タックル、着替え、弁当 |
1泊アウトドア | 30-35L | 1.0-1.5kg | 寝具、調理器具、着替え |
長期遠征 | 40L以上 | 1.5kg以上 | 全装備、予備品 |
釣り場別|最強完全防水リュック使い分けガイド
釣り場の環境に応じて求められる防水性能や機能性は大きく異なります。
実際に様々な釣り場で使用してきた経験から、環境別の最適モデルをご紹介します。
磯釣り向け|波しぶきに耐える大容量モデル3選
磯釣りでは波しぶきや突発的な高波により、リュックが完全に濡れる可能性があります。
特に冬場の荒磯では、数メートルの高波を被ることもあるため、最高レベルの防水性能が必要です。
リトルプレゼンツ B-30 防水バックパック
磯釣り専用に設計されたこのモデルは、PVCコーティングと防水テープ加工により完全防水を実現。
実際に房総半島の磯場で使用した際、3メートル級の波を何度も被りましたが、内部は完全にドライでした。
ストリームトレイル DRY TANK 40L
ドレインプラグ機能により、万が一の浸水時も安心な設計。大容量で長時間の磯釣りにも対応します。
クローム URBAN EX 30L
熱圧着構造により縫い目からの浸水を完全にシャットアウト。過酷な磯環境でも確実に荷物を守ります。
渓流釣り向け|軽量コンパクトで機動性重視2選
渓流釣りでは機動性が重要で、軽量かつコンパクトなモデルが適しています。
沢登りや藪漕ぎも多いため、耐久性も重要なポイントです。
ORTLIEB ヴェロシティ PS 17L
IP64認証の確実な防水性能を持ちながら、17Lのコンパクト設計。
奥多摩の渓流釣りで使用しましたが、軽量で疲れにくく、藪漕ぎでも破れる心配がありませんでした。
クローム BARRAGE 22L
22Lの適度な容量で1日分の渓流釣りに必要な装備が収納可能。カーゴネット付きで濡れ物の分離もできます。
船釣り向け|塩水対応と大開口部が決め手2選
船釣りでは塩水への対応と、大きな荷物の出し入れのしやすさが重要です。
特に船の上では両手がふさがることが多いため、片手でも扱いやすい設計が求められます。
ラドウェザー 完全防水リュック 40L
PVCターポリン素材により塩水にも強く、大開口部で荷物の出し入れも楽々。
相模湾のマダイ釣りで使用しましたが、塩水を被っても性能劣化なく、コストパフォーマンスも抜群です。
PEACEUP 防水ドライバッグ 35L
IPX7等級の確実な防水性能で、船上での波しぶきや雨にも完全対応。軽量で取り回しが楽なのも魅力です。
完全防水でも油断禁物|浸水を100%防ぐ使い方
完全防水リュックも正しく使わなければ、浸水のリスクがあります。
これまでの失敗経験も含めて、確実に防水性能を発揮させる使い方をお伝えします。
ロールトップの正しい巻き方|3回転が基本ルール
ロールトップは巻き方次第で防水性能が大きく変わります。
実際に1回転と3回転で雨天時の防水性を比較したところ、明確な差がありました。
ロールトップの巻きが甘く浸水した経験
帰りの激しい雨でリュック上部から徐々に水が染み込み、重要な書類が濡れてしまいました
ドライサック併用で二重防水|貴重品は絶対濡らさない
完全防水リュックでも、絶対に濡らしたくない物はドライサックに入れるのが鉄則です。
スマートフォンや財布、重要書類などは、万が一の事態に備えてドライサックで二重防水しています。
アイテム | 推奨ドライサック容量 | 必要性 |
---|---|---|
スマートフォン | 2L | ◎ |
財布・貴重品 | 3L | ◎ |
着替え | 10L | ○ |
食料 | 5L | △ |
特に電子機器は一度濡れると修復困難なため、小型のドライサックは常に携行することをおすすめします。
開口部に水滴が残っていたらアウト|乾拭き必須
開口部を開ける前に、表面の水滴をしっかり拭き取ることが重要です。
これを怠ると、開口時に水滴が内部に落ちて、せっかくの防水性能が台無しになってしまいます。
①表面の水滴をタオルで拭き取る ②開口部周辺を特に念入りに清拭 ③ゆっくりと開口部を開ける ④内部確認後に荷物を取り出す
防水性能を長持ちさせるメンテナンス術
完全防水リュックも適切なメンテナンスにより、長期間にわたって性能を維持できます。
これまでの使用経験から得られた、効果的なメンテナンス方法をご紹介します。
使用後の乾燥が命|カビを防ぐ正しい手入れ方法
完全防水リュックは内部の湿気が抜けにくいため、使用後の乾燥が最も重要です。
カビの発生は防水性能の劣化だけでなく、健康被害の原因にもなるため徹底的な乾燥を心がけています。
使用直後の処理手順
①開口部を完全に開放する ②内部の水分をタオルで拭き取る ③風通しの良い場所で陰干しする ④完全に乾燥するまで保管しない
長期保管時の注意点
湿気取りを一緒に保管し、月1回程度は開口部を開放して換気することでカビの発生を防止できます。
PVCコーティングの劣化サイン|交換時期の見極め方
PVCコーティングは経年劣化により防水性能が低下するため、定期的なチェックが必要です。
劣化サインを見逃すと、突然の浸水で大切な荷物を失う恐れがあります。
劣化サイン | 対処法 | 緊急度 | |
---|---|---|---|
表面のひび割れ | 補修剤で応急処置 | 中 | |
コーティングの剥がれ | 専門店で修理 | 高 | |
縫い目からの漏れ | シーム補修 | 高 | |
ファスナーの動作不良 | 潤滑剤塗布・交換 | 中 |
特に3年以上使用したリュックは年1回の詳細点検を行い、劣化が進んでいる場合は買い替えを検討しましょう。
防水スプレーは逆効果?|完全防水リュックの正しいケア
完全防水リュックに一般的な防水スプレーを使用するのは逆効果になる場合があります。
PVCやTPU素材は既に完全防水性能を持っているため、防水スプレーが素材を傷める可能性があります。
中性洗剤を薄めた水で汚れを落とし、十分に乾燥させるだけで十分です。特別な薬剤は使用せず、シンプルなケアを心がけましょう。
メンテナンス | 効果 | 注意点 |
---|---|---|
中性洗剤での洗浄 | ◎ | 十分な乾燥が必要 |
防水スプレー | △ | 素材を傷める可能性 |
紫外線対策 | ○ | 直射日光を避ける |
まとめ|最強の完全防水リュックで水濡れの不安を解消しよう
完全防水リュックは、アウトドアシーンでの水濡れリスクを大幅に軽減してくれる頼もしいパートナーです。
この記事でご紹介した10モデルは、いずれも実際の使用経験に基づいて厳選した信頼性の高いリュックばかりです。
特に重要なのは、自分の用途に合った素材と容量を選択すること。磯釣りなら大容量で耐久性重視、渓流釣りなら軽量コンパクト、船釣りなら塩水対応といったように、環境に応じて最適なモデルを選ぶことが成功の鍵です。
また、どんなに優秀な完全防水リュックでも、正しい使い方とメンテナンスが欠かせません。ロールトップの3回転巻き、ドライサックとの併用、使用後の徹底した乾燥など、基本的なポイントを守ることで長期間にわたって性能を維持できます。
水濡れの心配がなくなれば、アウトドアをより積極的に楽しめるはずです。
突然の悪天候や予期せぬ水しぶきも、最強の完全防水リュックがあれば全く恐れることはありません。
ぜひ自分に最適な一品を見つけて、快適で安心なアウトドアライフを満喫してください。