涸沼シーバスで「ボイルしているのに食わない」「何も起きない湖面でどこへ投げればいい?」と迷ったら、まずはベイトの位置と、ルアーを通すレンジを見直してみてください。僕自身、最初はルアーを替えるばかりで空回りしていました。でも、朝の凪に遠投して71cmを掛けた日も、イナッコの群れの下へ2カウント沈めて7本釣った夜明け前も、答えは「そこにいる魚へ、どう届けるか」にありました。
ここでは、これまでの実績ルアー5種に、ハダラトラップやマリエラなど追加候補11種を加え、場面ごとに選べる16種類を紹介します。新しい製品だけで古い実績を上書きするのではなく、僕が涸沼で何を見て、どのルアーをどう動かしたかまでお伝えします。
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涸沼シーバスのルアー選びは「時間帯」より「ベイトとレンジ」が先

以前は「昼はバイブ、夜はS字」と分けて考えていました。今もそれは基本の目安ですが、実釣を重ねると同じ時間帯でも、魚がいる水深を外せば反応は変わると痛感します。8月の夜明け前、ハダラトラップ70を着水直後から巻いても1カウント沈めても無反応。2カウントにした一投目で食ってきた日のことは忘れられません。
日中・朝夕:広く探すか、ベイトの下を探すか
日中はVJ-16や鬼丸で広く探り、ボイルがあればGIANT DOG-Xで水面を見ます。とはいえ、ボイルが一度もなかった5月の凪ではハダラトラップ86で71cmと59cmが出ました。8月のノーボイルの日中はマリエラ68Sをイナッコの下へ通して84cm。「表層で見えるかどうか」だけで釣り場を判断しないのが、今の僕の考えです。
夜・薄暗い時間:S字や引き波を、同じコースに通す
夜のジグザグベイト60Sとスネコン90Sは、今も僕の大切な手札です。9月の涸沼川ではファットマリエラ76Sを流れのヨレに通して68cmをキャッチ。深夜の定点ボイルではクロスウェイクR 111F-SSRを何度も同じコースへ通して77cmを掛けました。夜だからS字一択ではなく、ベイトの位置と流れ、水面への出方で使い分けると攻め方が見えてきます。
ボイルしているのに食わないときの3手
まず、投げたルアーがベイトの群れに埋もれていないかを見る。次に、着水直後・1カウント・2カウントと同じコースで通す高さを一段ずつ変える。それでもダメなら、アクションやサイズを変えます。僕がハダラトラップ70で連発した日は、ルアー交換そのものより「2カウント沈めた」ことが分かれ目でした。
浅い場所で重いルアーを沈めすぎると底を擦ります。水深や流れに合わせ、少ないカウントから試してください。魚が出ない理由を一つずつ絞るほうが、闇雲に投げ替えるより次の一投に意味が生まれます。
涸沼シーバスの実釣ルアー16種類|場面別の比較表
昔の僕は気になるルアーを買っては次々投げて、結局何がよかったのか分からなくなることもありました(笑)。今は「広く探す」「群れの下を通す」「浅い場所をスローに流す」「水面で見せる」と仕事を分けて選ぶようにしています。下の表は新旧16種の使いどころを一目で比べるためのものです。
| 釣り場・場面 | ルアー | サイズ・重量 | 僕の使いどころ |
|---|---|---|---|
| 朝・日中/広く探す | ハダラトラップ86 | 86mm・29g | 遠投してベイトのいる筋を探す |
| 夜明け前/ベイト直下 | ハダラトラップ70 | 70mm・17g | 沈めるカウントを変えて群れの下を通す |
| 干潮前後/浅場 | マリエラ58S | 58mm・14g | 浅いシャローをスローに |
| 日中/表層に反応なし | マリエラ68S | 68mm・18g | ベイトの下をスローに通す |
| 夕マズメ/流れのヨレ | ファットマリエラ76S | 76mm・23g | 流れに乗せてS字を通す |
| 日中/フォール | ラナケラ57-13S | 57mm・13g | 底を取って巻き・フォールを交える |
| 日中/基本の一本 | VJ-16 | ヘッド16g+ワーム3g | 巻き感を頼りに探る |
| 日中/交換の一手 | 鬼丸12g | 12g | 軽めのメタルバイブで探る |
| 日中/ボート | 鬼丸16g | 16g | 深場から浅場まで通す |
| 朝マズメ/水面 | GIANT DOG-X SW | 98mm・16.5g | ボイルをドッグウォークで狙う |
| 秋の大型ベイト/水面 | DOGMAX SW | 130mm・33g | 大型ベイトに合わせたトップの選択肢 |
| 濁り・護岸際/表層 | カゲロウ124F | 124mm・22g | 岸と平行にデッドスロー |
| 夜/定点ボイル | クロスウェイクR 111F-SSR | 111mm・17.8g | 引き波で同じコースを通す |
| 夜/小型S字 | ジグザグベイト60S | 60mm・11g | 小さめのベイトに合わせる |
| 夜/S字でスロー | スネコン90S | 90mm | 緩いスラロームで誘う |
| 夏/ベイトの下 | レイジーファシャッド90S | 90mm・29.3g | 表層を捨てて下のレンジを探る |
※重量・サイズはメーカー公表値を基本に、既存掲載モデルで今回未検証の数値は記載していません。用途は筆者の実釣での使い分けです。優劣順のランキングではありません。
朝・日中の広い本湖とベイト直下で使ったルアー

鏡のような凪でも、日中の暑さで水面が静かでも、下には魚がいるかもしれません。僕は飛距離だけでなく、「どの高さを何回通したか」を意識して探ります。
ハダラトラップ86(29g)|5月の凪、見えない魚を遠投で探した
GW明けの涸沼本湖は、鏡のような凪。ボイルは一切なく、目に見えるヒントはゼロでした。こういう日は足で探すしかない。ハダラトラップ86をフルキャストし、着水後に少し沈めてからただ巻き。何度か「ゴツッ」とベイトに触れる感触があり、魚の姿は見えなくても、エサのいる筋は見つかったと感じました。
同じコースを通して十数投目。ルアーの千鳥が入った瞬間、ひったくるようなバイト! 上がってきたのは太った71cm。立ち位置を少しずらして、さらに59cmが出ました。静かな湖面の下にも魚はちゃんといるんです。届く範囲を広げ、ベイトに触れたコースを投げ続けたことが、この日の勝因だったと思います。
このルアーを使うなら、僕は無反応だからと数投で諦めず、まずベイトに触れたコースの再現を試します。遠投できる一方、浅場では着水後の沈めすぎに注意。ハダラトラップ70と重さ・長さが異なるので、その日の距離とレンジで選びたいですね。

たごしょんさんの釣果
シーバス 55cm
渋かったですがボイルが起きたタイミングでハダラトラップのデジ巻きで来ました!
久々の釣果でした。
- 本湖の広い範囲を探したい人
- ボイルがなくてもベイトの筋を探りたい人
ハダラトラップ70(17g)|8月のボイル、2カウント下が正解だった
8月の夜明け前、湖面を埋め尽くすイナッコの絨毯。あちこちでボイルが起きるのに、何を投げても食わない。涸沼の夏らしい悶絶タイムです。ハダラトラップ70に替えて着水直後から巻いても無反応。1カウント沈めても変わらず、2カウント沈めてから巻き始めた一投目、ベイトの群れの直下でガツン! と来ました。
同じ手順を繰り返すと面白いように掛かり、明るくなるまでに7本。45〜55cmが中心でしたが、最後に75cmまで混ざりました。答えはカウント一つの差だった。ボイルの真ん中へ投げているのに食わないときほど、ベイトの下に魚がいる可能性を考えるようになった釣行です。
まず着水直後から巻き、それで違えば1カウント、2カウント。釣れたカウントを次のキャストでも再現するのがコツ。僕の釣行では群れの直下が正解でしたが、同じカウントが別の日も必ず正解とは限りません。

たごしょんさんの釣果
シーバス 55cm
渋かったですがボイルが起きたタイミングでハダラトラップのデジ巻きで来ました!
久々の釣果でした。
- ボイルしているのに食わない日に悩む人
- レンジ調整を具体的に試したい人
マリエラ58S(14g)|6月の水深約50cm、干潮シャローで61cm
6月、干潮で水深50cmほどまで引いたシャロー。岸際ではハクがチラチラ跳ねていました。潮が効き始めたタイミングでマリエラ58Sを投入。普通に巻くと底を擦りそうだったので、ロッドを立ててスローに引きました。手元にブルブル感はないのに、見える範囲ではフラフラと頼りなげに泳いでいる。強く振動しないからこそ、魚に見せるイメージで通せたのが印象的でした。
上げ潮に乗って魚が浅場へ差してくるはずだと通し続けると、足元から数メートル手前で重みが乗りました。水面を割って暴れたのは61cm。小さなボディでも、僕の釣行では飛距離は十分。浅いレンジをスローでキープしやすいのが、このルアーの魅力だと感じています。
水深50cm前後では着底させず、ロッドの角度と巻き速度で底を擦らないようにするのが僕の使い方。68Sと似た系統でも、浅いシャローなら58Sの出番を作りやすいですね。
- 干潮前後の浅場をスローに探りたい人
- 小さなハクに合わせたい人
マリエラ68S(18g)|8月のノーボイル、84cmを引き出した
8月の涸沼本湖。猛暑が続き、朝から一度もボイルがない。周囲でも竿が曲がっていませんでした。イナッコは表層にいる。ならば、あえてその下へ通そうとマリエラ68Sを選びました。着底させて一度リフト&フォールを入れ、ハンドル1.5秒に1回転ほどのスローで巻きます。時折イナッコの腹にコツンと当たる感触があり、狙っている高さには入っていると判断しました。
30分ほど粘ったころ、下から突き上げるような重いバイト。首振りの重さから大物だと感じ、慎重に寄せてネットに収めると84cm! 手元に振動がほとんど来ないので、使い始めは「ちゃんと泳いでいる?」と不安にもなります。でも、この日の一尾で、その静かな巻き感を信じて通す価値を強く感じました。
振動が小さいのは「ルアーが動いていない」証拠ではありません。最初は足元など見える場所で泳ぎを確かめ、狙ったレンジを丁寧に通すと操作に集中できます。僕の釣行では、派手に動かすよりもベイトの下でスローを維持することが重要でした。
- 日中、表層にベイトがいても反応がない人
- 振動の少ないバイブをスローで使いたい人
ラナケラ57-13S(13g)|7月の晴天無風、フォールで53cm
7月の日中、晴天無風の涸沼本湖。広く探るために鉄板バイブのラナケラ57-13Sを選びました。巻いても手元にはほとんど振動が来ず、最初は「本当に動いている?」と不安になるほど静か。ボトムを取ってただ巻きし、ときどき止めてフォールさせました。
数投目、フォール中にラインがふっと緩んだ。すかさず合わせると乗り、上がったのは53cmのシーバスです。その後はキビレのおまけも。止めた瞬間のラインの変化に集中できたのが、この日の面白さでした。
僕が使った範囲では、ラインにフックが絡みにくく感じられ、フォールを交える釣りに集中できました。ただし、糸絡みが絶対に起きないわけではありません。ラインが不自然にたるんだら、アタリか着底かを見極めながら合わせたいですね。
- 日中に巻きとフォールを試したい人
- 引き抵抗の小さい鉄板バイブを探している人
コアマン VJ-16|日中の基準になる一本
VJ-16は、僕にとって涸沼の日中ゲームを始めるときの基準です。初めて投げたとき、巻くだけでブルブルと振動が手元まで伝わり、「これならルアーの動きが分かりやすい!」と驚きました。実際に使い込んで釣果を重ね、初心者の友人に貸したときにも魚が出た、思い入れのある一本です。ジグヘッド16gという重さも、僕の釣行では使い勝手がいいと感じています。
ただ、表層にイナッコがびっしり浮いている日は、同じレンジを巻き続けても反応が出ないことがありました。そんなときはハダラトラップ70で沈めるカウントを変えたり、より下を通すルアーに替えたり。VJで釣れなかったら終わり、ではなく、VJの巻き感を基準に次の一手を決めるのが僕の使い方です。
- 涸沼シーバス初挑戦の人
- とりあえず1匹釣りたい人
- 簡単操作で確実に釣果を上げたい人
メガバス 鬼丸12g|VJで反応がないときの手札
鬼丸12gは、VJ-16で反応が出ないときに投げたくなるメタルバイブ。僕が気に入っているのは、細かい振動と巻き感の軽さです。「もう今日は厳しいかな」と思った場面で入れてみると、ぽつんと食ってくれることがあり、最初に買ったときの散財した気分も吹き飛びました(笑)。
真夏のボートデイゲームで使った16gとは、同じ鬼丸でも役割を分けています。12gは重さを抑えて通したいときの手札、16gは沖やボトムも探りたいときの手札。どちらも持っているからといって、常に16gのほうが釣れる、とは考えていません。
- VJ-16で反応がない時の次の手を探してる人
- シーバスの活性が低い日でも諦めたくない人
- メタルバイブの新感覚を体験したい人
メガバス 鬼丸16g|8月のボートで20本超え
8月の真夏のボートデイゲーム。水温計の表示は35℃で、湖の真ん中はまるで温泉のようでした。流れの当たる場所を探して回ると、32℃を示すエリアに到着。魚もそこにいるはずだと、鬼丸16gを遠投し、ボトムを取ってからただ巻きで探りました。
すると、いきなりセイゴが連発! ポイントを数メートル外すとぴたりと止まるので、ボートの立ち位置を固定して同じ場所へ投げ続けました。数を重ねるうちに55cm前後の魚も混ざり、終わってみれば20本超え。この日は水温計の表示が少し低い流れの当たる場所へ通し続けたことが釣果につながったと感じます。
岸から浅場を探る12gとは違い、僕のボート釣行では16gが深場からシャローまで対応しやすい重さでした。35℃と32℃は当日の水温計の表示であり、涸沼全域の水温を示す数値ではありません。
- ボートから沖・ボトムも探りたい人
- 鬼丸12gと重さを使い分けたい人
表層・ボイルを狙って使ったルアー
涸沼のトップウォーターは、水面が爆発する瞬間がたまりません。ただ、ボイルがあるなら何でもトップでよいわけではなく、ベイトの大きさ、岸際か沖か、同じ場所で魚が出続けるかで選ぶルアーが変わります。
メガバス GIANT DOG-X SW|朝5時のイナッコボイルで70cmオーバー
GIANT DOG-Xは、涸沼のトップゲームの楽しさを教えてくれた一本です。朝5時、イナッコが水面でバシャバシャと騒いでいた日に、ボイルの真ん中へ投げてドッグウォーク。突然、水面が爆発したときは思わず声が出ました。70cmオーバーのシーバスがジャンプしたあの瞬間は、今でも忘れられません。
風が強い日は狙ったコースを通しにくいのが正直なところ。それでも、イナッコが浮いていて魚が上を意識しているなら、まず水面で勝負したくなります。大型ベイトが漂う秋は、130mmのDOGMAX SWも候補にしますが、こちらの実釣経験の価値が古くなるわけではありません。
朝5時の涸沼、イナッコの群れが水面でバシャバシャ
ドッグウォークで誘うと、突然水面が爆発!
- 派手なバイトシーンを体験したい人
- 朝夕のマズメ時間を狙って釣行する人
- トップウォーターの魅力にハマりたい人
メガバス DOGMAX SW(130mm・33g)|大型ベイトを水面で狙う選択肢
DOGMAX SWは130mm・33gの大型ペンシル。メガバスは、軽い操作で大きくスライドする機構と、内部ウエイトのノッキング音を特徴として紹介しています。イナッコより大きなボラが浮いている場面で、GIANT DOG-X SWとは違うサイズ感のルアーを見せたいときの候補です。
僕がGIANT DOG-X SWで経験した朝のイナッコボイルと違い、秋に大きなボラが水面をゆっくり漂うような場面では、ルアーのシルエットも大きく変えたくなります。DOGMAX SWは、そうしたときに大型ベイトへ寄せて見せる選択肢。小型ペンシルにない130mmの存在感と、大きな左右へのスライドをどう使うかが鍵です。
水面へ出た魚に慌てて合わせるより、ルアーに魚の重みが乗るのを感じてから合わせる意識で使いたい一本。大型トップだから常に釣れるという意味ではなく、ベイトの大きさと捕食位置を見て出番を判断します。
- 秋の大型ベイトを意識したトップを選びたい人
- GIANT DOG-X SWより大きなボディを使い分けたい人
メガバス カゲロウ124F(124mm・22g)|7月の濁った護岸際で73cm
前日の雨で涸沼はカフェオレ色。こういう日は僕は目立つカラーも試します。この日はオレンジベリーのカゲロウ124Fを岸と平行に投げ、デッドスローで引き波を立てるように巻きました。浅い護岸際では、斜めにカットされたヘッドが水を受けて、不規則にゆらぐのが見えます。
夕マズメ、岸に寄ったイナッコの群れの脇を通すと、ルアーの真後ろで水面が割れた! 一度目は掛かりませんでしたが、同じコースをもう一度。今度は重く食い込み、73cmをキャッチしました。岸と平行に、浅いレンジを丁寧に通し直したことが印象に残っています。
メーカー公表の潜行深度は0〜20cm。僕の釣行では浅い護岸際を通しやすいと感じましたが、浅場でもフックが障害物に触れない保証はありません。足元の地形を見ながら使ってください。
- 濁りの日に岸際のシャローを探りたい人
- 水面直下をデッドスローで巻きたい人
ダイワ クロスウェイクR 111F-SSR|9月の深夜、定点ボイルで77cm
9月の深夜、ベイトは11cmほどに育っていました。岬の先端で、同じ場所に繰り返し出る大物のボイルを発見。見てから投げても間に合わないので、次に出そうな位置の少し先へクロスウェイクR 111F-SSRをキャストしました。ハンドル3秒に1回転の超デッドスローで引き波を立て、同じコースを何度も通します。
低いラトル音を響かせながら何十投、何百投と繰り返し、腕がだるくなったころ、ルアーの真下で湖面が爆発。ネットに収まったのは77cmでした。あと3cmで80cm。それでも、一度魚が出たコースを決め、タイミングが合うまで通し続けたあの一尾は格別でした。
111mmというサイズも、この日に見ていた約11cmのベイトに合わせやすかったところです。派手に動かすのではなく、同じ引き波を同じ筋へ繰り返したい深夜のボイルで手に取ります。
- 同じ場所で繰り返すボイルを狙いたい人
- 引き波とラトルでゆっくり誘いたい人
夜のS字・流れのヨレ・ベイトの下を狙ったルアー
夜は「大きく泳ぐルアーが正解」と決めつけず、小型S字、流れのヨレを通すS字、ベイトの下に入れるシンキング系を使い分けています。僕自身、同じ夜でも通す高さとスピードを変えた瞬間に魚が出た経験があります。
ポジドライブガレージ ジグザグベイト60S|夜の小型S字の相棒

夜の涸沼では、ジグザグベイト60Sがやっぱり頼りになる相棒です。S字系は難しそうに見えても、僕の感覚では比較的アクションを出しやすい。60mmの小ぶりなシルエットが気に入っていて、空気抵抗が小さいからか、飛距離にも不満がありません。
夜にスローで巻くとき、ルアーの強い振動だけを頼りにしないことが大事だと、このルアーを使って感じました。ファットマリエラ76Sやスネコン90Sのように、違う幅のS字を試す選択肢が増えても、小さいベイトを意識したい夜の一手として残しておきたいモデルです。
- 涸沼の夜釣りをメインにしたい人
- S字系ルアーを使ってみたい人
ブルーブルー スネコン90S|静かな夜のスローなスラローム
スネコン90Sは、静かな夜にスローで誘いたいときの特別な一本です。ゆっくり巻くだけでスラロームし、僕の釣行ではそれでバイトが出ています。夜中の静かな水面を通していると、「今、下から見ているかも」と、つい巻く手に力が入るんですよね。
僕の釣行では、このルアーでサイズのよいシーバスが釣れた印象があります。ただし、ほかのルアーより平均サイズが大きいとまでは記録で比較していません。ジグザグベイト60Sとはサイズも動きも違うので、ベイトの大きさや流れに合わせて両方を使い分けています。
- とにかく大型シーバスを狙いたい人
- S字系ルアーで釣りたい人
ファットマリエラ76S(23g)|9月の涸沼川、ヨレで68cm
9月の涸沼川は下げ潮。流れのヨレにサッパの群れが溜まっていました。ファットマリエラ76Sを流れの上手へキャストし、ロッドを立ててゆっくり巻くと、幅広いS字を描いて泳いでいきます。巻き速度を少し落とすとレンジが下がり、水深2mほどの駆け上がりに沿わせられました。
ヨレに入った瞬間、スラロームの軌道がふっと乱れたところでバイト! ドラグを鳴らして下流へ走ったのは68cm。同じコースで追加の魚も出ました。流れの中で巻き速度を変えるだけで、狙う高さと動きを調整できたのが、このルアーの面白さです。
ジグザグベイト60Sやスネコン90Sも夜の大切な手札ですが、この日はサッパが溜まる流れのヨレを、76SのS字で通したことが釣果につながったと感じています。浅い側でゆっくり巻くときは、底に当たりすぎないか注意しながら速度とロッド角度を調整します。
- 涸沼川の流れやヨレをS字で探りたい人
- 巻き速度でレンジを調整したい人
ダイワ レイジーファシャッド90S(29.3g)|8月、ベイトの下で83cm
8月、強い南風が吹いた翌日の下げ潮。イナッコの群れに向けてボイルが始まりましたが、表層はベイトだらけでルアーを投げても紛れてしまう。そこで迷わず表層を捨て、レイジーファシャッド90Sをボトムまで沈めてからミディアムリトリーブで巻きました。
途中で一瞬止めて間を作ると、追ってきた魚が食いついたようなバイト。60cm台後半が立て続けにヒットし、潮止まり直前には底から揺さぶるような重いバイトが出ました。慎重に寄せたのは83cmのランカー! ベイトで埋まった表層をあえて外し、その下を通したことが、この日の突破口でした。
これは僕が釣行で試した沈め方です。メーカー公表の最大潜行深度は90Sで0.2〜約1.0mですが、これは通常の使用条件での潜行目安。僕が行った「着水後に沈めてから巻く」という操作とは区別し、実際にどの水深を泳がせたかまでは断定しません。
- 表層のベイトにルアーが埋もれる日に悩む人
- レンジとストップの間で食わせたい人
涸沼で釣れないとき、僕が見直す順番
何回か通うと分かるのは、涸沼が毎回違う顔を見せることです。雨や潮の満ち引きで水位も濁りも変わり、「昨日は釣れたのに今日は全然……」も珍しくありません。最初は僕も難しく感じましたが、今は次のように一つずつ状況を確認します。
僕がよく見ているのは、岸際のイナッコの動き、流れのヨレ、駆け上がり、少し水面が波立つ場所。涸沼川のサッパが溜まったヨレではファットマリエラ76S、護岸際の濁りではカゲロウ124Fが活躍しました。場所を固定して同じコースを通す日と、足でベイトのいる筋を探す日を分けるのも大事です。
FAQ|ボイルがない日は何を投げる?
僕なら広い本湖では、まずハダラトラップ86やVJ-16などでベイトのいるコースを探します。5月にボイルゼロの凪で71cm・59cmが出たように、見た目が静かでも魚がいないとは決めつけません。
FAQ|イナッコのボイルに投げても食わないときは?
同じコースのまま、着水直後・1カウント・2カウントと通す高さを変えてみます。8月のハダラトラップ70は2カウントにした一投目から反応が変わりました。水深に合わせて沈めすぎには注意してください。
FAQ|夜はS字系だけあればいい?
いいえ。小さなベイトにはジグザグベイト60S、流れのヨレにはファットマリエラ76S、定点ボイルには引き波のクロスウェイクR 111F-SSRなど、僕は魚が出る位置に合わせて替えています。
FAQ|最初から16種類そろえる必要はある?
ありません。まずは自分が釣る時間帯と、表層・ベイトの下・ボトムのどこを狙いたいかを決めて、役割の違う数種類から試すのがおすすめです。釣れた・釣れなかっただけでなく、そのときのカウントや巻く速さを覚えておくと次の釣行につながります。
まとめ|涸沼では「何を投げたか」以上に「どこを通したか」が面白い
VJ-16、鬼丸12g、GIANT DOG-X SW、ジグザグベイト60S、スネコン90Sは、僕が実際に釣果を重ねてきた大切なルアーです。そこへハダラトラップやマリエラなどが加わり、今は釣り場の状況に合わせた選択肢が増えました。
凪の本湖で71cmを掛けた遠投、ベイトの下へ2カウント入れて7本釣った夜明け前、ノーボイルの日中に84cmを仕留めたスロー巻き。どれも、魚がいる場所とレンジを想像し、同じ操作を再現したことが印象に残っています。次に涸沼へ立ったら、まずベイトを見て、狙う高さを一つ決めて投げてみてください。反応が変わる瞬間は本当にワクワクしますよ!
















































